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分散コンピューティングを徹底解説!グリッドコンピューティングとの違いからその将来性まで幅広くご紹介します!

情報量が年々増加していく現代社会において大規模な計算処理は社会の発展に必要不可欠になってきています。そういった際に大規模な計算処理を皆の力で解決しようという分散コンピューティングという技術が提起されてきました。本記事では、分散コンピューティングとグリッドコンピューティングの違い、及びその将来性などについてまとめました。

 

分散コンピューテヒング

 

分散コンピューティングとは?

 

 

分散コンピューティングとは、計算処理を行う際にネトワークを介して複数のコンピューターに分散し、同時平行的に計算処理を行うことです。

例えば宇宙の原理や細胞のメカニズム解析といった膨大な計算処理が必要な場合に、計算処理能力の高いスーパーコンピューターを作成しようとすると、制作費や維持費で莫大な資金が必要になってしまいます。

そう行った場合に世界中のコンピューターの余剰CPU (パソコンの中央演算処理装置)を間借りし、同時並行的に計算処理を行うことで大きな計算処理能力を生み出すことが出来れば、プロジェクトのために必要な資金の削減もできますし、計算処理も素早く行うことが出来るのです。

より簡単に説明すると、大人1人に仕事を任せるのではなく、10人の子供に任せることで早く作業を終わらせようという感じです。

 

グリットコンピューティング

 

グリットコンピューティングとは?

 

 

グリットコンピューティングとは分散コンピューティングのシステムを応用し、仮想的なスーパーコンピューターを作る技術です。

分散コンピューティング技術で複数のコンピューターにインターネットを介してグリット化(グループ化)することで、仮想のスーパーコンピューターを作ります。

コンピューターの所有者は自身のCPUを提供する代わりに、使用された自身のCPUに応じて報酬を受け取れる仕組みを作っています。これによってグリットに参加する人を増やすと共に、

大規模なデータセットの分析など計算処理を行いたい人は、毎回協力者にCPUの使用を確認することなく自由に複数のコンピューターを繋ぎ、同時並行的に計算処理を行うことが出来、費用も抑えることができるエコシステムを構築しています。

 

分散コンピューテヒングとグリットコンピューティングの違い

 

両者の違いは技術の根幹とその応用

 

 

両者の違いは大別すると大元の技術と、応用技術の関係になります。

分散コンピューティングが、複数のコンピューターをインターネットで繋ぎ同時並行的に計算処理を行う技術に対して、グリットコンピューティングは計算処理を手伝ってくれる協力者をグループ化することで利用しやすくした技術と言う点で違いが有ります。

一般的に分散コンピューティング技術を利用する目的は、大規模なデータ分析を安く、早く行うためです。そのため、分散コンピューティングとグリットコンピューティングが同じ意味で使用されることも多々あります。

 

セキュリティーについて

 

 

分散コンピューティングを利用する際の問題点としてセキュリティーの懸念が挙げられます。一般的には個人が所有しているPCのアイドル状態になっているCPUを計算処理の目的で使用するのですが、悪い企業が計算処理以外の目的で協力者を募集している可能性も0ではありません

善良な企業であれば、技術的に計算処理以外の目的で使用できないような仕組みにしてサービスを提供しているのですが、ユーザーがそれを全て判断できるかと言われると中々難しいのが現状です。そのため自身のCPUを貸し出す場合は、協力先の企業が信頼に足るかどうかに注意することが必要です。

 

グリットコンピューティングを利用した使用例

 

NTTデータによる分散コンピューティング実験

 

 


NTTデータは2005年~2009年までの間に個人が所有しているしているPCの計算能力を募集し、集めた余剰CPUを研究機関や企業に提供するサービスを行なっていました

 

CPUを提供してくれた人には、NTTで使用できるポイントを配布する形でサービスを行なっており、企業は100台分のCPUを一ヶ月しようするために月額130万円前後を支払っていました。

当時このサービスが始まった際はCPUを提供することで利益を得ることができると話題になりましたが、1h貸す毎に約2円の報酬になっていたようで、一月1440円前後の収益が得られるような計算だったようです。

 

電気代との兼ね合いもあってか、このサービスは2009年頃に終了しました。

 

ボランティア型のグリットコンピューティング

 

 

報酬とは関係なく人を魅了するような壮大的なプロジェクトに対しては、有志でCPUを募集するようなボランティア型のプロジェクトも複数誕生しました。その中でも一番初期で有名なものが「SETI@home」プロジェクトです。

アメリカのバークレー校が主導して行なったプロジェクトで、地球外から来る信号を抽出して地球外生命体の存在を探そうという、ロマンあふれる壮大な科学実験でした。

 

この実験には膨大な計算処理が必要なため、有志でCPUを提供してくれる人を募り、それを利用して膨大な計算処理を行なっていました。

こちらのサービスは2005年に終了したものの、その後「BONIC」というサービス環境に移動し、天文学や気候学、地質学、数学といった様々な分野でブランティアを募っている。面白いプロジェクトが多いので、興味がある方は調べてみると良いでしょう。

 

 

仮想通貨を報酬としたグリットコンピューティング

 

 

分散コンピューティングは非常に便利ですが、CPUの提供者を募るには協力者がメリットを感じなければ多くの人を集めることが出来ません。また、せっかく一月貸し出して1,500円前後稼げたのに送金手数料で500円持って行かれてしまった、、というように現金での報酬は現実的ではありません。

そういった問題を解決すべく「Golem」というプロジェクトが仮想通貨を利用したグリットコンピューティングサービスを提供しました。

利用者は、自身のCPUを提供することでどれだけCPUが利用されたかを簡単に確認することができ、Golemが提供しているGNTトークンを即座に受け取ることが出来ます。GNTトークンはBitcoinやEthereumといった有名な仮想通貨と交換することが出来るため、最終的に現金化することも可能です。

 

将来性

 

技術の発展とともに利用者の増加可能性が高い

 

 

グリットコンピューティング技術は昔から様々な分野において使用されてきましたが、クラウドサービスや仮想通貨、量子コンピューターといった次世代の技術が採用されていく中で加速的にサービスが普及していくのではと考えています。

クラウド上でリソースを提供するクラウドコンピューティングサービスは、2014年から2019年にかけて4倍の市場規模に成長していますし、IoT機器の普及によってエッジクラウドコンピューティング産業も普及することになりそうです。

このように、技術研鑽が進むにつれてコンピューターと何かが併合したり、置き換わったりする現象はコンピューターの誕生から上昇の一途を辿っています。そのため将来的にはグリットコンピューティング技術に頼ったり、一般での利用を考えたりするような人が増える未来があるのではないかと予見しています。

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。分散コンピューティング技術は意外と昔から存在しており、様々な企業が役立てていたことが分かったのではないでしょうか。この記事を見ているということは、あなたも自身のCPUを提供できるということですから、もし興味があれば試しに参加して見てはかがでしょうか

この記事が分散コンピューティングとグリットコンピューティングについての理解を深めるための約に立てていれば幸いです。

 

とげみ

Geekly Media
ライター

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