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【マーケティング】広報・広告の違いを徹底解説!メリット・デメリットまで掘り下げて解説します。

広報と広告どちらも聞きなじみのある言葉だと思いますが、実はこの2つは全くの別物であるという事をご存知ですか?素人目には同じように見えてしまうこの2つも違いがあり、メリット・デメリットがあります。効果的なマーケティングをしていくためにもこの代表的なマーケティング手法の違いをしっかり理解しておきましょう。

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広報と広告の違い

 

 

広報と広告というのは企業が自社のサービスを宣伝するものなので、基本的には同じで特に使い分ける必要はないと考えている人は多いと思います。

確かにとても似ているように見える2つですが、実は宣伝の仕方が大きく異なるのです。

この違いを明確に知っておかなければそれぞれのマーケティング手法を効果的に使うことができません。

マーケティングの重要性が高まっている昨今でそれは致命的です。

つまり広報と広告の違いを知らないという事で、企業にとって大損失を生んでしまう可能性があるという事が言えます。

では具体的にどんな違いがあるのでしょうか?

 

お金が必要かどうか

 

 

広報と広告の一番わかりやすい差はお金がかかるのかどうかです。

もちろんどちらも行動を起こすので予算というものは必要ですが、これは宣伝をするという事に直接的にお金を払っているかどうかの差です。

広報については基本的に掲載費をかけずに会社のサービスを宣伝していきます。

近年はSNSの発達により企業発信で宣伝もできるようになりましたが、未だにテレビや雑誌などのメディアは影響力が強く効果的な宣伝をする事ができます。

なので、メディアに取り上げてもらえるような魅力的なサービスをする事でメディアが価値のある情報として報道するので、掲載料などを払わずに効果的な宣伝をする事ができるのです。

一方広告は、広報の逆でお金を使って宣伝することを言います。

どのようにお金を使うかというと広告枠やCM枠等を買い取って、自社のサービスを宣伝するのです。

 

メディア主導、企業主導か?

 

 

広報と広告の違いは、メディアが主導で掲載されるのか、企業が主導で掲載されるのかの違いとも言えます。

「どちらが主導で掲載しても結局はサービスを宣伝する行為だから一緒じゃない」

そう考える方も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。

まず広報ですが、メディアが主導でどのように報道するのかを決めることができるので、客観的な印象を与える宣伝をする事ができます。

一方宣伝の方は、企業側にどのように宣伝するかの決定権があるので主観的な印象を与える宣伝になる傾向があります。

客観的な宣伝か主観的な宣伝かでは与える印象は大きく異なってきます。

 

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PR会社と広告代理店の違い

 

 

先ほども話した通り広報と広告は宣伝の手法が異なります。

そのため依頼する会社も変わり、広報はPR会社・宣伝は広告代理店に依頼をするのですが、この2つも違いが分かりにくいので簡単に説明していきます。

 

PR会社

 

PR会社はその名の通りプロモーションをしてくれる会社の事です。

先ほど言った通り広報は基本的にお金をかけずにメディアに取り上げてもらう宣伝方法です。

他にはないような唯一無二の業界であれば目を引きますが、実際多くの会社は競合他社があり同じようなサービスをしている中で戦略を立ててメディアに取り上げてもらえるように行動しなくてはいけません。

これを自社の広報スタッフだけで行うというのは非常に困難なので、多くの場合PR会社に依頼をして専門家の意見を取り入れながら無償でメディアに取り上げてもらえるように戦略を立ていきます。

つまり、PR会社は広報の戦略立案やそれを実行するためのお手伝いもしくは代行をしてくれる会社という事です。

 

広告代理店

 

一方広告代理店は非常にわかりやすく、広告やCMなどメディアの広告枠を企業に対して販売する会社です。

また、効果的な広告の出し方を提案し単純な枠売りだけではなく制作やプロデュースの仕事もしてくれます。

 

広報のメリット

 

 

広報は本来、社会の人たちに信頼してもらいファンになってもらうという意味を持ちます。

 

お金がかからない

 

先ほどから何度も話している通り、基本的に掲載に対してのお金がかからないのでメディアに露出させる際の金銭面的リスクを回避することができます。

 

信頼感が増す

 

メディア主導で宣伝されるので、客観的な宣伝手法になる傾向があります。

企業がいいことだけを書いているだけではないと感じられるので、宣伝の説得力が高まり信頼感が増します。

結果的に社会に浸透しやすく長期的な効果を期待することができます。

 

広報のデメリット

 

 

即効性がない

 

結局のところメディアに取り上げてもらわなくてはいけないので、広報活動をしてすぐに結果が実るものではありません。

タイミングや運がある程度必要なものなので、すぐに社会的に広げたい時には向きません。

また、タイミングが自分で選べないという事は適切なタイミングで露出することができないという事にも繋がります。

例えば、同じようなサービスをしている会社が宣伝された後に宣伝されても新鮮味がなく、効果的な宣伝とは言えませんよね。

そのため広報には適切なタイミングで宣伝をする事ができないという難しさがあるのです。

 

思い通りにはならない

 

メディア主導で報道されるものなので、企業側が伝えたいと思っていることがうまく伝わらない可能性があります。

それが客観性なので良い面でもあるのですが、客観的過ぎて本質を伝えることができなければサービスの魅力が思い通りに伝わりません。

 

広告のメリット

 

 

イメージ通りの宣伝ができる

 

広告は広報と違い企業側が主導で掲載の仕方を選べます。

分かりやすい事実をありのままに報道される広報とは違い、サービスを売り出すことを目的としている宣伝は特徴を強調した見せ方ができるので、そのサービスをより大きく見せることができます。

もちろん広告規定などのルールもありますし、近年はコンプライアンスも厳しいので嘘や過剰な誇張はいけませんが、広報より特徴を押し出しやすいと言えます。

 

即効性がある

 

広告は企業の方からこのタイミングで掲載するというのをある程度指定できるので、宣伝したい時にすぐにメディアに露出させることができます。

自分のタイミングで掲載することができるという事は即効性があるという事だけではなく、そのタイミングに合った宣伝をしていくことができるということになります。

例えばハロウィーン時期に仮装グッズを販売するための宣伝を出すなど季節ごとや時事的なタイミングで効果的な宣伝を打ち出すことができます。

 

広告のデメリット

 

 

莫大な費用がかかる

 

キー局でCMをしようと思ったら何百・何千万かかりますし、そこに著名人を使うとなれば億単位のお金が必要になってくる可能性があります。

それだけやってしっかりと元が取れるような効果があればいいですが、CMなどメディアに露出させたからといってそのサービスが支持されるかというとそういうわけではありません。

効果が約束されていない物に莫大な投資をするわけですから、失敗した時のダメージも大きいです。

 

信頼感・説得力が低い

 

広報と比べるとその会社の色が強く出過ぎてしまう場合があるのが広告です。

特徴を押し出し、商品の良さをアピールすることで不特定多数に認知してもらうのですが、人によっては悪い印象を与えるような事になりかねません。

結局のところ客観性に欠ける部分があるので、見ている人からするといいとこだけ言っていると感じられて信頼感が薄れてしまい、説得力が低い宣伝になってしまう場合があります。

 

最後に

 

 

広報と広告の違いについて分かりましたか?

どっちが正解というのはなく、状況によって使い分けていくことが非常に重要です。

広報には低コストで信頼されるような宣伝ができる良さがありますし、広告には即効性があり効果的なタイミングで宣伝ができるという良さがあります。

近年マーケティングは企業にとって非常に重要なウエイトを占めています。

しっかりと広報と広告を使い分けて効果的なマーケティングをしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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