EdTechとは!ITのチカラで「教育」にどんな変化が起こる?事例とともに解説します!

近年IT業界の成長はすさまじいものがあり、現代生活に欠かせないものへとなってきています。そんな中、EdTechと呼ばれるものが注目を浴び始めていることをご存知ですか?今回はEdTechとはどんなもので、なぜ注目されているのか、どんなことができるのかを事例とともに紹介していきます。最後まで読んで是非参考にしてください。

 

EdTechとは

 

 

EdTechとは?

 

EdTech(エドテック)とは、Education(教育)Technology(テクノロジー)を組み合わせて作られた造語です。

つまり、テクノロジーの力を使って教育業界を変えていくものなのです。

 

ITと各ジャンルの融合

 

 

IT業界の成長に伴って、ほとんどすべての産業・工業はもちろん社会生活に必要不可欠なものになってきており、ITの成長によって多くのモノが大きく変化してきました。

さらに近年は積極的にITと産業を結びつける動きが増えてきており、EdTechもその中の一つなのです。

テクノロジーはその使い方によって様々な可能性が秘められており、今までできなかったことができるようになる力です。

そのため、教育をどう変えることができるのか注目が集まっています

 

eラーニングとは違う?

 

 

ITと聞くと多くの人はネットを思い浮かべると思います。

ネットと教育を組み合わせたものにeラーニングというものがあり、こちらもITと教育を組み合わせたもので似ている部分もあるのですが、EdTechはeラーニングと違い進化し続けるプラットフォームである点が大きく違い、今後が期待されているのです。

EdTechには「双方向性」「匿名性」「低価格化」の3つの強みがあります。

 

双方向性

 

双方向性とは、一方的なコミュニケーションではなくお互いにコミュニケーションを取ることができるという事です。

教育に置き換えると、教師から生徒への一方通行になってしまうコミュニケーションではなく逆もしやすい環境にあるという事です。

インターネットをプラットフォームにしているため、地理や時間の不利もなくコミュニケーションを取ることができるので、海外の教師の講義を日本にいながら受ける事ができます。

 

匿名性

 

Standing Man Holding Ipads Near Macbook Pro

 

インターネットの世界は匿名性が高く、誰でも気軽に入っていきやすいという利点があります。

EdTechでは、匿名性を利用して気軽に講義に参加するのはもちろん、気軽に辞めることができるシステムになっているためより気軽に勉強に取り組むことができます。

特に日本人は人に合わせる性格特性があると言われているので、人と違うことをするのに躊躇する部分があるため匿名性が高いことで気軽に学ぶことができます

 

低価格化

 

近年は広告収入で利益を得て、利用料は基本的には取らないもしくは少額で提供するというビジネスモデルが増えてきています。

代表的な例で行くと大手動画配信サイトであるYoutubeです。

これは無線LAN環境が充実しており、インターネット等のネットワークを利用することが当たり前になってきているために実現していることです。

それに伴ってEdtechでも低価格化が進んでおり、基本利用料は無料でさらに高度な機能を使いたいという方は有料のサービスを医療するといったフリーミアムモデルが増えてきています。

 

EdTechが今注目される理由

 

 

そんなEdTechが現在注目されている背景には教育業界のIT化があります。

今までは学校・塾に通って授業を受ける、家で教材を使って自習をするというのが勉強のスタンダードでしたが、先ほどから話している通り近年は塾に通わずにネットで授業が受ける事ができる環境が整ってきています。

 

それに伴って、文部科学省が2020年までに小中学校で一人に一台タブレットを配布するという方針を発表しました。

これにより、ネットを利用して勉強するというのを政府強力な後押しをするような形になったのです。

そのため、今後オンライン授業や教材がどんどん増えていくであろうことが予想されます。

そこでEdTechは、日本の教育業界の救世主的な役割を果たすことができるのではないかと注目されているのです。

 

EdTechでは何ができる?

 

 

EdTechはテクノロジーと教育の融合で、ネットワークを利用した新しい教育スタイルであることは分かりましたが、実際はどんなことができるのでしょうか?

 

オンライン講義

 

EdTechでできる事の一つ目は、先ほどから何度も話しに出てきているオンライン講義です。

その中でも、MOOC(Massive Open Online Course)と呼ばれる欧米の一流大学を中心とした講義を受ける事ができる物が人気を集めています。

日本にいながら欧米の講義を聞くことができるというのはオンラインならではですし、ひとつの大学だけではなく複数の大学の講義を聞くことができるので、学びの幅も広げることができます。

 

また、オンライン講義の良い所は時間を気にせずに講義を聴けるというところです。

空いた時間に聞きたいだけ聞くことができるので、効率的に勉強をする事ができます。

一流大学の講義などを無料で聞くことができるという部分が、EdTechの強みと言えるでしょう。

 

コミュニケーション促進

 

EdTechではコミュニケーションを促進するSNS機能があります。

今ではSNSというのは多くの人が利用している物なので、気軽に使えるコミュニケーションツールとして教育業界でも助けになっています。

例えばEdmodoというものがあります。

これは授業内容に対しての質問をするなど、ディスカッションや課題を提出するなどの連絡ツールとして使う事ができます。

 

また教師と生徒のコミュニケーションだけではなく、教師同士のコミュニケーションを取ることができるSNSというのも存在しています。

SENSEI NOTEと呼ばれるそのサービスは、オンラインで他の教師と繋がることができ意見交換や情報の共有などができ、常に新しい教育に取り組んでいくことができます。

オンライン上にある職員室のようなものですね。

 

学習管理

 

学習管理のしやすさもEdTechの特徴です。

生徒の学習状況を管理し最適な教材を提供するといった機能を持ったLMSというものがあり、ユーザーごとに割り当てられることで効率的な勉強をする事ができます。

教師・生徒・保護者が学習の進み具合を共有することができるという機能を持っている物もあるので、学習状況やこれからの学習についての計画などの管理が容易にできるのです。

 

学びの多様化

 

EdTechでは色んな注目されているシステムを導入することで、学び方に多様性を持たせています。

例えばゲーミフィケーションと呼ばれるものは、ミッションなどを提供する・レベルに応じて難易度を変える・ランキング形式や対戦形式の導入等、ゲームで使われるノウハウを学習環境に活かして楽しんでできる学習方法です。

他にもアダプティヴラーニング・Knewton・すららといった様々な学び方を提供しています。

 

EdTech活用事例

 

 

そんな注目を集めているEdTechの活用事例の一部を紹介していきます。

 

Udacty

 

Udacityはオンライン上で様々な講義を受ける事ができるサービスです。

Web制作やプログラミングなどをGoogleやFacebookなど様々な有名企業が協力して作成した学習プログラムで受ける事ができるので、しっかりと能力を伸ばすことができるサービスです。

 

スタディプラス

 

スタディプラスとは簡単にいえば、自分の学習を記録することができるサービスです。

教材を登録して、毎回勉強した時間や一言メモを記載するというものなのですが、自分がどういう勉強をしてきたか可視化することができるのでモチベーションを保ちやすいです。

また毎回一言メモを書いているので、そのとき何に躓いているのか等自分の苦手な部分などを確認するときに役立ちます。

 

Udemy

 

Udemyは様々な知識や能力を持った方が、その知識や能力を学びたい方を結びつけるサービスです。

様々な人が様々なコースを開設しているので、様々なジャンルの学びを体験することができ、学校の勉強というよりはキャリアチェンジの為の勉強や趣味の勉強と言った意味合いが強いサービスです。

Udemyは1000万人以上が登録しており、コースも4万以上あるという世界最大級の学習サイトです。

 

最後に

 

 

EdTechはITが社会に浸透してきた今、とても注目されているサービスです。

テクノロジーと教育を組み合わせる事で、地理的・時間的不利をなくし、学びを多様化させコミュニケーションを取りやすい環境を作ることで、効率的で幅広い知識を付けることができます

EdTechによってこれからの教育業界がどう変わっていくのか楽しみですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Geekly Media ライター

ERPを徹底解説!導入するとどんなメリットがある?今更聞けない基礎知識!

ITシステムの一つERP。よく耳にするシステムの一つだとは思いますが、皆さんERPのこと説明できますか?「基幹システムの一つだということは理解しているけど…。」という方は多いのではないでしょうか?今更恥ずかしくて聞くことができないという方のために、基礎知識と導入のメリットを紹介します。

 

基幹システムと業務システムの違い

 

 

ERPのことを理解するために、まずは業務システムや基幹システムについて理解していますか?

業務システムや基幹システムと深いつながりがあるため、知っていないとERPについて知ることが大変になります。

というわけで、ERPのことを説明する前に、業務システムと基幹システムについて理解していただきたいと思います。

それでは業務システムとはなにか、基幹システムとはなにか、説明していきます。

 

業務システムとは

 

簡単に言うと、顧客管理システムや在庫管理システムなどのことです。

人が業務を行うときにその業務を効率的に行うためのシステムのことを業務システムといいます。

もちろんその他にも、販売管理や生産管理などのシステムも含まれます。

一例です。

営業担当者は顧客の情報を管理するのに、会社で挿入されている顧客管理システムを使うことで、社内の人間が一元管理することができます。

営業担当者が外出中に顧客から急なトラブルがあり、助けてほしいと連絡がきたとき、社内の人間がその顧客のことを知らずに、その対応ができないとなってしまったら顧客は怒りますよね。

単なる外出であればまだ対応できるかもしれませんが、その営業担当者がインフルエンザになってしまった場合は全く対応ができません。

その他の社内の人間が顧客の情報を理解して、代理で対応をすることが企業の業務を効率的に行うことで、業務をサポートしてくれます。

このように、業務をサポートしてくれるシステムのことを業務システムといいます。

 

基幹システムとは

 

では基幹システムとはどういったものなのでしょうか。

基幹システムとは様々な業務システムを一元管理しているシステムのことです。

もっと詳しく言うと、顧客管理、在庫管理、生産管理、財務管理、購買管理、販売管理など、企業の業務における基幹となる部分を一つのシステムで管理しているシステムです。

基幹システムが出る前は、各部署が各々業務に必要なシステムを導入して、個々に管理をしていました。

しかし、業務には様々な部署の連携が必要になってきます。

そのたびに、各々のシステムに同じような項目を入力しなければならないという手間がかかっていました。

また、人の手で入力する機会が増えてしまうことで、人的ミスも多くなってきていました。

そういった問題を解決するために開発されたのが、業務システムを一元管理できる基幹システムというものになります。

基幹システムは業務システムの一つの種類であり、業務システムを包括しているシステムです。

 

ERPとは何?

 

 

業務システムと基幹システムについては理解していただけたと思います。

ERPとはいったい何なのか。

まず、業務システムの中の一つのシステムが基幹システムであり、その基幹システムの中の一つのシステムだと思ってください。

 

ERPは経営を手助けする考え方のこと

 

 

ERPは、『Enterprise Resources Planning』の略です。

企業の経営には『ヒト・モノ・カネ』がなくては成り立たないとされています。

企業の資源と言われているものです。

その資源を有効に活用する計画を立てることを『Enterprise Resources Planning』、略してERPといいます。

簡単に言うと企業経営を効率的に行うための考え方のことを言います。

ただ、ERPが浸透した現在においては基幹システム=ERPという考えは間違っていませんが、システムのことを指すというよりは、概念的なものだと理解してください。

 

ERP導入のメリット 情報の一元管理

Geekly Media ライター

Terrace Factory

ADASとは?AD(自動運転)との違いは何?基礎からわかりやすく解説します!

自動運転技術という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。近年ITと各業界が融合するという動きが進んでおり、その動きは自動車業界でも行われています。そんな中ADASというのが注目されていることをご存知ですか?今回はそんなADASとはどんなものなのか?自動運転とは違うのかについて紹介していきます。

 

ADASとは?

 

 

自動車業界のIT技術というと自動運転の事を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、近年ADASという技術も注目を集めてきています。

まずはそんなADASについて紹介していきます。

 

事故抑止に役立つADAS

 

 

ADAS(エーダス)とは、advanced driver assistance systemの略称です。

先進運転システムとも呼ばれており、事故などの危険を察知して抑止してくれる画期的なシステムという事で注目されています。

いわゆる「ぶつからない車」というのを実現するシステムで、運転中の死角やわき見運転の危険性を察知して事故を回避することができるなど、安全性と利便性を兼ね備えた車を作るためのシステムです。

 

車を運転するのには「認知」「判断」「操作」と言った動作が必要になります。

この動作がうまいことできないと事故の危険性が高まるのです。

近年高齢者の事故がよく起こっているのは、加齢によりこの動作がうまくいかなくなっているためです。

ADASは、ドライバーの「認知」「判断」「操作」を補助することで、事故を未然に防ぐことができるのです。

その機能は様々ですが、構造としては車に搭載されたCCDカメラが通行人や障害物などとの距離を計測し、衝突を回避するというのがメインの機能になります。

 

ADASでできる事は?

 

 

では実際にADASはどんな事で運転をサポートしてくれるのかを紹介していきます。

 

車線逸脱警報・アシストシステム

 

車線逸脱警報(LDW)は、車線を逸脱しそうなときに警告をしてくれるシステムで、アシストシステム(LKAS)は車線をはみ出さないようにカメラで車線と車の位置を測定し、場合によっては電動アシストで安定した走りをするための補助をします。

 

駐車支援システム

 

駐車支援システム(APA)は、車に搭載されたカメラが周辺の障害物などとの距離を検知し、適切なタイミングでのステアリングをアナウンスしてくれるシステムです。

 

ブラインドスポットモニタリング

 

ブラインドスポットモニタリング(BSM)は、車線変更の際などに後方の車が来ていると警告をしてくれるシステムです。

危険度が高い状態でウインカーを出すと警告音を鳴らして危険を知らせます。

 

リアクロストラフィックアラート

 

リアクロストラフィックアラート(RCTA)はBSMと同じような機能で、こちらは駐車場などからバックで出庫するときに左右の後方に車がいないかを確認・警告してくれるシステムです。

 

アクティブクルーズコントロール

 

アクティブクルーズコントロール(ACC)とは、前の車との距離を測定して一定の距離を保ちながら走る追従走行の事で、ドライバーはアクセルとブレーキの操作しないでも運転することができます。

前を車がない場合は、あらかじめ設定した速度を保ちながら走行してくれます。

ブレーキの踏み間違いやわき見運転で対応が遅れて事故につながるという事を抑止してくれます。

ACCを起動中もドライバーが操作すればそちらが優先されるので、安心して利用することができます。

 

前方衝突警報

 

前方衝突警報(FCW)とは、常に前方との車との距離を測定し近づきすぎてしまっている場合に警告をしてくれるシステムです。

これにより適切な車間距離を保った走行を補助します。

 

衝突被害軽減ブレーキ

 

衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)は、前方衝突警報があったのにもかかわらずブレーキなど車間をあける操作がなく衝突するとシステムが判断した時、被害を軽減するために自動でブレーキをかけるシステムです。

 

ヘッドランプ自動光軸調整

 

ヘッドランプ自動光軸調整(AFS)は、良好な視界を確保するためにロービーム・ハイビームの自動変更などをしてくれるシステムです。

 

ナイトビジョン

 

ナイトビジョン(NV)は夜間や悪天候時に赤外線センサーで、通行人などの熱源を感知し事故を未然に防ぐシステムです。

Geekly Media ライター

「農業×IT」で出来ることとは?! IT技術の導入事例・今後の展望を徹底解説!

さまざまな分野でテクノロジー活用を示す造語「○○ Tech(テック)」が流行しているように、今やどの分野においてIT技術は欠かせないものになりました。一見ITとはイメージがかけ離れている農業においても、例外ではありません。今回は農業におけるIT技術導入事例を交えて、ITで変わる農業のこれからを解説していきます。

 

今、農業にはIT導入が「不可欠」である現状

 

 

農業を取り巻く課題「人手不足」「高齢化」

 

実は、農業の現場ではIT技術の導入は必要不可欠な状況に陥っています。

深刻な人材不足と、高齢化が進んでおり、農業の担い手が減少しているのです。

 

農林水産省が公表している「農業労働力に関する統計*1」によると、

農業就業人口は平成22年から徐々に減少しています。

平成22年が260万人だったのに対し、平成30年では175.3万人と約85万人減少したという結果が出ています。

 

加えて、平均年齢も増加傾向にあります。

もともと、平成22年時点で農業就業者の平均年齢は66.1歳と高齢化が進んでいましたが、平成30年には66.6歳とさらに上がってきています

慢性的な人手不足と高齢化が進む農業において、IT導入は急務といえます。

 

*1:引用│農林水産省 農業労働力に関する統計「農業就業人口及び基幹的農業従事者数」

 

農業×ITの現状

 

 

農林水産省が提唱する「スマート農業」

 

こうした背景をうけ、農林水産省が提唱している取り組みが「スマート農業」です。

「スマート農業」の定義は以下のとおりです。

 

ロボット技術やICTを活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業

出典:農林水産省│スマート農業の実現に向けた研究会

 

ICTはInformation and Communication Technologyの略称で、「情報通信技術」とも訳されます。

ITとほとんど同義ですが、コンピューター技術の「活用」を強調する場合に区別して使われます。

「スマート農業」をはじめとする政府の働きかけもあり、農業にITを導入して成果を挙げた事例も増えてきています。

 

農業の現場で活躍しているIT技術

 

農業で導入されているさまざまなIT技術。

労働力として人の代わりとなって働くロボットや、データを活用して業務効率化を図るもの、

農業のナレッジを仕組み化して、知識がない人でも農業に従事することを可能にするもの、

生産に関する業務だけではなく、流通や販売の効率化するものなど、

農業に関わる幅広い工程において適用されています。

 

では実際にITを導入した事例を見ていきましょう。

 

ロボットが人手に代わる労働力に

 

 

農業の現場でロボットテクノロジーはさまざまな作業を担います。

農作物の収穫、農作業用ドローンによる農薬散布、無人走行するトラクターなど、

従来、人の手で行っていた作業をロボットが代用することで、大幅な省力化を図ります

 

収穫用ロボット

 

ロボットが収穫すると聞くと、何でも無作為に収穫してしまうのではという心配は、今や過去の話。

企業や大学で農業収穫ロボットの開発が盛んに進められ、最近では人手よりも高性能なロボットが開発されるようになっています。

 

例えば、パナソニックが開発したトマト収穫ロボットは、成熟したものだけを選別して収穫することができる優れもの。

ロボットに搭載されたカメラで収穫すべき実かどうかを判断し、他の実を傷つけない収穫経路を見極めます。

そして、収穫する実を引き果梗を押すことで、まるで手でもいだように収穫できるのです。

 

宇都宮大学では、工学部と農学部が連携して、いちご収穫用のロボットを開発。

Geekly Media ライター

小石川 あおい

2019年注目の『MaaS』を徹底解説!車を持たない社会が来る日も近い!

皆様は「MaaS」という単語を耳にしたことはありますか?関係各所で密かに注目され始めているのですが、実は皆様の現状の生活環境を大きく変える可能性のある、とても興味深いサービスの名称なんです!そこで今回はそんな「MaaS」というサービスがどんなものなのか?徹底的に解説をしていこうと思います。

 

MaaSとは

 

 

概要説明

 

MaaSは、正式名称「Mobility as a Service」の略語で、日本語で直訳をすると「サービスとしてのモビリティ」という意味の言葉になります。

内容を一言で簡単にご説明させていただくとしたら、各種交通手段の利便性を飛躍的に向上させるサービス、といった感じです。

これだけではどんなサービスか、イメージが付きにくいかと思われますのでもう少し具体的に説明をさせてください。

現在運用されている公共交通機関(電車・バス・飛行機等)や、タクシー・レンタカーといった交通サービスをまとめて利用することができるようになる、というのが、MaaSというサービスの概要です。

 

運用された際のイメージ

 

例えばの話ですが、マイカーを持っていない、もしくはマイカーが使えない状況で海外旅行を検討している、といった場合をイメージしてみてください。

各々の状況によって、細かい点は違うかもしれませんが、目的地に行くまでの流れとしては、バスを使って駅まで行き、駅から電車で空港に向かい、飛行機で海外に出立、といったようなイメージになる方が多いと思われます。

上記の流れで旅行に行こうとした場合、各交通機関のお支払いに関しては、事前に飛行機のチケット代金を支払う、バスの利用時に運賃を支払う、電車の利用時に運賃を支払う、といった感じで個別に清算を行うのが一般的ですよね。

その個別に行う必要があった清算を、まとめて支払うことができるようになるサービス、それがMaaSというサービスなんです!

 

MaaSの導入状況

 

 

現時点での日本での導入状況

 

先ほどの説明を踏まえてこちらの話に移行すると、そんなサービス日本では見かけたことがない、と感じた方も居られることでしょう。

こちらに関してはその通りです。海外の国の中には、すでにMaaSを取り入れて実践している国もいくつか存在します。

ですが、皆様もご存知の通り、日本ではまだ実現されておりません

もちろん日本でもMaaSを実現するための対応は進められています。

ですが、先程のイメージを読んでいただいても想像できる通り、実現させる為には複数の企業の連携が必須、利用する為の環境を1から構築しなければならない、といったような課題が多いのも事実です。

ですので、大変残念ではありますが、日本でMaaSを利用できる日が来るのはもう少し先になってしまいそうです。

 

MaaSを導入するメリット① マイカーが不要になる

 

 

マイカーの所持が必須ではなくなる

 

お住まいの地域によって多少の差はあると思いますが、一家で一台、もしくはそれ以上の台数のマイカーを所持している、という方も多いですよね。

車を所持されている方の中には、必須ではないが車が好きだから所持している、という方もいるとは思います。

ですが、会社への通勤や普段の買い物の際に車が無くてはならない、等の理由で車を所持している方が多いのも事実でしょう。

MaaSが導入され、公共交通機関の利用が容易になれば、生活をする上でマイカーの所持が必須ではなくなる可能性も出てきます。

そうなれば、生活をする上で必要だからマイカーを所持していた、という方は、マイカーを手放すことも検討できるようになるのです。

 

環境汚染防止

 

マイカーの所持率が低くなれば、それに伴って利用される車の台数も減るので、排出される排気ガスの総量も減ってきます。

そうすれば、世界的に問題になっている、地球温暖化問題や大気汚染問題等の環境問題の緩和にもつながるでしょう。

 

渋滞緩和

 

 

車の利用者が多い地域であったり、平日の通勤時・帰宅時の時間帯棟は、渋滞に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

遅刻しない為に、毎日出勤時間の30分、または1時間前には家を出るようにしている、なんて話も珍しい話ではありませんよね。

また、決まった時期の話にはなりますが、毎年長期連休の時期になると、高速道路の長い渋滞もよくニュース等で報道されています。

中にはそういったことがあるので、長期連休中は外出をしない、外出する日をずらしている、という方も居られることでしょう。

マイカーの所持率が少なくなれば全体的な交通量が減少しますので、そういった問題の緩和が予想されます。

そうなれば、普段の通勤にも余裕が生まれ、長期連休の際も気軽に外出できるようになるでしょう。

 

維持費用の削減

 

 

マイカーをお持ちの人にとって、切っても切り離せない問題がこちらです。

当然のことですが車を所持していると、税金・保険料・車検費用といったお金の支払いが発生します。

また、車に何か不具合が発生した際はメンテナンスの費用、普段利用をする際にもガソリン代、といった費用がかかり、維持するだけでもそれなりの費用が発生します。

こういった維持費用の支払いが無くなれば、浮いたお金を他の事に使えるようになりますので、これは大きなメリットの一つと言えるでしょう。

 

交通事故の減少

 

近年、危険な運転による事故、高齢者の方による事故、持病をお持ちの方による事故等が増えてきています。

こちらに関しては、連日ニュース等でも取り上げられていますので改めて説明する必要もないでしょう。

マイカーの所持率が減ったからといって交通事故の発生件数が0になる、とまではさすがにいきません。

ですが、マイカーの所持率が減ることで、

・渋滞が緩和されたことで危険運転が減少

・ドライバーの数が減ったことで事故件数が減少

といった効果も見込めるでしょう。

また、高齢者の方や持病をお持ちの方の中には、車が無いと生活が成り立たないのでやむを得ず車を運転している、という方も見受けられます。

MaaSが導入されれば、車を所持しなくても問題無く生活を送ることが可能になりますので、そういった方達も安心して車を手放すことが出来るでしょう。

 

MaaSを導入するメリット② 予約が簡単になる

 

 

最初の説明の際には、支払い方法に関する件しか触れておりませんでしたが、支払いを一括で行えるということは、

複数の交通機関の予約も一括で行えるようになる、ということを意味します。

イメージとしては、出発地と目的地を設定すると、それに適した交通機関の候補が表示されるので、お好みの方法を選択してまとめて予約を行う、といった感じになるかと思われます。

個別の交通機関に対して、それぞれ予約手続きをしなければならない現状の方法と比べると、かなりの簡略化になりますよね。

 

MaaSを導入するに当たっての課題① アプリが使えないと利用が困難

 

 

すでにMaaSを導入している他国の利用環境を見てみると、アプリの利用を介してサービスを運用しているケースがほとんどです。

これと同様の方式で日本でもMaaSの運用を行うとしたら、アプリが使えない環境にある人達は、利用を開始する為の準備が必要になります。

その中でも、高齢の方の場合、機器やアプリの使用方法を理解するところから入らないといけないケースが多いと予想できます。

ですので、そういった対応をどう進めていくか?という点を導入前に検討しておく必要があるでしょう。

 

MaaSを導入するに当たっての課題② 利用者の増加に対応できるか?

 

 

MaaSが問題無く導入できたと仮定し、多くの人がマイカーを所持しなくなった場合、必然的に公共交通機関やタクシー・レンタカーの利用者が増加することになります。

そうした時に、今まで通りのキャパシティや運用範囲だと、利用希望者に対して交通機関の対応が追いつかない状況になることが予想されます。

ですので導入に際して、交通機関の稼働量を増やす、稼働エリアを拡張する、といった対策を事前に検討する必要性も出てくるでしょう。

 

MaaSを導入するに当たっての課題③ 自動車メーカーへの打撃

 

 

こちらは利用者の方に直接関係する課題ではありませんが、マイカーの所持率が減ると仮定すると、こちらの問題も無視することはできません。

MaaSが導入されたとしても車の販売台数が全く無くなるわけではありませんが、販売先が交通機関や所持を希望する人のみになると、今より販売台数が減る可能性が高くなります

そうすると、車の製造や販売を行っているメーカーや関係部品を製造している会社に与える打撃は大きいので、何か対策を講じる必要が出てきます。

 

まとめ

 

ここまでMaaSに関して、いろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

記事の中でも触れている通り、MaaSが日本に導入されるのはまだ先の話になりそうです。

ですが、導入された場合は、

・会社への通勤に車が必須。

・自宅付近から徒歩で行ける範囲に食料品店等が無い。

・車の維持費用を少しでも減らしたい。

・車の運転に不安がある。

・普段から複数の公共交通機関をよく利用している。

といった項目に該当する方たちにとっては、かなりの恩恵が得られることでしょう。

MaaSの実現は簡単なことでは有りませんが、ぜひ各交通機関の企業間で協力し、早急に導入してもらいたいですね。

Geekly Media ライター

クラウドマン

VRの仕組みを徹底解説!動画が立体的に見える理由からゴーグルの種類まで分かりやすくご紹介します。

ITが加速する現代、私たちが普段暮らす世界の中に、もう一つの世界が誕生しました。それが、VRの世界です。
VRの世界ではなぜ全てが立体的に、まるでそこに存在するかの様に表現できるのでしょうか。そこで今回は、動画が立体的に見える理由をはじめ、VRを体験するためのゴーグルの種類について、VRの仕組みを徹底解説します。

 

VRってどういう意味?

 

 

VRは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略称です。

VR技術におけるVirtualとは「仮想の」という意味で、主にコンピューターが作り出した世界の事を表します。また、Realityとは「現実感」を意味しており、VRとはコンピューターによって作られた仮想現実というニュアンスで捉えることが一般的です。

もう少し踏み込んだ言い方をすると、VRは「コンピューターが仮想空間に作り出した実質的な映像を現実だと錯覚させる技術」ということになります。

VRを実際に体験すると、目で見ている映像であることを認識しているにもかかわらず、自分の手で触ることができるのではないか、と錯覚するほど「Reality」を感じてしまうのです。

 

3DとVRにおける視覚的な違い

 

VRと聞いた時、立体的な映像を想像する人も多いと思います。

確かに3DやVRでは、どちらも立体的な映像を見ることで「触れるのではないか」と錯覚しますが、この2つには錯覚の程度に圧倒的な違いがあるのです。

 

3Dは浮き出る画面

 

 

3Dは一般的に、映し出された平面の映像が飛び出して見える、いわば浮き出る画面です。

映画館などで上映される3D映画などは、スクリーン上に放映される映像が自分めがけて飛び出してくるのですが、それは正面の映像だけです。

 

VR360度の視野で仮想現実を体験

 

 

VRは、正面の映像が飛び出してくるのではなく、映し出される世界の中に入り込むというイメージです。

VRゴーグルを装着すれば、見渡す限り360度の景色全てがコンピューターが作り出す世界に囲まれます。

自分が見る方向全ての映像がVRの世界ですので、自分自身がその世界に入り込んだという錯覚を起こしてしまうでしょう。

 

VRの仕組み

 

体験する人に現実だと錯覚させるVRは大きく2つの仕組みが利用されています。

 

両眼視差を利用する

 

 

人間の左右の目でモノを見る場合、常に両眼視差というものが生じています。

両眼視差とは、左右の目片方ずつで見た時のモノの見え方の違いです。

普段両目でモノを捉えているのでその違和感はありませんが、片目ずつ順番にモノを見てみるとその違いが分かるはずです。

例えば、両目で見た状態で、目の前に人差し指を立て、右目と左目を交互閉じて見ると、指の見え方が違うはずです。

真ん中に捉えていた指は、片目ずつで見ると左右にズレが生じます。

しかし、両目で見るとそのズレは感じられません。これは、視差のある左右の目でモノを見たとき、脳がブレを補正するためです。

そして、この両眼視差を脳が補正を行うことで、奥行きを知覚し、立体的に見えるのです。

VR技術の一つとして、この両眼視差を利用しています。

VRで見る映像には2種類あり、右目用と左目用に分かれています。この映像をVRゴーグルを通して見ることで、右目と左目で見る映像をコントロールして、脳内で奥行きある立体的な映像に組み立てさせるのです。

端的に言えば目の錯覚を利用した技術となります。

 

人の動きに合わせて映像を見せるトラッキング技術を利用する

 

 

VR技術では、作られた世界にも関わらず、まるでその世界に入ったような錯覚に陥ります。

これを実現しているのが、以下のような技術です。

 

・ヘッドトラッキング

・ポジショントラッキング

・モーショントラッキング

・アイトラッキング

 

ヘッドトラッキング

 

ヘッドトラッキングは、頭を動かすとその動きを感知する機能です。360度の動きに対応しており、頭の動きに合わせて映像も動きます。

これにより、現実世界と同じ動作でVRの世界を360度見渡すことができます。VRゴーグルを着用し、現実の世界で右を向けばVRの世界でも右側の映像が映し出されますし、振り向けば背後の世界を確認することができるわけです。

 

ポジショントラッキング

 

人間は、頭を動かした時だけではなく、身体を動かした時にも頭が動き、視界が連動します。

この身体の動きと視界の動きを連動させるため、ヘッドマウントディスプレイの位置を認識する機能がポジショントラッキングです。

前進したり後退したり、屈んだ場合の視点を認識するのもポジショントラッキングという技術で補正されています。

 

モーショントラッキング

 

モーショントトラッキングは、VRの中で身体の動きをシミュレーションする技術です。

自分の身体を動かすことで、VRの中に映し出された身体も同じように動かすことができ、視覚だけではなく身体ごとVRの世界に入り込むことができるのです。

 

アイトラッキング

 

アイトラッキングは、身体の動きではなく目の動きを認識する機能です。

頭や身体を動かさなくても、目の動きだけで映像が動くことで、現実世界での認識と比べても違和感の無い映像を見ることができるのです。

また、アイトラッキング機能によって、VRで酔うことを防ぐことにも繋がっています。

 

VRを体験するゴーグルの種類

 

 

VRを体験するためには、VRゴーグルを装着する必要がありますが、ゴーグルには大きく分けて以下の4つの種類があります。

 

・スマートフォン用のVRゴーグル

・PC用のVRゴーグル

・ゲーム機用のVRゴーグル

・スタンドアローン型のVRゴーグル

 

スマートフォン用のVRゴーグル

 

スマートフォン用のVRゴーグルは、その他のVRゴーグルよりも安価で、試しにVRを体験してみたい人には一番手軽なゴーグルです。

 

・価格帯:約1,000円〜約3,000円

 

ゴーグル以外に必要なものはスマートフォンと、VRに対応したコンテンツのみで、スマートフォンをゴーグルにセットし、ゴーグルのレンズを通してスマートフォンの画面を観ることで、VRの世界を体験できます。

 

PC用のVRゴーグル

 

PC用のVRゴーグルは、PC用のVRコンテンツを楽しむためのゴーグルです。PCでのVRコンテンツにはゲームコンテンツも多く、ゲームの世界に入り込むにはうってつけです。

 

・価格帯:約50,000円〜約100,000円

 

PCと接続することでPCコンテンツを存分に楽しむことができます。

 

ゲーム機用のVRゴーグル

 

ゲーム機専用のVRゴーグルは、PSVRをはじめとしたゲームの世界をVRで楽しむことに特化しています。

 

・価格帯:約50,000円〜約80,000円

 

PlayStation VRなど、ゲーム機としてVRゴーグルが販売されています。

 

スタンドアローン型のVRゴーグル

 

スタンドアローン型のVRゴーグルは、外部機器への接続は不要で、ゴーグル単体でVRを楽しむことができます。

 

・価格帯:約15,000円〜約50,000円

 

スタンドアローン型のVRゴーグルは、リアリティについても評価が高いため、本格的なVRを体験したい場合はスタンドアローン型を利用すると良いでしょう。

 

VRの活用分野

 

VRは現在、ゲームや動画コンテンツが主な用途になっていますが、実は様々な分野での活用が期待されている技術でもあります。

 

VRには様々な活用方法がある

 

 

VRは、リアリティのある仮想空間に、コンピューターによる立体的な映像を映し出すことができます。

これを活用する分野は、以下のような様々なビジネスに広がっているのです。

 

・医療

・スポーツ

・旅行

・教育

・不動産

・建築

 

などです。

例えば、メディアでも特集された医療分野の一例としては、手術前のシミュレーションや、VRによる錯覚を利用した痛み緩和といった方法が紹介されています。

このように、様々な分野でVRが活用され、今後も発展していく可能性の極めて高い分野でもあります。

 

まとめ

 

 

VRの世界は、主に人間の視覚を利用して錯覚を起こすことで、仮想空間にリアリティのある世界を作り出します

それは、映像の世界やゲームの世界を実際に体験するための入り口でもあるのです。

体験するためには、用途に合わせてVRゴーグルを選ぶ必要がありますが、ほとんどの人が利用しているスマートフォンでVRを試してみるのが最も簡単な方法でしょう。

VR技術について、更に詳しく理解するためには、実際にVRの世界を体験してみることが最初の一歩となります。

Geekly Media ライター

佐久森