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【フリーランス】メリット・デメリットを徹底解説!自由を手に入れられる?それとも苦労に満ちている?

近年は働き方も多様化してきており、企業などに勤める会社員という働き方ではなく、個人で会社などのプロジェクトと契約して仕事の依頼をもらって働くフリーランスというものも増えてきている。
会社員と違って自分の裁量で動くことができるイメージのあるフリーランスですが、実際は自由に働けるのか?そのメリット・デメリットを紹介します。

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フリーランスとして働く方法

 

 

フリーランスとして活躍している方は近年増えてきています。

しかし、フリーランスになるにはどうすればいいのかを知っている方は少ないのではないでしょうか?

フリーランスのメリット・デメリットを知っても、フリーランスになる方法を知らなければ意味がないので、まずはフリーランスとして活動するにはどうすればいいのかを簡単に説明していきます。

 

ネットサービスを利用して依頼を探す

 

「人脈・知名度・実績・能力が必要?」「誰もがなれるものではない」

そう思っている人も多いと思います。

確かにフリーランスの多くの仕事は、企業などからお仕事をもらって行うもしくは売り込む事で発生します。

そのため、仕事を探すための人脈や知名度、実際に仕事を受注するための実績や能力が必要だと思うのは当然です。

しかし実は、大きな金額の取引ができるかどうかは別として誰でもある程度はフリーランスとして活動して稼ぐことはできるのです。

 

なぜそれができるか?

それは世の中には仕事があふれており、社員では手が回らない仕事やフリーランスありきの商売をしている会社があるからです。

しかも近年は、そんな会社が出している依頼を簡単に検索できるようなサービスがあるのです。

代表的な物でいうと「クラウドワークス」「ランサーズ」というWebサービスです。

手が回らない自分ではできない仕事を外注するためのサイトで、簡単なものから専門的なものまでそろっているので、特に突出した能力がないという方でも仕事を取ることができるのでフリーランスを始めることができます

もちろん多くの依頼を頂くためには、能力というのは必要になってくるので能力が必要ないという事ではありませんが、やりながらどんどん成長していくことができ、評価が上がれば徐々に単価が上がったり大きな依頼をもらえるようになるので、最初は能力が低くてもフリーランスとして活動できます

 

人脈・実績等で仕事を請け負う

 

もちろん、人脈・知名度・実績というものはあるに越したことは間違いありません。

人脈があれば、仕事の依頼をもらうためのアプローチをかけることが比較的容易にできますし、

知名度が高く実績に申し分のない方なら相手の方からお願いをしに来るでしょう。

自分からアプローチをかける事無く仕事を頂くことができ、しっかり稼ぐことができる環境を作ることがフリーランスの目指すところでしょう。

 

フリーランスのメリット

 

やる気次第で稼げる

 

 

フリーランスの収入は基本的には成果に対しての報酬です。

例えば記事を書くフリーライターのお仕事であれば、1記事いくらで買い取りますという形が主流なので納品した数が多ければ多いほど収入が増えます。

しかし会社員の場合は基本給がありそれに上乗せして成果が付きますが、ほとんどの場合は上限というものが存在するので頑張っても限界というものがあります。

「自分の頑張り次第や能力次第で上限なく稼ぐことができる」というのがフリーランスの一つの魅力といえるでしょう。

 

経験を積むことができる

 

 

フリーランスは複数の仕事をかけ持つことができます。

依頼の際の契約に独占契約のような形で、他社の依頼を受けてはいけないという事を指定されていなければフリーランスの場合同時にいろんな仕事をする事ができます

そのため同時にいろんな仕事をする事でき、色んなジャンルの勉強をする事ができるのです。

しかし会社員の場合は同時にいろんな仕事をすることは難しいです。

 

会社ではある程度役割が決まってくるので、色んな職種の仕事を同時に経験するというのは難しいですし、日本の会社では副業を禁止している会社が未だに多いので他に仕事をする事も難しいです。

短い期間で色んなことを学ぶのであれば、メインの仕事と同時に簡単な仕事からでも新しいことに挑戦できるフリーランスの方が効率的に学べる環境にあるといえるでしょう。

ただ同時に複数の依頼を抱える場合は、情報を流出させないように注意をしましょう。

特に競合他社への技術流出ということになれば賠償問題にも発展しかねません。

他社と契約してはいけないという制約がなかったとしても、競合他社の仕事は同時に受注しない等の配慮は必要です

 

予定が組みやすい

 

 

今回のテーマでもある自由についてですが、フリーランスの仕事は自分でスケジュール管理をする事ができます。

時間指定で働く場合もありますが、ほとんどの場合はいつ働いても成果さえ出してもらえれば問題ないというものになるので、自由に予定を組むことができます

 

例えば今週は海外旅行に行きたいから仕事をしない、子供が風邪ひいたから今日は看病のために仕事をしない等、前々から予定していたことはもちろん急な予定にも対応することができます。

「大型案件の依頼をこなしたから今年はもう働かなくていい」

なんて夢のような働き方もできるかもしれませんよ。

 

ストレスから解放される

 

会社勤めのストレスと言えば人間関係が挙げられます。

フリーランスの場合でも、クライアントがいる以上一切の人間関係がなくなるわけではありませんが、会社員ほどの深い人間関係はなくなります。

勤務後の飲み会や断りづらい上司からの誘いを煩わしく感じてしまう人には魅力的なのではないでしょうか。

また、満員電車のストレスがなくなる事も大きなメリットと言えます。

自由に予定を組む事ができるメリットはこんなところにもあるのです。

 

定年がない

 

こちらもフリーランスならではのメリットです。

企業勤めでは、自分がまだまだ働ける、働きたい、やり残した事があると思っていても定年になれば退職しなければなりません。

定年後の再雇用制度が充実している企業も増えていますが、実は勤務形態・仕事内容・給与など変わってしまうケースが多いのです。

仕事が好きでフリーランスになる人にとっては、何より大きなメリットと考えられるかもしれません。

 

女性特有のメリットも

 

実は、「出産退職の経済損失1.2兆円」という試算が出ているのをご存じでしょうか。(参考:第一生命研究所

産休・育休を取れなくて仕事を辞めざるを得なかった、預け先がない、小1の壁など、女性が子どもを持ちながら変わらず働き続けるためにはまだまだ多くの壁が存在するのが実情です。

ところがフリーランスであれば、職種や業務内容によっては、完全にリモート勤務で対応できるケースもあります。

これは働き続けたい女性にとって大きな助けとなるでしょう。

いわゆる「女社会」のしがらみを感じている人も、フリーランスで解消される悩みは大きいはずです。

 

 

フリーランスのデメリット

 

すべてを自分で処理しなくてはいけない

 

 

フリーランスは会社に勤めているわけではなく、自分がひとりで会社を経営しているのに近い立場になるため雑務などもすべて自分で行わないといけません

代表的な例といえば確定申告でしょう。

会社勤めの場合は紙一枚に氏名や保険の事について書くだけで、会社が処理をしてくれる場合がほとんどです。

しかし、フリーランスの場合は書類の作成や役所への届などすべて自分でしないといけません

なので、仕事の知識だけではなく経理などの知識を付けて処理していかないといけません。

 

不安定な仕事

 

 

フリーランスの仕事は多くの場合依頼を頂いて行う仕事になります。

そのため、依頼がなくなってしまえば収入源が途絶えることになります。

フリーランスにも契約社員のように期間契約のようなものはありますが、やはり正社員や契約社員と比べると会社都合で契約を切られやすい傾向にありますし、そもそも期間ではなく商品の納品を基準に契約していることが多いので、依頼する側の状況に非常に左右されやすいです。

そうリスクの回避のために複数の依頼を同時にこなしているという人が多いですが、景気が悪くなればそのすべての依頼がなくなってしまう可能性もあるので、安定しているとは言いにくいです。

 

正社員だって景気が悪くなればクビを切られますが、ある程度法律で守られている部分があるので強引な退職は迫ることができません。

しかし、フリーランスは依頼を出さなければ経費が掛からないので実質的に簡単にクビをきることができます。

そういう中でも生き残っていくには確かな技術力もそうですが、納期を守る・丁寧にこまめな対応ができるといった日々の積み重ねで信頼関係を築いていく事が重要です。

 

不安定な生活

 

仕事が不安定になるほど、生活リズムも乱れがちです。

フリーランスは自分の裁量ひとつで仕事を進められるというメリットゆえに、ただでさえ生活のペースを崩してしまいがちです。

昼夜逆転が続き、曜日感覚がなくなってしまうという事もしばしばあるでしょう。

自分のキャパをこえた仕事の取り方をしてしまい、思い描いていたワークライフバランスとは真逆の環境に陥ってしまう…といった事にならないよう、生活リズムを整える工夫が必要です。

 

自分次第で収入が変わる


 

これはメリットの部分でも紹介したことですが、フリーランスはどれだけ働いたかが直接収入に繋がります。

つまり頑張り次第でいくらでも稼げるという事ですが、これは人によってはデメリットになる可能性があります。

なぜなら、頑張った分だけ稼げるというのは裏を返せばプライベートの時間を仕事に当てるということになりかねないからです。

フリーランスは家で仕事をする人も多いので、特に仕事とプライベートのオンオフがつけづらいので、稼がなくてはというプレッシャーが重荷になることもあるのです。

 

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フリーランスは自由?

 

 

結局のところフリーランスは自由なのか?

それはその人の考え方によって大きく変わってきます。

フリーランスには

 

・頑張った分だけ稼げる

・いろんな仕事ができる

・予定が組みやすい

 

というメリットがあり、自分次第でどんな働き方もできる自由度が高い仕事といえます。

しかし成果ありきの仕事で、信用を勝ち取れるかどうかが今後の活動にも大きな影響を与えるので絶対に納期に間に合わせないといけませんし、収入が自分次第なので常にやらなきゃ収入がなくなるという恐怖観念に囚われます。

これでは自由とは言えません。

その為フリーランスは、自由な行動がとれるが精神的には自由ではない仕事であるといえます。

 

フリーランスに向いている人

 

 

自己管理ができる人

 

フリーランスには絶対必要な能力といえます。

自己管理ができない人は、いつの間にか日にちが過ぎてしまっていて納期に間に合わないなんて事が頻発してしまうでしょう。

そうなれば、依頼主からの信頼を失ってしまい仕事がなくなってしまいます。

夏休みの宿題を最終日に徹夜をしてた方にはあまり向いていないかもしれませんね。

 

コミュニケーションをとるのが好きな方

 

フリーランスなら出社や直接クライアントに会うことがほとんどないので、コミュニケーション能力が必要ないと考えている人はいませんか?

むしろ逆です。

会って話さないからこそ、メールや電話だけという制限の中で信頼を勝ち取っていかなくてはならないのでコミュニケーション能力が非常に重要です。

また、フリーランスが収入を伸ばしていくためには人脈作りという点も重要になるので、コミュニケーションをとるのが好きな方でなければ続けていくのは難しいです。

 

最後に

 

 

フリーランスは一見自由な仕事のように見られますが、実際は色んなことを自分で抱えながら働かなくてはいけません。

自分の好きなように仕事をしていくことができるので、自由な行動のとれる仕事と言えます。

しかし一方では納期に追われたり、仕事をしないと収入がなくなるという強迫観念にさいなまれる等、精神的には自由とはいいがたい仕事でもあるのです。

フリーランスをこれから始めようと思っている方は、自由に動けそうだからと表面的な事だけ見て決めるのではなく、自分で負わないといけない責任もあるという事も肝に銘じて挑戦してくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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