『スクリプト言語』とは何か?!代表的な言語の種類からそれぞれの言語の特徴までわかりやすくご説明します!
プログラミング言語の大まかな種類の一つであるスクリプト言語。簡単なプログラムの作成に使われることが多く、現在でも多くの企業で採用されているプログラミング言語です。とはいえ、言語の種類や特徴までわかる人というのは、意外にも少ないものです。今回は定番のプログラミング言語であるスクリプト言語について説明します。
スクリプト言語って何?
文法が簡単なプログラミング言語
プログラミング言語と言っても、その種類は様々存在します。しかし元をたどると、基本的には2種類のプログラミング言語に別れます。そのうちの一つが、このスクリプト言語です。様々な言語が出ていますが、基本的にはその種類の中のいくつかはこのスクリプト言語の一つです。
比較的プログラミング言語の中では簡単な言語のものが多く、開発についても簡単にできるため、小規模のプログラムであればすぐに作成して実行することができます。
プログラミングスクールでは人気?
最近では副業が解禁されたということもあり、様々な副業をする人が増えていますが、その影響で今プログラミングスクールがかなり人気となっています。プログラミングスクールでは様々な言語を学習することができますが、その中でもスクリプト言語を学ぶ人がかなり多いです。
スクリプト言語の多くは、人間がプログラムを書くときに簡単な文章でできるように、という理念の元作られたものが多いです。簡単な文章でできるということは、それだけ覚えやすく、初心者にとっても基礎を学ぶ上ではかなり都合が良いのです。
スクリプト言語とコンパイラ言語の違い
プログラミングの難易度
プログラミングについて学習していると、スクリプト言語と似たような言葉が出てきます。それがコンパイラ言語です。ではスクリプト言語とコンパイラ言語の違いは何なのかと言うと、先程少し触れましたが、プログラミングの難易度です。
コンパイラ言語というのは、基本的に機械語に予めコンパイルされているものを使用するため、難易度としてはかなり難しいです。
一方スクリプト言語の場合、この難しさが低減されているため、プログラムを書くときもスラスラと書くことができます。開発においてもスクリプト言語のほうが時間が短く、思い立ったらすぐに書くことができるのは、スクリプト言語の最大の特徴です。
実行速度の違い
スクリプト言語とコンパイラ言語の違いは難易度だけではありません。実際に作成したプログラムの実行速度も、それぞれ大きく異なります。コンパイラ言語の場合、書くときは難易度が難しいのですが、その分予め機械語にコンパイルされているため、実行速度はかなり早いです。
一方スクリプト言語の場合は、手軽にプログラミングできることに重点を置いているため、機械語にコンパイルする必要があり、その分実行速度は劣ってしまいます。
スクリプト言語のメリット
簡単で覚えやすい
スクリプト言語の最大のメリットは、簡単で覚えやすいことです。基本的には簡単な言語で構成できるようになっており、それぞれの言葉も覚えやすいものが採用されています。
もちろんプログラムを書くときは、最低限基本的なプログラミング用語を覚えていなければ意味がありませんが、それ以外の専門知識がなくてもできるのが、最大の特徴です。
覚えやすいため、プログラミングの経験が浅いという人や、これからプログラミングを学ぼうと考えている初心者にとっても扱いやすく、それでいてプログラミングの基礎をしっかりと覚えることができるため、かなりおすすめです。
すぐにできて修正も楽にできる
スクリプト言語のもう一つのメリットが、開発をしやすいことです。コンパイラ言語の場合、開発となると様々なものが必要になったりと、何かと大変なことが多いのですが、スクリプト言語の場合、思い立ったら一人ですぐに作るということが可能です。
また、こまめにコードを修正することも可能であり、作成したプログラムはすぐに実行することができます。小規模のプログラムや、個人でブログなどを運営している場合においては、スクリプト言語がかなり役に立ちます。
スクリプト言語のデメリット
使い道が限られる
初心者に扱いやすかったりと、何かと良いことづくしのように聞こえるスクリプト言語ですが、その代償として、使用できる場所が限られてしまうというデメリットがあります。コンパイラ言語の場合、比較的広い範囲で使用することができますが、スクリプト言語の場合はそうは行きません。
後ほど紹介するJavascriptの場合、ウェブサイトでしか使うことができないという制約があったりと、言語の種類によっては使うことができる場所が限られてしまうことが多いです。
小規模限定
使い道が限られると説明しましたが、それに関連して小規模のプログラムでしか使うことができないというデメリットもあります。つまり、中規模以上のプログラムとなると、スクリプト言語よりもコンパイラ言語のほうが役に立ちます。
先程の部分で実行速度について述べましたが、スクリプト言語の場合、コンパイラ言語よりも実行速度が遅くなってしまいます。
ある程度の規模になると、処理速度が求められる場面が多くなり、そのような場面で実行速度が遅いというのは致命的なことです。そのため、どうしてもスクリプト言語は小規模限定のプログラミング言語となってしまうのです。