オープンソースって何?ソースの公開によるメリットは?代表的な例とともにわかりやすく解説!

オープンソースという用語は知っていても、具体的なイメージをつかめている、あるいは明確に説明ができるという人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、そもそもオープンソースとは何なのか、そしてソースコードを公開することのメリットや、それを利用する際のメリットとデメリットについて、具体例を交えながら解説します。

 

オープンソースって何?

 

オープンソースとは、ソースコードの全てが公開されているソフトウェアのことです。英語表記では「Open Source Software」と表現され、「OSS」と略されます。

ブログサービスなどを利用しているユーザーにとって一番身近なオープンソースは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)のWordPressではないでしょうか。また、ITインフラを担う人たちにとって身近なオープンソースはOSのLinuxですね。CentOSなどが無償で利用できるのも、そのベースとなるLinuxがオープンソースだからです。

逆に、オープンソースではないソフトウェアと言えば、MicrosoftのWindowsやOfficeなどが代表的です。これらはソフトウェアのライセンスを有償で利用することになりますし、利用しているソフトウェアのソースコードに手を加えることはできません。

オープンソースであるか否かは、ソースコードを自由に変更できるか否かで判断できます

 

ソースコードを公開するメリット

 

それでは、オープンソースとしてソースコードを公開することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。まずは、ソースコードを公開するメリットについて見ていきましょう。

 

技術の高さをアピールできる

 

 

IT技術と生活の結びつきが強くなるにつれて、高度なITサービスを実現するためのソフトウェアが必要になります。例えばIoTが実生活に普及すると、それに関連するソフトウェアは必須です。

ソフトウェアを開発した場合、ライセンスを有料で配布することはできますが、同時に様々な企業や技術者が開発するソフトウェアが競合するでしょう。

ここで、ソフトウェアをオープンソースとして公開し、それが優れたソフトウェアであると認められた場合はどうでしょうか。そのソフトウェアに賛同するコミュニティーが、より洗練されたソースコードを完成させていくでしょう。

そして、ソースコードをオープンソース化した個人や企業は、その分野における先駆者として、技術の高さや着想を高く評価されることとなるのです。

評価は、その分野の技術が世の中に広まるにつれて価値を増していくでしょう。これがソースコードを公開するメリットのひとつとなるのです。

 

特定の技術者に依存しない

 

 

企業が開発するソフトウェアを、オープンソース化するメリットには、特定の技術者に依存することなく開発を進められる点にもあります。

企業内でソフトウェアを開発する際の、特定の技術者に依存した開発手法は危険であり不安定です。それは、技術者がその企業で働き続ける保証がないからです。

万が一、その技術者が退職をした場合、効率的なソフトウェア開発を続けられなくなる可能性がありますし、最悪の場合、改修さえままならない状況となってしまいます。

一方、ソフトウェアをオープンソース化することで、コミュニティーによる開発が進められるため、ソースコードは洗練されますし、誰かが開発を辞めても、コミュニティーという存在がソフトウェアを支えていくという期待が持てます

 

オープンソースソフトウェアもライセンスで守られている

 

 

ソフトウェアをオープンソース化することは、ソースコードを公開することですが、それによってソフトウェア自体の権利を全て放棄するということではありません。

オープンソースソフトウェアは、ソフトウェア自体を自由に変更し再配布も可能ですが、著作権者の表示をするコピーレフト型のライセンスに守られているのです。

これにより、開発したソフトウェアのソースコードを公開しても誰が作ったプログラムなのかを主張することができます

オープンソース化した後にソフトウェアが高評価を得れば、それがメリットとなりますし、著作権を保ったまま特定の技術者に依存しない開発を続けることが可能となるのです。

 

オープンソースを利用するメリット

 

次に、オープンソースを利用するメリットを見ていきましょう。

 

無償で使える

 

 

オープンソースソフトウェアの最大の魅力は無償で利用できることです。企業のオウンドメディアや個人ブログにも広く利用されているWordPressもまた、オープンソースソフトウェアですので、ソフトウェア自体は無料で利用しています。

例えば、個人的にWebサーバーを立て、ブログを運用する場合にも、サーバー機器やインターネットの基本料金はかかりますが、それ以外は全て無料で構築することが可能です。

OSにはLinuxを利用し、Linux上でWebサーバーを稼働させます。サーバーにWordPressをインストールすることで、無償で世界にブログを公開することができるのです。

 

ソースコードを自由に変更し再配布できる

 

 

オープンソースソフトウェアのソースコードは、ある程度自由に変更することが可能です。オープンソースを基盤として、利用目的に合ったソフトウェアを構築することができるのです。

ソフトウェアの基盤はできていますので、あとは用途に合わせた見た目や仕組みに作り変えることで、一からソフトウェアを開発するよりも圧倒的なコストの削減に繋がります

ただし、前述したようにコピーレフトに準じたライセンスについては十分に注意する必要があり、著作権に対するコピーレフトにも様々な種類がありますので、利用するソフトウェアごとに確認する必要があります。

 

オープンソースを利用するデメリット

 

オープンソースを利用することはメリットだけではありません。ライセンスが無償であるが故のデメリットも存在します。

 

Geekly Media ライター

佐久森

10+