退職の不安は4種類!それぞれの解消方法や喪失感への向き合い方とは?
新型コロナウイルスや不況など理由は様々ですが、いざお仕事を辞めるとなると不安が付き物かと思います。経済的な不安や新しい職場で活躍できるのか、そして新しい職場の方々は自分を暖かく迎え入れてくれるのか等々。今回は実体験を紹介していきます。
目次
不安な気持ちを受け入れる
少なくとも自分自身で決めたことに後悔を感じず、不安感を持っている自分をそのまま受け入れましょう。
自分で漠然としや不安感を否定してしまうと、いずれそれが自信の無さに繋がります。
まずは自分が今感じていることを全て受け入れて向き合い、自分自身の今の立ち位置を明白にしてから次の道に進む準備をしましょう。受け入れたら次に、なぜ退職後に不安であるのかをしっかり見極めましょう。
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退職後のメリットとデメリットは自分の捉え方次第
不安な気持ちなのは、それだけ頭でいろいろなシナリオを考えることができている証拠です。
思考することは素晴らしいことなので、退職で不安な気持ちを感じるのであれば退職のメリットとデメリットを考えてみましょう。
退職後の自由な時間
今まで仕事で忙殺されて息継ぎすらも難しく、休日出勤も当たり前だったのであれば退職のメリットは感じやすいでしょう。
自分を振り返る良い時間が得られ、時間は自分のためのものだと実感できるはずです。
いちばん大切なのは今後自分がどうしたいのか、どう有りたいのかを考えること。自分のために24時間丸々使えるのは非常に贅沢です。
思う存分自分と向き合い、時間的な区切りを決めて自分への投資の時間として活用することをおすすめします。
会社の上司や職場からのストレス源から完全開放され精神的な休息ができる
これが一番大事かもしれません。
仕事や人間関係ですり減った心には休息が必要です。心は1日寝たら回復するものではなく回復に日数を要します。
心の健康を取り戻すには、自身のペースで息を整えて徐々に社会に戻る準備をしていく必要があるでしょう。
一番手っ取り早く休息ができるのは退職です。自分の代打の職務状況や上司を考えること無くしっかり休めるのは、転職のタイミングです。
思い切ってしっかりと精神を休めましょう。そこで回復させることにより次の転職先で良い精神状態でパフォーマンスを発揮することができます。
自分の時間を持ち精神的な休息ができる
身体と心の休息は五感を研ぎ澄ませる効果があります。
心と身体が疲弊していると気持ちもネガティブになり、五感で感じられることも全てネガティブに受け取ってしまいがちです。
休息をすれば、今まで感じることのできなかった小さなことまで感じ取ることができます。ポジティブ思考が優位になり、幸福感も増すことでしょう。
退職後は金銭的な心配が付きまとう
仕事がなくなるということは不労所得を持っているケースを除けば収入が絶たれることになります。
収入が無くては生活に必要な費用を払うことができません。その心配はついてまわるでしょう。
次の仕事への不安
退職日までに転職活動をして次の仕事が決まっていればまだしも、決まっていない場合は不安がつきまといます。
決まっていれば緊張から不安が生まれるかもしれません。決まっていなければいつ決まるのか、どのような企業へ進むことができるのかなど転職における不安の種は尽きません。
会社都合の退職の条件
転職を少しでも有利に進めるために、「会社都合での退職」について知っておくと良いでしょう。通常、自分の意思で退職を決めた場合は「自己都合退職」になります。
ただし直近6ヶ月の残業時間が月45時間以上3ヶ月連続、80時間2ヶ月、100時間1ヶ月など特定の条件に該当すると会社都合での退職と判断されます。
会社都合での退職となれば、失業保険の給付条件が変わるだけでなく面接でも有利に働く場合があります。
自己都合か会社都合か最終的な判断はハローワークが下しますので、会社から離職票が発行された時点で記載された内容に不満があればハローワークに相談しましょう。
(参考:厚生労働省『特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準』)
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お金が理由で不安な場合
正確な資産を割り出す
まず今手持ちのキャッシュがいくらあるのかをしっかり把握しましょう。
漠然とアバウトな金額よりも1円1銭単位で把握しておくことで、現在の自分の使える量を把握できます。
車の運転をする際も目的地に行く際にガソリンの量を確認するはずです。ガソリンの量が今の手持ちと考えておきましょう。
正確な支出を割り出す
家賃や光熱費・通信費・食費など、最低限生命活動を維持できる金額を改めて把握しましょう。
手持ちのお金と現在必要となるお金を把握することで、次の道に進むまでにどの程度今の生活を維持ができるかを把握することに繋がります。
これは車で表現すると燃費です。最低限車を走らせる為に必要なガソリンの量がいくらかを把握し、今のガソリン量を鑑みて無理のない出費に抑えましょう。
退職後に失業保険など行政に相談
日本で働いて日本で税金・年金を収めている場合は、一度役所へ相談をしてみると良いでしょう。
失業保険や新型コロナウイルスの最中で資金繰りが難しい場合は一時給付金など、行政に頼れるサービスが豊富です。
行政は頼るためにあるのですからどんどん相談をして、権利として受取れるものはしっかり受給しましょう。金銭面での不安解消に繋がります。
行政であれば現在住民票のある役所、もしくは各ハローワークに問い合わせてみましょう。生活保護は市町村の役所へ連絡しましょう。
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住む場所の確保が理由で不安な場合
今在籍している職場から支給されている住居で暮らしている場合や、家賃が高額で転居しなければならない場合もあります。
それでもどうにかして居住スペースを確保しないといけません。住む場所がなくなることは死活問題なので、この不安感は優先的に解消していきましょう。
親・親類・友人で頼れる人はいるか
金銭的にも立場的にも苦しく、今の住居に居続けることが難しい場合、頼りになる人を探しましょう。
心を許せる親・親類・友人などが該当します。心を許せる方と一緒に住むだけでも次の道に進む励みにもなるでしょう。
頼れる人はいても住む場所までは難しいという方
お金の不安感に付随しますが、行政ではお金の工面の他にも居住スペースを一時的に供給してくれるサービスがあります。
生活保護など最低限のライフラインとして居住スペースを借りるための資金を工面してもらえるサービスもあります。ぜひ活用しましょう。
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次の転職先が見つかるかどうか不安な場合
次の転職に向けて今までの職務経歴の棚卸しを行う
自身が経験したことやキャリアはかけがえのない次の転職に向けての財産です。
履歴書作成や面接では臆すること無くそれらを表に出していくことで、転職活動がスムーズに進みます。
どんな小さなことでも構いませんし、数値化が難しいものでも良いでしょう。何をしてどんな成果を挙げてきたのか。自身の過去を棚卸しして整理するのがおすすめです。
転職軸や優先順位を明確にしておく
今回の転職で叶えたいことを明確にしておくことで、転職に対する不安を和らげることができます。
実現したいこと、譲れない条件、ここまでは譲れるというラインは必ず設定しましょう。
条件の優先順位を決めておくことで、確信を持って転職活動を進めることができます。
あやふやなまま転職活動を続けようとすると不安が募ってしまう部分でもありますので、忘れないようにしてください。
思い当たる人や人材紹介会社を経由して面接を受け転職活動を行う
転職前に働いていた会社の同僚・お得意先・上司・身内まで連絡をとってみましょう。自身の得意分野が活かせる仕事を紹介してもらえるチャンスがあるかもしれません。
思い当たる人がいなくとも、日本では人材紹介会社が充実しています。特にIT系の求人数は多く、業種も豊富です。
転職エージェントは様々な不安を抱えている転職者の転職を数多く成功させた、いわばプロといえます。早期に不安が解決できるよう全力で力になる存在として、活用してください。
企業の情報収集を行う
次の転職先企業の風土やカルチャーを事前に確認しておくことも重要です。
ネットに情報が溢れている時代、企業の側面が数多く見つかるでしょう。同じ業種であっても会社の風土はまるで異なる場合も多くあります。
自身の性格に合っているか、希望する働き方ができるか、社内の雰囲気は明るいか。面接で確認することも可能ですが、第三者の口コミや経験談からも多くの情報が得られます。
安心感を得るためにもぜひ実行してみましょう。
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人間関係が不安な場合
現在の職場への配慮
仮に退職前であれば円滑に退職ができるように引き継ぎ先を上司と相談し、しっかり引き継ぎの手続きをしましょう。
伝えなければいけない職務事項・細かい職務・なぜその職務があり引き継ぐ必要があるのか。次の担当者に伝えておけば、100%全ての引き継ぎはできなくとも業務に大きな支障が出ることはないでしょう。
不足があるのではないかと心配せず退職に進めるよう、担当者とすり合わせを行ってください。
人員確保は会社の仕事と考える
上司に特にお世話になったなど思い入れがあったり、人材不足といった事情を知っているとなかなか退職に踏み切れないということもあるでしょう。
しかし、人員を補充するのはあなたではなく会社の仕事です。例えば自分が携わっているプロジェクトの途中は避けるなどの配慮は必要ですが、自分が抜けたら業務に支障が出るのではと気にしすぎる必要がありません。
前もって退職を伝えておけば、会社も人員確保の準備ができます。
親類・家族・友人の目
転職の理由はどうあれ、次の仕事を探すというポジティブな行動であることは間違いありません。
周囲の目が不安の原因であれば、次の職場で活躍するイメージをふくらませると良いでしょう。
キャリア形成は人それぞれで、一度も転職をしたことがない方は「転職」にマイナスイメージを抱いているかもしれません。でもそれはその人の問題であり、転職に向けて前を向いている人が引きずり込まれる必要はありません。
転職はとある人生の一部のターニングポイントに過ぎません。次の仕事や道に向けて気力と体力を温存させましょう。
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退職後の不安な気持ちは自分次第
不安な気持ちは誰かに与えられたものではなく、自身の中で作られたものです。
そのため不安な気持ちを払拭をするためにどう考え、どう行動するかは自身で選択します。
人間の不安の99%はお金か人間関係に起因するといわれますので、そこを中心に掘り下げると良いでしょう。他人の目線や自身が生存するための最低限の金銭で不安になることがほとんどなのです。
不安の原因を特定し、ひとつずつ解決策を当てはめていくことで不安がひとつずつ解消していきます。
とはいえ、不安が増大しすぎると落ち着いて考えることも難しくなるでしょう。親しい友人や転職エージェントに相談することで、何かヒントが得られることがあります。
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誰もが不安であるということ
退職後の喪失感の捉え方
人生で初めて退職をする場合は、退職未経験です。そのため不安になるのは当然といえるでしょう。
退職はこれまで属していたグループから脱退して一人になることであり、今後長く在籍したいと思えるグループや環境を探すチャンスです。
不安な気持ちをバネにして、自分が思い描く理想の自分と環境に向けて頑張りましょう。
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まとめ
新しい環境への旅立ちは誰でも不安に感じてしまうものです。それに加えて退職では金銭面の心配とも向き合わなければなりません。
しかしそのリスクから手に入れられるリターンに目を向けてみましょう。
またこうした経験を乗り越えることで人間的な側面のレベルアップを図ることもできます。
不安が解消されない・解消方法が見つからない場合はぜひ転職エージェントにご相談ください。
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