1. HOME
  2. Geekly Media
  3. PHPフレームワークならコレ!人気フレームワークの種類からその内容まで徹底解説!

PHPフレームワークならコレ!人気フレームワークの種類からその内容まで徹底解説!

PHPフレームワークというものを聞いたことはありますか?近年アプリ開発を行うのに必要不可欠なアイテムとして、開発者に重宝されているシステムなのです。今回はそんなPHPフレームワークの人気種類の紹介や、そもそもPHPフレームワークとは何の事なのかという基本的なところから徹底に解説していきます。

  • twitter
  • facebook

アプリ開発にはPHPフレームワーク

 

 

PHPフレームワークとは?

 

プログラミングをするときに言われるフレームワークとは、アプリを開発する際の土台のようなものです。

アプリを開発する際にすべての動作を自分で書いていたら膨大な作業量になり、時間がいくらあっても足りません。そこで、あらかじめ必要なコードが用意されているフレームワークと呼ばれる土台を使えば、あとはオリジナルのコードを書いていくだけで良いので、スムーズに作業を進めることができます。

アプリを開発する際は、このフレームワークを大量に使って業務の効率化を図っています。

 

PHPフレームワークでできる事

 

PHPフレームワークを使うことで、「開発時間の短縮」「多人数開発が可能」「フリーランスとしての活動に活かせる」といった3つのメリットが生まれます。

まず「開発時間の短縮」に関しては先ほどフレームワークの説明で話した通りです。
あらかじめ必要なコードを用意しておくことで、効率的に仕事ができるような状況を作っています。

 

次に「多人数開発が可能」になるというのは、考え方の統一ができるためです。

まっさらな状況からアプリを開発するとなると統率するのが難しく、コードの書き方などについてルール作りをして共有するという手間がかかってしまいます。

しかし、PHPフレームワークで基礎の部分をあらかじめ作っておくことで、コードの書き方をプログラマー全員と共有することができます。

そのため、ルール作りや共有するという手間をかけることなく、コードを統一することができます。

 

最後に「フリーランスとしての活動に活かせる」については、先ほども話した通りフレームワークはアプリ開発の場面で多用されます。

プログラミング言語とフレームワークは全く別の知識になるので、プログラミングしかできない人ではなくフレームワークも使える人になれば、業界から重宝されるのです。

 

PHPフレームワークの種類

 

一口にPHPフレームワークといっても、その中には多くの種類があります。

 

・CakePHP
・Symfony
・CodeIgniter
・ZendFramework
・Phalcon
・Slim
・Laravel
・Yii
・FuelPHP
・Flight
・Silex
・BEAR.Sunday
・Kohana
・Ethna
・Ice Framework

 

主なフレームワークは記載した15種類であり、その中でも有名なのは「CakePHP」と「Codelgniter」がよく使われているフレームワークです。

しかし、これだけPHPフレームワークがあるとどれを使っていいか分かりませんよね。

なので次はおすすめのPHPフレームとその特性について紹介していきます。

 

おすすめPHPフレーム① 【Symfony】

 

フランスのシステム会社Sensio Labsが中心になって開発が進められているフレームワークで、2005年にリリースされました。

Symfonyは企業の重要なシステム開発を担うことのできるフレームワークとして作られました。

機能テストやでバックの為の多様なツールが最初から装備されており、毎年2回リリースアップされ、サポート体制も充実しているため常に最新の状態にあるフレームワークといえます。

大人数で規模の大きな開発をするときに向いているフレームワークです。

 

おすすめPHPフレーム②【FuelPHP】

 

FuelPHPは2011年にリリースされた比較的新しいフレームワークで、MVCモデルという高速かつ軽量なフレームワークを採用しているため、簡単なWEBサービスやアプリケーションの開発に向いている小規模で手早く開発をしたいという方におすすめです。

軽量なので、まずはPHPフレームワークを触って試してみたいという方にもおすすめなのですが、経験の浅いエンジニアだとソースコードにバグを埋め込んでしまうリスクがあるフレームワークです。

 

無料転職相談に登録してPHPフレームワークを熟知したエンジニアになろう

 

おすすめPHPフレーム③ 【Codelgniter】

 

Codelgniterは2006年に登場したフレームワークで、ベテランエンジニアから圧倒的な支持を得ているフレームワークです。

Codelgniterがなぜベテランエンジニアに指示されているかというと、それはコーディング規約制限が緩く自由度の高いソースコードを書くことができるので、すべて自分でできるベテランには支持されているのです。

また動作速度も速く、FuelPHPほどではないにしろPHPフレームワークの中ではトップクラスの速さを誇ります。

 

おすすめPHPフレーム④ 【cakePHP】

 

cakePHPはcakeの名が冠されている通り、ケーキを焼くように簡単にPHPで開発できるフレームワークというコンセプトで作られたフレームワークです。

初回リリースは2005年と歴史の古いPHPフレームワークですが、半年に1度位のベースでリリースアップを重ねているので、常に最新の状態を保ち続けています。

日本国内外問わず最重要PHPフレームワークとしての地位を築いてきており、採用実績が多いので使ったことがある人も多く分からないことをネット上で質問すれば、大抵答えが返ってきます。

軽量だがしっかり作りこめるフレームワークであり、日本でのシェアは非常に高いので日本でフレームワークの仕事をするときは、使えた方が良いPHPフレームワークといえます。

 

おすすめPHPフレーム⑤ 【ZendFramework

 

PHPでZendといえば、PHP実行プログラムであるZend Engineが有名です。

ZendFrameworkはそのZend Engineの開発者であるアンディ・ガトマンズとゼーブ・スラスキーが創設したゼンド・テクノロジーズの支援で開発されているフレームワークです。

IBM・Google・マイクロソフトなど世界的なIT企業がバートナーとして参画している事も有名で、拡張性が高く大規模な開発に強みを発揮するフレームワークとして人気が高いです。

 

おすすめPHPフレーム⑥ 【Laravel】

 

Laravelは2011年にリリースされた比較的新しいフレームワークで、今最も勢いのある書きやすいフレームワークとして注目されています。

GitHubというシステムエンジニアがよく利用する世界的な作品の旧友ウェブサービスでは、PHPフレームワークの中で最高評価を受けており、新しいトレンドとなっています。

動作が重いという指摘も上がって来ていますが、初心者でも美しいソースコードがかけると評価されています。

今後日本でも1番使われるフレームワークになる可能性もある程勢いがあるので、勉強しておいて損はないと思いますよ。

 

おすすめPHPフレーム⑦ 【Phalcon】

 

とにかく早く最速のフレームワークと呼ばれるのがPhalconです。

初回リリースが2012年と新しいフレームワークで、速度が速いだけではなく自由度が非常に高いことからベテランエンジニアからの支持も得ているフレームワークです。

その点から初心者には扱いが難しく、日本語での情報も少ないのでベテランが使うフレームワークと言ったところです。

 

おすすめPHPフレーム⑧ 【Slim】

 

マイクロフレームワークとして有名なのがSlimです。

マイクロフレームワークとは、他のフレームワークと比べるとスリムで必要最低限の機能だけ残したフレームワークの事で、入力に対してのレスポンス表示をするだけのものです。

開発に使われることはほとんどありませんが、プロトタイプ作成では簡単に素早くできる事から使われることもあるので、知っておいて損はないフレームワークといえます。

 

最後に

 

 

いかがでしたか?

アプリ開発を効率的にすすめるために必要なPHPフレームワークについて分かりましたか?

PHPフレームワークには紹介した通り多様な種類があり、どれを使うか迷ってしまうという人も多いかもしれません。

そういう人はひとまずいろいろ試してみるのがいいです。

 

長年CakePHPとCodelgniterがシェアを占めてきたPHPフレームワークの業界ですが、近年はLaravelとFuelPHPのシェアが伸びてきており、今後メインで使われるPHPフレームワークは変わっていくかもしれません。

是非色んなPHPフレームワークを試してみて使用感や効率を感じ取ってみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

無料転職相談に登録してPHPフレームワークの知識を活かせる会社に転職しよう

 

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

この記事が気に入った場合は、
SNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事