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【徹底比較】ITコンサルタント vs PM(プロジェクトマネージャー)!両者の違いや具体的な仕事内容まで解説します!

IT業界の業種の中でも重要な職種がITコンサルタントとPM(プロジェクトマネージャー)です。しかし、この違いを理解している人って意外と少ないんですよね。何となく違いは理解しているつもりなんだけどって場合は注意ですよ!今回はITコンサルタントとPMの仕事内容や年収、違いまでを解説します。ぜひ一読してください。

ITコンサルタントとPM(プロジェクトマネージャ)ってどう違うの?

 

 

IT業界にいてもITコンサルタントとPMの違いはちょっと分かりづらいものですよね。

意外とネットで検索しても出てこない、もしくは何だか難しい言葉がたくさん出てきて読む気力が出てこないっていうのが素直なところではないでしょうか?

そこで今回はITコンサルタントとPMの違いを説明していきます。

 

ITコンサルタントとは?

 

 

ITコンサルタントとは企業が持つ課題や問題をITの知識で解決することを導く仕事をする人です。

ITの経験がないとできないだけでなく、経営側と現場側の両方の知識を持たないといけません。非常に多岐にわたり、責任ある重要な仕事の一つと言えるでしょう。

 

年収は?

 

ITコンサルタントは重大な仕事であり年収が2,000万円を超える人もいるほどです。もちろん全てのITコンサルタントがそんなにもらっているわけではありません。

dodaが発表した調査によると20代の平均年収は452万円、30代は663万円、40代では814万円となりました。他の業種よりも高く、いかに専門的であるかがわかります。

(参考:https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

 

ITコンサルタントの仕事内容

 

 

主な仕事の流れとしては下記になります。

【ITコンサルタントの仕事内容】
  • ヒアリングと分析
  • 提案
  • 管理(マネジメント)

ヒアリングと分析

 

ヒアリングと分析では顧客の現状や課題や問題を洗い出します。

ヒアリング先は主に経営者層と現場責任者層です。双方が感じている問題点や課題についても認識のズレがある時もあり、両者の中間に立って対応する場面もあります。

 

提案

 

提案ではヒアリングと分析の結果、現状のシステムの見直しや新システムの構築、経営戦略まで幅広い範囲でサポートします。

ITコンサルタントとして大事なのが提案時のプレゼンテーション能力です。相手の立場に立ちながら、説得力のあるプレゼンをしないと提案時に却下されることもあるので注意です。

 

管理(マネジメント)

 

提案が受け入れられたらプロジェクトを発足し、人員やスケジュール管理などを行い、プロジェクトを成功へと導きます。

ただし、ITコンサルタントによっては提案までで自身の担当が終わる方もいるので、管理をしないITコンサルタントも存在します。

 

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

 

 

PMはプロジェクトマネージャーであり、その名のごとくプロジェクトを管理する人です。

プロジェクトの管理には問題点の洗い出しや計画、チーム編成などがあり一見するとITコンサルタントとの違いが分かりにくいです。

具体的な違いは後述しますので、まずはPMの仕事内容から把握しましょう。

 

PMの仕事内容

 

 

PMの仕事内容を項目ごとに説明します。

【PMの仕事内容】
  • 開発計画を練る
  • 人材を確保する
  • プロジェクト管理
  • 他部門との円滑な連携サポート
  • 外部の会社との交渉
  • 検証

開発計画を練る

 

顧客から相談された内容を元にどのようなシステムを作り上げるのか開発計画を練ります。この段階で大枠部分の開発規模と環境、人員や予算なども明確にします。

 

人材を確保する

 

開発を滞りなく進めるために必要な人材を確保します。開発において必要な技術を持つ人材を選定しチーム発足することで、滞りない開発運営ができます。

 

プロジェクト管理

 

プロジェクトを発足したらメンバーに対して、どんなシステムを開発するのか?目的やスケジュール、個人ごとの役割や必要であれば小規模のチームを作り、チームリーダーも決めます。

各チームの細かい進捗はチームリーダーに任せ、一定の間隔で進捗報告を聞き、問題や課題が出た場合は早急に解決するために動きます。

 

他部門との円滑な連携サポート

 

大規模プロジェクトになればなるほど、機能ごとのチームが作られます。

しかし、時には機能ごとのチームでトラブルが発生することもあります。そんな時はPMが間に立ち、それぞれの状況や意見を取り入れたうえで最終的な判断を下します。

 

外部の会社との交渉

 

対応するプロジェクトによりますが外部の会社との交渉が必要な場面も出てきます。

例えば自社だけでは対応できない部分のシステムを外部の会社に頼んだりするときもあります。外部会社の責任者と綿密なコミュニケーションを図り、予算やスケジュールの把握をし、課題や問題が起きた場合も対応しなければなりません。

 

検証

 

プロジェクトが無事に終わったら、そこで終了ではなく検証を行います。

ここでいう検証とはプロジェクトで起きた問題点や課題、改善案を洗い出し、次のプロジェクトをより効率よくさせるのが目的です。検証を丁寧に行うことでプロジェクトに関わったメンバーのスキルアップや意識の改善が見込めるのです。

 

求人を紹介してもらう

PM(プロジェクトマネージャー)の年収は?

 

 

さて、多岐にわたる仕事があるPMですが気になるのは年収ですよね。

dodaの調査によると20代は489万円、30代は646万円、40代は742万円という結果が出ています。結果として20代まではPMの方が年収が高く、30代以降はITコンサルタントのほうが高い結果になりました。

また、気になるのが40代で比べると大きな差になっていることです。

ITコンサルタントの40代平均年収は814万円であり、PMと比べると70万円もの差が出ています。これはITコンサルタントは40代が知識や経験がもっとも充実する時期であることが推察されます。

年の若いITコンサルタントは知識や経験が成熟しておらず、そこまで重要な仕事ができないためと言えるでしょう。

(参考:https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/)

 

ITコンサルタントとPMの違いはスペシャリストとジェネラリスト

 

 

さて、ITコンサルタントとPMについて書きましたが、それでも具体的な違いが分かりにくいというのが素直なところかと思います。

そこで簡単に説明するとITコンサルタントはスペシャリストでPMはジェネラリストであると覚えるといいでしょう。

 

スペシャリストは専門的な知識と経験を持っている人を指し、ジェネラリストは広範囲の知識を持っている人を指します。

ITコンサルタントの仕事内容にプロジェクト管理がありました。しかし、どちらかというと顧客が見えていない問題点を見つけて改善するための案を出すのがメインの仕事です。逆にPMは顧客から要望を受けたものを理解し、プロジェクトの成功を導くために広範囲の仕事をするのがメインです。

現状ではPMの方が数が多く、ITコンサルタントのほうが少ないです。理由としては深い知識と経験を持たないと、顧客が潜在的に持っている問題点を見つけ出すことができないからです。

 

ITコンサルタント・PMになるためには

 

ここまで、ITコンサルタントとPMの仕事内容や年収について解説しました。これらの職業に就くためにどうすればよいのでしょうか。

 

ITコンサルタントになるためには

【ITコンサルタントになるためには】
  • SEやIT業界の営業職として経験を積む
  • プレゼンテーション能力・論理的思考力・マネジメント力をつける
  • コミュニケーション力をつける
  • コンサルタントへの転職を強みにした転職エージェントに登録する

ITコンサルタントは専門的な職種とされており、年収も比較的高くなる傾向があります。そのため、求人案件に対する倍率も上がり、狭き門となることが多いです。

中途採用からITコンサルタントを目指す場合は、少なくともIT業界での経験かコンサルタントの経験が必要になるでしょう。つまり、同じIT業界でSEや営業職の経験があれば、応用が利く部分もあるため比較的目指しやすいといえます。

また、ITの専門性は当然として、論理的な思考力・プレゼンテーション能力・プロジェクトマネジメントのスキルも求められます。

コンサルティングファームによっては、ケース問題などを使ってプレゼンテーション能力と論理的思考力があるかを試されることがあります。

クライアントやチームメンバーと強調して仕事を進めるため、コミュニケーションスキルも必須です。

 

自分が目指す企業の選考プロセスや重視しているスキルを理解して、戦略を立てる必要があります。

もし自分一人で対策を立てることが難しい場合はコンサルタントへの転職を強みにした転職エージェントもありますので登録してみましょう。ケース面接の対策や職務経歴書添削などのサポートを受けることができます。

 

PMの転職事情

【PMになるためには】
  • IT業界で経験を積む
  • PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の仕事をする
  • プロジェクトマネジメントのスキルを証明する資格を取る

PMの転職事情はITコンサルタントとは少し違います。PMはITコンサルタント・営業・SEといった職種ではなく、役割という意味合いで使われます。

そのため、転職市場においても多くの場合は「〇〇分野のPMを募集」といった形で求人がかけられます。つまり、ある分野での経験があることを前提にPMの求人を出しているのです。

そのため、PMとしての転職を目指す場合、全くの未経験から内定を得ることは非常に難しくなります。場合によっては、現職にとどまってPMとして抜擢されるように努力する方が賢明な場合もあるでしょう。

一足飛びにプロジェクトリーダーになることは難しくても、PMを支援する補佐的な役割であるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の仕事をすることでも、プロジェクトマネジメントの経験を積むことができます。

 

また、実務経験を積むことに加えて、PMPなどのプロジェクトマネジメントのスキルを証明する資格を取ることも有効な手段です。

PMPは米国のプロジェクトマネジメント協会が発行したPMBOKに基づく資格です。グローバルにプロジェクトマネジメントのスキルを証明する資格といえるでしょう。

 

まとめ

 

  • ITコンサルタントは企業が持つ課題や問題をITの知識で解決する職業
  • PMはプロジェクトを管理する役職
  • ITコンサルタントは顧客が見えていない問題を見つけて改善するための専門的な知識が必要
  • PMは顧客の要望をヒアリングしてプロジェクトを立ち上げ、円滑に進めるための広範囲の知識が必要

ITコンサルタントとPM(プロジェクトマネージャー)についての違いについて学びました。エンジニアやプログラマーとしてどのようなキャリアを積むかを考えると、どちらがいいかはそれぞれでしょう。

プログラマーの場合は上流工程の経験を持つことを目指して、ITコンサルタントかPMを目指すと大幅な年収アップが望めます。

どちらにも仕事としての魅力があるので、自身が好きなスタイルを選んでください。

より現場に沿った対応をしたいならPMがいいですし、企業に対して個人で仕事を持てるITコンサルタントも魅力です。

仕事をする上で楽しさとやりがいは重要です。ぜひ、自身の今後のためにも検討してください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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