まずは自己紹介をお願いいたします。
小沢七彩と申します。2021年に大学を卒業後、小売業界最大手の企業に新卒入社し、2年弱店舗勤務の副店長としてお店の経営管理などを行っていました。
2023年1月にギークリーに入社し、現在はRA(リクルーティングアドバイザー)として採用をしたい企業様のご支援を行っております。人材業界未経験、且つ営業職としても未経験でギークリーに入社をしました。
学生時代はスポーツに取り組んでおり、小学生から中学生までバレエ、中学生から高校まで陸上競技をしていました。
前職は小売業界の大手企業に新卒で入社されたそうですが、元々就職活動されていた当時はどういったキャリアをお考えだったのでしょうか?
新卒の就職活動時は、必ずコレがやりたい!といったことがあまり定まらず、大手企業を幅広く受けていました。研修がしっかりしている企業に入れば、何かしら学べることがあるのではないか?という考えでした。なんとなく、「大手に行っておけば潰しが効く」と思い、一社目に意思決定をしました。
ただ一方で、小売業界にずっといるというイメージは当時から持てていませんでした。
小売業界は店舗型のビジネスということもあり、習得できるスキルに偏りがあるのではないかと不安を感じていたんです。
これは入社前も入社後も、変わらず抱えていたキャリアに対する漠然とした不安でした。
なので、比較的早い段階で、3年以内=第二新卒のうちに転職する選択肢が頭に浮かんでいました。
前職に入社して2年弱というタイミングで転職活動をスタートさせていますが、実際に転職活動に踏み切ったのはどういったきっかけがあったのでしょうか?
きっかけはひょんなことでした。2年目の半ば頃に社外の仲の良い友人から「転職をした」という話を聞いたんです。
社会人経験1年半では、まだ得られたスキルも多いとは言えず、あまり企業から望まれる人材とは言えないのではないかという先入観があったのですが、実際に今の時期から始めても問題なく、採用したいと思ってもらえる企業があるんだということに気が付きました。
またこの時期に、前職の上長にキャリアの希望を伝えていたのですが、希望が叶えられるかどうかは当然分からず、もし実現できるとしても数年は先ということを言われていました。
先述の通り、入社してからずっとキャリアに対するモヤモヤを感じていたということもあり、「今がキャリアの幅を広げるためのチャレンジをするタイミングなのかもしれない」と思い、転職活動を始めました。
転職活動をしているときはどのような軸を持っていましたか?
・成長環境
・未経験で法人営業にチャレンジできる
・無形商材
の3つを軸に、業界は絞らずに見ていました。
まず成長環境については、新しいスキルと経験を積むことを重視していました。
キャリアの幅を広げるための転職ということを考えていたので、汎用性の高いビジネススキルを獲得していくことに対するこだわりが強くありました。
その中でも特に法人営業のスキルを身に着けたいと考えていました。
これからビジネスの世界にいるにあたって、toB向けの折衝経験はどこの業界でも必要になりうる汎用性の高さがあると思っていたからです。
これまで法人営業の経験は全くなかったので、未経験でも活躍できる環境なのかということも気にしていました。
最後に無形商材という点ですが、自分の考えを反映してビジネスを行いたいと思っていました。
前職の小売業界はいわゆるモノ売りで、自分自身の介在価値をあまり感じられなかったんです。頭を使わなくても商品クオリティが高ければ、会社のネームバリューがあれば売り上げが立ってしまう要素が少なからずありました。
わざわざ第二新卒で新しいことにチャレンジするのであれば、前職と同じモノ売りではなく、やったことがないコト売りに挑戦したいという想いがありました。
自分の経験の延長線上にある選択肢を選ぶことも出来たとは思いますが、その選択肢を選んでしまうのは「怖いから」なんだろうとも思っていました。
恐怖心を捨てられないなら、無理をして転職する必要はなく、そのまま前職で経験を積めばいいと思っていたので、挑戦することを選びました。
小沢さんの軸に当てはまりそうな企業は当社以外にもありそうですが、その中でもどうして当社に意思決定をしたのでしょうか?
ここだけの話ですが、転職活動を始めた際の私は、人材業界に転職するとは全く思っていませんでした。
そんな私がギークリーに入社した決め手は、文化です。
一言でいうなれば、『成長に対する基準の高さ』という部分でした。
役員の西内と最終面接をした際に、「ギークリーは『全国大会を目指す』のではなく、『全国優勝を目指す』という基準で、本気で人材紹介に取り組んでいる。そういった高い基準の中で頑張りたいと思える?」という質問を投げかけられました。
勿論当時は他社の選考も受けていました、その質問が、どうしても忘れられなかったんです。
成長したい!と思って転職活動をしていたものの、本当に異業種・異職種の中で頑張れるのか、正直不安は大きくありました。
考えに考えた結果、「出来るかは分からないし正直怖いが、今やらなかったら一生やらないのではないか。チャレンジしてみたい。」という答えにたどり着きました。
この挑戦そのものに、私のキャリアにおける価値があると思いました。
私は『チャンスの神様は前髪しかない』という言葉が好きなのですが、今がその前髪を掴むときだと思い、意思決定をしました。
その後実際に入社をしてみてどうだったのかもお伺いできればと思いますが、特に、営業未経験で苦労したことや大変だったことはありましたか?
お恥ずかしいことに、入社して一番はじめにぶつかった壁は、企業向けのコミュニケーションでした。当時の私は、社会人としてBtoBビジネスの基本的なところが全く出来ていなかったんです。
話し方が分からない、伝えるべきことが分からない、なぜ伝わらないのかも分からないという状況だったので、自身で課題をよりクリアに把握するために、周囲の方が企業と話している会話の内容を常に聞き耳立てて聞いていました。
直属の上長だけでなく、周囲の先輩方からも沢山フィードバックをいただくことができたので、入社して1か月で社会人としての基礎を叩き込んでいただくことができたかなと思います。
勿論いまだにコミュニケーション面で苦戦することもあるのですが、「入社時はあんなに伝えることが苦手だったのに、今では本当に成長したね」と言われることがあり、嬉しかったことを覚えています。
その他にも、苦労したことは数えきれないくらいありますが、苦労して自分ができない現実と向き合い、辛い思いをした分、出来たという成長実感と周囲の方から認めてもらえた際には飛び上がるほど嬉しいですね。
小沢さんは、入社後半年で月間MVPを獲得して表彰されていましたよね。
レベルの高い社内において、営業未経験から半年でMVPというのは本当に凄いと思うのですが、MVPが獲得できた理由は何だと思いますか?
素直に学び、吸収し続けたからだと思っています。
皆さん、え?本当にそれが理由なの?と思われると思いますが、私は自信をもって「はい」と答えます。
では、なぜ、「素直さ」なのか?
入社時、未経験だった私には1つだけ武器があって、それが「素直さ」だったからです。
この「素直さ」とは、自身の感情をありのまま表すということではなく、自分の出来ないことや分からないを認めて、どうしたら出来るように、分かるようになるのか?調べ、聞き、実践することを指します。
スキルの習得は、一朝一夕で出来るものではないと思っています。私は入社して半年強ですが、今はまだまだスキル習得の途中地点にいるという自覚があります。
一方で、仕事に対する取組み姿勢というのは、自分次第でいつでも変えることができるものです。
成果を出していて、多くのお客様を喜ばせている先輩や上長のノウハウを真似し、何事も素直に取り組めたからだと思います。
本当は「ある特定のスキルを身につけたから」「ここにこだわったから」というかっこいい回答をしたかったのですが、まだ私はそこまで辿り着くことはできていません。
それでも、私のような経験が浅い方でも、取り組み方次第でMVPを獲得できる環境がギークリーにはあります。
成果を出せるようになり、やりがいも感じられているかと思いますが、RAのやりがいだなと感じた具体的なエピソードがあれば教えてください!
2次面接のフェーズから企業と一緒に考えた訴求ポイントがはまったことで志望度が上がり、採用成功に導くことが出来たことです。
私は現在主にゲーム業界の企業を担当させて頂いております。
担当企業の中で、エージェント経由ではあまり採用が出来ていないという課題を持っている、お取引を始めて間もない企業様がいらっしゃいました。(以下A社と呼ばせていただきます。)
A社の選考に進んだとある候補者様がいたのですが、A社からは「絶対にこの方を採用したい!」と非常に温度感高いご意向をいただきました。
ただ、この候補者様がとてもスキル感が高く、かつコミュニケーションもしっかりと取れる方であったため、どの企業様もこぞって採用したいという状況で、ライバルが非常に多い状況だったんです。
採用競合が多いということもあり、正直A社様は若干諦めムードだったんですが、私自身は、RAとして諦められず、この候補者様の採用成功に導きたい!と感じておりました。
採用成功に導くために、私の方で担当のキャリアアドバイザーに
・どのような転職軸なのか?
・どのような点を魅力に感じられる求職者なのか?
・最新の志望順位のなかで、私の担当企業は何位なのか?
などの情報をまず初めに回収しました。
求職者の志望順位としては2位に位置していたので、1位の企業に逆転勝ちする為にどのように企業にアプローチしてもらうのか逆転で内定承諾をもらうために2次面接と最終面接での訴求ポイントをお伝えしました。
併せて、企業と電話でコミュニケーションを図り、是非採用成功に導きたいです!と私の気持ちも併せてお伝えしておりました。
その熱量も伝わったのか、私の訴求方法の提案をA社様が受け入れ、実行してくださり、最終的には、志望度が逆転して、求職者の内定の承諾を頂くことが出来たんです!!
ご承諾のご連絡をした際に、企業様の喜んでいるお気持ちと私宛にお褒めの言葉を頂くことができ、やりがいを感じることが出来ました。
法人営業を始めた当初は、企業は感情ではなく合理だけで動くと思っていた節があったのですが、そんなことはないのだと知った出来事でもありました。
熱量高く本気で採用に取り組む企業様と一蓮托生で歩めるのが、RAの面白さだと思います。
最後に、当社の選考を受けてくださっている候補者様へメッセージをお願いいたします。
私も皆さんと同様、転職活動時には「活躍できるのか?」と不安でいっぱいでした。
ですが、そんな不安を抱えていた私でも活躍できているということが、その不安感を払しょくできる何よりもの証拠になると思います。
『チャンスの神様は前髪しかない』ので、一緒にチャンスをつかんでいきましょう。