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稲穂

株式会社アグリメディアのビジネスモデル分析!農業発展に貢献する事業とは【AgriTech企業に転職】

AgriTechは今後の農業界に旋風を巻き起こす注目のテクノロジーで、日本では”スマート農業”と表現されることもあります。今回はAgriTech企業である株式会社アグリメディアのビジネスモデルを紐解きながら、今後の成長の可能性やAgriTech企業への転職をするにはどのようなスキルが必要なのかを見ていきましょう。

株式会社アグリメディアの概要

 

広大な畑

 

社長の諸藤氏は「農業を儲かるビジネスにする」という理念を持ち2011年に専業農家である高校の同級生と開業。

リサーチを重ね都市部の人や企業と農家をつなぐプラットフォームが無いところに着目しました。

農業をやってみたい都会の顧客に”体験”という付加価値を付けさまざまなビジネス展開を行っています。

わずか6年で従業員300人にまで成長を遂げているまさに注目の企業です。

 

株式会社アグリメディアのビジネスモデル

 

同社では農業界の離農者の増加に歯止めをかけるため、さまざまなビジネスモデルを展開しています。ひとつひとつご紹介していきます。

 

気軽に畑を楽しむ「シェア畑」

 

畑

 

2012年からスタートした農園事業です。手ぶらで畑に行く事ができるところが特徴です。

現地に行くと道具が一式そろっていて、菜園アドバイザーがいるので農業初心者の方でも気軽に野菜作りができます。

休みの日だけ畑に行けばよいところも魅力のひとつで、子連れのファミリーや若年世代、シニア夫婦など幅広い年齢層に大変人気があります。

これまでにも、自治体が農地を貸し出すサービスはありましたが、農業経験が無いところから始めるには敷居が高いイメージでした。

しかし、「シェア畑」は”体験”というサービスの提供なので、趣味やレジャー目的で気軽に通える安心感があります。

さらに立地も良く、ほとんどのシェア畑が街の近くにあります。

家から遠すぎると、週1回とはいえなかなか通う気にならないという場合もあるでしょう。

人気エリアではキャンセル待ちが続くほどの人気ぶりです。

平日は仕事や人間関係でストレスが溜まってしまい、週末は土いじりで心を安らげるサラリーマンも利用しています。

さらに、子どもの食育の為に家族でシェア畑を利用しているケースなど、現代において”畑”は実にニーズの高いものだといえます。

今後さらなる成長が期待できる事業です。

 

農業求人サイト「あぐりナビ」の運営

 

座っている牛

 

農業はもちろん、酪農や牧場の情報も掲載されている求人サイトです。

完全無料で専任アドバイザーとの新規就農・就職転職などの相談をすることができます。

企業の情報・理念なども細かく書いてあります。気になった求人はお気に入りに登録し、後からまとめて見返すことも可能です。

自身の地域の設定も簡単。すぐに家から通える範囲の求人を探すことができます。これから仕事を探すかたにおすすめしたい求人サイトです。

 

収穫体験付きバーベキュー「ベジQ」

 

収穫したての野菜をその場で食べる施設です。食を通して農業の楽しみを伝えることができます。

シェア畑と同じく道具は現地に準備してありますので手ぶらで楽しむことができるところも魅力です。

大自然の中で新鮮なお肉と野菜を堪能でき、最高の贅沢を味わえます。

 

1年中自然と遊びつくせる「アグリパーク」

 

神奈川県にある自治体より指定管理を受けて運営されている農園です。

施設の貸農園で野菜を育てバーベキューを堪能。その他動物と触れ合えたり温泉に入れたりと至れり尽くせりな施設です。

 

オーナーにもなれる「里山シェア」

 

山と青空

 

農業体験やバーベキュー・温泉を楽しめる他、田んぼや果樹園のオーナーになれるところが特徴です。

お世話付きなので頻繁に行く必要はありません。

田舎への移住を考えている方や本格的に農業を始める前の体験としてはとても利用価値があります。

野菜の収穫ができなくても配送してくれるサービスもあるので安心です。

 

都会と農家をつなぐ「道の駅 清川」

 

神奈川県唯一の村、清川村にある道の駅です。

新鮮野菜や果物を購入する事ができるのはもちろん、島の特産品や工芸品も販売しています。

日本には180以上の村が存在すると言われています。

村地域の活性化につながるビジネスプランは今後ニーズが高まると考えられ成長が期待できるでしょう。

 

自治体や法人の運営支援事業

 

ノートをパソコンをもつビジネスマン

 

農業に関する実績を生かし、自治体や法人の農業関連サービスを支援する事業を行っています。

農業支援・運営の受託や指定管理のほか、コンサルティングイベントの企画など幅広いプランの提案をしています。

また国内だけでなく海外進出も視野に入れており、ベトナムの農業参入のサポート実績もあります。

まだまだ未開発な部分が多い発展途上国の開発にこれからの期待も大きい分野です。

 

農地・遊休地の維持管理受託業務「農地まもる君」

 

相続で引き継いだ農地耕作放棄地など急に管理をしようとしてもやり方が分かりません。

そういった悩みに答えるのがこの事業です。

放置していると土地が荒れ、治安的にも気になるものです。

近年、高齢化が進む日本においてなくてはならない事業だと言えます。

 

株式会社アグリメディアが解決する社会課題

 

これまで紹介した通り、アグリメディアは最新技術を用いてさまざまな事業を展開しています。

なぜこれほどに手広くさまざまな事業を行なっているのかというと、現在の農業界に問題が山積しているからでもあります。

具体的にどのような問題があるのかを紐解いていきましょう。

 

農地が年々減少傾向にある

 

田んぼとビニールハウス

 

近年農業界では効率化が進み、収益化が重視されてきています。

農家が期待する収穫量の回収が難しい山間の農地では耕作放棄地が広がりつつあるのです。

さらに、平地では都市化が進み農地を減らして住宅地や商業施設などの開発が活発に行われています。

 

農業をする人口の減少

 

田植えをする人

 

農地が減っていくとともに、農業従事者の人口も減少傾向にあります

その背景には少子高齢化・農業の後継者が不足している問題が挙げられます。

農家を継いだとしても賃金が低いので、若年層は就職の為、都市部に流れてしまっているのが現状です。

古くからの農業体制が現代の形に合わなくなってきたことも問題です。このままでは今後もさらに農家は減少するとの予測がされています。

 

最新技術で農業界を救うAgriTech

 

人参

 

AgriTech業界は上記の問題を解決するためにできた最新の技術です。

ドローンをはじめ、ロボットを使って農作業を行うことで、人手不足を補います。

従来では人が行っていた重労働や危険を伴う作業も人の手を使わずに済むようになり、農家の負担は軽減されるでしょう。

また、最新テクノロジーの活用をして、高層ビルの屋上や屋内でも植物の生産を可能にする研究も進められています。

実際に無農薬で室内農業を可能にしている実例もあり、今後も新たな技術開発が期待されている分野です。

 

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株式会社アグリメディアの今後の事業展開

 

株式会社アグリメディアのビジネスモデルにおいて、次世代の人材育成にも力を入れています。

 

実践で学ぶ有機野菜作り「シェア畑 農学校」

 

トマト

 

未経験から農業を学び事業に繋げられる人材を育成する学校です。

さまざまな事業をとおし、色々なビジネスを手掛ける会社だからこそ、稼げる農業を教えることができます。

 

未経験から農業界を体験できる「ファームヘルプ」

 

人手不足に悩む農家と農業を学びたい人をつなぐ事業です。

植え付けや収穫時期など人手がたくさん必要なときにピンポイントで人を雇うことができ、農家が利用しやすいサービスとなっています。

 

株式会社アグリメディアのビジネスモデルから学べる事

 

棚田

 

人手不足の農業界と野菜を育ててみたいという都会の両方のニーズを満たすことで、儲からない農業から儲かる農業へとシフトしました。

株式会社アグリメディア は行動指針である「すぐやる。かならずやる。出来るまでやる」をモットーに実践検証を繰り返してきました。

その甲斐あって日本の農業の発展に貢献するビジネスモデルができあがったと言えます。

さまざまな事業を通し、時代のニーズにあったサービスをこれまで提供し続け、さらに成長し発展してきました。

「人との関係を大切にする」ことを大切にし、顧客・農家共に幸せになれるビジネスモデルだからこそ急成長を遂げているのでしょう。

 

転職採用例

 

会議をしている人々

 

株式会社アグリメディアではスマート農業を支援する事業が中心で、農業分野、IT分野のどちらもノウハウや技術の発展が必要とされます。

そのため、ITエンジニアや既存WEBサイトの改善などを行うUI/UXデザイナーといったIT技術やデザインスキルを持つ人材の転職例があります。

転職での採用はIT分野だけではありません。

農業の担い手を増やすためのリクルート事業に携わるリクルーティングアドバイザーの転職例もあるようです。

さらに、農業での地方創生を推進する事業企画コンサルタントなども採用されています。

インターン生も積極的に受け入れており、こちらは経験や知識は問わず、会社の理念に共感できるかどうかが採用基準となっているようです。

 

株式会社アグリメディアへの転職ポイント

 

これらのことを踏まえ、AgliTech業界が今後の農業界を支え成長してゆくことは間違いないでしょう。

では、株式会社アグリメディアをはじめとするAgliTech企業に就職や転職するにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。

 

科学やITスキル

 

ノートパソコンとビジネスマン

 

今後農業界を支えるため、ロボットやドローンなど最新の技術を駆使します。

それを使いこなすエンジニアスキルは必要でしょう。

ただし、まだまだ農業に特化し、力を入れている大企業は少ないようです。

注目している企業は多いため、電気・電子半導体の分野・機械メカトロ分野・IT分野・科学分野などを学んでおくと将来役に立ちます。

まずエンジニアとして働き、そこからAgliTech企業に転職するというのも1つの手でしょう。

 

マーケティングスキル

 

ノートパソコンで仕事をする人

 

市場調査の結果の集計や分析をし、効果的なアプローチの方法を検証する知識も必要です。

特にWEBマーケティングに強いと就職や転職に有利になります。

WEBサイトのコーディングやSEO対策に関する知識はWEBマーケティングには欠かせません。

さらに、リスティング広告などWEB広告の運用の経験や知識をつけると自身の成長にもつながるのでおすすめです。

 

アグリメディアの会社情報

 

株式会社アグリメディア

 

前述させていただいたように、アグリメディアの「シェア畑 農学校」では農業の基礎から実践までのノウハウを学ぶことができます。

農家のお手伝いからやってみたいという方は「ファームヘルプ」で一度体験してみると良いでしょう。

イメージが湧いてきて自身がどのような道にすすみ、そのためにはどういった知識が必要か明確にすることができるはずです。

【GeeklyReview】アグリメディアの口コミを見る

 

まとめ

 

日本の棚田

 

農業界の衰退を救うAgriTech業界は今後さらなる成長が期待できる業界です。

今後の時代のもとめるニーズは、人と人とのつながりを大切にし、皆が幸せになれる企業です。

それはアグリメディアのように、自身も成長しながら働くことのできる企業ではないかと考えられます。

これからの時代のニーズに応えるAgriTech関連企業を、転職先の選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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