面接の準備を徹底解説!面接の準備には2種類の準備が必要だった!
ただでさえ緊張してしまう面接には、準備を万全にしておきたいですよね。いくら準備をしても安心できません。実は、面接の準備にはとても大切なポイントがあるのをご存じですか?この大切なポイントを知っているかどうかで採用の合否に大きく影響するのです。そこで本稿は面接での大切なポイントについて解説します。
面接を上手に「こなす人」と「こなせない人」
持っている資格や仕事の出来具合もあまり変わらないのに、妙に面接に強い人って周りにいませんか?
というよりも、実際の仕事の出来具合は自分のほうが上、なんてケースもあるでしょう。
履歴書をみても出身大学は上だし職務経歴書もひけを取らない内容なのに、面接に通過できないジレンマ。
少し嫉妬してしまうくらいの差が生まれています。
面接を上手に「こなせる人」と「こなせない人」の原因があるとしたら知りたくありませんか?
今回は面接で差が出る原因と準備するコツを解説します。
面接を上手に「こなせない人」のあるある
筆者が民間企業で勤めている時代に、総数でいうと2,000程度の人達を面接してきました。
1次面接の時もあれば、2次面接の時もあります。
これだけの面接をする件数を重ねていくと、次第に入室した瞬間に合否がわかるようになっていたのです。
不思議ですよね。まだ話もしていないのに内定を貰う人がわかるのです。
一瞬超能力でも身についたのかと考えましたが、そんなことがあるはずもなく単純に面接を上手に「こなせる人」と「こなせない人」にはある傾向がありました。
まずは、面接を上手に「こなせない人」の特徴から解説します。
本当に面接しに来たんだよね…
人の印象は初めて目にした姿で大半が決まるのは有名な話。
この有名な話は特に面接ではとても大切なことなのです。格好良い、可愛いなどの見た目のことではありません。
面接官も採用する立場の役割を演じて、応募する人達を迎え入れます。
筆者が民間企業で面接をしていた当時は、入室した瞬間に頭から足下まで一通りチェックしていました。
ここ最近はラフな服装でもOKである企業も出始めていますが、まだまだ日本はアメリカ式のビジネスマナーが重視されています。
一言でまとめると清潔感ある見た目が重要です。
2次会に来たわけではないのですから、髪型やネクタイ、シャツのボタン、靴で好印象を与えなければなりません。
採用担当者も面接する前は自分の身なりをチェックしているのですよ。
ガチガチの優等生回答
良く面接のマニュアル本などでとても勉強してきたのはわかるのですが、採用担当者が知りたいのは素のあなたです。
最低限のマナーさえあればマニュアルはかえって邪魔になります。
本人からしたら上手に受け答えしているつもりなのでしょうが、面接官からしたら音声録音を聞いているようなもの。
どの本で勉強したのかもわかってしまいます。
企業で働くようになれば、その組織のルールに従うのは当然のこと。
しかし、面接は人間性を確かめる場でもあります。決まり文句ほど面接官を退屈にさせるものはありません。
書類と異なる大きなギャップ
面接前に書類選考がありますよね。
この書類選考でチェックしている箇所は誤字脱字や経歴はもちろんのこと、如何に読みやすい書式であるかもみられています。
あなたが面接のアポイントをゲットできたのは、自信を持って良いことなのです。
それだけ上手な書式を作れているのに、問題になるのは履歴書の写真のこと。
これだけは覚えておいて欲しいのですが、履歴書の写真と面接時の印象を変えないでください。
なぜかというと、履歴書の写真も書類選考の大切な判断要素だからです。
履歴書の写真は一般的に3か月程度の期間内に撮影されたものを使用するといわれています。
しかし、本命の企業なら履歴書を送付する直前に撮影した写真を送るのが無難です。
なるべくなら履歴書の写真とギャップを感じない気遣いをしましょう。
面接を上手に「こなせる人」のあるある
それでは面接を上手に「こなせる人」の特徴を解説します。
そんなの当たり前であるということの中にも、とても大切なポイントが隠されているのです。
採用担当者の心証を良くするためには、人とのかかわりにおける当たり前であることにしっかりと対応しなければなりません。
基本は人とのコミュニケーションということです。
そこで面接を上手に「こなせる人」となれるように、「清潔感」・「言葉」・「情報」をキーワードにしてお伝えします。
どのようなことがポイントなのか気になりますね。
清潔感のある見た目
あなたが面接する前に十分に気をつけて欲しい点が「清潔感のある見た目」です。
「清潔感のある見た目」となるために、具体的なポイントを紹介します。
まずは頭髪ですが七三分けにしろというわけではなくて、あなたの表情を面接官がしっかりと確認できるスタイルにまとめてください。
良い表情をみせると心証がグッと良くなります。
次は服装になります。スーツのシワはもちろんのこと、男性であればシャツのボタンを全てつけてネクタイの曲がりをチェックして、三角のバランスを研究してください。
最後は靴です。
新しい靴である必要はありませんが、キラキラと光るくらいに磨き上げてください。また靴下はビジネスでは黒が基本です。
間違ってもカラフルな靴下は避けてください。
自分の言葉で話せる
面接を上手に「こなせない人」では、音声録音を聞いているようだと表現しました。
採用担当者はあなたの人間性を確認するのに面接をしています。
マニュアル通りの受け答えでは、あなたという1人の個性が失われてしまいますよね。
マニュアル本は参考程度に確認して、それを元にどのような言葉に置き換えられるかを考えてください。
面接を上手に「こなせる人」は型にはまっているような受け答えだとしても、必ずその人の主張を感じられます。
この主張が採用担当者の心を動かすのです。
面接中の情報もプラスアルファ
募集要項には求めるスキルが書かれているケースがあります。
しかし、一体どの程度までの力量を求めているかまではわかりません。この点は面接のやり取りで判断できるでしょう。
たとえば「○○の営業経験者求む!」と募集要項にあったとします。
この1文では募集背景までは掴めません。もしかしたら新規事業の立ち上げの管理まで求めているかもしれないからです。
面接を上手に「こなす人」はこのような情報収集のアンテナを面接中でも敏感に張り巡らせています。
企業が求める人物像に近づくように、面接中で話の内容を変化させていきましょう。
面接は「1次」と「2次」で大きく変わる!
書類選考を通過して面接に入ると、規模の大きな会社であれば「1次」と「2次」が行われます。
これら2つの面接を同じように考えていませんか?
実は、同じように感じる2つの面接は、同じ企業であっても全く別物なのです。
この差を見誤ると大失敗してしまう可能性が高まります。
はたして2つの面接にはどのような差があるのでしょうか?
面接官の立場
まず2つの面接で大きく違う点は、面接官の役職の違いです。
「1次」で登場する面接官は、大抵課長クラスの人でしょう。「2次」では重役と呼ばれる人達が面接官です。
仕事には権限と裁量があるために、立場によっては答えられない質問もあります。
面接で張り切る気持ちもわかりますが、1次面接で核心に迫る質問は控えたほうが良いでしょう。
質問内容も違う?
実は、2つの面接でされる質問内容も違うのです。
たとえるならば「1次」は世界全体で、「2次」は日本という位に質問の質が変わります。
「2次」では、あなたがどれだけ自社に貢献できるのかという深い質問もされるでしょう。
「1次」よりも「2次」では、一層説得力のある回答が求められるということです。
「2次」はくせ者ぞろい
「2次」面接を担当したことがある筆者がいうのも何ですが、相当なくせ者ぞろいであると認識してください。
「2次」の面接官は自社や取引先などの、あらゆる人達を相手にしています。
うわべだけの回答は一瞬で見破られてしまうでしょう。
「1次」よりも「2次」の面接では、さらに熱のこもった回答を用意しておかなければなりません。
面接官の表情はあなたの表情
面接での感触を判断する方法として、採用担当者の表情をしっかりと確認しておくのがおすすめです。
面接中のあなたの気持ちは、採用担当者の表情に映し出されています。
たとえ上手に言葉が出なかったとしても、あなたの気持ちが熱ければ伝わるでしょう。
面接の大切な最後のポイントは、あなたのハートです。
最後に
ここまで面接を上手に「こなせる人」と「こなせない人」、「1次」と「2次」の面接の違い、「ハート」について解説してきました。
上手に話ができるよりも大切なのは「ハート」です。