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【アンケート実施】IT業界って副業しやすいの?実データを元にその実態を徹底解説!

最近、「副業」という言葉を耳にすることが多いと思います。IT業界で「副業」に関心がある人はどのくらいいるのでしょうか?実際に副業をしている人はどのくらいいて、どの程度の時間を割いているのか気になる人も多いと思います。そこで実際にIT業界に勤める人に対してアンケート調査を実施しました!実データを元に「副業の実態」についてご紹介します!

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IT業界での「副業」について調査

 

イメージ画像-提案する人

 

調査概要

期間:2019年8月2日~2019年8月31日

調査対象:弊社にご来社いただいた20代~40代の男性・女性の方

調査方法:弊社でご面談頂いた後に記載いただくアンケートより集計

対象人数:675名(未回答を除く回答のみ集計)

調査内容:下記3つについてアンケートを取りました。

●副業経験の有無と、副業への興味の有無

●副業に費やす時間(副業経験が有る方を対象)

●副業をしない理由(副業経験は無いが興味ある方を対象)

 

IT業界で副業している人の割合

 

グラフ-副業経験と興味の有無

 

結果は上のグラフの通りとなりました。

副業の経験がある人は20.3%副業の経験が無いが興味がある人は49.5%という結果から、約7割の人が副業に対して関心を示していることが分かります。

しかしながら、その中でも実際に副業をしたことがない人が約7割と大半を占めています

当記事ではアンケートの結果を元に「副業をやったことがある人はどのような人が多いのか」と「副業に興味があるのにやったことがない人の理由は何か」の2点について解説していきます。

 

副業の経験がある人の割合

 

世代別の割合

 

グラフ-世代別の副業経験者

 

20代が18.68%、30代が21.65%、40代が23.17%世代が上がるにつれ副業をする人の割合が高くなるという結果となりました。

年齢を増すほど

副業に必要なスキルが上がる

人脈が広がる

といった要因により副業を行う機会が増えるためだと考えられます。

もしくは、不動産賃貸経営などの家業を行っており、親の引退に伴い事業を引き継いだなど、IT業界とは無関係な副業経験がある可能性も考えられます。

 

年収別の割合

 

グラフ-年収別の副業経験社

 

年収が400万円以下の層は副業をする割合が高いという結果になりました。

年収が400万円以下の層が22.35%と他の年収層よりも約4%高いことが分かります。

副業を行う人の多くが、「副収入目的」と言われています。年収が400万円以下でも不十分なく暮らしていくことは可能かと思います。しかし、子供の養育費が必要な場合や少し贅沢な生活をしたい場合、本業の収入だけでは厳しいと考えることもあるでしょう。そのため年収が400万円以下の層ほど副業という形で別の収入源も確保しようとする気持ちが強いことが考えられます。

反対に収入が高い層で副業をやっている人は「スキルを上げたい」や「視野を広げたい」という目的があげられます。副業をすることで本業では得られないスキルや人脈を得ることが可能です。

 

職種別の割合

 

グラフ-職種別の副業経験社

 

「Webディレクター・デザイナー」と「ゲーム系」の職種で働く人の30%以上が副業を経験しており、他の職種と比較しても高くなるという結果になりました。

ゲームプログラマーやデザイナーなど、いわゆるクリエイターが仕事を受注する場合、ある程度の下積みが必要だと言われていります。そのため小さい案件を多数こなしていきながら知名度を上げていくことで徐々に単価の高い大きな案件を得ることができます。大手クラウドソーシングサイトの調査によると、人気のデザイナーで年収1400万円を越えた人もいたようです。このように本業だけでなく副業を利用しながら多くのポートフォリオを作っていくことができます。そうすることで有名なデザイナーに近づき単価の高い仕事も得られるため、クリエイターの副業への関心は高くなると考えられます。

(ちなみに、ポートフォリオの重要性についてはこちらの記事で紹介していますので是非閲覧ください。)

WebディレクターなどWebに携わる職種は、必然的にSEOやWebマーケティングの知識がついてくるとおもいます。本職で得たその知識を活かして自分のブログを作成しアフィリエイトなどの副業を行うことが可能です。

以上の内容から何か「スキル」を持っていることで副業にとりかかりやすいと考えられます。

その一方で「スキル」を持っているはずであるSE・PGの副業をしている割合はあまり高くありません。その理由については【興味があるのに副業しない理由】の章で説明します。

 

副業に費やす時間

 

グラフ-1週間で副業に費やす時間

 

1週間で副業に費やす時間が5時間以下の割合が約半数を占めており、次いで6~10時間が26.90%、11~20時間が15.17%、20時間以上が8.28%という結果になりました。

5時間以下の人は就業後や休みの日に少しだけ時間を割いて稼いでいる事が推測できます。反対に20時間以上の人は休みの日だけでなく、平日の就業後もほとんど副業に費やしていると推測できます。

副業に何を求めるかによって、費やす時間も変わってくると思いますが、今回の調査によると「空き時間の一部をお小遣い稼ぎとして副業に当てている人」が圧倒的に多いことが分かります。

 

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興味はあるのに副業しない理由

 

イメージ画像-何故?

 

「副業の経験はないが副業に興味がある人」は49.5%と約半数を占めています。

副業に興味を持つ人が増えた理由として、2018年に政府が働き方改革の一環で副業を推進したことや、それに伴い副業を解禁する企業が増えたことがあげられます。ちなみに2018年は副業元年と呼ばれています。

しかし、実際に副業をしている人はあまり多くはないようです。

では、何故副業をしないのでしょうか。結果は以下のグラフのようになりました。上位3つの理由について解説します。

 

グラフ-副業しない理由

 

【第1位】所属する企業で禁止されているから(29.4%)

 

「所属する企業で禁止されているから」という理由が1位で29.4%でした。

副業を解禁している企業は徐々に増えているものの、7割以上の企業が副業を禁止しているようです。

リクルートが2018年に行った調査によると、企業が副業を禁止する理由として

「社員の長時間労働・過重労働を助長するため(44.8%)」「労働時間の管理・把握が困難なため(37.9%)」「情報漏洩のリスクがあるため(34.8%)」「競業となるリスクがあるため、利益相反に繋がるため(33.0%)」といった内容が上がっています。

 

【第2位】そもそも「副業」についてよく知らないから(24.5%)

 

「そもそも副業についてよく知らないから」という理由が2位で24.5%でした。

副業をする上で確定申告などの必要な手続きや、本業への影響など不安要素は多くあります。またどのように副業を始めたらよいのか分からない人も多くいると思います。

そういった不安が壁となり副業に踏み出せない人は多いようです。

副業のメリット・デメリットについて副業する人と企業側の目線から説明している記事もあるので、是非参考にしてください。

 

【第3位】本業が疎かになるから(17.4%)

 

「本業が疎かになるから」という理由が3位で17.4%でした。

副業に従事することで本業が疎かになってしまうことに対して不安を感じる人が多いことが分かりました。

本業だけでなくライフワークバランスを考えながら副業する大切です。もしどの程度の時間を割くべきなのか分からない場合、5時間以下を目安に簡単な案件に携わり、徐々にどの程度時間をかけるか定めていきましょう。

 

Geeklyからの意見

 

イメージ画像-提案ぽい画像

 

IT業界における副業の実態としては「興味があるけどやったことがない人」が大半でした。

必ずしも副業をやることが正解だとは限りません。自分のライフワークや働き方をしっかり考える必要があります。その上で興味があるようでしたら、是非一度短い時間からでもやってみるのはいかがでしょうか。

勤めている企業で禁止されている場合は仕方ありませんが、もし転職を考えているのであれば「副業の可否」も気にしてみると良いかもしれません。

副業の案件を得る方法としては、「知り合いからの案件をもらう」「SNSで案件を募集する」などの方法がありますが、これについてはある程度の人脈や知名度が必要となってきます。

まだ副業をやったことがなく、どこで仕事を入手すれば良いか分からない方はクラウドソーシングを利用してみましょう。

クラウドソーシングサイトの中でも有名なのがランサーズです。そのプラットフォームを運営している株式会社ランサーズ様に以前インタビューも行っております。興味がある方は是非閲覧ください!

【前編】ランサーズ株式会社 ~僕らはオープン ・タレント・プラットフォームを創る~

【後編】ランサーズ株式会社 ~『採用やめよう』に込めた想い~

今回の調査記事を通して、副業に興味がなかった人には少しでも興味を持っていただく副業するか悩んでいる人には背中を後押しできるコンテンツになれたら幸いです。この機会に是非一度自分のワークライフについて考えてみるといいかもしれません!

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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