ホワイト企業の特徴一覧!ブラック企業を避ける見分け方を解説
「ホワイト企業の特徴とは?」ブラック企業はイメージできるけど、ホワイト企業のイメージがはっきりしないという人も案外多いのではないでしょうか。そこで今回は、ホワイト企業の特徴や見極め方、そしてストレスの少ない働き方について解説します!
目次
ホワイト企業の特徴10選
①福利厚生が充実している
福利厚生は仕事をする上で重要な事柄の1つです。
転職サイトでも福利厚生の充実を売りにしている求人をよく目にするのではないでしょうか。
業界や職種によって程度は変わりますが、手当やサポートが同業他社よりも手厚い企業は「ホワイト」である可能性が高いです。
ただし、1つの情報だけを鵜呑みにしないように注意しましょう。
他の企業よりも条件が良い代わりに、残業が多かったり過重労働を強いられる求人も存在します。
複数の転職サイトや口コミサイトなどから情報を集めるのがおすすめです。
もちろん、正当な待遇・業務内容を提示している企業も多数存在します。しかし悪質な求人が存在するのも事実です。
特に福利厚生の表記の仕方には様々な抜け穴があります(「週休2日制」と「完全週休2日制」など)。
求人の内容から判断がしにくい場合には、その企業の離職率や定着率等から推測するのも有効です。
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②過重労働の防止に取り組んでいる
よく問題になる「過重労働」についてご存じでしょうか。
「サービス残業が多い」「残業代は出るが、残業時間が多すぎる」という声も耳にします。
長時間労働や休日出勤の常態化は、当然健康に害を与えます。場合によっては仕事を辞めざるを得ないところにまで至ってしまうおそれもあるのです。
そのため、決められた労働時間を守ることを徹底し、労働者を大切にしている企業は「ホワイト」の要素を持っていると言えます。
しかし、この点には注意も必要です。「ノー残業デー」などを取り入れている企業もありますが、その日に終わらなかった仕事は翌日以降に持ち越されます。
ただ残業を禁止するだけではトータルの業務量が変わりません。つまり労働者は、より限られた時間で多くの仕事をこなすことを求められることになってしまうのです。
過重労働についてチェックする際には、単純な労働時間だけではなく個人の業務量も確認してみてください。
具体的に言えば、面接時の質問で「休日や終業後、社員はどのように過ごしているのか」を尋ねるのがおすすめです。
手間や時間のかかることが答えとして返ってきたら、時間的にも精神的にも余裕を持てる働き方ができているということかもしれません。
とはいえ、あくまでこれは目安です。他の側面からも「その企業での働き方」をチェックしてくださいね。
③安心して働くことができる労働環境が整っている
どれだけ給料が高い仕事でも、仕事自体が不安定であったり常に危険と隣り合わせであったりしたら、「避けたい」と感じる人も少なくありません。
①、②それぞれの内容からわかる通り、健康への考慮や給与・各種待遇などが充実していることは確かに労働者にとって重要事項です。
そしてそれらと同等かそれ以上に「労働者の安全が保障されている」ことが必要となります。
「安全を保障する」というのは、必ずしも「安全性の高い業務を任せるようにする」ことのみを指すわけではありません。
リスクが高い業務を任せる必要があれば相応の報酬を用意し、万が一のことが起こった際には責任を持って対応をする、というのも保障です。
危険はないに越したことはありませんが、業務の中でリスクに直面してしまう状況も十分にありえます。
そのときに企業が味方になってくれれば心強いものです。
見極めるポイントとしては①と同じく離職率と定着率、そして企業の経歴です。
離職率が低く、定着率が高い企業は労働者を大切にしていることが期待できるでしょう。
④女性の働きやすさと活躍事例が多い
結婚・出産・育児といったライフイベントに左右されがちな女性の働き方をサポートする体制が整っていることも、ホワイト企業の条件のひとつです。
女性のライフステージの変化に合わせて働き方を調整できるような取り組みがされています。
例えば育休・産休制度が整っている、託児施設が併設されている、時短勤務やテレワーク、フレックスといった多様な働き方も選択しやすいといった取り組みです。
子どもが小さいうちは突発的な呼び出しも少なくないため、業務分担する体制が整っているなど、業務に支障が出ない工夫も根付いている企業もあります。
また女性が働きやすい企業の特徴として、女性の離職率が低いことも挙げられます。
おのずと女性社員や女性役員も多いでしょう。女性が無理なくワークライフバランスを取りながら長く働くことができているかどうかにも注目してみましょう。
⑤コンプライアンス意識が浸透している
コンプライアンスとは「法令遵守」を指します。近年では従来の社会的ルールを守るといった意味合いのほかにも、倫理観や社会規範に従い公正・公平に業務を行うという考え方としても使われています。
つまり、企業は労働基準法を、従業員は就業規則を守ることは大前提として社会常識も問われるということです。
コンプライアンス意識が全社に浸透していないと、通勤電車の車内で取引先企業について話す、外出先でパソコンを使って顧客の個人情報を扱うといった行動につながりかねません。
企業にとっては社会的な信用を守ると同時に、従業員が安心して働ける環境を提供するためにも、コンプライアンス意識を浸透させることは必須です。
社内ルールが最新の状態になっているか、教育体制が整っているか、不正やミスが発覚した際のロードマップが徹底されているかなどもホワイト企業の見極めポイントだと言えるでしょう。
⑥労働組合がある
労働組合とは、労働条件の維持や改善など労働環境の向上を企業に訴えることができる社員で構成された組織です。
社員ひとりの意見では通らない場合でも、労働組合なら交渉できることがあります。
労働者が主体となってこのように改善に取り組む労働組合がある企業は、中小企業と比較すると大企業の方が多い傾向です。
ただし労働組合の影響力は企業によってさまざまであるため、まずは有無を調べてからOB・OG訪問などで実情を確認できるとよいでしょう。
⑦離職率が低い・平均勤続年数が長い
これまでに触れて来た通り、離職率の低さはホワイト企業を見極めるポイントとして重要です。
参考として、厚生労働省の調査では近年の離職率は13~15%台で推移しています。
また平均勤続年数が長いこともひとつの指標になるでしょう。
全体を通して延びる傾向にあり、国税庁の調査によると近年では12年ほどで推移しています。
離職率が低い、あるいは平均勤続年数が長いということは、働く人にとって環境がよいと考えることができます。
ベンチャー企業など創業年数が短い企業を除き、これらの数字が極端に平均と異なる場合は注意が必要かもしれません。
離職率や平均勤続年数は、一般的に公式ホームページからチェックできます。
掲載されていない場合は就活情報サイトなどが参考になるでしょう。
(参考:厚生労働省『令和4年雇用動向調査結果の概況』、国税庁『民間給与実態統計調査』)
⑧給与制度が安定している
給与制度が整っていることも働きやすさにつながるため、ホワイト企業のチェックポイントです。
月給制や年俸制のような時間軸の給与制度か、職務給や成果給のような実績に応じた給与形態か、自分に合っているか確認しましょう。
給与制度だけでなく他の特徴とのバランスが大事です。
例えば給与水準は高いが、働き方のリスクも高かったり、残業が多い、精神的・肉体的負担が見合わないなどのケースも考えられます。
また基本給だけでなく賞与や残業代も確認する必要があります。
⑨業績が安定している
労働環境の安定には業績の安定が必須です。
なぜなら、企業に余裕がないと従業員の環境改善のための取り組みにまで手が回らないことが考えられるからです。
業績が悪化していたり不安定な場合、コストカットの必要に迫られ労働環境が改悪されることもあります。
以下の項目で業績の安定をチェックできます。
・売上高、営業利益が継続的に伸びているか
・業界のシェア率が高いか
・社会的に価値のあるビジネスか
・内部留保(社内留保)が高いか
⑩ワークライフバランスを取りやすい
ライフステージの変化に対応できる仕組みや制度が整っている企業は、離職率が低く平均勤続年数が長い傾向にあります。
ワークライフバランスは社内の雰囲気も大きく影響するため、直接確認できると安心です。
働き方が多様であったり、フレックスタイム制が導入されていること、休暇が取りやすく産後に復職する人が多いといった企業はワークライフバランスが取りやすいと言えるでしょう。
仕事と私生活がどちらも充実し、相乗効果が期待できる企業は他の特徴も持ち合わせている可能性が高いです。
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⑪有給取得日数が多い
ホワイト企業の特徴として、社員の有休取得率が高いことも挙げられます。
従業員を大切にする企業であれば、モチベーション維持やストレス緩和のために働きやすい環境づくりを整えることを優先するでしょう。
有休消化率の参考に、令和4年に企業が付与した年次有給休暇日数の平均は労働者ひとりあたり17.6日、このうち労働者が取得した日数は10.9日、取得率は62.1%でした。
有休消化率の情報は、面接の場で企業に直接聞くか、転職エージェントでも確認できます。
(参考:『令和5年就労条件総合調査の概況』)
⑫従業員の年齢層に偏りがない
環境がよい企業では長期的なキャリアパス形成が可能なため、幅広い年齢層の従業員が在籍しているという特徴があります。
若年層が多い企業は活発で風通しがよい印象がありますが、キャリアを重ねることが困難だとも捉えることができるでしょう。また年齢層が高い場合も、早期退職が多い環境である可能性が考えられます。
会社の運営が順調で従業員にとって居心地のよい環境であれば、ノウハウの継承や従業員の育成も順調であり、ますます会社の発展によい影響がうまれます。
そのため、従業員の年齢層もチェックしてみるのがおすすめです。
⑬評価制度が明確
評価制度が明確であることは、従業員のモチベーション維持や成長に欠かせません。
正当に評価され、給与などに反映される企業はホワイト企業の定義に合致しているでしょう。
売上などの分かりやすい数字だけでなく、日頃の勤務態度やスキルレベルなどの能力で成果主義に補正をかけるような制度が整っていると、気持ちよく働くことができます。
ホワイト企業が多い業界の傾向
ホワイト企業は、自社プロダクトに強みをもつBtoB企業に多い傾向があります。
BtoB企業は企業を顧客に持つため、一般的に社名が知られていないこともめずらしくありません。
しかし大きなプロダクトを担い経済にも貢献度が高いBtoB企業の製品は、リプレイスが進みづらく、安定した業績を保つことができる点が特徴です。
そのため給与制度や労働時間も安定しやすく、結果としてホワイト企業の要素が増えていると考えられます。
このような特徴のBtoB企業は、IT・インフラ業界や医薬品・医療用機器業界、精密機器を扱う化学業界などに多い傾向です。
「世間的な知名度が低い=ホワイトではない」というわけではないのです。
ホワイト企業の定義
ブラック企業ではない企業=ホワイト企業
「ブラック企業ではない企業」「ブラック企業とは反対の要素を持っている企業」というのがホワイト企業の定義です。
ホワイト企業に対しては、「働きやすい」「無茶な働き方を求められない」などのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
その一般的な定義としては、厚生労働省が発表している「安全衛生優良企業」の説明が1つの指標とされており、
「労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善している」企業と記載があります。
(参考:厚生労働省『安全衛生優良企業』)
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厚生労働省では「安全衛生優良企業公表制度」を導入
前の項目で触れた通り、厚生労働省も働きやすい企業の認定を行っています。
2020年2月現在、安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)基準となっているのは以下の6項目です。
*安全衛生活動を推進するための取組状況
*健康管理の取組状況
*メンタルヘルス対策への取組状況
*過重労働防止対策の取組状況
*受動喫煙防止対策の取組状況
*安全でリスクの少ない職場環境の整備の取組状況
各項目に評価点が設定されており、それぞれの評価が6割以上、総合点が8割以上の場合に「安全衛生優良企業」として認定されます。
ただしこれらの要件を満たしているからといって誰もが働きやすい企業であるとは限りません。
人によっては数値化しにくいものが要因となって「働きづらさ」を感じる場合もあるからです。
ホワイト企業の認定制度は他にも
厚生労働省が認定する制度は他にも以下のようなものがあります。
- ・ユースエール認定
- ・えるぼし認定・プラチナえるぼし認定
- ・くるみん認定・プラチナくるみん認定
- ・健康経営優良法人認定制度
若年層の採用・育成に積極的な面を評価された企業は「ユースエール認定」を受けることができます。
「えるぼし認定」は、女性活躍推進法に基づく制度です。
また、仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる企業を認定する制度次世代育成支援対策推進法に基づいているのが「くるみん認定」です。
「健康経営優良法人認定制度」では、それぞれの部門における上位500法人を「ホワイト500」「ブライト500」として認定しています。
その他にも経済産業省が認定する制度に以下のようなものがあります。
- ・なでしこ銘柄
- ・安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)
- ・健康経営優良法人認定
女性の活躍を促進する上場企業に認定されている企業に該当するのが「なでしこ銘柄」です。
「ホワイトマーク」は3年ごと、「健康経営優良法人認定」は毎年認定を行っています。
このような制度の認定企業は、ホワイト企業だと考えることができるでしょう。
民間主催のホワイト表彰制度も
実は厚生労働省や経済産業省の認定制度以外にも、民間が主催する表彰制度があります。
2015年に始まったホワイト企業大賞企画委員会が主催する「ホワイト企業大賞」が一例です。
また一般財団法人日本次世代企業普及機構(JWS)が運営する「ホワイト企業認定」「ホワイト企業アワード」は2016年から開催されています。
こういった民間の表彰制度の対象となっている企業もホワイト企業を見分ける参考にすることができます。
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ホワイト企業で働くメリット
ホワイト企業で働くメリットとして、以下の3点が挙げられます。
①仕事とプライベートのバランスが取りやすい
②長期間働きやすい
③モチベーションを維持しやすい
①はホワイト企業やブラック企業の議論の中でよく言及されることです。
一定以上の収入と時間的な余裕が両立できるホワイト企業では、仕事以外のことにも時間を使うことができます。
また、プライベートを充実させたい人以外にも恩恵があります。
「何よりも仕事を優先したい」と考えている人にとっても、勉強をするためのまとまった時間がとりやすいためプラスに働く点が大きなメリットです。
②、③についてはホワイト企業の働き方が根底にあります。
賃金に見合わない仕事や負担が大きすぎる仕事は肉体的にも精神的にも厳しいため、モチベーションも低下しがちです。
自分の頑張りが成果に反映されるのであれば、モチベーションも高まり長期的なキャリアを築きやすいでしょう。
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ホワイト企業の見極め方
インターンや説明会への参加
企業の実態を見極めるためには、実際に足を運ぶのが一番です。
インターンや説明会では採用担当者の立ち振る舞いや、他社員とのやり取りを通しておおよその社風をつかむチャンスがあります。
精神論が気になったり、表情が暗い人が多い、積極的なコミュニケーションが少なく感じるようであれば労働環境が整っていない可能性があります。
OB・OG訪問などで社員と直接話す
OB・OG訪問での雰囲気も判断基準のひとつと考えることができるでしょう。
社員と直接話す機会があれば、表情に注目します。
明るく話す社員が多ければ、働きやすい環境だとイメージしやすいでしょう。
国の認定制度があるか調べる
社員の働きやすさに関する取り組みをする企業に対し、国の認定制度が存在します。
冒頭で解説したように、健康管理に力を入れている企業に対し「安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)」「健康経営優良法人認定」という制度があります。
若手の採用に積極的な企業は「ユースエール認定」、女性の活躍推進に積極的な企業は「えるぼし認定」や「なでしこ銘柄」、子育てサポート企業の認定を受けている企業は「くるみんマーク」など、それぞれの制度に当てはまっていることが多いです。
認定マークは公式ホームページなどにも記載されているため、確認してみると良いでしょう。
口コミサイトを確認する
企業の口コミサイトなどもありますが、偏った意見も多いものです。
全てを鵜呑みにせず参考程度にとどめておく必要があります。
ただし重複して目にするネガティブな意見で気になるものがあれば、面接の際などに確認すると良いでしょう。
定時後にオフィスを見に行く
定時後のオフィスを外から見ることで残業の状況なども知ることができます。
求人要項に残業時間が短いと記載されていても、実態は分かりません。
ついている明かりが多ければ残業が多い可能性があります。
ただし企業によっては繁忙期と閑散期で残業時間が大きく異なるケースや、リモートワークの導入率によっても状況は変わるため、特徴を加味して確認するようにしましょう。
働く人のストレスを減らそうとしているのがホワイト企業
ホワイト企業の特徴を挙げましたが、どの項目にも言えることが「労働者のストレス要因を少なくすること」です。
中でも「仕事を続けやすい環境づくり」を積極的に行っている企業が「ホワイト」と評価される傾向があると言えるでしょう。
ホワイト企業とブラック企業の見極めの参考にしてください。
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「ホワイト企業」で働けばストレスが少ないとは限らない
一概に「ホワイト企業」と括っても、どうしてもその企業の環境が合わない人は存在します。
「外に出て仕事をしたい」と考えている人と「決まったオフィスの中で仕事がしたい」と考えている人とでは、希望する職場環境は異なります。
たとえホワイト企業でも、自分にマッチしていなければストレスが溜まりやすくなります。
正当な賃金の支払いや労働者の負担を考えた労働時間などは「ホワイト企業」に不可欠なものでしょう。しかし「ホワイト」な働き方は、人によって求める部分が違ってきます。
「ホワイト企業に入れば仕事のストレスは少なくなる」のではなく、「自分の労働に見合った対価と適した環境があればストレスは少なくなる」のです。
ストレスなく働くコツ3選
「自分の労働に見合った対価と適している」と思える環境には、自分自身の考え方、捉え方も大事です。
具体的には、次のような考え方です。
何にストレスを感じるのか把握する
まずは自分が何に対してストレスを感じやすいのか把握しましょう。
人と関わることなのか、デスクワークなのか、時間外労働なのか、何が負担なのかを知っておくことによってストレスのない働き方を選びやすいのではないでしょうか。
また、ストレッサーに改めて気づくことによって付き合い方が見えてくることもあります。
他人と比較しない
同期や先輩後輩、地元の友人などと環境を比較して不足感を覚えることもあるかもしれません。しかし他者との比較では本当に自分自身を満たすことはできません。
他人と比べて幸福度をはかることを相対的幸福感と言います。対義語は絶対的幸福感です。
ストレスを感じてしまう時は、自分はどうしたいのか、対価として何を求めているのか、それは本当に自分と見合っているのかと自分自身を見つめなおしてみましょう。
プライベートも楽しむ
「仕事のせいで犠牲になっている」という考え方はどうしてもストレスにつながりやすいものです。
仮に仕事でストレスになるようなことがあったとしても、うまく付き合う方法を身につけていると、ストレスフリーな働き方もできるようになるかもしれません。
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ホワイト企業に転職するためにやるべきこと
自分が「仕事」に求める条件を明確にする
まずは自分が仕事をする理由や条件を洗い出してください。
「賃金」の優先順位が高い場合には、自分の経歴やスキルから転職が可能な職種を探し、キャリアアップを目指すのが近道です。
「時間的余裕」が第一の場合は、年間休日日数や有給取得率、残業時間と業務内容との折り合いをつけていきましょう。
自分の「働く理由」「譲れない条件」が把握できていないと、ホワイト企業を探すのにも一苦労です。
「あらかじめ範囲を決めてからホワイトな働き方ができる企業を見つける」という流れで進めると応募する求人が自ずと絞れてきます。
色々なところから情報収集を行う
前述の福利厚生の部分で触れましたが、各方面からの情報収集は欠かせません。同じ企業の求人でも、掲載する媒体によって書き方が違うこともあります。
また、口コミサイトに貴重な意見や情報が書かれているケースもあるでしょう。
掲載されているもの全てが事実とは限りませんが、比較対照を重ねていくことでより正確な情報を得られます。
古い情報だと現在の状況が反映されていない場合もあるので、常に最新の情報を選ぶように心がけましょう。
常に同じ求人案件が出ている場合は要注意
先述の通り、労働環境が整っていれば離職率はおのずと下がります。
常に人を募集しているという事は、常に人材不足だということです。
職種や業務内容による部分もありますが、社員が定着しないと見て取れる企業はホワイト企業ではない可能性が高いかもしれません。
求人案件に「アットホームな職場」「若手が活躍!」といった文言が繰り返されている場合や、不自然なほどの高年収が提示されている場合は、特に注意が必要だと言えます。
求人案件の不自然さを見抜くためには、業界研究や自分の市場価値を知っておくといった対策が有効です。
転職のプロを活用して、自分に合ったホワイト企業を見つけよう
残業代未払いや低賃金など、仕事に関わる問題は多々話題に上がります。そのため、そういった問題の少ない「ホワイト企業」を求める声が大きくなるのは必然です。
しかし「働きやすさ」の軸を入れたとき、ホワイト企業であればストレスが少ない働き方ができるわけではありません。
労働者の権利を守る企業が望ましいのは大前提ですが、働きやすさを考える際には「自分が軸としている条件」も含めて見ていくとよいでしょう。
IT・Web・ゲーム業界の転職に強い転職エージェントのGeekly(ギークリー)では、企業の情報を多数保有しています。
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