RDBMSとNoSQLを徹底比較!特徴からそれぞれのメリット・デメリットまで、わかりやすく解説!

RDBMSは誕生当初破壊的イノベーションと言われる様なデータベースで、今もなお多くの企業で利用されています。しかし情報量やデータ量の増加に伴いより適した形のデータベースシステムとして誕生したのがNoSQLです。本記事ではそんなRDBMSとNoSQLの特徴からそれぞれのメリット・デメリットなど分かりやすくまとめてみます。

 

RDBMSのデメリット

 

 

RDBMSはスケールアウト(分散性)・拡張性・処理速度の点でデメリットが有ります。

まずスケールアウトですが、データテーブルを別々のサーバーに分けると一貫性を保つ事が出来ないため、書き込み部分を分散させることは出来なくなっています。

次に拡張性ですが、データの読み込み部分は拡張する事が容易ですが、書き込み部分を拡張させるには技術的な側面と時間的な側面のコストがかかります。

最後に処理速度ですが、大規模なデータを扱う様になると処理速度が遅くなってしまうという難点が有ります。

 

NoSQLのデメリット

 

 

NoSQLはデータの一貫性や検索能力においてデメリットが有ります。

RDBMSはデータの一貫性を保つためにACIDというデータの不整合が置きない技術が実装されています。一方のNoSQLは水平分散させることができるように一貫性は諦めた仕様になっています。

またNoSQLではSQL言語を使用する事ができないため、複雑な検索が出来ません。

 

データで見る市場規模

 

RDBMSが不動の人気

 

 

NoSQLが発表された当時は、RDBMSの市場を徐々に侵食していく予想されていましたが、データを見ると現在も依然としてRDBMSを利用している企業が多いようです。

現在データベースエンジンは345個以上ありますが、データベースの人気について調査しているDB-EMGINESによると2019年4月の時点で依然として人気なデータベースシステムの上位4つはRDBMSで、5位にNoSQLの代表格であるMongo DBが登場してきています。

このことからRDBMSは今でも不動の人気を誇っていると言えるでしょう。

2008年から2016年頃にかけてのNoSQLの伸びは確かに高かったのですが、2017年頃から伸びも緩やかになり、データベースシステムのシェアトップ10の内7つがRDBMSで3つがNoSQLといった感じで落ち着いています。

 

RDBMS NoSQL
人気率 75% 25%
上位トップ10の人気製品 7個 3個

 

オープンソースか商用か

 

 

2013年頃までは商用のデータベース製品への人気が65%と高かったのですが、2019年になると52%まで下げ、逆にオープンソースの製品が35%から50%近くまで上昇する結果になっています。

下にオープンソースと商用の人気製品のランキングをそれぞれまとめてみました。

 

オープンソース 商用
MySQL Oracle
PostgreSQL Microsoft SQL Server
Mongo DB IBM Db2
Redis Microsoft Access
Elasticsearch Splunk

 

これは、オープンソース製品の質の向上や様々なデータベースシステムの誕生が起因していると思いますが、データベースのジャンルによっては80%以上の製品がオープンソースで提供されているというデータも出ています。

 

最近はTime Series DBMSの人気が上昇?

 

 

ここ2年の間にネット上でよく検索されているデータベースシステムにTime Series DBMSというものが有ります。

日本語では時系列データベースと言いますが、その名の通り時系列でデータを保存したり処理したりすることに特化したデータベースシステムになります。

時系列データベースはジャンルとしてはNoSQLになりますが、興味を持っている人が増えているカテゴリーなため今後の動向に注目です。

 

まとめ

 

 

RDBMSとNoSQLについて出来るだけ噛み砕いて説明しましたが、データシステムについてはイメージしづらいことも有り理解することがもしかすると難しかったのではと思います。

改めて簡単に要約するとRDBMSはとにかく「データの一貫性」を重要視しており、NoSQLは

「柔軟性や早い処理速度」を重要視しているということです。

最近では、RDBMSもNoSQLで出来るような性能を付随したり、NoSQLもRDBMSで出来るような機能をつけたりと切磋琢磨した改善努力を行なっています。

 

Geekly Media ライター

とげみ

2+