Androidアプリの開発フローを徹底解説!おすすめの言語の種類・特徴から勉強法もご紹介します!
普段、皆さんがスマホでインストールして使っているアプリ。どのようにして作られているか気になったことはありませんか?本記事では、Androidアプリの開発フローから開発におすすめのプログラミング言語の特徴までご紹介します。アプリを開発したいけど、どうしたらいいのかわからないと言った方は、是非参考にして頂きたいです。
目次
Androidアプリの開発フローは?
開発までのスケジュールを把握する
Androidアプリをはじめて開発する方にとっては、アプリの開発から公開までに必要な時間や開発に当てられる一日あたりの時間を把握しておく必要があります。
また、アプリ開発は長期間モチベーションを保ち続ける必要があります。そのため、どのようなアプリを開発したいのか、という目標を立てておくことをおすすめします。
これにより、アプリ開発の動機や目標を立てることができるため開発途中でのモチベーションの低下などを未然に防ぐことができます。
アプリの企画
アプリの開発目標を定めたら、具体的にどのようなアプリを作るか考える必要があります。
主に、アプリのデザイン、アプリ内のコンテンツ構成、サイトマップなど一度実際に書いてみることをおすすめします。
これにより、開発したいアプリを可視化できるようになります。
また、アプリの企画をする際には、今あるアプリの中から『似たアプリがあるか』『著作権は大丈夫か』『アプリの機能についての情報』などを調べる必要があります。
同時に、アプリにどのような機能を実装できるかを知っておく必要があります。アプリに基本的に搭載されている機能は『プッシュ通知』『アニメーションレイアウト』『SNS』があります。
このとき、『BaaS』というクラウドサービスを利用することで、アプリ開発を円滑に進めることができます。
※BaaSとは、スマホ向けのWebアプリに必要なサーバー側の機能をインターネットを通してサービスを提供するクラウドサービスです。
アプリの開発
Androidアプリ開発には、『Android Studio』を利用して進めます。
Android Studioは、Google公式の開発環境です。Android Studioを使うことでAndroidスマホアプリやAndroid Wear、Android TVなどの開発を行うことができます。
また、Android Studioには、『コード編集機能』『テストが容易』『ソースコード管理』『ビルドツール』が備わっており、開発に掛かる手間を省くことができます。
アプリのテスト
アプリの開発が完了したら、スマホの機種やOSのバージョンによってアプリが正常に動くかどうか、レイアウトの崩れがないか、などをテストする必要があります。
主に、アプリのテストは実機のAndroid端末やエミュレータ、クラウド上でテストできるサービスを利用して行います。
この際、第3者にテストプレイを依頼することで、リリース直後のトラブル、バグを防ぐことが可能になります。
アプリを公開
最後に、Google Play Storeに自作のアプリを公開する手続きを行う必要があります。
Google Play Developer Consoleに手続きを行って25ドルの登録料を支払います。この際に、スクリーンショットとアプリの説明文を準備しておくと円滑に手続きが進みます。
手続きが完了すると、直ぐにストアへアプリがリリースされます。
その後
アプリを公開した後は、Googleアナリティクスなどでユーザーの利用状況を見ることができます。
さらに、ストアではユーザーからのレビューを随時確認する必要があります。
Androidアプリの開発コストは?
アプリは開発してリリースしたら終了というわけではありません。
アプリの不具合の修正、機能の改善、運営など、コストがかかります。
では、実際にどの程度のコストが発生するのか解説します。リリース当初のユーザーがまだ少ないアプリでは最低限のドメイン、サーバー費用だけで済みます。
それに対して、多数のユーザーが利用しているアプリでは、ドメイン、サーバーの費用が増加して、アプリの機能を追加するにはさらに多くのコストが必要となります。
下記に記載するアプリの開発費の見積もりができるサイトを参考にすると具体的な金額が分かります。(https://www.creativevillage.ne.jp/mitsumori/)
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Androidアプリ開発初心者にはJavaがおすすめ!
Androidアプリの開発に使われる言語を調べてみると、Xamarin、Kotlinが出てきます。
しかし、それらの最近作られた技術では日本語に対応していない場合や安定性に欠けているなど、デメリットが存在します。
そのため、アプリ開発現場で実際に使用されている言語はJavaが大半を占めているため、初心者はJavaで開発することをおすすめします。
Javaがおすすめの理由
Javaは『プラットフォームに依存しない』『効率と保守性の高さ』『充実したライブラリ』など高い性能を誇っています。
また、Javaは仮想マシンが入っているためOSに依存することなく同じコードで動作することができます。
Javaの特徴は?
比較的学びやすい
Javaは多くの場面で利用され、多くのプログラマも利用している言語なため、参考書やネット上で学べるサービスなども豊富に存在しています。
また、コミュニティサイトも存在しているため、初心者でも独学で学ぶこともできます。
将来性が高い
Javaは多くの場面で利用されるプログラミング言語であるので、Javaを使えるプログラマの需要は高いです。
プログラミング言語の人気度を調査するサイトによると、
・2018年
1位:Java
2位:C言語
3位:C++
・2019年
1位:Java
2位:C言語
3位:Python
となっており、Javaは2018年、2019年共に1位となっています。
(引用元:https://www.tiobe.com/tiobe-index/)
よって、Javaは高い人気を保持していることから将来性が高い言語であると言えます。
オブジェクト指向型
現在利用されているプログラミング言語で取り入られているのが、オブジェクト指向型です。そのため、Javaでオブジェクト指向型プログラミングを学ぶことで他の言語でも活用できます。
オブジェクト指向型の説明を簡単に行うと、プログラムを全部モノとして考えるプログラミングのことを指します。
速い処理速度
Javaはコンパイラ型のプログラム言語です。
プログラミング言語には、インタプリタ型とコンパイラ型の2種類が存在します。コンパイルとは、人間が書いたプログラムを機械が読めるように翻訳することを言います。
インタプリタ型の言語の場合はコンピュータの実行処理と同時にコンパイルを行います。それに対してコンパイラ型の言語は実行処理を行う前にコンパイルを行います。
そのため、実行処理を行う際に同時進行でコンパイルを行う必要がないため、コンパイラ型であるJavaは高速な処理速度を出すことができます。
豊富なライブラリ
ライブラリとは、同じ関数を1つにまとめる仕組みのことを指し、行いたい処理に対して必要な分だけライブラリから読み込んで利用することができます。
Javaには豊富なライブラリが存在するため、アプリ開発を容易にしてくれます。
Javaの勉強法は?
Javaの勉強に役立つWebサービスをご紹介します。
以下はあくまで一例ですので、参考程度にご覧ください。
ドットインストール
ドットインストールは、動画を通してプログラミングを勉強できる初心者向けのプログラミング学習サービスです。
ドットインストールには、幅広いジャンル、3分弱の動画教材という初心者でも手軽に勉強することができるため、おすすめのサービスです。
Schoo(スクー)
Schooはプログラミング言語のみならず、マーケティングやデザインなどの幅広いジャンルを動画で学ぶことができるサービスです。
授業形式なため、動画が放送される時間が決められています。(後から視聴することも可能)
Java初心者向けの講義では、基礎知識から応用レベルまで学ぶことができます。
Paiza.IO
Paiza.IOは、実際にブラウザ上にJavaのコードを書きその場で実行できるオンラインプログラムサービスです。
実際にプログラミングを行うには、経験者でも手間がかかる開発環境の構築を行う必要があります。
しかし、Paiza.IOを利用することでその手間を全て省くことができます。
まとめ
本記事では、Androidアプリ開発のフローから、おすすめの言語をご紹介しました。
これから、Androidアプリを開発したいと考えている方は、どのような過程を経てアプリを開発できるのか、開発に必要な準備など参考にして頂けたら幸いです。
Javaは初心者にとって決して簡単な言語ではありませんが、習得する価値がある言語です。是非挑戦されてみてはいかがでしょうか。
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