求職とは?就活との違いや情報収集の仕方、求人票の見方まで解説します!
新しく仕事を探すことを指す求職。多くの人が耳にする求職という言葉ですが、就活とどう違うのかと疑問を持つ人も少なくありません。やっていることは同じなのになぜ言い方が変わるのか、気になる人も多いはずです。今回は求職とはどういうものかについて、そして情報収集の方法や求人表の見方など細かく解説していきます。
目次
求職ってどういうもの?
職を求めること
突然ですが、仕事を探すことを皆さんはなんといいますか。
そう、求職です。求職というのは読んで字のごとく、職を求めることです。
多くの人が聞いたことのある言葉ですが、ある疑問を持つ人がいるはずです。求職と就活ってどう違うのか、ということです。
結論から言いますと大きな違いは特にありません。
大学生や高校生などが職を探すことを就活といい、それ以外の人が職を探すことを求職と呼ぶことが多いですが、基本的にやっていることは全く同じです。
ではなぜこのように言い方が分かれているのか、そこには内定を得るまでの流れの違いがあるのです。
就活と求職の流れの違い
四年制大学の大学生の場合、基本的に4年生になってから就職説明会などに参加して、そこから就職活動がスタートします。
一方高校生の場合はまず学校に求人票などが送られてきて、そこでまずは就職したい会社を選びます。そして秋になると面接などの試験が開始され、就職したい会社で面接を受けたりします。高校生の場合も3年生から就活が始まります。
一方求職者の場合は、特にいつから始めるということはありません。
好きなタイミングで好きな会社にエントリーすることができます。面接試験などは応募した会社によって異なるため、当然これも決まっていません。
このように、大学生や高校生など学生の内定獲得までの流れと一般の内定獲得までの流れやタイミングが異なることから、求職と就活という2つの呼び名が生まれているのです。
求職と就活はやっていることは同じだが、内定獲得までの流れや面接のタイミングが異なる
求職の情報収集の方法について
- 求人サイトを使う
- 職業安定所に行く
求人サイトなどで手軽に
求職者の場合、先ほど少し述べた通り特に制限などはありません。そのため情報収集をはじめとしたさまざまな活動が自由に行うことができます。
とはいえ、具体的にどうすればよいのかわからないという人も中にはいるはずです。
まず最も簡単な方法として、求人サイトなどを使う方法があります。様々な求人情報が掲載されており、応募なども簡単に行うことができます。
履歴書の書き方など様々な情報も掲載されており、初めての求職活動でも安心できます。
迷ったらとりあえず職業安定所に行くのもあり
とはいえ、求人サイトといっても最近では非常に多くのものがあります。中には求人サイトがありすぎてサイト選びで迷うという人もいるはずです。
そんな時は、とにかく職業安定所へ行くようにしましょう。
職業安定所では様々なことができます。求人票を検索することはもちろん、職業安定所が案内している研修などに申し込むことも可能です。また後ほど解説しますが、失業保険などの手続きも職業安定所で手続きができるなど、様々なことができます。
とにかく何をどうすればよいのかわからないときは迷わず職業安定所に行きましょう。
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求人票の見方をマスターしよう
- 就労場所
- 雇用形態
就労場所に気をつけろ
求職をする際必ず見るのが求人票です。
多くの人は給料や福利厚生などを見る人が多いですが、まず先に確認すべきことは、就労場所です。就労場所については必ず記載されており、この部分はきちんと読んでおきましょう。
理由としては、会社の場所と実際に働く場所が異なる場合があるためです。
例えば会社自体の場所は東京にあっても、実際に働く場所は東京ではない場所となっていることはよくあります。特に本店だけでなく支店があったり、複数の拠点を持つ会社の場合、就労場所が異なる可能性は十分あります。
そうなると交通費などの部分も大きく変わってきます。まずは就労場所などをしっかりと確認することが、失敗しないポイントの一つです。
雇用形態なども要チェック
もう一つ確認すべきことは、雇用形態です。こちらも意外と確認しない人が多いポイントの一つです。
雇用形態には正社員などの正規雇用、そして派遣社員や契約社員などの非正規雇用などがあります。特に非正規雇用の場合、働く期間が設けられていることがほとんどです。
もし非正規雇用だった場合、働く期間はもちろん、契約の更新があるかどうかなどについても可能な限り確認するようにしましょう。
せっかく仕事が見つかったとしても、この部分を把握していなければまた求職をすることになってしまいます。
職を失ったときにまずすべきこと
まずは職業安定所で失業保険の手続きを
今の時代いつ仕事がなくなるかわかりません。ある日突然仕事を失うことも当然あります。
誰でも突然仕事を失ったら路頭に迷うものですが、万が一そのような事態に陥った時は、まず職業安定所に行くことをおすすめします。先ほど少し説明しましたが、職業安定所では失業保険などの手続きも可能です。
失業保険を受けるには、まず会社から送付される離職票を受け取りましょう。離職票が届いたらハローワークに行き、失業保険の窓口へ行きましょう。
手続きに慣れていない場合でも、職員が丁寧に対応してくれるので、安心して手続きをしましょう。
健康保険などの手続きも忘れずに
そして会社から届いた離職票は、失業保険の手続き以外でも必要になります。それは健康保険などの手続きです。
例えば以前勤めていた会社で社会保険に加入していた場合、離職するとその資格は当然なくなります。そのため社会保険から脱退したときは、国民健康保険に切り替える必要があります。
国民健康保険などの手続きに関しては基本的に役所で行います。その際も離職票が必要となるため、忘れずに持っていくようにしましょう。
ちなみに国民健康保険の切り替え手続きには期限があるため、早めに手続きを済ませましょう。
・職を失ったときは、離職票を持って職業安定所に行き、失業保険や健康保険などの手続きをする
求職中に意識すべきポイント
焦らず冷静に動く
求職中はどうしてもプレッシャーがかかります。特に無職の期間が長引けば長引くほど、精神的な負担も大きくなります。
しかしだからといって焦りは禁物です。求職中でも常に焦らず冷静に行動するようにしましょう。
ここ最近では働き方改革などによってブラック企業は大きく減りましたが、それでもまだ残っているのが現状です。
変に焦って職を探してしまうと、無事内定を得られたとしてもその企業がブラック企業だったということもあり得ます。焦ってしまう気持ちはわかりますが、どのような企業かはしっかりと見極めましょう。
派遣会社などに登録するのもあり
そうはいっても、どうしても公共料金の支払いなどが届いて焦ってしまう人もいるはずです。
なかなか仕事が決まらないという場合は、派遣会社などに登録するのもよいでしょう。派遣会社の場合、基本的に非正規雇用となるため就労期間は設けられてしまいますが、早期に仕事が見つかる可能性も比較的高いです。
特にコールセンターを中心に扱っている派遣会社の場合、かなり早く仕事が見つかる可能性が高いです。
また、派遣会社によっては給料の前払いなどにも対応できる会社もあるため、支払いなどで不安があるという人でも安心できます。
仕事が見つからなくて支払いなどの期限が迫っているという場合は、いったん派遣会社に登録してしのぐというのもよいでしょう。
求職中もとにかく就活の時と同じ気持ちで
今回は求職とはどういうものかについて、就活との違いや情報収集の仕方、さらには求職中の心構えなどについて解説しました。
とにかく冷静にやるべきことをしよう
求職も就活も、そして転職もとにかく大事なことは冷静にやるべきことをこなすことです。
人間どうしても思った通りに行かないと不安になるものです。特に突然仕事を失った場合、とにかく一刻でも早く仕事を見つけなければいけない、という強い焦りが出てしまいがちです。それは転職や就職活動でも同じです。
焦ったところでよい結果は生まれるとは限りません。逆に悪い結果につながる可能性が高くなってしまいます。
だからこそ、とにかく情報収集をしっかりとし、そして万が一に備えてプランBを考えておいた状態で活動をすることです。
まとめ
- 求職とは文字通り「職を求める」こと
- 就活とやっていることは同じだが、内定獲得までの流れや面接等のタイミングが異なる
- 求職の情報収集には求人サイト、職業安定所を利用する
- 求人票を見る際は、就労場所、雇用形態などに注意する
- 求職中は焦らず冷静に動くことが大切
派遣社員や契約社員などの非正規雇用は、一昔前まではいろいろと不利なイメージがありました。
しかし現在はそうでもなく、むしろかなり良いイメージへと変わりつつあります。働き方改革などの部分においても都合の良い部分がかなり多く、給与などの部分も決して悪くないなど、実はよいことづくめだったりします。
さらに、非正規雇用で雇用期間が定められていることを逆手に取り、その間にしっかりと自分がやりたい仕事を見つけることも十分可能です。
これからの時代万が一職を失ったときは、まずは失業保険の手続きをしたり派遣社員の登録をしつつ、派遣社員として働いている間にやりたいことを見つけることが最善の行動です。
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