【徹底比較!】仮想化 vs クラウド!両者の違いからこれからまで分かりやすく解説します!

皆さんはクラウドサービスを利用したことがありますか。世の中には多くのクラウドサービスがありますが、それらのサービスを実現するためには仮想化という手法が採用されています。本記事では、仮想化とクラウドの違いやそれぞれの特徴、実際にビジネスとして採用されている例などをまじえて分かりやすく説明します。

 

仮想化

 

仮想化とは

 

 

仮想化とは、物理的なリソースを複数に分割したり、それを統合したりして使用できるテクノロジーの事を指しています。

例えば一台の物理的なサーバーは安価なものでも高性能な物が多く、どんなに利用しても10~30%程度しか使わず残りの70%はアイドル状態で使用されていないケースが殆どです。

そういった場合に一台の物理的なサーバーを分割して複数の仮想サーバーを作成する事で、資源の無駄を省こうというものです。

 

仮想化の特徴

 

 

仮想化を行うことで、下に記載されている3つの利便性を実現することが出来ます。

 

・システムの無駄をなくす

仮想化についての冒頭部分でも説明しましたが、多くの物理サーバーはその性能の数十%しか使用していません。仮想化の発想が始まる前は一つのアプリケーションに対して一つの物理サーバーを用意することが一般的でしたが、サーバーの性能をフルに使っている企業は少なくシステムリソースの無駄を指摘されていました。

仮想化を行うことで残りのサーバー性能を分散し、別のサービスで利用することでシステムリソースを無駄なく使用することが可能になり、コストの削減にも繋がります。

 

・システムを自由に分割・統合出来る。

仮想化の大きな特徴として、システムリソースを複数に分けるだけでなく、統合することも可能になりました。これにより、複数の物理サーバーの一部を結合し、仮想のサーバーを作成することで拡張性を高めることが出来るようになります。

 

・リスクを分散することが出来る。

複数台のシステムを分割して仮想のサーバーを作ることでシステムのダウンリスクを低減させることが出来るようになります。

例えば一台のサーバーでアプリケーションを動かしていた場合にサーバーが何らかの故障や不具合でダウンしてしまうとサービス全体に影響が出てしまいます。しかし、10台のシステムを複合した仮想サーバーを使用している場合、一つのサーバーがダウンしてもその影響は10%程度と限定的になります。

 

仮想化の種類

 

 

仮想化について主にサーバーをメインに話をしてきましたが、サーバー以外にもストレージやネットワーク、アプリケーションといったリソースを仮想化する事もできます。ここではそれぞれの仮想化について簡単に説明します。

 

・サーバーの仮想化

サーバーの仮想化は、一台の物理サーバーを分割し複数の仮想サーバーを作成することができます。

 

・ストレージの仮想化

ストレージの仮想化は、一台の物理ストレージディスクを分割し複数の論理ディスクを作成することができます。

 

・ネットワークの仮想化

ネットワークの仮想化は、一つのネットワーク回線や機器を仮想化することで複数のネットワークを構築することができます。

 

・アプリケーションの仮想化

アプリケーション仮想化は一つのアプリケーションを仮想化することで複数のサーバーで使用することが出来ます。

 

クラウド

 

クラウドとは

 

クラウドはユーザーがストレージやソフトウェアを用意しなくても、インターネットに繋げるだけでサービスを必要な時に必要な分だけ利用することができるサービスです。

これによりユーザーは、サービスを動かしているコンピューターや接続方法などを意識しなくても簡単にサービスを利用することが出来るようになりました。

 

 

クラウドの特徴(メリット)

 

クラウドサービスを導入するメリットとして、以下の様な利便性を実現することができます。

 

・サーバーを用意する必要がない

クラウドが誕生するまでは、ユーザーがサービスのソフトウェアを購入し自分のサーバーにインストールして使用する必要がありましたが、クラウドサービスの場合は提供しているサービス元がサーバーを用意しており、ユーザーは自社でサーバーを用意しなくてもインターネットに接続するだけでサービスを利用できる様になりました。

 

・メンテナンスが不要

ソフトウェアのアップデートや不具合に対するメンテナンスなどは全てサービスの提供元が行ってくれるためユーザーは更新作業を行う必要がありません。

 

・どこでも利用できる

インターネットに接続する環境さえあればどこでもサービス使用することが出来るため、端末や場所を選ばずどこでも利用することが可能になります。

 

「サーバーの仮想化」ってどういうこと?今更聞けない基礎知識から徹底解説します!

私たちがPCやスマートフォンでインターネットを利用する時、必ず接続しているのがサーバーです。サーバーにはサービスを含め様々な種類がありますが、もっと大まかに分類すると物理サーバーと仮想サーバーに分かれます。今回は、サーバーの中でも「サーバーの仮想化」について、サーバーの基本的な知識を交えながら解説します。

 

サーバーの仮想化とは

 

仮想化と聞いても、その概念がなかなかイメージできない人も多いと思います。一般的に浮かぶのは、広く無機質なフロアーに黒いロッカーボックスが並び、数え切れないほどのケーブルが配線されている部屋のイメージではないでしょうか。

もしそのようなイメージを持っているならば正解です。正確には、そのロッカーボックスの中に何台もの機器が綺麗にラッキングされています。そして、その機器がいわゆる「物理的サーバー」です。

手で筐体を組み立てることができ、ラックに設置した後に電源ケーブルやLANケーブルを配線するという、物理的に設置するサーバーなのです。

対して、これらの物理的サーバーに「仮想化ソフト」をインストールし、そのソフトウェア上に稼働させるいくつものサーバーを「仮想サーバー」と呼びます。ですので、サーバーの仮想化を実現するには、最低一つの物理的サーバーが必要というこということですね。

 

仮想サーバーの利用

 

仮想サーバーは現在、あらゆるITサービスで利用されています。ソフトウェア開発会社などの企業内でも、コンシューマー向けのレンタルサーバーでも用いられているため、仕事でもプライベートでも、それと意識することなく仮想サーバーに触れていることになります。

 

開発サーバーで利用される

 

 

仮想化技術が利用されるシーンとしてはまず、サービスの開発サーバーが挙げられます。IT技術者が最も仮想化されたサーバーに触れる場所ではないでしょうか。

開発サーバーに仮想化技術が用いられる背景としては、サーバー機器のコスト削減はもちろん、複数の実行環境を1台のサーバー機器で賄えることが挙げられます。

例えばこれまで、複数のプロジェクトがあれば、プロジェクトごとにサーバー機器を購入し、プロジェクトの数だけサーバー機器の構築・運用・保守をしなければなりませんでした。

しかし、1台のサーバー機器の中に、プロジェクトの数に応じた複数のOSを載せることができれば、運用も保守も実質1台のサーバー機器に集約することができ、効率的なサーバー運用が可能になるというメリットがあるのです。

サーバーが仮想化されているのか否かを開発者が意識することは無いかもしれませんが、それを支えるITインフラ技術者(サーバー技術者など)は、環境が効率よく運用されるために、サーバーの仮想化を決断するはずです。

 

レンタルサーバーで利用される

 

 

インターネットの一般ユーザーが最も意識できる仮想サーバーは、レンタルサーバーを契約する時でしょう。

個人的なブログなどを、独自ドメインの取得から行う人はおそらくレンタルサーバーの選定もするはずです。もちろん、サーバー機器そのものをレンタルするプランも存在しますが、ほとんどは仮想サーバーをレンタルしています。

仮想サーバーならば、1台の機器にいくつものサーバーを稼働させることが可能ですので、複数のユーザーへのサーバー提供も、サーバー機器1台で行うことができます。

このように、日常的に使っているサーバーの半数以上は、現在サーバーの仮想化によって成り立っているのです。

 

サーバーを仮想化するメリット

 

ここまでで、サーバーを仮想化するメリットはだいたいイメージできたかもしれませんが、より具体的なメリットを紹介していきます。

 

コスト削減

 

 

サーバーの運用において、大幅なコスト削減を実現する方法の一つが「サーバーの仮想化」です。

特に、多数のサーバーを稼働するプロジェクトやサービスにとっては、その数に比例してサーバー機器自体を増やすことは現実的ではありません。

ですので、サーバー機器やそれに付随する周辺機器のコスト削減方法として、1台のサーバー機器の中に必要台数分の仮想サーバーを立ち上げ、運用します

 

リソースの節約

 

 

サーバー機器という個体を稼働させるには、電源ケーブルやLANケーブル、設置するスペースはもちろんのこと、搭載するCPUやメモリーなどのリソースが必要です。

仮想サーバーでは、一つのサーバー機器のリソースを共有します。仮想サーバーの台数に関わらず、利用するリソースは同じものを使うのです。

これらリソースの使い方に関しては、仮想化を実現するためのソフトウェアでもある程度制御してくれますが、手動でのチューニングを行うのもサーバーエンジニアの重要な役割です。

 

効率的なサーバー構築が可能

 

 

 

1台のサーバー機器を必要台数分構築するためには、筐体のキッティングからラッキング、OSのインストールや必要サーバーの構築を、全てのサーバー機器に施す必要があります。

しかし、基本的なサーバー構築を一つ行えば、類似するサービス用に“OSごとコピー”して、再利用することも可能なのです。もちろん、OS環境もそのまま複製できます(IPアドレスなどの細かい設定は必要です。)

10台のサーバー環境を構築する場合を考えても、サーバー構築が如何に効率的に行えるかがわかりますね。