転職に役立つ業界研究のやり方|進め方やポイント、便利ツールを解説
「転職時の業界研究のやり方が分からない…」転職活動において業界研究は大切ですが、具体的なやり方が分からず悩む方は少なくありません。今回は業界研究の概要や進め方、業界研究に役立つ便利ツールを解説しますので、ぜひ業界研究の参考にしてみてください。
業界研究の流れとは
①転職の軸を決める
まずは、転職の軸を決めるところからスタートします。
業界は非常に幅広く、インプットする量が多いものです。軸が定まっていないまま業界研究をはじめてしまうと、自分に合った業界を見つけることができません。
軸を決めることで、自分が転職で達成したい目標や理想の職場像を明確にすることができます。具体的な目標・理想像があると、求人情報を見る際に自分にとって適切な求人を見つけやすくなるります。
また、転職の軸を決めることで、自分自身について考える機会が増えます。自己分析が深まることで、自分自身の強みや弱み、キャリアプランについて考えることができます。
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②業界の知識を深める
業界研究では、まず世の中に存在する様々な業界を広く浅く知ることから始めましょう。
今までまったく頭になかった仕事や企業に興味を抱いたり、「こんな業界もあるのか」という驚きを感じたりするでしょう。
業界研究をすることで、興味のあった仕事への興味が強まったり、全く知らなかった業界に興味を持つこと可能性もあります。
③興味のある業界の絞り込み
転職を行う際には、自分の方向性をしっかり決めてから動くことが大事です。広く浅く業界を知ることができたなら、今度は狭く深く業界を掘っていき、情報を集めましょう。
大半の人が業界を調べるほどに、自分の知っていた業界範囲が、非常に狭かったと感じるはずです。
例えば、近年スマートフォンの普及で発展が目覚ましい通信業界は、開発を担当するネットワークエンジニアだけでも機器開発・保守・運用・設計など職種が多岐にわたります。
営業と連携して仕事にあたるセールスエンジニアや、クレーム処理はもちろんユーザーからの問い合わせをメール・電話・チャットなどで行うカスタマーサービスもあります。
そういった、業界に存在する数多くの職種や、さらにその業界の市場に、成長力・発展性はあるのかを研究する必要もあります。
業界内における各企業の立場や実績の研究もマストでしょう。また、企業同士の提携状態も把握しておくのがおすすめです。
自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう
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希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
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Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。
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転職時の業界研究の目的
業界研究とは
通信・食品・自動車・化粧品・電化製品など、世の中には様々な産業があります。業界研究はこれらを産業別に分けて研究することです。
例えば通信キャリア業界を研究するとしたら、大手三社である「Softbank」・「KDDI」・「NTTドコモ」をそれぞれ調べるのではなく、通信キャリア業界全体の中身を研究します。
通信キャリア業界の「代理店営業」、近年普及し始めている「電子決済サービス」など業界の中身を知り、そのうえで自分が働きたい業界なのか、適正はあるのかなどを調べるのが業界研究です。
さらに、将来的な展望について調べることも有効です。
通信キャリアの例でいうと、今後、通信キャリア業界の市場拡大はどれほどあるのか、さらなる発展性は見込めるのかなども研究します。
産業全体を知ることで、他転職者との差別化もはかることができます。
企業研究との違い
自分が転職したい企業をそれぞれ個別で研究するのが企業研究です。
自動車メーカーに就職したいのなら、「このA企業は省エネに注力して車作りをしている」「このB企業は何よりコストパフォーマンスを売りにしている」というように、企業ごとの違いを研究します。
具体的な名前を例に出すと、「日産自動車」や「本田技研工業」など企業別に研究するということです。
企業別に研究をすることで、同じ業界内でも「なぜこの企業に転職したいのか」という理由が明確になり、面接対策としても有効です。
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【目的別】業界研究のやり方とポイント
実際に業界研究を進めるにあたり、おすすめの方法を解説します。
就活の際に行った業界研究と共通する箇所も多いと思います。一つ一つ確実に進めていきましょう。
興味のある業界について知りたい場合
業界が扱っている商品や手掛けているサービスを知りましょう。
・企業から企業へ商品・サービスを提供(BtoB)
・企業から消費者へ商品・サービスを提供(BtoC)
この2パターンの顧客形態は、業界の理解を深めるのに大事な特徴です。
企業が属する業界の商品・サービスの特徴については、面接等でよく聞かれる可能性が高いです。
そのため、顧客形態については業界研究の一環として調べておきましょう。
職場の雰囲気を知りたい場合
労働環境を知りたい時は、実際に働いている人の声が参考になります。
転職フェアやOB・OG訪問は社員同士の交流を目にしたり、直接話を聞くことで雰囲気を知ることができる機会です。
足を運ぶことが難しい場合は、企業のホームページや新卒向けの採用ページのインタビュー記事、口コミサイトなどでも働きやすさや制度について確認できるでしょう。
職場の雰囲気についての声はあくまで主観である点に留意が必要ですが、自分が馴染めそうかどうか、求める制度があるかどうか知ることで入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
業界に求められている人材を知りたい場合
業界の動向や将来性から求められる人物像を把握することは、自身の将来性にも繋がります。
また、企業研究を進める際にも、業界の全体像を理解していればその企業の業界内での位置づけ、競合と比較した際の優位性を知ることに役立つでしょう。
求人広告や企業の採用ページを複数見比べることで傾向が分かります。
業界の今後の展望と必要とされるスキルや経験を知ると、より企業理解を深めるとともに転職軸が明確になり、企業選びもスムーズになります。
志望動機・自己PRを作成したい場合
志望動機では「なぜこの仕事なのか」「なぜうちの会社なのか」というポイントを採用担当者は知りたがっています。
業界研究によって把握した全体像のなかで、志望する企業の競合との差別化を把握していれば志望動機の根拠として役立てることができます。
また自己PRでも、その企業が独自に取り組んでいることや将来の展望への理解を示すことで、より納得感が高いアピールに繋がるでしょう。
志望動機・自己PRに役立つ志望する企業ならではのエピソードは、公式ホームページだけでなく、社長や役員のインタビュー記事、ブログ、新聞や業界誌、ビジネス雑誌などが参考になります。
業界研究に便利なツール4選
転職をするうえで欠かせない業界研究ですが、働きながらの転職活動だと仕事と活動の両立が大変なときもあります。その際に、効率良く情報を集めることができるツールをご紹介します。
新聞やニュース
新聞やニュースを見ることで、最新の業界ニュースがリアルタイムで手に入ります。常に変動する事業展開などの様子がすぐに分かるため、リアルタイムでの情報を手に入れることが可能です。
さらに円相場や株価といった、業界の景気にダイレクトで関わる数字もチェックできます。また、経済ニュースや経済新聞の内容は、面接で質問されることも多々あります。
そのため、できれば毎日のようにチェックしておきたいツールでしょう。
じっくりこれらを見る時間がないという人は、新聞社などが出しているニュースアプリをスマートフォンにダウンロードしておくと、空いた僅かな時間でも情報を確認できるためおすすめです。
転職情報サイト
新聞やニュース同様に、新鮮な業界の情報が手に入るツールです。
業界によっては、業界が加盟している任意団体のサイトからおおまかな業界の近況を知ることができます。
仕事と転職活動を両立させる必要がある場合、通勤時間や休憩時間などの隙間タイムにも業界研究が可能となり、効率的な情報収集が期待できます。
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書籍
転職向け書籍としては「就活四季報」が有名です。就活の際に読んだ人も多いかと思いますが、データ量は転職情報サイトやニュース新聞などを凌駕します。
毎年様々な出版社から発売されている「業界地図」は業界全体の流れが読み取れるため、転職の視野が広くなるでしょう。
どうしても一点の業界に研究が偏りがちな人には、業界研究の幅が出るのでおすすめのツールです。
転職フェアや合同企業説明会
直接企業に質問できる機会が持てるのが、転職フェアや合同企業説明会です。多くの業界が一斉に会場へ集まるので、気になることがあれば質疑応答が可能となっています。
同じ業界にある複数の企業を比較することもでき、他の業界と待遇面の差なども確認できるのがよいポイントです。
休日である土日に開催されることも多いイベントのため、休日に集中して転職活動を進めることも可能です。
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業界研究で注意しておきたい3つのポイント
ここで、業界研究における重要なポイントを3つご紹介します。
ポイントを押さえることで、有意義な業界研究を行いましょう。
業界研究は転職という目的のための一手段にすぎない
業界研究の目的は、業界の知識をインプットし、自身の望むキャリアや仕事を見つけ出すことです。
自分でも知らなかった自らの適性や、やりがいを感じられる業界を見つけ出すことが業界研究において重要でしょう。
また、業界研究の最終目的は「業界や企業の情報を得ること」ではなく、「必要な情報を正しくインプットし、転職を成功させること」にあります。そのため情報収集を行い、満足するだけでは効果がありません。
手段と目的を取り違えることなく、転職という最終目的のために業界研究を行いましょう。
時間をかけすぎない
業界研究はあくまで転職活動の一片に過ぎません。業界研究を完璧にやり遂げたからといって、100%内定が出るというものでもありません。
あくまで、入社希望の企業がある業界のことを事前に知り、「実際に転職したときミスマッチが起きないために、業界研究を行う必要がある」程度に考えておきましょう。
業界研究に時間をかけすぎるあまり、転職活動自体が遅れることは避けた方がよいでしょう。
研究したことのアウトプットを忘れずに
業界研究というインプットした情報を転職活動に活かすには、アウトプットが欠かせません。
アウトプットをするには、自己PRに業界研究をしてみて分かった業界の魅力や「なぜこの業界を志望するか」といった志望動機を盛り込むことがおすすめです。
また、希望の業界にOBやOGなど知人がいるのなら、強い味方になるでしょう。実際に会ってアウトプットした業界研究の成果を混じえ、意見を交わしてみることをおすすめします。
OBやOGに尋ねておきたいことは、自分が経験を積んできたことや適正は本当にこの業界で活かせるのかなどです。
自分のやりたいことが、目指している業界ではどのように形で捉えられているかも知っておきたいポイントでしょう。
希望の業界で実際に勤務している先輩方の意見は、非常に役立つものとなります。
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業界研究に悩んだらIT転職のプロに相談しよう
業界研究は転職活動を成功させるうえで非常に重要なプロセスです。
希望企業の状況を知ることで自分に不足しているスキルを把握でき、入社後のミスマッチを防ぐことに加え、企業に向けて自己アピールしやすくするためにも業界研究は欠かせません。
自己分析と業界研究を併せて活用し、適切な自己アピールを行うことで、希望する業界への転職を成功させましょう。
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