CASE #01
CAREER ADVISER キャリアアドバイザー
#03
CASE #03
RECRUITING ADVISER リクルーティングアドバイザー
ギークリーに転職した今西がリクルーティングアドバイザー(RA)という職種を志望した理由、それは「規模の大きな企業の採用を支援することで、より大きく社会に貢献したい」という思いだった。今西が入社以来大切にしてきたことは、「やりきる」という仕事のポリシーだった。自分が目標に掲げたこと、それに到達するためには、できることは全てやる。仮に失敗してもいいから、やらずに後悔することだけはしたくない。入社して9ヶ月で今西はチームマネージャーを任され、日本を代表する大手企業を担当する立場になった。
2024年春、今西が担当する大手通信企業から、今西に相談があった。既存事業である通信ではなく、新たに立ち上げる新規事業のプロジェクト推進を任せられる、プロジェクトマネージャーを採用したい、という相談だった。スキルや経験の希少性という意味で、非常に難易度の高い採用になる。実際、採用責任者の方が他のエージェントを含め、あらゆる手段を尽くしても、まだ採用に至っていないポジションだった。
すぐに会社に戻り、求める人物の人材要件を整理して、社内のキャリアアドバイザー(CA)に共有をした。企業情報だけでなく、新規事業に賭ける思い、プロジェクトマネージャーという仕事の醍醐味を伝え、ギークリーのCAが面談する求職者の中から、候補になる人はいないかを懸命に探した。CAから連絡があり、女性の求職者Cさんが候補に上がった。ゲーム開発会社で10年以上の新規プロジェクト立ち上げ経験があり、異業種への転職も視野に入れて転職活動をしている。旦那さんがご病気になられて、年収のアップを希望されている方だった。
今回の大手通信企業が立ち上げる新規事業と、全く異なる業界でキャリアを積まれてきたCさん。業界だけ見れば接点が無さそうではあるが、今西はCさんの「プロジェクトマネジメント」という経験とスキルに着目していた。扱うモノは違えども、サービスを立ち上げ、人をマネジメントし、プロジェクトを推進していく経験は同じ。企業の採用担当者の方は、時に条件の全てが当てはまることを望むが、それによって候補者が限られてしまい、採用が進まないケースが非常に多い。採用を実現するという目的に向けて、できることは何でもする。提案をしないこと自体がクライアントにとっての損失になる。そんな思いで、今西は提案をした。
Cさんに対して、大手通信企業から200万円の年収アップでのオファーが出たが、Cさんは働き方の問題で内定辞退を検討していた。それまではフルリモートで働けていたが、大手通信企業にはその制度がなかった。お子様を育てながら働く上で、出社が条件ではCさんには難しい。今西は、難しいことを承知で、企業にCさんが働く部署での時差出勤を可能にしてくれるよう話をしにいった。こんな出会いはなかなかない。大手通信企業にとっても、Cさんにとっても、何としてでも実現したい、その一心だった。今西の提案は、大手通信企業にとって多様な働き方を検討する機会となり、制度の変更が行われ、Cさんは無事入社することとなった。
大手企業と別業界にいる優秀なIT人材が出会うことで、新しい可能性が生まれていく。今西は、自分の仕事を通じて、日本の生産性の向上やイノベーションの創発に寄与できると確信している。IT人材に特化しているからこそ、どこよりも誰よりも高い専門性を持って、質の高いマッチングを実現できる。ギークリーだからこそできること、社会が変わる最前線にいる自分だからこそできること、その全てをやりきって、社会の発展に貢献する。