『IoTセキュリティ』を徹底解説!その実際の課題から公式のガイドラインまで幅広くご紹介します!

従来のパソコンやスマートフォンに加えて、近年ではあらゆるモノがインターネットに接続されるようになりました。必要な情報が何時でもどこでもインターネットを介して取得できることは便利ではありますが、一方でセキュリティ面の課題も存在します。そこで今回は、IoTセキュリティについて、課題と公式のガイドラインを紹介します。

 

指針②IoTのリスクを想定する

 

 

例えば、自動運転車にもIoT機器が備わっていますが、基本的な走行・停止の機能が遠隔で不正操作されてしまっては、人に危害が及んでしまいます。そのため、守るべき機能を特定し、人体や生命に危険が及ばないよう対策を行うことは非常に重要です。

そして、遠隔による不正操作を防ぐためにも、インターネットにつながるリスクを十分に把握しなければなりません。具体的には、ウィルスに感染した場合にどのような機器・システムに影響を与えるかをシミュレーションします。

また、インターネット経由でなくてもIoT機器が盗まれて不正操作されるリスクも想定します。データを読みだされて悪用されるリスクや不正な機器を接続され、他のIoT機器を遠隔操作されてしまうリスクも想定する必要があります。

 

指針③安全を守る設計を考える

 

 

IoT機器は複数の機器と接続されて動作していますが、それぞれの機器でのセキュリティ対策も検討しましょう。もし1台ごとの機器へセキュリティ対策が施せない場合は、上位の機器での強固なセキュリティ対策の検討が必要です。

また、ネットワーク上においてもIoT機器は多くのシステムと接続されています。そのため、特定の機器に異常が起きた場合でも他の機器に影響が及ばないように対策を検討しなければなりません。

もしもシステムへ侵入され、攻撃を受けた場合に備えた設計の「見える化」も必要です。IoT機器の設計は複数の技術者によって行われます。設計におけるプロセスを共有することで、緊急事態の対応を連携して行えるようになるでしょう。

さらにIoT機器は、開発時には動作確認を行っていない機器へも接続が行われるケースが多いです。その場合、セキュリティ対策が不十分な機器へも接続されてしまい、情報が漏洩してしまうリスクも生じます。

どのような機器と接続された場合にでも、不正操作が行われないように安全が確実に確保できる設計を検討しましょう。また、実際に安全設計がなされているかの評価も国際規格と照らし合わせて行う必要があります。

 

IoTセキュリティ対策の構築・接続

 

指針④インターネットを介して確認する

 

 

IoT機器が正常に動作しているか、もしくは異常が発生しているか等、機器の状態を記録し、ネットワーク上で把握できるシステムを検討します。機器の状況をログとして保存することで、攻撃によるデータの消去・改ざんも記録に残せます。

機能や用途に応じたネットワーク接続方法の構築も必要です。有線接続や無線接続の場合にそれぞれの環境における暗号記号を設定しセキュリティ対策を行うなどの検討も行いましょう。

また、IoT機器におけるシステム・サービスの初期パスワードも高セキュリティのものを設定します。実際、IoT機器を初期パスワードのまま使い続けてしまう人が多いため、「0000」などの単純な初期パスワードでは危険です。

さらに、ユーザーへのパスワード変更の注意喚起も行いましょう。そして、パスワードだけではなく、メッセージによる認証や生体認証機能も追加し、不正アクセスを防止します。

 

IoTセキュリティ対策の運用・保守

 

指針⑤情報発信を行う

 

 

IoT機器は、10年以上使われるものも多くあります。機器が市場へ出回った後も、ユーザーが安心して使用できるよう、情報の共有が重要です。各機器から収集した脆弱性情報を分析し、よりセキュリティ対策を強化できるアップデート情報を適切なタイミングで配信しましょう。

また、IoT機器は一般家庭にも広まってきてはいますが、インターネットに接続されている認識なしに使用しているユーザーも少なくありません。そのため、一般のユーザーにもインターネットにつながることのリスクや対応策を十分に伝えておく必要があります。

しかし、IoT機器が使われる分野によっても緊急事態への対応策は異なります。問題が発生した時、迅速に対応できるように誰がどのような対応を行うかを明確にきめておきましょう。

 

Geekly Media ライター

やまりえ

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