【転職】アフターコロナの働き方を解説!市場価値が高い人はどう働く?テレワークで効率的に働くコツも紹介
「もはや、コロナ以前に戻ることはない」現在日本で働く多くの人が、こう感じていることでしょう。特に企業のあり方、働き方には大きな変化のきっかけになりました。外出自粛の影響で在宅勤務を余儀なくされ、数多くの企業で導入されたテレワークも大きな変化のひとつです。変化する環境にどう対応し、自身の市場価値を高める為にはどう働いていくべきか、個々で考えることが急務です。
目次
どのような人材の市場価値が高いのか
まず考えなければならいのは、自分自身の市場価値です。
自分が今どのくらいの位置にいるのか、知っておくのは大切なことです。
人材の市場価値とは
自分自身を商品として例えた場合の価値のことです。
それはあなたが今いる場所(会社)の中での価値ではなく、世の中から見た客観的な価値を指します。
他の会社から見てもあなたが欲しいと思わせる価値があるかどうか。
あなたの市場価値が高ければ、選択権はあなたにあることになります。
今いる場所にこだわる必要はなくなり、もっと自由に働くことができるのです。
市場価値の高い人とは
ずばり需要・能力・希少性です。
どんなに希少な資格を持っていても、それが必要とされなければ価値はありません。また、能力がなければ任せられません。
しかし仕事の内容が変われば、求められるものも変わります。
自分のいる場所、あるいは進みたいと思っている場所で、何が必要とされているか見極める必要があります。
市場価値の高い人の働き方とは
市場価値の高い人は、自分の市場価値を把握し、さらに高めるための意識を常に持っています。
これは転職活動において非常に重要なことです。
いざ転職をしてキャリアアップを考えたときに、人材市場で優位に立つための大きな武器になるのです。
今や絶対に安心な業界や企業というものは存在しなくなりました。
どんな職種であってもいままでの経験が全く通用しなくなる、キャリアブレイクもありえる時代です。
いつ何時、何があってもいいように、自主的な努力を怠らない働き方。これが市場価値の高い人の働き方といえるでしょう。
自分の市場価値を高める働き方
企業は転職者には即戦力を求めています。
人材を育てるためのコストを最小限に抑え、組織の成長を促進させるカンフル剤としての役割をも期待しているのです。
即戦力となり得る力をつけるため、働く意識の持ち方を紹介します。
能力を上げる
当たり前ですが、客観的に実力があり仕事ができると証明できることは自分の市場価値に直結します。
例えば高い技術や希少な資格、得難い大きな成果などです。
そしてそれは再現性があることが大切です。
資格はあるけれど経験がない、たまたま環境が良くうまくいっただけだと疑われる成果ではあまり意味はありません。
転職や移動した先でも能力を展開していくことができるのかということが、大きなカギになります。
ちなみに能力とは専門的な技術や知識だけでなく、人間的な魅力をも含みます。
多くの業務をこなし、スキルとそして自信を身につけましょう。
新しい環境に対応していく
新しい環境に飛び込む勇気がない人は、成長性を感じてもらうことは難しいでしょう。
IT化を始め、企業そのものが変化を求められる中、立ち止まっている人は置き去りにならざるを得ません。
市場価値の高い人材を目指すならば、今まで経験してきたことの積み重ねの他、新しいことにも積極的に取り組んでいきましょう。
様々な環境に適応できるメンタルを鍛えることです。
環境に影響されずに業務の遂行をする
出社停止、リモートワークの導入、それに伴った成果主義の導入など、急激に様々なことが変化しました。
そしてこれからも、様々な変化が予想されます。
それらの変化に対応することは必要ですが、無駄に振り回されるのは危険です。しっかりと、目の前にある業務をこなすこと。
集中し完遂できる精神力は、信頼を得るのに重要な要素です。
体調管理はもちろんメンタルの管理もしっかりと行い、どんな環境にも対応できる精神力を身につけましょう。
興味をもって勉強する
様々なことに興味をもち、自主的に学んでく人は、市場価値が高くなる傾向にあります。
座学としての勉強だけではなく、ボランティアや地域の活動、他業種の人と交流をするなど視野を広げるための勉強も含まれます。
常に自分を高めるためにさまざまなことにアンテナを張り、積極的に学んで自らの価値を高めていきましょう。
コミュニケーションの重要さを理解する
在宅勤務や時短勤務で、社員同士の関係性が希薄になっていく傾向にあります。
しかし、相手との理解を促進するための機会を設けることの重要性を、よく理解しましょう。
報告・連絡・相談、いわゆるホウレンソウができないと、組織としての質が落ちていきます。
社内のコミュニケーションをオンライン上で円滑に行うためのツールはたくさんあります。
使いこなせるようになっておくと、アピールポイントとして強いでしょう。
テレワーク中心の仕事になることを想定し、コミュニケーションを上手く取れることは大切な能力です。
アフターコロナとウィズコロナ
アフターコロナとは、コロナの影響で変化し、それが定着した社会や世界経済を指します。
しかしそれはまだまだ先のこととして捉えられ、現在では「ウィズコロナ」、つまりコロナとの共存が求められる風潮になっています。
今後の人材市場の価値基準に大きく関わってくることは想像に難くありません。
特に、企業に急速に導入されているのが、在宅勤務によるテレワーク(リモートワーク)です。
テレワークとは
テレワークとリモートワーク、日本ではほぼ同じ意味として使われています。
どちらも「遠隔でオフィスから離れたところで働く」という意味で使われています。
毎日数分から数時間、満員電車に揺られてオフィスへ通うより、遥かに合理的な働き方であることが身に染みた人も多いでしょう。
テレワークによって勤務体系が変化し、新しい環境に合わせた評価があなたにも適用されるでしょう。
テレワークの能力が高いことも、市場価値を高める1つの要因となり得ます。
テレワークで効率的に働くためのコツとは
オフィスに出社せず効率よくテレワークを行うためには、環境を整えることも必要です。
企業側だけでなく、働く側も準備する必要があります。最大限のパフォーマンを発揮して、仕事するためのコツを紹介します。
「仕事場」を定める
テレワーク中、一人で黙々と仕事をこなす。一見、良いことのようですが、逆に人目がないことで緊張感が薄れてしまうことがあります。
自宅のようなリラックスできる環境で、緊張感を保ち続けるには「仕事する場所」を定めることです。
自然に自分の中の仕事スイッチが入る環境を作るのです。
書斎のような隔離場所が作れるのならそれが良いのですが、なかなかそうはいきません。
できるだけ気を散らすような生活感を無くし、同居の家族がいるのなら、邪魔されないよう事前に話し合っておくのが大切です。
生活音の遮断
同居の家族の生活音などの雑音は、意外にテレワーク中の集中力を削ります。聞こえないように工夫しましょう。
人の寄り付かない物置小屋や屋根裏部屋を仕事場にする、耳栓をするなどです。
オフィスではなかなか使い難い、ヘッドホンでお気に入りの音楽を聴きながら仕事するのも良いでしょう。
人は無音状態よりも心地よいと感じる音が流れている方が、集中できるとされています。
規則正しい生活を送る
テレワークを自宅で続けていくと、生活のリズムが乱れがちです。
通常出勤に戻ったときにもすぐに対応できるように規則正しい生活を送ること。
これは心身のコンディションを保ち、良いパフォーマンスを発揮するために不可欠です。
また、開始・終了のタイミングを自分で決めておきましょう。だらだらいつまでも仕事していても、疲労が溜まるばかりです。
キリのいいところまで、あるいは自分で決めた就業時間まで、としっかり区切り、プライベートと仕事を切り替えるようにしましょう。
コミュニケーションの大切さは忘れない
仕事のメールなどが着いたら、できるだけ速やかに対処しましょう。
素早い処理は、相手にも安心感を与え、またあなた自身も「他者と繋がっている」という感覚を忘れないようにできます。
テレワーク中の情報の共有は、普段より難しく感じられます。こまめに報告をする・されることで、信頼関係を築いていきましょう。
干渉しすぎない
上記と逆のようですが、適度な距離感が必要であるという意味では同じです。
チームで仕事している場合、それぞれが違う役割の仕事を、違うペースで行っていることが多いでしょう。
必要以上に報告を求めたり管理したり、口出しをするとお互いの効率を下げてしまうことがあります。
相手の進行状況を見て、部分から判断し、過程については各自に任せておく。
それぞれの仕事環境があることを考慮しましょう。
テレワーク中の注意点
会社で施されているセキュリティ環境の外側で、テレワークは行われます。
個人の責任を十分に理解し、安全に使えるように考えましょう。
セキュリティ対策は万全に
テレワークにおいて、セキュリティ面は最も考慮すべきことの1つです。
ウィルス感染対策、パスワード等のカギ設定は確実に行いましょう。テレワーク従事者の理解と危機感を高めることも大切です。
端末の管理
端末などの紛失や、盗難による情報漏洩も大きな被害をもたらします。
取り扱いのルールを定め、徹底しましょう。
ID・パスワードをパソコン上に記憶させない、遠隔操作でデータの消去や端末ロックができるようにするなどです。
昨今ではGPSを使って、紛失したものがどこにあるか教えてくれる防犯グッズもあるので、検討してみてください。
テレワーク中できれば整えた方がいい環境
絶対ではないですが、テレワークを長く続けるのなら導入した方がいいものを紹介します。
テレワーク用のパソコン
会社から与えられたものがあるのなら良いのですが、そうでない場合は、自分で用意しなければならない人が多いでしょう。
オフィスでの業務と、同じ作業ができるパソコンがあることが必要です。会社以下のスペックの物だと、慣れないと苛立つこともあります。
セキュリティの面でも、同居の家族といえども共有せず、専用のものを用意した方が良いでしょう。
インターネット環境
テレワーク中、ネット会議などで安定したインターネット環境が必要になります。
自宅での環境を整えた方がいいのか、カフェなどの無料Wi-FiやポケットWi-Fi程度でいいのか。
必要なサービスは仕事によって変わります。自分の仕事の環境にあったものを選びましょう。
仕事場の環境を整える
特に椅子です。長い時間座ることになる椅子が合わないと、身体への負担になります。
必要のない疲労感や、肩こり、腰の痛みを引き起こすこともあります。
買い替えるのなら、気に入ったデザインよりも、良い姿勢を保てるものを選びましょう。
椅子を買い替えることはできなくとも、良い座布団などもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
「コロナ禍」と呼ばれる世界をも動かす大きな流れの中、どの職種も今までと同じ企業活動を行っていくことが難しい状況になりました。
今、日本の社会は、大きな方向転換を余儀なくされています。
新たな価値観や環境に応じた個々の価値が試されているのです。
テレワークを含めて、自分自身の市場価値について考えてみるきっかけにしてください。
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