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MaaSとは??言葉の意味や課題について徹底解説

皆様は「MaaS(マース)」という単語を耳にしたことはありますか?関係各所で密かに注目され始めているのですが、実は皆様の現状の生活環境を大きく変える可能性のある、とても興味深いサービスの名称なんです!そこで今回はそんな「MaaS(マース)」というサービスがどんなものなのか?徹底的に解説をしていこうと思います。

2019年1月20日

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MaaSとは

 

 

概要説明

 

MaaSは、正式名称「Mobility as a Service」の略語で、日本語で直訳をすると「サービスとしてのモビリティ」という意味です。

内容を一言で簡単にご説明すると「各種交通手段の利便性を飛躍的に向上させるサービス」です。

これだけでは、イメージが付きにくいかと思われるので、もう少し具体的に説明します。

現在運用されている公共交通機関(電車・バス・飛行機等)や、タクシー・レンタカーといった交通サービスをワンストップで利用することができるようになる、というのがMaaSの概要です。

 

運用された際のイメージ

 

例えば、海外旅行に行くことをイメージしてみてください。

各々の状況によって、細かい点は違うかもしれませんが、目的地に行くまでの流れとしては、バスを使って駅まで行き、駅から電車に乗って空港に向かい、飛行機で海外に飛び立つ、といった流れになる方が多いと思われます。

上記の流れで行こうとした場合、各交通機関のお支払いに関しては、

・バス⇒その場でICや現金で支払い

・電車⇒その場でICや現金で支払い

・飛行機⇒予め予約を行い、支払う

といった感じで個別に清算を行うのが一般的ですよね。

これらの個別に行う必要がある清算を、まとめて支払うことができるようになるサービスです。

支払いだけでなく、時刻表や経路検索から予約まで全部できたら便利ですよね?

これらをワンストップで実現できるのがMaaSというサービスなんです!

 

MaaSのレベル

 

Maasには指標としてレベルが0~4まであります。これらについて説明します。

 

レベル0「統合無し」

昔の状態を想像して頂くと分かりやすいと思います。

各乗り物が独立して存在しており、ただ移動手段があるといった状態です。

 

レベル1「情報の統合(複数モードの交通提案、価格情報)」

現在の日本の状態がこちらにあたります。

交通料金や移動距離、かかる時間など各移動手段に関しての情報が提供される状態です。

 

レベル2「予約、決済の統合(1トリップの検索、予約、支払)」

移動手段を利用するための予約やチケット発券、その支払いを一貫して行えるようになります。アプリなどで目的地まで一括して予約したりできる状態です。

 

レベル3「サービス提供の統合(公共交通に加えてレンタカー等も統合)」

全ての移動手段のサービスが統合された状態です。

例えば、どの交通機関を利用したとしても一律の料金であったり、定額での乗り放題サービスのプラットフォームが整備される状態です。

 

レベル4政策の統合(データ分析による政策)

事業としてはなく、地方自治体や国レベルでMaaSの考えを政策に組み込む状態です。MaaSの最終形態といえます。

 

MaaSの導入状況

 

 

現時点での日本での導入状況

 

先ほどの説明を踏まえてこちらの話に移行すると、そんなサービス日本では見かけたことがない、と感じた方も居られることでしょう。

こちらに関してはその通りです。

海外では、すでにMaaSを取り入れて実践している国もいくつか存在します。

ですが、皆様もご存知の通り、日本ではまだ完璧に実現されておりません

もちろん日本でもMaaSを実現するための対応は進められています。

ですが、先程のイメージを読んでいただいても想像できる通り、実現させる為には複数の企業の連携が必須、利用する為の環境を1から構築しなければならない、といったような課題が多いのも事実です。

ですので、大変残念ではありますが、日本でMaaSを利用できる日が来るのはもう少し先になってしまいそうです。

 

MaaSを導入するメリット① マイカーが不要になる

 

 

マイカーの所持が必須ではなくなる

 

お住まいの地域によって多少の差はあると思いますが、一家で一台、もしくはそれ以上の台数のマイカーを所持している、という方も多いですよね。

車を所持されている方の中には、必須ではないが車が好きだから所持している、という方もいるとは思います。

ですが、会社への通勤や普段の買い物の際に車が無くてはならない、等の理由で車を所持している方が多いのも事実でしょう。

MaaSが導入され、公共交通機関の利用が容易になれば、生活をする上でマイカーの所持が必須ではなくなる可能性も出てきます。

そうなれば、生活をする上で必要だからマイカーを所持していた、という方は、マイカーを手放すことも検討できるようになるのです。

 

環境汚染防止

 

マイカーの所持率が低くなれば、それに伴って利用される車の台数も減るので、排出される排気ガスの総量も減ってきます。

そうすれば、世界的に問題になっている、地球温暖化問題や大気汚染問題等の環境問題の緩和にもつながるでしょう。

 

渋滞緩和

 

 

車の利用者が多い地域であったり、平日の通勤時・帰宅時の時間帯棟は、渋滞に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

遅刻しない為に、毎日出勤時間の30分、または1時間前には家を出るようにしている、なんて話も珍しい話ではありませんよね。

また、決まった時期の話にはなりますが、毎年長期連休の時期になると、高速道路の長い渋滞もよくニュース等で報道されています。

中にはそういったことがあるので、長期連休中は外出をしない、外出する日をずらしている、という方も居られることでしょう。

マイカーの所持率が少なくなれば全体的な交通量が減少しますので、そういった問題の緩和が予想されます。

そうなれば、普段の通勤にも余裕が生まれ、長期連休の際も気軽に外出できるようになるでしょう。

 

維持費用の削減

 

 

マイカーをお持ちの人にとって、切っても切り離せない問題がこちらです。

当然のことですが車を所持していると、税金・保険料・車検費用といったお金の支払いが発生します。

また、車に何か不具合が発生した際はメンテナンスの費用、普段利用をする際にもガソリン代、といった費用がかかり、維持するだけでもそれなりの費用が発生します。

こういった維持費用の支払いが無くなれば、浮いたお金を他の事に使えるようになりますので、これは大きなメリットの一つと言えるでしょう。

 

交通事故の減少

 

近年、危険な運転による事故、高齢者の方による事故、持病をお持ちの方による事故等が増えてきています。

こちらに関しては、連日ニュース等でも取り上げられていますので改めて説明する必要もないでしょう。

マイカーの所持率が減ったからといって交通事故の発生件数が0になる、とまではさすがにいきません。

ですが、マイカーの所持率が減ることで、

・渋滞が緩和されたことで危険運転が減少

・ドライバーの数が減ったことで事故件数が減少

といった効果も見込めるでしょう。

また、高齢者の方や持病をお持ちの方の中には、車が無いと生活が成り立たないのでやむを得ず車を運転している、という方も見受けられます。

MaaSが導入されれば、車を所持しなくても問題無く生活を送ることが可能になりますので、そういった方達も安心して車を手放すことが出来るでしょう。

 

MaaSを導入するメリット② 予約が簡単になる

 

 

最初の説明の際には、支払い方法に関する件しか触れておりませんでしたが、支払いを一括で行えるということは、

複数の交通機関の予約も一括で行えるようになる、ということを意味します。

イメージとしては、出発地と目的地を設定すると、それに適した交通機関の候補が表示されるので、お好みの方法を選択してまとめて予約を行う、といった感じになるかと思われます。

個別の交通機関に対して、それぞれ予約手続きをしなければならない現状の方法と比べると、かなりの簡略化になりますよね。

 

MaaSを導入するに当たっての課題① アプリが使えないと利用が困難

 

 

すでにMaaSを導入している他国の利用環境を見てみると、アプリの利用を介してサービスを運用しているケースがほとんどです。

これと同様の方式で日本でもMaaSの運用を行うとしたら、アプリが使えない環境にある人達は、利用を開始する為の準備が必要になります。

その中でも、高齢の方の場合、機器やアプリの使用方法を理解するところから入らないといけないケースが多いと予想できます。

ですので、そういった対応をどう進めていくか?という点を導入前に検討しておく必要があるでしょう。

 

MaaSを導入するに当たっての課題② 利用者の増加に対応できるか?

 

 

MaaSが問題無く導入できたと仮定し、多くの人がマイカーを所持しなくなった場合、必然的に公共交通機関やタクシー・レンタカーの利用者が増加することになります。

そうした時に、今まで通りのキャパシティや運用範囲だと、利用希望者に対して交通機関の対応が追いつかない状況になることが予想されます。

ですので導入に際して、交通機関の稼働量を増やす、稼働エリアを拡張する、といった対策を事前に検討する必要性も出てくるでしょう。

 

MaaSを導入するに当たっての課題③ 自動車メーカーへの打撃

 

 

こちらは利用者の方に直接関係する課題ではありませんが、マイカーの所持率が減ると仮定すると、こちらの問題も無視することはできません。

MaaSが導入されたとしても車の販売台数が全く無くなるわけではありませんが、販売先が交通機関や所持を希望する人のみになると、今より販売台数が減る可能性が高くなります

そうすると、車の製造や販売を行っているメーカーや関係部品を製造している会社に与える打撃は大きいので、何か対策を講じる必要が出てきます。

 

まとめ

 

ここまでMaaSに関して、いろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

記事の中でも触れている通り、MaaSが日本に導入されるのはまだ先の話になりそうです。

ですが、導入された場合は、

・会社への通勤に移動手段が必須。

・自宅付近から徒歩で行ける範囲に食料品店等が無い。

・普段から複数の公共交通機関をよく利用している。

といった項目に該当する方たちにとっては、かなりの恩恵が得られることでしょう。

MaaSの実現は簡単なことでは有りませんが、ぜひ各交通機関の企業間で協力し、早急に導入してもらいたいですね。

 

クラウドマン

Geekly Media
ライター

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