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【まとめ】Web広告の種類と気になる効果を徹底解説!

今や人々の生活に欠かすことの出来ないスマートフォンやパソコン。スマートフォンやパソコンを介してWebに接続する際に表示されるWeb広告の市場はテレビ等の従来のメディアの広告を追い抜く勢いで成長しています。今回はWeb広告の種類とそれぞれの仕組みと効果について説明していきます。

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Web広告とは

 

 

Web広告とは、「インターネットの媒体上に掲載される広告」を指しており、ネット広告・オンライン広告・デジタル広告などとも呼ばれます。Webページやメールに含まれる広告枠を利用して、認知度や売り上げを向上させたい商品やサービス、企業を宣伝できる仕組みです。

従来の広告と違い、ユーザーの年齢・性別や行動履歴、居住地域などの基本情報や、Webサイトでの閲覧・検索履歴、クリック行動などから、細かく部類分けして広告を出稿することができます。

 

そんなWeb広告ですが、形状や配信方法、課金方法によって種々様々です。

以下では実際に各種Web広告を取り上げて、その特徴や狙える効果を解説していきます。

 

Web広告の種類と効果

 

ディスプレイ広告

 

 

ディスプレイ広告は、インターネットのホームページ上でテキストやバナー動画で広告を表示するWeb広告です。

 

ディスプレイ広告は、主にGoogleと提携しているWebサイトやYoutube等のサービス、Yahoo!のトップページやYahoo!のサービス上で表示される広告です。年齢や検索している場所、今までのサイトを見た履歴等で広告を出稿する指定が出来ます。ディスプレイ広告の費用は広告がクリックされる毎に単価を支払うクリック型と広告が表示される回数毎に課金されるインプレッション型が主になります。

 

▼効果

ディスプレイ広告は、Webのトップページや関連しているサービスのページに表示されるため、幅広い層にサービスや商品を認知してもらえる効果があります。また、年齢や地域によって広告を表示させるユーザーも絞れるため、潜在的に商品やサービスを求めている層へPRすることも可能です。

逆に商品やサービスに合わせて絞ったユーザーへのアプローチの効果は低く、広告出稿数に対し商品の成約数の割合が少ないというデメリットもあります。

 

リスティング広告

 

 

リスティング広告は、GoogleやYahoo!でユーザーが検索したワードに応じて検索結果に表示されるテキスト広告です。

検索ページでユーザーが検索したワードに対する検索結果の上位部分に表示される仕組みになっています。リスティング広告もクリックされる毎に課金される仕組みです。

 

▼効果

先程のディスプレイ広告とは異なり、リスティング広告はユーザーが調べたいワードの検索結果に直接広告が表示される為、ユーザーが求めている商品やサービスに直結した広告表示が出来るという効果があります。

リスティング広告は、ユーザーの検索結果のみに対して表示されるので、幅広い層への商品・サービスの認知、一般層へのPRにはあまり効果が見込めない広告です。

 

アフィリエイト広告

 

 

アフィリエイト広告は、ホームページやブログのWeb上の記事に、バナーやテキスト広告として貼り付けられている広告です。

成果報酬型広告とも呼ばれ、商品を購入したりサービスを申し込んだりした時の成果に対し、報酬が支払われる仕組みになっています。最近は、副業でブログを始める人が収益化する際に報酬を得るサービスとしてもよく利用されています。

リンク先で、アプリのインストールにより成功報酬が発生する広告を特にリワード広告と呼びます。アフィリエイト広告の一種です。

 

▼効果

アフィリエイト広告は、商品やサービスを顧客が購入・利用した時に広告費が発生するため、広告費が必要最低限で済むという効果があります。

個人ブログの記事に自社商品のアフィリエイト広告が掲載されるので、自社商品やサービスとマッチングしない記事にアフィリエイト広告が載る可能性や、競合商品より多く記事や媒体に載せてもらうには報酬等を増やさなければならないという可能性も出てきます。

 

ネイティブ広告

 

 

ネイティブ広告は、自然にWeb上の記事やコンテンツと違和感無く表示されている広告です。

記事やコンテンツの内容に紛れる形で表示されています。その為、広告自体がステマ(ステルスマーケティング)に当たるのではと不安があるかもしれませんが、きちんと『AD』や『PR』の表記をしてあるものがほとんどなので、心配はいりません。

費用に関してはネイティブ広告を見てもらうページビュー数に対して報酬が支払われる仕組みがメインになります。

 

▼効果

記事やコンテンツの中から自然と広告に誘導出来るため、広告を見てもらう確率は自然と高くなります。しかし自然に見せる分広告作成に労力がかかったり、成約まで時間がかかったりする為に効果がすぐ現れにくいという面もあります。

また、上手く記事やコンテンツの中に広告を制作し埋め込まないと、ユーザーへ不自然な印象を与え、PRしたい商品やサービスに対しネガティブなイメージをもたらす結果になりますので、ネイティブ広告は出稿する記事やコンテンツの内容をよく吟味しなければ良い効果が出ない可能性もあります。

 


 

 

リターゲティング広告

 

 

「Re targeting」という名の通り、一度Webサイトに訪れたユーザーを追跡して配信される広告の事です。Cookie(クッキー)の仕組みが利用されています。

他広告と比較すると費用対効果が高いとされている一方で、個人情報保護法の観点から採用が難しくなっていたり、ユーザーが良く思わないといった面も持ち合わせます。

リターゲティング広告はクリックされるごとの課金システムで、広告を出すキーワードによって相場が変動します。安いキーワードであれば数十円程度から、高いものになるとワンクリック数千円といった幅があります。

 

▼効果

リターゲティング広告が効果を発揮するのがECサイトです。

例えばショッピングの検討中に離脱したユーザーが他サイトを訪問中に再び広告を目に入れる事で、買い忘れの防止やリピートといった効果が期待できます。

リピーターという潜在可能性の高いユーザーに絞って広告を表示できる事が費用対効果を高める要因と言えるでしょう。

 

メール広告

 

 

一般的にメルマガとして配信される事の多い広告で、テキストとHTML形式の2種類があります。

主に見込み顧客向け配信のため、プッシュ型のアプローチができるのが強みです。

費用の相場はテキスト形式だと1配信につき0.1円から1円程度、HTML形式だと1配信で0.3円から2円程度となっています。

 

▼効果

サイトを訪れないと目にする事がない広告とは違い、メールとしてダイレクトに届く点で高いCV率が期待できます。メルマガに登録している時点で認知・信用・興味・比較検討といった段階をすでにクリアしているケースが多という特徴もあります。

またメール1通に込められる情報量の多さを利用して、きめ細かなアプローチを可能にします。

入稿から配信までに時間がかからない事で、流行の瞬間を逃す事なく配信できる事でもより高い効果が期待できます。

 

SNS広告

 

 

今や一般的になったTwitter、LINE、Facebook等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上で表示される広告はSNS広告と呼ばれます。

SNS広告は、TwitterやFacebook、Instagramのタイムライン上に動画を表示したり、テキストや画像でPRしたい商品やサービスのホームページに誘導する仕組みです。各ソーシャルメディア上でフォローやシェアされたりクリック等に対して課金されるのが主流です。

 

▼効果

それぞれのSNSのプロフィールや投稿に適した広告が出稿出来るため、広告を出したいターゲットをピンポイントに絞れる効果があり、またSNSを使う若い世代への広告の宣伝力や拡散力は抜群な広告です。

SNS広告はターゲットを絞った広告が出稿出来る為、きちんと各SNSの特性を把握して広告の配信をしないと、満足な効果が得られない結果になる恐れもあります。

 

動画広告

 

 

Youtube等の、Webメディアで配信される動画形式で表示される広告を動画広告と呼びます。

動画視聴や動画配信サービス、先程挙げたTwitter等のSNSやWeb上で商品やサービスをPRする動画を流す仕組みの広告です。動画が視聴される度に課金される仕組みが主流です。

 

▼効果

動画広告は、文字や静止画だけでは伝えきれない商品やサービスの特徴を分かりやすくユーザーに伝えられる効果があります。その反面、動画の制作費自体に多額の金額が必要になってきますので費用対効果を考えて制作、出稿する必要があります

 

これから通信規格が5Gになり大量のデータがやり取りできるようになれば、動画の視聴が今までよりもっと手軽で簡単なものになりますので、動画広告のWeb広告内での割合は上がっていきます

実際、大手広告代理店が動画広告の専門部隊を設けたり、スタートアップやベンチャーで動画制作・動画広告を展開する会社が増えてきています。現在日本のWeb広告の8割はディスプレイ広告とリスティング広告に占められていますが、これからは動画広告がWeb広告のメインの広告になっていくでしょう。

 

Web広告の選び方

 

 

①ターゲットで選ぶ

 

選び方の1つ目は、ターゲットが利用する媒体で選ぶ方法です。

まずはターゲット層を明確にし、その層がもっとも利用する媒体を選ぶ事で効果が高くなるからです。

例えば若年層の女性向け化粧品であればInstagramやTiktokといったSNSが好ましく、主婦やビジネスマンがボリュームゾーンである媒体を選んでも効果は望めません。

ターゲット層をはっきりとさせ、適した媒体のリサーチは必ず事前に行いましょう。

 

②最終的な意図で選ぶ

 

選び方の2つ目は、その広告の最終目的で選ぶ方法です。

Web広告を考える際、様々な目的があるはずです。認知拡大やブランディング、購入を促す訴求などその意図によって選ぶべき広告は変わって来ます。

例えばSNS広告は認知拡大には適していますが、商品によっては即購入までは考えていないというユーザーも多いです。その場合はリスティング広告で該当キーワードを検索するユーザーにアピールした方が効果的でしょう。

 

Web広告のこれから

 

 

Web広告はテレビ広告を抜く勢いで成長しています。若者のテレビ離れもあり、接触する媒体がスマートフォンやインターネットを介したものに移行していますので、Web広告の重要性や効果はますます高まっていきます。

商品やサービスの特性にあったWeb広告を利用し、宣伝していくことが、これからの時代の広告出稿の重要なポイントになっていきます。

 

また、これからもWebに関する新たな媒体や広告スタイルが出てくる可能性もありますので、Web広告の変遷を見守っていく必要があります。

商品の魅力をより身近に伝えられるWeb広告を、これからも上手に利用していきましょう。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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