【知っておきたい!】IT先進国「北欧」を徹底解説!その実情からなぜ先進国となれたのかの背景まで分かりやすく解説します。

ITと聞くと、アメリカや中国をイメージする人が多いかもしれませんが、実は北欧が今IT先進国といわれています。伝統的な文化を重んじるイメージのある北欧ですが、なぜ先進国といわれるほどまで成長したのか、そしてそんな北欧のIT事情はどうなのか、今回はそんなITとしての北欧について紹介していきます。

 

北欧がITに強いって本当?

 

IT先進国ランキングでは常に上位

 

 

私たちの生活をはじめ、いまや社会のすべてを支えているIT。一見日本はIT大国のように見えますが、実は他の国と比べるとかなり遅れています。IT先進国というイメージの強いアメリカや中国と比べても、その差は歴然です。しかしそんなアメリカや中国よりもITが進んでいる地域があります。それが北欧です。

スウェーデンやノルウェーなどの北欧諸国と聞くと、多くの人はおしゃれな家具や雑貨、特にフィンランドの場合はムーミンという印象が強いはずです。しかし2016年に発表されたIT先進国ランキングでは、トップ5に北欧の国がすべてランクインしているのです。

 

技術力よりも知識量

 

なぜこれほどまでにIT先進国と呼ばれるようになったのか、気になる人も多いはずです。アメリカや中国がIT先進国というイメージをもつ理由としては、ITに関する技術を持ったエンジニアが多いためです。しかしいくらエンジニアが多くいたとしても、その国の住民すべてがITに関する知識を持っているとは限りません

一方北欧の場合、エンジニアの数はそこそこ多いのですが、ほとんどの国民がITに関する知識を持っています。そのため北欧の人たちは老若男女問わず、普段の生活からスマートフォンなどの機器を扱っており、IT技術を容易に使いこなしているのです。技術力で言えばアメリカや中国などの大きな国が有利ですが、国民一人ひとりのITの知識については、圧倒的に北欧の人たちが有利です。

 

実は北欧生まれのアプリ

 

Skype

 

 

私たちが普段の生活で利用しているアプリやサービスは、国内で生まれたものやアメリカなどで誕生したものが多いです。そんな多くの人が利用しているアプリやサービスの中にも、実は北欧生まれのものもあります。日本で無料通話アプリが広まるきっかけとなったSkypeも、実は北欧生まれのアプリなのです。

北欧エストニアで生まれたSkypeは、無料でビデオチャットができることはもちろん、ファイル送信などの機能も付いています。最近では個人での利用だけでなく、企業の面接のときや企業間でのやり取りのツールとしても利用されています。

 

Spotify

 

 

皆さんは普段、好きな音楽をどうやって入手していますか。最近では定額制の音楽ストリーミングサービスのおかげで好きなだけ聴くことができますが、少し前まではお金を払って曲をダウンロードするのが一般的でした。そんな常識を大きく破ったのが、このSpotifyです。こちらも北欧スウェーデンで生まれたサービスです。

アクセスできる楽曲数は約4000万曲と、ここまでは他の音楽ストリーミングサービスと変わりありません。しかしSpotifyの場合、無料会員でも有料会員と同じく4000万曲にアクセスできるのです。さらにはいくつかのDJ関連のアプリなどとも連携が可能であるため、通勤通学のときはもちろん、DJとして活躍する人にとってもかなり便利なアプリです。

 

なぜ北欧はIT先進国になれたのか

 

少ない人口だからこその俊敏さ

 

北欧の人たちはITに関する知識を多くもっている、ということを最初の部分で説明しました。ではなぜそれが実現できたのでしょうか。それは、北欧の国は人口が比較的少ないからです。人口が少ないと一見良くないと考える人が多いかもしれませんが、人口が少ないからこそ有利になることもあります。

例えば新しいサービスなどを開始する際、すべての国民にその旨を伝えたいですよね。当然人口が多ければ多いほど、周知されるまでの期間は長くなります。しかし人口が少なければその周知期間が短くなり、より早く国民がそのサービスなどに適応します。特に北欧諸国は参加型社会が基本であるため、多くの国民が積極的にITに関するサービスに適応します。そうした繰り返しが先進国へと成長するきっかけとなったのです。

 

ITが社会の基盤となっている

 

 

ここ最近日本では携帯などの契約におけるペーパーレス化や、キャッシュレス化が進んでいます。しかしそれでも行政での手続きや企業間での取引は、未だに紙の書類などが主流です。では北欧の場合どうなっているのでしょう。伝統的な文化などを尊重するイメージの強い北欧ですが、実はITが社会の基盤となっているのです。

生活のいたるところでITが用いられており、特に行政での取引に関しては電子取引が主流となっています。公共交通などのインフラの部分でもITが取り入れられていたりと、既に北欧ではITと社会は深い関係となっているのです。

 

北欧のIT事情

 

プログラミングの英才教育?

 

 

ここまで北欧がIT先進国といわれるまで成長した理由などについてまとめましたが、ここからは具体的にどんなことをしているのかについて紹介します。ムーミンで知られるフィンランドは、既に教育のひとつとしてプログラミングが取り入れられています。

日本でも最近授業のひとつとしてプログラミングを取り入れ始めましたが、それよりもかなり前からフィンランドでは始まっています。こうした子供のうちからプログラミングなどのITに触れる機会を増やすことが、国民全体のITに関する知識の深さの所以なのです。

 

数手先のことを既にやっている

 

 

最近になって急速に広まっているキャッシュレス決済。こちらも北欧では既に当たり前のものとなっています。特にエストニアでは、キャッシュレス決済が基本といっても良いほど広まっています。エストニアは今最もキャッシュレス決済が進んでいる国であり、何かと話題になる仮想通貨についても、実はエストニアが一番普及しているのです。

エストニアの首都であるタリン北欧のシリコンバレーと呼ばれており、多くのIT企業が集まっています。先ほど紹介したSkypeもタリンで生まれており、そうしたタリンでの活発な動きが北欧諸国に広まっているのです。北欧諸国が数手先のIT社会となっている裏には、タリンをはじめとするエストニアの人たちがいることを忘れないようにしましょう。

 

シングルページアプリケーション(SPA)を徹底解説!導入メリットやUXとの関係は?

Webサイトと一口に言っても、ページの画面遷移やクリック挙動は多岐に渡ります。中でもシングルページアプリケーションは、ページに一度アクセスすれば、その後大きなページ遷移もなく、ストレスのないサイト閲覧が可能な技術です。今回は、シングルアプリケーションについて、導入のメリットやUXとの関係性について徹底解説します。

 

シングルページアプリケーション(SPA)とは

 

 

シングルアプリケーションとは、Single Page Applicationと表記し「SPA」と略されます

SPAは、Webページにおいて1ページ内を各オブジェクトで構成することで、ページ全体を何度も読み込むことなく、対象のコンテンツのみを遷移させます。

ページ内で変化させる必要のない部分は据え置く(再読み込みをしない)ことで、表示の速度や全体のパフォーマンスを向上させることができるのです。

一般的なWebページでは、例えばユーザーが「次のページ」というリンクをクリックすると、アクションはサーバーへ要求され、サーバー側で「次のページ」のデータで1ページ分を作り、クライアントがページ全体を表示させます。

しかしSPAでは、ページ内にある一つのコンテンツをクリックすると、そのコンテンツ部分に必要な情報のみをサーバーへ要求し、必要なデータを使って差分のみを表示するのです。

これにより、ユーザーが認識する変化はページの一部であり、一瞬もページ遷移(ページ全体が白くなるなど)を意識することがなくなります。

 

SPAの例

 

SPAが導入されている代表的なページとしては、グループメッセンジャーとしても人気のあるSlack(スラック)のWebページや、FacebookメッセンジャーのWebページなどです。

SPAをすぐに体験してみたい場合には、Slackのアカウントを作成し、Webブラウザーにて利用してみることをお勧めします。

また、グーグル社の地図コンテンツであるGoogleMapでもSPAが利用されていることも有名ですね。

画面全体を再読み込みすることなくマップのデータのみが読み込まれるため、目的地を表示するたびに画面全体が途切れる(一瞬白くなるなど)ということがありません。

 

SPA導入のメリットとデメリット

 

徐々に人気を集めるSPAですが、そこにはメリットとデメリットが存在しますので、しっかりとチェックしておきましょう。

 

メリット①ユーザーのページ遷移のストレスがない

 

 

SPAで期待されることは、何よりページ遷移でのユーザーストレスを軽減することです。一度読み込んだページは、その後必要な部分のコンテンツのみを遷移させるため、画面全体が再描画されるストレスがなくなります。

 

メリット②開発者のHTMLコーディングが減る

 

Webページを開発するエンジニアにとっては、SPAを導入することで、HTMLのコーディングを減らすことができます。必要なコンテンツ部分のデータを要求して処理を行うので、ページ全体の描写は必要なくなります。

 

デメリット①初期ページの読み込みに時間がかかる

 

SPAのページ遷移や表示が早い理由は、初期の読み込み段階で、必要な画面とコンテンツを一気にダウンロードするからです。

ですので、初期のページ表示には比較的時間がかかってしまいます

 

デメリット②古いブラウザでは処理が重くなる

 

SPAでは、ページにある各コンテンツのデータをクライアントが受け取り、ブラウザが処理をするのですが、ブラウザのバージョンなどが古い場合、とても動作が重くなってしまい、SPA導入の意味が全くなくなってしまいます。

SPAに興味を持つ顧客がいた場合にも、それを使う環境を配慮しておかなければなりません。SPA導入で想定するパフォーマンスを出す場合には、クライアント側のスペックも考慮する必要があるということですね。

 

デメリット③SPA開発者が少ない

 

SPAは現在、開発者が圧倒的に少ない分野でもあります。例えば、独自のサイトをSPAへ移行しても、逆に表示が遅くなったという例もあり、しっかりとした設計とUXに明るい技術者が求められます。

つまり、期待通りに動作するSPAを開発できる技術者にとっては、需要があるという意味でメリットになりますが、依頼する側からすれば少ない技術者の取り合いになる(単価が高くなる)デメリットにもなるのです。

 

【徹底比較】受託開発 vs 自社開発!それぞれ違いやメリットデメリット、身につくスキルを紹介します。

開発は自社で行うか、外部の会社に頼むかの2つに分かれます。受託開発には受託開発の良さがあり、自社開発には自社開発の良さがあります。今回は受託開発と自社開発どちらが優れているのか徹底的に比較していきます。それぞれのメリット・デメリットや身につくスキルも紹介しますので一読してください。

 

受託開発とは?

 

 

受託開発とは依頼者からソフトウェアやアプリケーションなどの開発を依頼され、開発するスタイルを指します。主に受託開発の企業が請け負い、さまざまなサービスが受託開発から生まれています。

具体的な仕事の流れとしてはA社がB社にあるソフトウェアの開発を依頼します。B社は納期までに製品を開発し、その間にA社とB社の間で開発状況や細やかな仕様の調整などをすることで納品を目指します。

 

受託開発のメリット

 

 

受託開発についてや簡単な仕事の流れがわかりましたが具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

多くの会社と関係を持てる

 

受託開発を行っている会社は一つの企業にだけ取引を行っているわけではありません。複数の会社と関係を持つことで、安定した仕事の受注が可能です。実際に受注会社で実績を積んだエンジニアは多くの会社と関係を持ち、ステップアップしている事実もあります。エンジニアはスキルも重要ですが、同じかそれ以上に人脈も大事なのです。

 

多種な実績を積みやすい

 

多くの会社と関係を持てるということは開発するモノも多種多様になります。近年ではブロックチェーンやAI、ビッグデータ、IoTなどの技術が注目されています。多くの技術を持っている、開発経験があるのは大きなアドバンテージです。もちろん、一つの技術を徹底的に極めるのもいいかもしれませんが、多種多様な技術を持っている方が仕事は得やすいのです。

 

依頼者が満足すれば今後も仕事依頼が来る

 

受託開発は依頼者が想像する品質もしくはそれ以上の品質を納品すれば満足してくれます。満足されたら次も仕事を頼みたいと思うのが普通でしょう。初めて食べに行った食べ物屋が美味しくて、値段以上だったらもう一度行きますよね?開発の仕事も同じなんです。

 

受託開発のデメリット

 

 

多くのメリットがありましたがデメリットもあるので見ていきましょう。

 

納期が短い場合がある

 

これは依頼者にもよるのですが納期を短く設定してくる会社も存在します。通常は見積もりの段階で受託側が提示することになるのですが、依頼者の事情によって納期を短くされることもあります。どうしてもパワーバランスとして依頼者のほうが強いのです。もちろん、すべての受託開発が短い納期という訳ではないので頭に入れておいてください。

 

下請けなので値段を安くされがち

 

開発依頼の場合、依頼者が同じ業界なのか異種業界の方であるかで違ってくる部分があります。値段を安くされるケースが多いのは同じ業界の会社からの依頼です。これには理由があり、依頼者と同じ単価で仕事を依頼するのであれば自社でやってもいいからなんです。依頼者としても開発依頼をするメリットがなければならないということですね。

 

製品が大ヒットしても見返りは少ない

 

自分たちが作った製品が大ヒットをしても、受託開発の場合は大きな恩恵を受けられるとは限りません。契約にもよるので必ずしもではないのですが、依頼者のほうが権限が強いので仕方のないことです。しかし、大ヒットした製品を作った実績は受託開発側につくので、それを実績として更なる案件獲得もできることでしょう。

 

受託開発で身につくスキル

 

 

受託開発で見につくスキルは下記です。

 

・多種多様な技術の獲得

・多くの人脈の形成

・開発におけるコミュニケーション能力

 

上の2つはメリットの方にも書いたので割愛しますが、コミュニケーション能力は大幅に上がります。受託開発をする際に相手とのすれ違いは起こりがちです。こっちはこのつもりだったけど、あっちはあのつもりだったというのがよく起こるものです。受託開発の経験を積むうちに「念のための確認」や「押さえておくべき要点」がわかるようになります。離れた相手と仕事をするので能率の良いコミュニケーションが求められるのです。

 

自社開発とは?

 

 

自社開発は読んでその字のごとく、自社で開発を行うことを指します。自社で考えたアイデアを製品にしていくので大きなやりがいがあるでしょう。会社にもよりますが企画部から開発部に依頼されてという形が一般的かと思います。

 

自社開発のメリット

 

 

自社開発のメリットを見ていきましょう。

 

綿密なコミュニケーションを取りやすい

 

受託開発の場合は依頼者とのコミュニケーションをメールやツールなどで行うのが主流です。しかし、自社開発であれば会社内でのコミュニケーションのみでよくなります。直接話をすることで細かいニュアンスが伝わるのは大きいアドバンテージです。

 

大ヒットすれば大きな恩恵を得られる

 

自社開発で大ヒット製品を開発すれば、社内での評価は高くなり昇給や昇進も考えられます。また、多額のボーナスを受け取れることも考えられるのです。頑張って開発をして、結果を出せば大きな恩恵を得られるのは魅力的と言ってもいいでしょう。

 

納期は受託よりも緩い

 

受託開発は納期が厳しめの傾向がありますが、自社開発は緩めの傾向です。必ずという訳ではないのですが、自社にとって厳しい納期を下すと人材が流出してしまう恐れもあります。会社としても人材流出は避けたいので、納期を厳しく設定しないのが多いのです。

 

【徹底比較】ウォーターフォール vs アジャイル!2つの開発手法の違いは何?メリットデメリットも解説!

ウォーターフォールとアジャイルは開発スタイルとしてよく聞く言葉です。しかし、具体的な違いを理解してますか?今回はウォーターフォール開発とアジャイル開発について理解し、メリット・デメリットも解説します。今後開発をする方は知っておくべきでしょう。特に企業ごとによっても開発スタイルが異なるので知って損はありませんよ。

 

ウォーターフォール開発とは?

 

 

ウォーターフォールとは滝の流れを模しており、上流工程で決められたルールを元に下流工程が作業をする流れを指します。簡単に言えば、開発の仕様やルールを定めたら原則として必ず守ることがウォーターフォール開発の特徴です。つまり、上流工程(主に設計部分)に戻らないように綿密に作り上げることで、品質の安定を目指しています。

 

ウォーターフォール開発のメリット

 

 

ウォーターフォール開発のメリットを早速見ていきましょう。

 

全体像を把握しやすい

 

ウォーターフォール開発は最初に開発するサービスの全容を決めるところから始まります。主にクライアントの改善したいことや対応したい点などを聞き取り、システムとして構築するのがエンジニアの仕事です。開発の初期段階で全体の流れやどんなことをするのかをプログラムがわからないクライアントに対しても説明できるように対応します。つまり、最初に誰が見てもどんなサービスになるのかわかるを明確にするので全体像が把握しやすいのです。

 

必要な人員のみを確保できる

 

全体像を把握しやすいということは必要な人員も把握しやすいです。どんなことをするかによって必要な技術が違います。また、作業量も明確になるので必要な人数もわかります。開発においてコスト、特に人的コストについては徹底的に考える必要があり、多くの会社がコスト削減を目指しているのです。その意味でもウォーターフォール開発のメリットは大きいと言えるでしょう。

 

ウォーターフォール開発のデメリット

 

 

ウォーターフォール開発のメリットがわかりましたがデメリットも存在します。

 

手戻りの発生は大きなコストを発生させる

 

ウォーターフォール開発は一度決めた仕様をそのままに開発します。つまり、下流工程(プログラミングなど)において仕様を変更したい場合は大きな手戻りが発生します。本来は手戻りがないように設計するのですが、どうしても手戻りが出てくる場面も出てきます。こうなると、上流工程の作業が増え、いったん下流工程の作業が止まってしまいます。手戻りの間にも人的コストがかかるので、大きなコストを支払うことになります。

 

ユーザビリティに欠けやすい

 

ユーザビリティとはユーザーが使いやすいかどうかという意味です。途中の仕様変更は原則無しなのがウォーターフォール開発です。しかし、実際に開発をしてみると、使い勝手が悪い部分も出てくるものです。設計の段階で見えていなかったことも、ままあるのですがウォーターフォール開発に基づいて開発はそのまま進みます。結果として製品を出してユーザーが使ったときに「なんか使いにくい」ということも見受けられます。

 

アジャイル開発とは?

 

 

アジャイルとは日本語で素早いや迅速という意味を指します。迅速さが出る理由は区切られた期間ごとに一つの機能を開発することにあります。例えば2週間を目安に一つの機能を対応し、その期間の中でチームが一丸になりアイデアを出し、設計実装テストを行います。もしテストをして問題や使い勝手が悪いなど出たら、再度アイデアを出し設計実装テストを繰り返します。

この作業を繰り返していくことでユーザビリティに特化したサービスを作成しやすく、かつ要求されたものよりも満足度の高いシステム構築ができるのです。

 

アジャイル開発のメリット

 

 

それではアジャイル開発のメリットを見ていきましょう。

 

手戻りしてもそれほどの痛手がない

 

ウォーターフォール開発の場合は特に下流工程での手戻りは大きな痛手になりやすいです。しかし、アジャイル開発では一つの機能ごとに決められた期間で対応します。仮に手戻りが発生したとしても、機能部分での手戻りでありシステム全体の手戻りにまでなりません。プログラム開発において、手戻りは大きなプロジェクトほど発生しやすいものです。アジャイル開発を行うことで、手戻りがあったとしてもケアしやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。

 

ユーザーが使いやすいシステムになりやすい

 

アジャイル開発は一つの期間ごとにテストを行います。テスト方法はさまざまですがユーザーに使わせてフィードバックを得るのが一般的です。フィードバックを受けることで開発者視点ではわからない問題も出てきます。このように受けたフィードバックを改善することで、よりユーザーが使いやすいシステムになります。

ウォーターフォール開発の場合は一度設計者が決めたものは原則として変更できません。この点においてはアジャイル開発のほうが優れていると言えるでしょう。

 

アジャイル開発のデメリット

 

 

アジャイル開発のメリットは素晴らしいですがデメリットも存在しますので見ていきましょう。

 

全体像が把握しにくい

 

アジャイル開発は一つの機能ごとに定めた期間で作業をします。つまり、最初から全体像がきっちりとできているわけではありません。全体像が把握しにくくなると、何のためのシステム開発なのか?誰のためのシステム開発かも認識のズレが出てしまいます。プログラム開発において、この問題は大きな問題に発展しやすいです。

仕様を簡単に変更できるというのは柔軟にも見えますが、裏を返せばどう見立ててもいいと言う意味になります。アジャイル開発を採用する場合はこの点について注意する必要があるでしょう。

 

スケジュールの把握もしにくい

 

アジャイル開発はフィードバックを一つの機能ごとに行い、調整して完成形へと近づけます。しかし、フィードバックに時間を掛けすぎて納期に間に合わないことがあるのも事実です。一つの機能に時間を掛けすぎてしまい、他の機能を作る時間が持てなくなることもあります。ある程度の全体スケジュールの把握をしないと、会社としての信用を得られなくなるでしょう。

 

【徹底比較】ITコンサルタント vs PM(プロジェクトマネージャー)!両者の違い具体的な仕事内容まで解説します!

IT業界の業種の中でも重要な職種がITコンサルタントとPM(プロジェクトマネージャー)です。しかし、この違いを理解している人って意外と少ないんですよね。何となーく違いは理解しているつもりなんだけどって場合は注意ですよ!今回はITコンサルタントとPMの仕事内容や年収、違いまでを解説します。ぜひ一読してください。

 

ITコンサルタントとPM(プロジェクトマネージャ)ってどう違うの?

 

 

IT業界にいてもITコンサルタントとPMの違いはちょっと分かりづらいものですよね。意外とネットで検索しても出てこない、もしくは何だか難しい言葉がたくさん出てきて読む気力が出てこないっていうのが素直なところではないでしょうか?そこで今回はITコンサルタントとPMの違いを説明していきます。

 

ITコンサルタントとは?

 

 

ITコンサルタントとは企業が持つ課題や問題をITの知識で解決することを導く仕事をする人です。ITの経験がないとできないだけでなく、経営側と現場側の両方の知識を持たないといけません。非常に多岐にわたり、責任ある重要な仕事の一つと言えるでしょう。

 

年収は?

 

ITコンサルタントは重大な仕事であり年収が2,000万円を超える人もいるほどです。もちろん全てのITコンサルタントがそんなにもらっているわけではありません。dodaが発表した調査によると20代の平均年収は452万円、30代は663万円、40代では814万円となりました。他の業種よりも高く、いかに専門的であるかがわかります。

(参考:https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

 

ITコンサルタントの仕事内容

 

 

主な仕事の流れとしては下記になります。

 

ヒアリングと分析

 

ヒアリングと分析では顧客の現状や課題や問題を洗い出します。ヒアリング先は主に経営者層と現場責任者層です。双方が感じている問題点や課題についても認識のズレがある時もあり、両者の中間に立って対応する場面もあります。

 

提案

 

提案ではヒアリングと分析の結果、現状のシステムの見直しや新システムの構築、経営戦略まで幅広い範囲でサポートします。ITコンサルタントとして大事なのが提案時のプレゼンテーション能力です。相手の立場に立ちながら、説得力のあるプレゼンをしないと提案時に却下されることもあるので注意です。

 

管理(マネジメント)

 

提案が受け入れられたらプロジェクトを発足し、人員やスケジュール管理などを行い、プロジェクトを成功へと導きます。ただし、ITコンサルタントによっては提案までで自身の担当が終わる方もいるので、管理をしないITコンサルタントも存在します。

 

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

 

 

PMはプロジェクトマネージャーであり、その名のごとくプロジェクトを管理する人です。プロジェクトの管理には問題点の洗い出しや計画、チーム編成などがあり一見するとITコンサルタントとの違いが分かりにくいです。具体的な違いは後述しますので、まずはPMの仕事内容から把握しましょう。

 

PMの仕事内容

 

 

PMの仕事内容を項目ごとに説明します。

 

開発計画を練る

 

顧客から相談された内容を元にどのようなシステムを作り上げるのか開発計画を練ります。この段階で大枠部分の開発規模と環境、人員や予算なども明確にします。

 

人材を確保する

 

開発を滞りなく進めるために必要な人材を確保します。開発において必要な技術を持つ人材を選定しチーム発足することで、滞りない開発運営ができます。

 

プロジェクト管理

 

プロジェクトを発足したらメンバーに対して、どんなシステムを開発するのか?目的やスケジュール、個人ごとの役割や必要であれば小規模のチームを作り、チームリーダーも決めます。各チームの細かい進捗はチームリーダーに任せ、一定の間隔で進捗報告を聞き、問題や課題が出た場合は早急に解決するために動きます。

 

他部門との円滑な連携サポート

 

大規模プロジェクトになればなるほど、機能ごとのチームが作られます。しかし、時には機能ごとのチームでトラブルが発生することもあります。そんな時はPMが間に立ち、それぞれの状況や意見を取り入れたうえで最終的な判断を下します。

 

外部の会社との交渉

 

対応するプロジェクトによりますが外部の会社との交渉が必要な場面も出てきます。例えば自社だけでは対応できない部分のシステムを外部の会社に頼んだりするときもあります。外部会社の責任者と綿密なコミュニケーションを図り、予算やスケジュールの把握をし、課題や問題が起きた場合も対応しなければなりません。

 

検証

 

プロジェクトが無事に終わったら、そこで終了ではなく検証を行います。ここでいう検証とはプロジェクトで起きた問題点や課題、改善案を洗い出し、次のプロジェクトをより効率よくさせるのが目的です。検証を丁寧に行うことでプロジェクトに関わったメンバーのスキルアップや意識の改善が見込めるのです。

 

『XAMPP』について徹底解説!その特徴からできることまで、分かりやすく解説します。

Webのサーバサイド開発で頻繁に使用するApatchやPHPといった言葉を聞いたことはあるでしょうか。サーバの運用はApatchやPHPなどの複数のソフトウェアで成り立っています。そのため構築構築だけでも詰まると数時間かかることもあります。そこで、サーバサイド開発の環境を手軽に構築できる「XAMPP」を紹介します。

XAMPPとは?

 

 

XAMPP(ザンプ)とは、Webアプリケーションの実行環境を構築するソフトウェアです。

 

実行環境とは

・Webサーバー

・データベース

・プログラミング言語

などです。

 

環境構築するのは、1つのソフトウェアをインストールだけでしたら簡単です。しかし複数のソフトウェアとなると面倒です。XAMPPは、コマンド入力もなく詳細設定ファイルも変更せず、実行環境をボタンをクリックするだけで環境構築できます

そしてXMAPPはフリーソフトのため、全て完全無償です。

XAMPPはApache Friendsによって開発されました。Apache Friendsは、Apacheサーバーの振興を行う非営利プロジェクトでもあります。Apacheサーバとの親和性も高いと考えられます。2002年に初版リリースされ、10年以上の実績があるため安心して使用できます

 

XAMPPの意味とは?

 

 

5つの単語の意味を組み合わせてXAMPPと名づけられました。

 

X – クロスプラットフォーム

A – Apache

M – MariaDB(旧バージョンはMySQL)

P – PHP

P – Perl

 

これらのソフトウェアを使用することでWebアプリケーションが作成できます。

 

クロスプラットフォーム

 

クロスプラットフォームとはどのOS(Windows、Linux、macOS、Solaris)でも同じ仕様で動作することです。マルチプラットフォームとも言われることもあります。

 

Apache

 

Apacheとは世界で最も高いシェア(50%以上)を誇るWebサーバーソフトウェア(HTTPサーバー)です。

Apacheが人気の理由として

・OSに依存しない

・オープンソース

・動的コンテンツの処理速度が速い

・信頼性

・実績が多く開発者向け技術情報が多い

などが挙げられます。

更に他のサーバと比較してセットアップがすぐに完了できるメリットもあります。

 

MariaDB

 

MariaDBとはMySQLからから枝分かれしたデータベースシステムです。MySQLよりも高いパフォーマンスを提供しているのが特徴です。

注意点として、XAMPPを起動すると表示が「MySQL」の箇所がありますが、実際の中身はMariaDBに入れ替わっています。

 

PHP

 

PHPは「Hypertext Preprocessor」の略で、HTMLに埋め込むことができるため、Web開発でよく使用されるスクリプト言語です。PHPは特にサーバーサイドでコードを実行するためによく使用されます。

PHPはプログラミング初心者に人気があり、その理由は文法も分かりやすく基本的な文法を覚えてしまえば、簡単なプログラムをすぐに書くことができるためです。

 

Perl

 

PerlはC言語とシェルの良い所を備えたようなプログラミング言語です。

大きな特徴は、テキスト処理に対して非常に強力でライブラリモジュールが豊富であることです。

更にドキュメントやライブラリはオープンソースで公開されていて誰でも無料で自由に利用可能な上に、ほとんどのオペレーティングシステムで動作可能です。

しかし、現状はWebアプリケーション分野ではPHPが選択されることが多いです。

PHPが優位な点として

・ソースプログラムの分かりやすさ書きやすさ

・フレームワークの充実

・コンピュータの性能向上

などが挙げられます。

 

特徴① 学習・開発に最適なソフトウェア

 

 

特に初めての方であれば、環境構築に詰まる人が多いでしょう。インストール時にソフトウェアの詳細設定をいくつか変える必要があるためです。

しかし、XAMPPは面倒な詳細設定は飛ばして手軽にインストールし、実行できます。

もちろん、詳細設定は自由な変更できます。XAMPPを使用することで極力不要な手順を減らし、学習・開発に専念できます。

 

【TypeScriptとは?】その特徴を徹底解説!気になる将来性から人気の理由までご紹介します!

近年、Web業界でTypeScriptの人気が急上昇しています。プログラマなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?では何故ここまでTypeScriptが人気になったのでしょうか。JavaScriptと何が違うのでしょうか。本記事ではTypeScriptの魅力とJavaScriptの関係性と初めて読む人でもわかりやすく解説します。

 

TypeScriptとは?

 

 

TypeScriptは2012年にマイクロソフト社によって開発された新しいプログラミング言語ですが、Swiftのような全く新しい言語というわけではなく、JavaScriptのトランスパイラにあたります。

トランスパイラというのは、ある言語で書かれたソースコードを別の言語へ変換することです。つまり、TypeScriptで書かれたソースコードは最終的にJavaScriptへ変換されるのです。

TypeScriptを簡単に一言でまとめると、基盤はJavaScriptを採用し、更に使いやすくするための機能や構文を追加された言語です。

 

誰が使うのか?

 

 

JavaScript開発者全般が対象です。JavaScript大規模開発ですと、管理が大変、そもそもデバッグしにくいと感じる方も多いと思います。

TypeScriptはJavaScriptの欠点を補ったより使い勝手の良い機能が多数存在するため、JavaScirptで開発され続けている方には開発効率が何倍にも上がる可能性があります。

 

TypeScriptの特徴

 

静的型付け

 

TypeScriptは静的型付け言語です。(JavaScriptは動的型付け言語)

静的型付け言語は型を事前に定義しないとコンパイル時に未定義エラーが生じます。全て宣言しなければならない手間と引き換えに開発をスムーズに進めるためのメリットが多数ありますので本記事にて後述します。

他の言語でもC++,C,Swif,Java等が静的型付き言語です。

 

クラスベースオブジェクト指向

 

 

TypeScriptはクラスベースオブジェクト指向です。

(JavaScriptはプロトタイプベースのオブジェクト指向スクリプト言語)

クラスベースオブジェクト指向言語の譲渡はクラスの継承関係にもとづいて行ないます。

よって新しいオブジェクトを作成するときは「クラスのインスタンス」を作ります。

対して、プロトタイプベースのオブジェクト指向言語の譲渡は「プロトタイプ」と呼ぶ既存のオブジェクトに投げます。よって新しいオブジェクトを作成するときは、「プロトタイプのクローン」を作ります。

プロトタイプを使用して疑似的にクラスを作成します。

 

C#のリードアーキテクチャ

 

「Turbo Pascal」「Delphi」「C#」「VB」の開発者でもあるアンダース・ヘルスバーグ氏がTypeScriptの開発に関わっています。

アンダース・ヘルスバーグ氏の設計方針として

・オブジェクト指向ベース

・優れた開発生産性

・各種言語の良いところを新言語仕様に適応

 

など、アーキテクチャの鏡のような人物です。実際にTypeScriptにもC#の設計がいくつか取り入れられています。

 

TypeScriptJavaScriptのスーパーセット

 

簡単にいうとJavaScriptの上位拡張仕様です。JavaScriptとの互換性もあり、JavaScriptの機能を100%使える上で、TypeScriptの独自の機能も使えます。

 

TypeScriptの将来性

 

今や人気言語の一つ

 

2019年6月の人気言語ランキングは以下です。

 

1 JavaScript

2 Java

3 Python

4 PHP

5 C++

5 C#

7 CSS

8 Ruby

9 C

10 TypeScript

 

引用元:https://redmonk.com/sogrady/2019/03/20/language-rankings-1-19/

 

見事にTOP10入りを果たし、話題のSwiftよりも上位です。前回は12位でしたので2つ順位を挙げており、近年好調といえます。また、TypeScriptが人気である要因の1つにJavaScriptが不動の1位を獲得していることも挙げられます。

 

altJSにおいても頭一つ飛びぬけている言語

 

altJSとは「alternative JavaScript」の略で、代替JavaScript言語のことです。altJSで書かれたプログラムは、コンパイルすることで最終的にJavaScriptコードを生成することができます。

それではaltJSの人気ランキングはこちらです。

1.TypeScript(69.14%)

2.CoffeeScript(41.14%)

3.Dart(16.57%)

4.Haxe(14.86%)

5.JSX(7.43%)

引用元:https://www.buildinsider.net/hub/survey/201404-techtrend-en

 

TypeScriptは昔から知られるCoffeeScriptを抜かし、頭一つ抜きんでています。つまりaltJSとしてもとても優秀な言語だといえます。

 

有名企業が多数使っている

 

数多くの企業が使用しているため、代表してビッグネームの企業を挙げます。

・Microsoft

・Google

・BMW

・VMWare

 

GoogleではライバルのMicrosoft社製であるにもかかわらず、TypeScriptを標準言語として採用した実績があります。

需要があるためTypeScriptの開発がストップするということはないと考えられます。

 

【知っておきたい!】『Active Directory』を徹底解説!そのメリットから運用時の注意点まで解説します。

【知っておきたい!】『Active Directory』を徹底解説!そのメリットから運用時の注意点まで解説します。

Active Directoryを利用したことがなかったり、実は使っていることすら知らなかったという人もいます。本記事にたどり着いた人は、Active Directoryの知識が必要になったということでしょう。そこで今回は、Active Directoryの基礎知識を、メリットや運用時の注意点も含めてわかりやすく解説します。

 

Active Directoryとは

 

Active Directoryとは、「ユーザーの認証を行うシステム」です。

「AD」とも呼ばれており、2000年にMicrosoftが提供したWindows Server2000で提供されたシステムです。

社内など限られたエリアのPCを「アカウント」と「パスワード」で一元管理するために利用されます。

現在では、認証に使えるキーは「アカウント・パスワード」以外にも、指紋認証やセキュリティカードを利用した認証もあり、また、クラウドサービスと連携した機能も実装されています。

ADを導入した後に「Active Directory サーバー」を止めることは、業務を止めることと同等の影響を及ぼすため、管理する場合にも細心の注意が必要です。

 

Active Directoryでできること

 

 

Active Directoryは多機能で、実現できる管理機能はさまざまですが、主に以下のような利用方法があります。

・ユーザーのアクセス制限

・PCおよび機器の接続制限

・接続機器の一括管理

Active Directory(AD)を導入することで、ネットワークに接続されるすべての機器をコントロール・管理でき、セキュリティ面での強化に役立ちます。

 

ユーザーのアクセス制限

 

社内には複数の社員がいて、さまざまな部署にわかれて業務を行なっていますよね。

たとえばIT企業ならば、経理部とシステム開発部など、業務としては直接連携しない部署もあります。

経理部が使用するファイルサーバーには、システム開発部がアクセスする機会もありませんし、企業の重要なデータを扱う経理部のサーバーにだれもがアクセスできるという事態は、セキュリティ上も好ましくありません。

そこで、Active Directoryを導入することで、経理部として認証しなければアクセスできない場所(ドメイン)を制限し、経理部のPCで、かつ許可されたユーザーのみが経理部のファイルサーバーへアクセスできる、という環境を作ることができるのです。

 

PCおよび機器の接続制限

 

Active Directoryを導入することで、ADが構築する制限範囲(ドメイン)に接続する機器を制限することが可能です。

たとえば、外部から持ち込んだPCを社内ネットワークに接続しても、ファイルサーバーなどにアクセスすることはできませんし、そもそも社内ネットワークに接続することを防ぐこともできます。

ADサーバーが管理する制限範囲(ドメイン)には、ADサーバーが許可した機器しか接続はできないのです。

 

接続機器の一括管理

 

PCのWindows Updateやセキュリティソフトの更新を、Active Directoryに接続されているPCに対して一括で行うことができます。

また、開発に必要なツールがあれば、Active Directoryサーバーから一斉配布(インストール)を行うことも可能です。

つまり、すべての業務PCを常に同じ環境に整えておくことができ、一部のPCのソフトだけがバージョン不一致を起こすような環境エラーをなくすことができるということです。

 

Active Directoryのメリット

 

PCや周辺機器のアクセスを管理できるActive Directoryには、大きなメリットがあります。

 

ユーザーの一元管理

 

Active Directoryを利用する最大のメリットと言えるのが、ユーザーの一元管理です。

社内やプロジェクトに関係する社員や部署を、ドメインを分けた状態で一元管理をすることで、業務に最適なPC環境を提供できます。

社員やメンバーの増減があった場合にも、アクセス権の付与や剥奪をActive Directoryサーバーで権限操作するだけです。

 

情報アクセスのセキュリティ強化

 

だれがどこの情報にアクセスするかを、権限別に制限できます。先の例でも示した通り、システム開発部のユーザーが経理部のファイルサーバーへアクセスできない、というルールなど、Active Directoryだけで操作が可能です。

また、外部からの持ち込みPCに、一時的に権限を付与する際にも、細かなアクセス制限を施せますので、セキュリティ面の強化には最適です。

 

業務環境がすぐに作れる

 

新しいプロジェクトメンバーが入った場合でも、開発環境などの業務に必要なPC環境がすぐに整います

本来ならば、PCを立ち上げ、セットアップし、開発ツールなどをひとつずつインストールする作業が必要ですが、これが不要になります。

Active Directoryサーバーへユーザーを登録することで、その他のメンバーと同じ環境をすぐに構築できるのです。

 

Active Directoryのデメリット

 

 

Active Directoryは管理上非常に便利なシステムですが、もちろんデメリットも存在します。

 

サーバーが停止すると全ての業務が止まる

 

Active Directoryは、すべてのPCおよび機器を一括で管理するサーバーです。メンバーがPCを立ち上げたら、まずドメイン(ADのグループ)に接続することでデスクトップ画面が立ち上がります。

ここで表示されるデスクトップ画面は、イメージとしては、目の前にあるPCのデスクトップではなく、ADが管理しているデスクトップ画面だと認識する必要があります。

つまり、Active Directoryサーバーが停止してしまうと、デスクトップ画面にすらアクセスできません

サーバーが停止してしまうことは、すべての業務が止まってしまうということに等しいのです。

もちろん、ADサーバーは「プライマリー」と「セカンダリー」で、二重化した運用を基本としますが、サーバーが止まるだけで業務がストップしてしまうことは、大きなデメリットにもなり得ます。

 

Active Directoryを理解した管理者が必須

 

Active Directoryの管理には、仕組みとオペレーションを深く理解した管理者が必須です。管理者のオペレーションミスは、ユーザーの業務に大きな影響を与えるからです。

万が一、管理者が間違えてAさんのアカウントを削除すると、Aさんが構築した開発環境や、デスクトップに保存していたデータも、すべて失われてしまうのです。

また、サーバートラブルが起こった場合の切り戻しなど、理解していなければ解決できないトラブルもADには比較的多い印象があります。

ADを導入する場合には、専門知識のあるエンジニアを管理者として配置することが大切です。

 

運用時の注意

 

 

Active Directoryを運用するということは、業務のすべてを一元管理することと、同等である意識を持つ必要があります。

以下の点には特に注意しましょう。

・管理方法は徹底する

・ADサーバーは多重化する

・電源のバックアップも用意する

 

管理方法は徹底する

 

Active Directoryを導入する際には、最初から管理方法を仕様としてまとめておくことをおすすめします。

運用当初から一定のルール、あるいは改変するたびに最新の状態にしておくことで、たとえ管理者が変わる場合でも、のちの混乱を防ぐことができます。

 

Active Directoryサーバーは多重化する

 

Active Directoryサーバーは多重化しておくことが基本です。「プライマリー」と「セカンダリー」に分けることで、どちらかがストップしても自動的に切り替わる仕組みを設定しておきましょう。

一台のADサーバーしか用意していない場合には、ストップした瞬間にすべての業務が停止する事態を招きます。

 

UPSなどの電源バックアップも用意する

 

Active Directoryサーバーを多重化していても、電源トラブルでサーバーが停止してしまう可能性も十分に考えられます。

ADサーバーには、UPSなどの電源バックアップを必ず適用し、万が一、一部の電源供給にトラブルが発生した場合でも、ADサーバーだけは止まらない状況を構築しておくことは重要なことです。

 

まとめ

 

Active Directoryは、ユーザーやPC、機器接続の管理に非常に有用なシステムです。特に、社内で利用するPCがWindowsで統一されている場合には、管理が楽になります。

ただし、ADサーバーの管理は意外と繊細な部分もあり、オペレーションミスはもちろん、サーバー構成や外的要因(電源トラブルや故障)が起きた場合には、迅速に復旧する手段を用意しておくことが必須です。

Active Directoryをしっかりと理解し、管理者としてのスキルを身につければ、とても需要があるポジションですので、インフラエンジニアとしても大きなスキルとなるでしょう。

【まとめ】『セキュリティ関連資格』はこれだけ抑えておけ!難易度からそれぞれの特徴まで分かりやすく解説します。

セキュリティエンジニアとして活躍する人、あるいはこれから目指す人にとって、セキュリティ関連の資格は自身のスキルを証明するための大切な試験です。そこで今回は、数あるセキュリティ関連資格の中から、セキュリティエンジニアとして抑えておきたい資格をピックアップし、その難易度や特徴を分かりやすく解説します。

 

セキュリティ関連資格の種類

 

 

IT技術におけるセキュリティに関する資格は、国内外問わず、セキュリティエンジニアなら取得しておきたいものです。

インターネットをはじめ、ネットワークで繋がった社会では、日常生活で利用するすべてのサービスがデジタル化し、セキュリティを万全に考慮することは必須となっています。

そして、国際的にも求められているのがセキュリティエンジニアのプロフェッショナルです。

スキルや知識など、豊富な経験値を有するセキュリティエンジニアは存在しますが、それを証明するための資格試験も増えています。

セキュリティエンジニアとして、レベルのアピールに適している資格試験ですが、抑えておきたい認定資格を以下にピックアップします。

 

【国家資格】

・情報セキュリティマネジメント

・情報処理安全確保支援士:

【公的資格】

・CompTIA Security+

・CISSP

 

【民間資格(ベンダー)】

・シスコ技術者認定

 

公的資格は、国家資格と民間資格(ベンダー)との中間に位置付けられます。

たとえば日本では、文部科学省や経済産業省が認定する資格です。

今回紹介するものは、国際的にも認知されているもので、試験自体も英語であったり、比較的難易度の高いものが多い印象です。

 

国家資格

 

情報処理(IT分野)の国家試験は「独立行政法人 情報処理推進機構:IPA」が実施しています。セキュリティ資格の国家試験を検索すると必ずIPAが出てくるはずです。

国家試験とその他の試験の大きな違いは、一度資格を取得すれば有効期限はなく、更新の必要がないということです。

もちろん、技術の進化や時代の流れに合わせて新しい資格試験へ名称を変えたりしますが、取得している資格については保持したままとなります。

セキュリティ関連の国家資格としては、「情報セキュリティマネジメント」や「情報処理安全確保支援士」を抑えておくと良いでしょう。

 

公式サイト:https://www.ipa.go.jp/security/index.html

 

情報セキュリティマネジメント

 

 

特徴

 

情報セキュリティマネジメントは、IPAが資格試験を主催する国家資格です。

2016年から始まった比較的新しい試験でもあります。

情報システムを取り扱う部門にて、セキュリティを担当するポジションで、セキュリティの状況や維持、改善をおこないます。

公式サイト:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sg.html

 

難易度

 

セキュリティ関連資格の中では比較的難易度も低く、セキュリティエンジニアとしてまずは取得しておきたい認定資格です。

参考書をしっかりと学習することで取得できる資格でもありますが、比較的新しい資格試験ですので、今後難易度が調整される可能せもあります。

試験は午前の部と午後の部にわかれており、出題形式はすべて選択問題(多岐選択式)です。

 

その他試験情報

 

・試験時間:午前90分、午後90分

・出題形式:午前 多岐選択式、午後 多岐選択式

・出題数:午前 50問、午後 3問

 

情報処理安全確保支援士

 

引用元:photoAC

 

特徴

 

情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティに関する専門的な知識を認定します。

情報処理安全確保支援士もまた、2017年から始まった新しい資格試験ですが、その難易度はかなり高いものです。

セキュリティに対する調査や分析・評価を行えること、またセキュリティに関する指導や助言を行うスキルを認めます。

公式サイト:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

 

難易度

 

難易度は高く、資格取得すれば自身のスキルを大きくアピールできる資格といえるでしょう。

試験は午前・午後ともに二部ずつにわかれており、出題形式としては午前試験が多岐選択式、午後試験が記述式です。

 

その他試験情報

 

・試験時間:午前Ⅰ 50分、午前Ⅱ 40分、午後Ⅰ 90分、午後Ⅱ 120分

・出題形式:午前Ⅰ多岐選択式、午前Ⅱ 多岐選択式、午後Ⅰ 記述式、午後Ⅱ 記述式

・出題数:午前Ⅰ30問、午前Ⅱ 25問、午後Ⅰ 3問、午後Ⅱ 2問

 

公的資格

 

ここで紹介する「CompTIA Security+」「CISSP」は米国を中心に国際的にもアピールできる資格です。

難易度はどれも高く、試験自体もレベルによっては全編英語問題というものもあります。

しかし、これからますます需要の高くなるセキュリティエンジニアとしては、国際的にも通用する資格を取得しておくことは大きなキャリアアップの足がかりになります。

 

CompTIA Security+

 

 

特徴

 

CompTIA Security+は、国際的にも通用するセキュリティスキルの認定資格です。

ITにおけるセキュリティスキルは、国家資格も有用ですが、外資系企業などへのキャリアアップを目指す場合には、国際的に通用する資格も抑えておきたいところです。

公式サイト:https://www.comptia.jp/certif/core/comptia_security/

 

難易度

 

CompTIA Security+の難易度は、実はそれほど高くはありません。とはいえ、情報セキュリティマネジメントよりも難易度は高いといえます。

また、情報セキュリティマネジメントは、どちらかといえばエンジニアよりの資格なのですが、CompTIA Security+はマネジメント向けの認定資格です。

 

その他試験情報

 

・制限時間:90分

・問題数:最大90問

・出題形式:単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト

・合格ライン:100〜900スコア形式(750スコア以上)

 

CISSP

 

 

特徴

 

CISSP認定試験は、国際的に認定されているセキュリティの認定資格です。

認定するのはInternational Information Systems Security Certification Consortiumで、「(ISC)2」という略称で呼ばれています。

ANSI(米国規格協会)によって「ISO/IEC17024」の認証を受けており、信頼性の高い認定資格試験としても有名です。

出題範囲が広く、もちろん専門的な知識が問われます。試験自体は日本語で受けられますが、実際に試験を受けた方の感想には、意味の通らない日本語や誤訳などもあるようです。

英語原文の問題も同時に表示されているようですので、英語を読む力も同時に養う必要があるでしょう。

公式サイト:https://japan.isc2.org/cissp_about.html

 

難易度

 

CISSPの難易度は、セキュリティ関連資格の中でも最高レベルだといえます。

合格するには、セキュリティに関する知識やスキルはもちろん、それらを踏まえたマネジメントの経験も必要でしょう。

 

その他試験情報

 

・受験方法:Computer Based Testing

・出題形式:250問(日本語・英語併記)、四者択一

・試験時間:6時間

 

民間資格

 

民間資格は有効期限のある資格です。今回紹介するシスコや、データベースのOracleなども民間資格で、資格を取得したあとは、有効期限が切れる前に更新が必要です。

 

シスコ技術者認定

 

 

特徴

 

シスコ技術者認定は、ネットワーク機器を提供しているCiscoが認定する資格です。

Ciscoのネットワーク機器は世界中で利用されていますので、認定基準も世界共通です。

シスコ技術者認定で資格を取得することで、ある意味では世界的にその技術と知識を認められることになります。

公式サイト:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html

 

難易度

 

これまで紹介した資格試験と比べれば難易度は下がりますが、「〜Security」という名称に上がるにつれて難易度は上がります。

※2020年2月24日より、シスコ技術者認定が新しく改定されますので、これからシスコ技術者認定を目指す場合には、上記の参考サイトをしっかりと確認しておきましょう。

 

その他試験情報

 

〜CCNA Security〜

・制限時間:90分

・出題数:60~70問

※その他シスコ技術者認定については、公式サイトを確認してください。現在の認定については2020年2月23日が最終試験日となりますので、合わせて確認を行いましょう。

公式サイト:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html

まとめ

 

セキュリティ関連の資格は、そのレベルに差がありますが、はじめて取得を目指すならば国家資格でもある「情報セキュリティマネジメント」が良いでしょう。

比較的難易度も低く、国家資格ですので有効期限もありません。自身のスキルを証明する第一歩となるでしょう。

さらにセキュリティエンジニアやマネジメントを極めるならば、「CompTIA Security+」などの国際的にも通用する資格を取得し、徐々にレベルの高い認定資格取得を目指しましょう。

【アドネットワーク】その仕組みから、SSPやDSPとの違いまで分かりやすく解説します!

PCはもちろんスマートフォンで毎日ネットに接続しています。調べ物をする時も、動画を見る時も、あらゆるシーンでネットを見まよね。そして、その行動はマーケティングの手法を変化させました。今回は、マーケティングに関わるアドネットワークについて、混同しやすい「SSP」や「DSP」との違いも確認しながらわかりやすく解説します。

 

アドネットワークとは

 

 

アドネットワークとは、ネットワークに参加している広告枠に、広告主がインターネット上に存在する「広告枠」へ一斉配信するための仕組みであり、広告枠が集まっているネットワークとも言えます。

もっとも有名なアドネットワークは「Google AdSense」です。インターネット上を見ていると、Googleのロゴが入ったアドセンスをよく見かけると思います。また、「YDN(Yahoo!ディスプレイアンドネットワーク」もGoogleに並んでよく見るアドセンスです。

商品やスマートフォンアプリ、あるいは固有名詞などをできるだけ広いユーザーに宣伝したい場合に利用できる仕組みです。

広告が配信される場所は、ホームページの広告枠であったり、スマートフォンアプリの広告枠であったり、その範囲は広く、あらゆるコンテンツ上に表示されるためだれもが一度は目にする広告となるでしょう。

アドネットワークとよばれるサービスは複数あり、提携している広告枠に違いがあります。

私たちが普段、インターネットのサイトを閲覧している時に出てくる広告をイメージしてもらうとわかりやすいのですが、それがまさに「アドネットワーク」を利用した広告ということです。

GoogleやYahoo!といった違いには、どのようなサイトの広告枠が含まれているかにも違いがあります。

つまり、広告主がアドネットワークを利用する場合、どこのアドネットワークで広告するかを選ぶところから始まるということですね。

 

SSPとDSPの違い

 

 

「アドネットワーク」と混同されやすいものが「SSP(Supply Side Platfom)」と「DSP(Demand Side Platform)」です。

SSPとDSPはそもそもアドネットワークと並べて考えるものではありません

それぞれは「広告枠を提供する側」と「広告枠を利用する広告主」に分けられますので、そこからチェックしておきましょう。

・SSP:広告枠を提供する側(Webサイト運営側)などが利用するツール

・DSP:広告枠を利用する広告主が、アドネットワークなどを効率的に使うためのツール

・アドネットワーク:広告枠を集めたネットワーク(ネットワークは複数あり、任意のネットワークに参加することが可能)

つまり、「SSP」は広告枠提供側が使うもの、「DSP」は広告主側が使うもの、「アドネットワーク」は提供できる広告枠を集めたネットワークです。

 

SSPとは

 

SSPとは、広告枠を提供するWebサイトなどの媒体側が、自サイトの広告枠で最大限の収益を得るために利用するツールです。

たとえばあなたが、Webサイトを運営しています。アフィリエイトを目的とするサイトならば、広告を表示させなければなりません。

しかし、どうせ広告を表示するならば単価の高い広告を表示したいですよね。

自分で一つずつ広告を比較しながらサイトに表示させていくのはかなりの時間と労力がかかります。

これを解消してくれるのがSSPというツールです。

あなたのWebサイトの広告枠に対して単価の高い広告を自動的に選び、表示してくれるので、あなたのWebサイトにおける広告枠の利益を自動的に最大化してくれるというわけです。

 

DSPとは

 

DSPとは、広告を出したい広告主側が、利用するツールです。

利益を最大化させるのに最も適したWebサイトを自動的に判断し、あなたの広告を適切なコンテンツに表示してくれます。

DSPを利用して広告を表示するコンテンツを決めることで、コンテンツの種類に関わらず無差別に広告を表示するよりも、ターゲットを絞った広告表示ができるのです。

年齢や性別などのデータを意識して、広告を表示するサイトを決定しますので、自然と利益率を最大化してくれます。

この仕組みは、広告枠を提供する側が利用するSSPと、広告主が利用するDSPが連携することで実現する仕組みです。

 

アドネットワークの仕組み

 

 

インターネットが普及しはじめた初期、Webサイトに広告を表示する際には、Webサイトを運営している人に個別に広告表示をお願いしなければなりませんでした。

また、広告を表示する際にはサイトの質や更新頻度なども広告主が調査する必要もあったのです。

質の良いサイトを複数見つけても、広告掲載料金が統一されているわけではないので、個別に交渉する必要もありました。

広告を掲載したい広告主の工数は計り知れないものだったのです。

また、広告枠を持つコンテンツ側も、表示してもらう広告主を探すことや、あるいは複数の広告掲載依頼に対応するという工数も相当なものです。

そこで登場したのが「アドネットワーク」という仕組みです。

アドネットワークは、広告枠を提供するサイトやコンテンツを集め、信頼性のあるネットワークを構築しました。

アドネットワークに加盟いている広告枠の利用料金形態も統一され、広告主にとっても使いやすく、また、広告枠を提供する側にとっても広告主を探すなどの手間を省くことのできる「窓口」となったのです。

 

アドネットワーク・SSP・DSPの関わり

 

アドネットワーク、SSP、DSPは、3つを合わせて現在の広告マーケティングを形成しています。

もちろん、広告主はアドネットワークだけを利用することもできますが、DSPを利用した方がピンポイントにターゲティングした広告表示ができ、利益率を最大化することができるのです。

つまり、インターネット上の広告マーケティングを行うにはすべてのつながりを理解しておく必要があるということです。

 

広告掲載は入札形式

 

広告主と広告枠提供者の利益の最大化を生み出しているのが「アドネットワーク」と「SSP」と「DSP」です。

その方法は、広告枠への入札形式がとられています。

広告枠側のSSPが入札枠を発表し、DSPが入札枠を広告主側にオークションを仕掛けます。

簡単にいえば、最も利益率の高い広告が広告枠の権利を勝ち取る仕組みですね。

 

アドネットワーク・SSP・DSPの一連の流れ

 

まず、広告枠を提供するコンテンツは、任意のアドネットワークに参加しています。そして、広告枠を効率よく利用するためのツールSSPへ登録します。また、広告主はDSPへ登録しておきます。

広告枠を提供するコンテンツ(Webサイト)が表示された瞬間に、SSPへ通知が行きます。

SSPは、DSPに対して「広告枠があります」という通知を送り、オークションが始まります。

オークションが終了し、勝ち抜いた広告が決定されるとSSPへ通知されます。すると、SSPは広告枠を提供するコンテンツへ勝者を通知します。通知を受けたコンテンツは、DSPへ表示する広告をリクエストし、リクエストされたDSPは対象の広告を配信します。

そして、アドネットワークに参加している広告枠コンテンツに、オークションに勝ち抜いた広告が表示される、という流れです。

 

アドネットワークを利用するメリットとデメリット

 

メリット

 

 

アドネットワークを利用することで、得られる大きなメリットには次のようなものが挙げられます。

・複数の広告枠に一斉配信できる

・データを確認できる

 

複数の広告枠に一斉配信できる

 

アドネットワークは広告枠の集まりです。広告主はアドネットワークを利用することで、ネットワークに参加している広告枠へ一斉配信できます。

広告枠を持つ一つひとつのコンテンツへ広告掲載を依頼しなくて良いのです。

広く宣伝したい場合には、アドネットワークに登録されている広告枠へ広く宣伝を表示することができるのです。

 

データを確認できる

 

表示された広告のクリック数やCTR、コンバージョンなどのデータもまとめて確認することが可能です。

アドネットワークに参加する広告枠ならば、一つひとつのコンテンツにデータを確認しなくても、アドネットワークという大きな単位のデータを得ることが可能です。

 

デメリット

 

 

アドネットワークに参加している広告枠へ一斉に広告配信するということは、細かなターゲット選定はできないということです。

主なデメリットとしては、以下が挙げられます。

・望まないターゲット層にも配信されてしまう

 

望まないターゲット層にも配信されてしまう

 

望まないターゲット層への配信とは、たとえば化粧品の広告にも関わらず、男性が主に閲覧するサイトに表示される、ということです。

アドネットワークに参加している広告枠すべてに配信されますので、年齢層や性別といった細かなターゲットを選定した配信はできません

望まないターゲット層へ広告が配信されても、その効果は期待できませんよね。

※性別や年齢などの細かなターゲットへ効率よく広告するためには「SSP」や「DSP」を利用します。

 

まとめ

 

 

アドネットワークは、これまで広告主にも広告枠を提供する側にも負担だった工数を大幅に削減する仕組みです。

広告枠を提供したいコンテンツ(Webサイトなど)は、アドネットワークへ参加しておくことで、広告主とのマッチングが容易になりました。

広告主も、広告枠が集まっているアドネットワークへ参加することで、広い範囲への広告が可能になったのです。

今後、ネット広告マーケティングに携わる場合には、「アドネットワーク」を有効活用するためのツールである「SSP」や「DSP」についても、その違いをしっかりと認識しておくことが大切ですね。