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フレームワークの意味とは??APIやライブラリーとの違いについて解説!

フレームワークやAPI、ライブラリー…アプリケーション開発で使われる用語はなかなか意味を捉えるのが難しいものも多いですよね。特に「どんな違いがあるのか」という点で紛らわしいものも多いのが事実です。この記事ではフレームワークの意味、APIやライブラリーとの違い、そしてメリットやデメリットについて解説していきます!

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フレームワークは開発の土台となる構造

 

 

IT業界における「フレームワーク」

 

まず「フレームワーク」という言葉自体の意味を明確にしていきましょう。

仕事に関連する「フレームワーク」とは大きく分けて以下の2種類です。

【フレームワークの意味】
  • アプリケーション開発の中での概念
  • ビジネス・経営などの考え方

業界問わず使われるのはビジネスに関わる考え方ですが、IT業界では開発に使われることが多いです。今回は前者の「アプリケーション開発」についてのフレームワークの解説をしていきますね。

 

フレームワークを基盤としてソフトウェアを開発

 

フレームワークはアプリケーションを開発するときに非常に便利な存在。何故かというと、アプリケーションを作る際、よく使われる構造や仕組みがあらかじめ揃っているからです。

すると、いちいち初めから開発を進める必要がなくなり、アプリケーション開発に割くリソースが削減できます。また、開発する人によってアプリケーションの質が大きく左右されないようにもできるのです。

フレームワークはソフトウェアを開発しやすくする土壌を提供しているんですね。

 

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APIやライブラリーとの相違点

 

「開発に関する用語の違いがわからない」と感じている人もいますよね。フレームワークに近い用語としては「API」と「ライブラリー」というものがよく取り上げられます。

どの言葉も開発するうえで大切な用語ではありますが、意味が分かっていなければ業務に支障が出かねません。ここではそれぞれの言葉が示す意味をまとめました。

 

APIは他のプログラムの機能と連携するためのもの

 

APIはあるアプリケーションに他のプログラムの機能を追加/連携させるためのものの総称です。

たとえば、普段使っているアプリケーションにFacebookやLINEなどへの連携機能はないでしょうか。また、会員登録が必要なサイトではGoogleアカウントやYahoo!アカウントが新規アカウントの代わりにできる場合もありますよね。

このような「他のサービスをアプリ内で使用する」場合に使われているものがAPIです。

 

ライブラリーは開発するうえでよく使う機能を切り取ったもの

 

一方ライブラリーはアプリケーション開発においてよく使う機能をまとめて切り取ったものを指します。イメージとしてはブラウザのお気に入り機能やブックマークに近いものだと考えてください。

要するに、「自分が開発するためによく使うツールをまとめたもの」=道具箱がライブラリーと言えるでしょう。

 

フレームワークはアプリケーション全体の基礎

 

以上のことからわかるように、APIやライブラリーとフレームワークはそもそも役割自体が違います。

フレームワークはアプリケーションを開発するうえで、全体の基礎となるものの総称。フレームワークを活用して開発していく中で、APIを導入したり、ライブラリーを効果的に使用したりするのです。

あくまでフレームワークの役割は「ソフトウェア開発をしやすい環境を整える」という点にあり、実際どのツールを使うか、どう開発していくかは別ということですね。

 

有名なフレームワークの例

 

 

【代表的なフレームワーク】
  • Ruby on Rails
  • Django

 

Ruby on Rails

 

有名なプログラミング言語の1つである「Ruby」を使用するフレームワーク。Ruby on Railsのみでアプリケーション開発を完結させることが可能です。

CookpadやGunosyなど、日本でよく知られているサイトにも多く使用されています。その理由の一端としては、「Ruby」が日本で開発されたプログラミング言語であるため日本で扱いやすい点が考えられるでしょう。

そして何よりも、「開発も仕様変更も比較的簡単」という特性です。既に組み込まれているツールを使えば、新たな機能の追加や変更にもすぐに対応できます。

とにかくアプリケーション開発へのハードルとコストが低いため、初心者だけではなく多くのアプリケーションを開発している中級者や上級者にもおすすめです。

 

Django

 

Djangoはプログラミング言語「Python」のフレームワーク。このフレームワークだけでアプリケーション開発が完結する点はRuby on Railsと共通ですが、異なる箇所もあります。

大きな違いとしては「自分でコードを書く必要がある」ところです。Ruby on Railsでは必要なコードを生成できますが、Djangoにはそのような機能がありません。その分コードを書く際の自由度が高く、Pythonに精通した開発者が本領を発揮しやすいフレームワークです。

Pythonに慣れていて、自分でコードを書くのが得意な人にはDjangoが最適ですね!

 

フレームワークを利用するメリット

 

メリット
  • 1から開発するよりも手間がかからない
  • 共通の基盤を使うため、多人数の開発でも品質が安定する

①1から開発するよりも手間がかからない

 

フレームワークを利用するメリットとして外せない点が「手間を省くことが可能」ということです。あらゆるアプリケーションを1から開発するとなると、多くの工数とコストがかかってしまいます。しかしフレームワークを導入することで、開発にかかる様々なコストを抑えることができるのです。

ただし、フレームワークによっては各種プログラミング言語を高いレベルで身につけていなければ扱うことが難しい場合もあります。それぞれのフレームワークの特性を把握し、適切なものを選ぶことが大切です。

 

②共通の基盤を使うため、多人数の開発でも品質が安定する

 

アプリケーション開発の基盤が共通のものとなるため、複数人で開発をする際にも「開発した人のスキルや方法によって品質が不安定になる」事態を防ぐこともできます

開発者が各々のやり方で進めてしまうと、その開発者のスキルや得意不得意によってアプリケーションの出来が左右されてしまいますよね。1つのアプリケーションの開発に携わる人たちが同じフレームワークを使うことで、アプリケーションの品質をある程度安定させられるのです。

 

引用元:https://cdn.pixabay.com/photo/2017/09/03/09/16/baby-2709666_1280.jpg

 

フレームワークのデメリット

 

 

デメリット
  • フレームワークそのものに欠陥があるとかえって非効率的
  • 利用するフレームワークのノウハウを共有しなければならない

 

①フレームワークそのものに欠陥があるとかえって非効率的

 

一見便利なことばかりのフレームワークですが、デメリットも存在します。

代表的なのが「利用するフレームワークそのものに不備や欠陥が存在するおそれがある」点です。もしフレームワーク自体に問題が発見された場合、その対応や解決にどうしても手間がかかります。結果としてコストを抑えるどころか、かえってコストが増大してしまう可能性も…。

各種フレームワークの利用を検討する際には、それぞれの特性や実際に使われた例などをしっかり調べましょう。また、万が一のときに代用するフレームワークの候補をいくつか挙げておくとより安心です。

 

②利用するフレームワークのノウハウを共有しなければならない

 

いくらフレームワークによって開発がスムーズに進みやすくなるとはいえ、きちんとノウハウを共有していなければ意味がありません。

利用するフレームワークの知識や使い方が理解できていなければ、せっかくのフレームワークも十分に活用できませんよね。開発前にあらかじめクラウドなどを有効利用して、開発に必要な情報を共有できる環境を整えてください

この「手間」は複数人で共通のフレームワークを使うからこそ発生するものとも言えます。恩恵を受けるために情報共有の手間は惜しまないようにしましょう。

 

フレームワークを活用して業務を効率化

 

 

まとめ

 

  • フレームワークはアプリケーション開発の基礎となるコードの集まり
  • フレームワークを利用することで開発のコストを抑えながら品質を安定させることができる
  • フレームワーク自体に欠陥があったり使いこなすことができないとかえって手間になることも
  • 使いこなすことができればフレームワークを導入するメリットは大きい

 

フレームワークならではのデメリットや面倒な部分も確かに存在します。ですが、使い方を間違えさえしなければそれ以上にメリットをもたらしてくれるでしょう。

上手に使えば、アプリケーション開発の心強い味方になってくれるのがフレームワークです。最初から最後まで人力で書くと途方もない作業が、フレームワークを使えば少ない工数で可能になります。

導入の際は開発するものや使う言語に応じて、使いやすいものを選んでくださいね!

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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