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【面接の長所・短所の答え方】NGポイントを抑えてベストな回答を!

「なぜ面接で長所と短所を聞くのだろう?」なんて、疑問に感じたことがありませんか?しかも、どんなふうに答えればよいのか考えてしまいます。そこで今回はなぜ面接で長所と短所を質問するのか、面接での注意点、上手なまとめ方についての解説です。長所と短所を回答するのに、どのような注意点があるのでしょうか?

なぜ長所と短所を面接で聞かれる?

 

 

転職の面接において相手企業が知りたいことは「求職者の人物像」「求職者のスキル」「入社後どのような活躍が期待できるか?」ということです。

 

そのために、様々な角度から求職者を見てきます。

以下の項目では面接において長所と短所を聞かれる理由について解説します。

 

自身を客観視して自己分析ができているか

 

自身の長所や短所をしっかり把握している人材を企業は求めています。

自身を客観視して自己分析ができない人はパフォーマンスを十分発揮できず、弱点を克服することもできません。

企業は自己を、客観視できる人物を組織の中で自分がどういった役割を求められているか判断でき、なおかつその役割をまっとうできる優れた人物として評価します。

 

社風マッチの観点でも

 

たとえ個人のポテンシャルが高い人材でも、社風とマッチしていなければやがてズレが生じて早期退職してしまう可能性があります。

 

それは企業にとっては大きな損失です。

そのため企業は面接で社風にマッチしているかを判断するために、求職者の長所と短所を聞き出して自社とのマッチング度を図るのです。

 

長所の選び方と伝え方

 

 

選び方

 

長所を選ぶときは決断力、コミュニケーション能力、勤勉さなど複数あるものから一つに絞る方が得策です

自身を自己分析・他己分析して応募企業にあった長所・強みを導き出し、一つに絞って話す内容を決めます。

企業が求めているであろう、人材像に近づけられる長所を選ぶべきです。

 

伝え方

 

長所を伝えるときは「何が長所なのか?」「長所と分かるエピソード」「入社後の長所をどう活かすのか」といった構成で伝えるべきです。

特に長所を表したエピソードには、その長所でどのような成果や実績を出したのか?という具体的な数字を伝えると強いアピールになります。

 

回答例

 

以下に長所の回答例文を記載しますので参考にしてください。

私の長所は「継続力」です。
大学時代に所属していた野球部では、地道な基礎トレーニングを多く繰り返し、おかげで実戦が増える上級生になっても怪我をしない体幹を作り上げることができました。

基礎トレーニングは地味で時間のかかるトレーニングですが、必ず自分の実になると実感しました。

基礎トレーニングを継続することでより強い強いトレーニングメニューにも耐えることができるスタミナと精神力を養うことができ、監督からは「上手い選手より強い選手が良い」と評価されてレギュラーを獲得しました。

自分の地道なトレーニングの成果を見たチームメイトや練習姿勢に感銘を受けてくれた下級生からの信頼も得ることができました。
大学時代唯一、ケガでチームを離脱しなかったのは私の誇りになっています。

御社で働くうえでも、地道に真面目に、基本を大切にすることで、周囲の信頼を勝ち取っていきたいと考えています。

 

短所の選び方と伝え方

 

 

選び方

 

短所は慎重に伝えてください。単純に「◯◯が苦手です」といっただけではだめです。

短所とどう向き合ったのか?どう対処し、克服しようとしているのか?という具体例を添えて短所を伝えてください。

例えば、短所として頑固な面があるとします。

それに対して「周囲とのコミュニケーションを大事にし、自分の意見にこだわりを持ちつつも他人のFBを大事に幅広い意見を取り入れるように改善を図っています」といった伝え方が有効です。

 

伝え方

 

短所を答えるときは、以下の3つに注意します。

短所を答える際の注意点
  • 「どのような短所なのか?」
  • 「短所のエピソード」
  • 「短所を改善するために行っていること」

自分の短所に向き合っていて、それを改善する姿勢が伝われば強くマイナスの印象を相手に持たれることを避けることができます。

伝え方次第では、好印象を与えることもできます。

 

回答例

 

以下に短所の回答例文を記載しますので参考にしてください。

 

「私の短所は「優柔不断」なところで、物事の判断に時間がかかってしまいます。

なぜ優柔不断なのかと自己分析してみたところ、物事を選択した後に後悔して引きずることが怖いからだということに気づきました。

 

自分自身に納得させる材料がないまま物事を選択してしまうために、優柔不断になって自信をもって選べず結果が怖くなり、物事を選択した後、後悔してしまうのです。

これではビジネスシーンにおいても思い切った素早い決断をできずチャンスを逃してしまうと思い、物事を選択するときは自分が選ぶことに対してしっかりとした具体的なデータや役割といった裏付けを意識するようにしました。

この考え方で、優柔不断なところを改善していければと思っています。」

 

回答のNG例

 

 

長所のNG例

 

業務に活かせない長所はNG

・「親孝行です」

・「運動神経に自信があります」

こういった長所を伝えてしまうと、質問の趣旨を勘違いしているまたは意思疎通のできないコミュニケーション能力に問題があるなどといった印象を相手に与えてしまいます。

 

長所が企業にマッチしていない

企業の募集要項などに記載されている求められた人物像からかけ離れていれば、いくら高いスキルを持っていても、企業側は自社には合わない人材だといった判断をします。

 

例としては「新プロジェクトへチャレンジ精神のある人材を求めている」ケースで、「慎重で熟考して行動すること」を長所にしている人材が応募してもマッチしづらいです。

あくまで長所は企業に合致する長所を選ぶべきです。

 

短所のNG例

 

社会人としてNGなこと

・「時間にルーズです」

・「対人関係が苦手」

このような社会人として弊害がありそうな短所はいくらスキルが高くとも企業は嫌います。

短所は質問されれば答えるべきですが、社会人として欠陥があるように思われてしまうNGな短所は回答を避けた方が無難です。

 

短所はないと答える

「短所がない」と答えるのは一見、優秀に見せているようですが逆効果です。

企業側は「しっかりと自己分析ができていないのではないか?」「過信して大きな失敗をするタイプかもしれない」「嘘をついて大きな欠点を隠しているのでは?」と受け取られます。

 

短所はしっかりと答えることで良いアピールに変わるときもあります。

短所を尋ねられた際は隠さず、前向きに改善、対応する努力をしているといった旨を添えて正直に回答するべきです。

 

長所・短所の見つけ方3選

 

 

成功体験・失敗体験を洗い出す

 

これまでの経験の中で特に印象に残ったものはありませんか?

仕事上でなくプライベートな事でも構いません。

特に失敗してしまった体験が強く残っているという方も多いのではないでしょうか。

その印象に残っているエピソードを、先述の伝え方に注意しながらまとめてみましょう。

 

友人や家族に聞いてみる

 

客観的という意味では、周囲に尋ねるのもひとつの方法です。

自分に対する印象や特徴、それをどういった時に感じるかも教えてもらいましょう。

自身が気付いていなかった長所・短所に気付くきっかけになるはずです。

また、例えば「自分では短所だと思っていたが、周囲からはこのようにポジティブに捉えられている」というエピソードとして話す事もできます。

 

先輩の回答例を参考にする

 

長所・短所には志望先との相性があります。

例えばきっちりとした社風なのにおおらかであるとアピールしたり、チームワークを重んじる業務なのに個人プレーが得意だと伝えてしまっては逆効果です。

志望する業界・企業・仕事内容で働いている先輩がどのような回答だったのかを参考にして、的外れになっていないか確認するのも良いでしょう。

この場合は、前例を知っているエージェントが頼りになります。

 

その他の注意すべきこと

 

 

短所は長所と言い換えられる

 

長所と短所は表裏一体の面があります。以下に言い換え例をいくつかご紹介します。

心配性

・責任感が強い

・慎重に物事を進める

・計画性がある

 

優柔不断

・周囲に配慮ができる

・情報収集を怠らない

 

マイペース

・おおらかである

・人の意見に流されない

・冷静

 

緊張しやすい

・常に周到に準備する

・物事に真剣に取り組むことができる

 

負けず嫌い

・向上心が強い

・目標に向かってひたむきに努力できる

 

頑固

・信念を持っている

・粘り強く取り組むことができる

 

エンジニアの転職で使える長所・短所

 

ここではエンジニアの転職で使える長所・短所の例をご紹介します。

 

長所の例

・真面目
・集中力がある
・努力を惜しまない

 

短所の例

・負けず嫌い
・心配性
・頑固

 

長所にはエンジニアに必要とされるもの、スキル向上に欠かせない長所を引き出して会話を組み立てます。

短所に関しては、長所と置き換えられるものであるとプラスの印象として伝わりやすくなります。

短所を正直に自己分析から抽出しつつ、長所としても捉えられることを質問に対する回答として用意しておきましょう。

 

 

まとめ

 

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面接における長所・短所の答え方について、NGとなるようなものも含め紹介してまいりました。

本記事でも紹介しましたが、長所と短所は表裏一体の存在です。

短所も長所になり得ることからも、重要なのは「表現の仕方」です。

 

頑固なことが真摯に集中力をもって仕事へ取り組めると言い換えることができるように、上手く自分の中へ長所や短所を落とし込み、面接に活かしてください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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