ネットワークエンジニアに将来性はある?仕事内容から必要なスキル・年収・役立つ資格までご紹介します!
IT化された社会において、ネットワークが止まることは許されません。ITサービスはもちろん、社内や家庭でも“繋がって当たり前”のネットワークを支えるのがネットワークエンジニアです。そこで今回は、そもそもネットワークエンジニアとはどんな仕事なのか、ネットワークエンジニアの将来性や必要なスキル、そしてネットワークエンジニアのなり方を徹底解説します。
目次
ネットワークエンジニアの将来性
ITネットワークが社会インフラの一つとして確立している現代では、ネットワークエンジニアの将来性が断たれることは無いでしょう。
業務のほとんど全てがネットワークエンジニアを必要としています。ITサービスへの需要はもちろん、どのような企業でも社内はLANによって繋がっており、運用や保守が必ず必要になるからです。
そのなかで、「ネットワークエンジニア」の求人が減少しているとも言われています。
それはクラウドの普及により、幅広い知識やスキルを持ったエンジニアが求められているためです。
今後ネットワークエンジニアとしての市場価値を上げるためには、ネットワークの知識だけでなくクラウドの知識、スキルを身に着けていくことも必要になるでしょう。
ネットワークエンジニアの5年後
オンプレミスサーバーの管理
クラウドの普及が目立つ一方で、既存のオンプレミスサーバーの運用・保守といった管理はすぐになくなるわけではありません。
また、クラウド型サーバーを採用しない、できない企業も一定数存在するはずです。
すぐに従来のオンプレミス環境がなくなり、ネットワークエンジニアが不要になるとは考え難いと言えるでしょう。
クラウド対応ネットワークエンジニアの台頭
インフラ管理がクラウドサービスに移行すると言っても、設計や要件定義などの上流工程をネットワークエンジニアが担う事は変わりません。
言い換えれば、クラウドの知見を深め、対応できるネットワークエンジニアの需要が高まって行くと言えます。
実際に、クラウドやネットワークの専門知識はもちろん、サーバーやデータベースなど総合的に扱うことができるネットワークエンジニアの需要は高まっているのです。
クラウドサービスが増えるほど、より最適なサービスを選ぶ提案力も求められるでしょう。
オンラインゲームによる需要増
コロナ渦によりオンライン利用が増えた人は4割強、そのなかでオンラインゲームで遊ぶ時間が増えた人は2割とされています。(参考:楽天「コロナ禍におけるオンラインでの活動に関する調査」)
興味深い事にゲーム人口は増加したのち減少しておらず、これは一過性の増加だったのではなく定着したのだという事が分かります。
ネットワークエンジニアは、ゲームのアップデート、アカウント管理、課金機能などさまざまな場面で関わっている事から、需要の高さは継続すると見られます。
活躍できる分野の拡大
ゲーム以外にもネットワークエンジニアの知見が活かせる領域が増えそうです。
その背景には、AI、ロボット、IoT、ビッグデータなどのコア技術に代表される第4次産業革命の技術革新があると言えます。
特に5Gの普及により活発化しているIoTの領域、遠隔管理を可能にしたM2Mといった最新技術においては、ネットワークエンジニアの知見が大きく発展をたすけるでしょう。
こういった今後さらに拡大する領域での活躍を見越して動けるネットワークエンジニアの需要はますます高まると考えられます。
そもそもネットワークエンジニアとは
ネットワークには、インターネットを代表するWAN(Wide Area Network)や、限定的な範囲繋げるLAN(Local Area Network)があります。
多くの場合、ネットワークエンジニアの業務は設計から構築、運用・保守に至るまで、LANを対象とした業務となりますが、スキルとしてはWANとLANの両方の知識を習得しておかなければなりません。
ネットワークエンジニアは、大きな括りでみるとインフラエンジニアに分類されます。
企業の中でも”繋がっていて当たり前”という前提のインフラを担当しますので、一つの設定ミスが大規模障害を引き起こします。
そのため、何よりも重要なものは経験であり、知識だけでは通用しない業種の一つでもあります。
ネットワークエンジニアの平均年収
ネットワークエンジニアの平均年収は655~800万円といわれています。(参考:平均年収.JP)
より上流の工程でクライアントとの折衝があるポジションでは末端の作業者よりも年収が上がる傾向があります。
たくさんの経験を積んで、企業全体のインフラ要求定義(企画)から設計・構築、また運用・保守までを滞りなく統括できるスキルがあれば、1000万円を超える年収を目指すことも可能です。
また、エンジニアとしての転職よりも、ネットワークの知見を持ったITコンサルタントとして転職する方が高年収を期待できます。
転職を通じて年収を上げたい場合は、ネットワークエンジニアとしてのスキルに加えてプロジェクトを率いた経験をアピールするとよいでしょう。
どのようなキャリアパスがあるのか?
ネットワークエンジニアの仕事は、下流工程と上流工程に分かれています。
下流工程の仕事からスタートし、最終的には専門分野を極めたスペシャリストか、プロジェクト全体を管理するゼネラリストという2つのルートがあります。
キャリア2年以上~
次の項目で仕事内容を詳しく解説しますが、まずは2年目以降からネットワーク構築や設計といった上流工程を目指すのが一般的です。
キャリア5年以上~
キャリアを5年ほど積むと、セキュリティ分野のスペシャリスト、ネットワーク分野のスペシャリスト、もしくはマネジメントに携わるゼネラリストを目指せるようになります。
セキュリティのスペシャリストを目指す人はセキュリティエンジニアを、ネットワークのスペシャリストを目指す人は上流工程での経験をしっかり重ねましょう。ゼネラリストを目指す人はプロジェクトリーダーやマネージャーといった工程で管理スキルを磨きます。
キャリア10年以上~
それぞれ特化した分野で経験を重ねたら、セキュリティを管理するセキュリティスペシャリスト、ネットワークに特化したネットワークスペシャリストやトップアーキテクトといった仕事が目指せるようになります。
ゼネラリストの領域ではITコンサルタントや、さらにITに関する全領域での知見を備えたフルスタックエンジニアを目指す人もいます。
同じネットワークエンジニアの転職であっても、「設計や要件定義などの上流のフェーズにチャレンジしたい」、「これまでとは違う業界のクライアントを担当したい」など、希望はそれぞれです。
職種を変えてITコンサルタントに転身することもできます。日本企業がデジタル化を意識し始めた今、ネットワークの知見を持つコンサルタントが必要とされる機会も増えているのです。
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ネットワークエンジニアの仕事内容
- ネットワークインフラの把握
- ネットワークの運用・保守
- ネットワークの要件定義
- ネットワーク設計
- ネットワーク構築
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
ネットワークインフラの把握
ネットワークエンジニアの仕事において大切なことは、TCP/IPを中心としたネットワークインフラを正確に把握することです。
新規にネットワーク構築をする業務もありますが、最初は企業内のネットワークインフラを把握することが第一段階となるでしょう。
社内に導入しているネットワーク機器や、そこに繋がるサーバーやPCの構成、IPアドレスの割り振りやルーティングの全体イメージから詳細設定までを把握する必要があります。
ネットワークの運用・保守
ネットワークインフラを把握したら、ようやく運用および保守を行うことができます。
運用では、ネットワークが滞りなく機能していることを監視しなければなりません。
もちろん、障害が起こらないように、物理的なネットワーク機器(ルーターやLANケーブル)についても定期的にメンテナンスやチェックを行う必要があります。
それでも、ネットワークには障害がつきものです。
ネットワークエンジニアの仕事内容の多くがネットワークのトラブルシューティングになるでしょう。
ネットワークに繋がる機器は、常に電源が入っているか、あるいはPCのように毎日電源をON・OFFするため必ず劣化します。
劣化すればトラブル発生率が高まるため、ネットワーク規模が大きい程トラブル原因は些細な機器故障(LANケーブルの断裂など)が起こりやすくなります。
これらを迅速に、またその他業務への影響を最小限に抑えることが、ネットワークエンジニアの重要な役割でもあるのです。
ネットワークの要件定義
ネットワーク要件定義では、ネットワークを繋げる上で実現したいインフラの把握、そこに存在する問題の洗い出しと解決方法などを把握し、ネットワークの全体像を作成します。
この時点で、実現できること実現不可能なことをしっかりと区別しておくことが大切です。
利用規模によっては、WAN側回線の帯域幅にも気を配る必要があり、万が一規模を間違えてしまえばWAN回線が頻繁に途切れるといった、取り返しのつかない障害を起こしてしまいます。
ネットワーク設計
要件定義が固まったら、次はネットワーク設計です。新規にネットワークを構築したり、ネットワークの拡張をする際には、まず設計を行います。
ネットワーク設計では、全体のネットワーク図やIPの割り振り、必要なネットワーク機器の選定などを行います。更に保守体制もこの時点で決めてしまうことで、運用をスムーズにします。
VPNなどを利用する場合には、機器選定時にメーカーへの確認を怠らないようにしましょう。
ネットワーク構築
詳細設計までが終わったら、いよいよネットワーク構築です。
構築をする時点では、設計書はもちろん必要な機器は全て揃っている状態で、WAN側も事前に開通(プロバイダー契約など)していることが大前提となります。
作業は通常、万が一インフラであるネットワークに問題があっても影響がでないように、業務時間外に行うことが基本なので、休日出勤もネットワークエンジニアの仕事内容に含まれるかもしれません。
どんなに詳細設計が完璧であっても、実際の構築時にはトラブルがつきものです。
設計時には想定していなかった新品機器の故障やケーブルの断裂なども起こり得ます。
機器との疎通が上手くいかない場合には、構築をしながらトラブルシューティングを行うといったシーンも経験していかなければなりません。
ネットワークエンジニアに必要なスキル
それでは、ネットワークエンジニアに必要なスキルを詳しく見ていきましょう。
TCP/IPのスキル
ネットワークエンジニアに最も必要なスキルは、ネットワークの基本であるTCP/IPに関する知識です。
これを習得しなければ、ネットワーク設計書などの資料を見ても理解することが出来ないからです。
IPアドレスを見た時に、瞬時にサブネットマスクが何なのかを判断できるようになり、「xxx.xxx.xxx.xxx/xx」の表記の意味を理解し、応用できるようになります。
このスキルが役に立つのは、設計時だけではありません。疎通ができないといったトラブル時にも、機器のIPを見直す時に原因を比較的早く見つけられる可能性が高くなります。
VPNを利用しているネットワークなどでは、この知識は不可欠です。
ネットワーク機器のスキル
ネットワークエンジニアのスキルとして、ネットワーク機器への知識は重要です。
機器によって設定コマンドが違いますし、環境に適したルーターやスイッチングハブというものも存在します。
規模によって機器選定を行う場合にも、ルーターやスイッチの性能を把握しておくことで、比較的機器選定がしやすくなるのです。
ある程度ネットワーク機器の価格も把握しておく必要があります。これは機器選定の際に、予算を意識できるようになるためです。
また、LANケーブルのカテゴリ知識もこれに当たります。ルーターのポートが対応する通信速度に対応したLANケーブルを選定する必要があるからです。
ルーターとLANケーブルの規格に相違があれば、通信スピードを損なうことにもなりかねません。
既存ネットワークを臨機応変に環境対応させるスキル
既存ネットワークを把握するスキルは、他人が設計したネットワークに対して臨機応変に対応するスキルになります。
ネットワークエンジニアが業務を行う現場は、必ずしも自分が設計したネットワークではありません。
トラブルが起こった時や、既存ネットワークに変更を加える際に、既存のネットワーク構成を把握するスキルが最大の武器となります。
コミュニケーションスキル
ネットワークエンジニアは他のエンジニアと連携して業務を進めたり、クライアントから現状をヒアリングした上でネットワークを提案します。その上でヒアリングする能力は必須となってきます。
また、ネットワークエンジニアは技術的な部分で専門的な用語が非常にたくさんでてきます。
これらを知らない人に対しても、伝わるように砕いて説明する必要があります。
ネットワークエンジニアになるには
それでは、ネットワークエンジニアになる具体的な方法を見ていきましょう。
資格試験で基礎知識をつける
まずは、ネットワークの基礎知識を身につける必要があります。特に運用や保守を行う際には、TCP/IPの理解を含めネットワーク機器の仕組みを理解しておく必要があるのです。
ここで必要なネットワークの資格としてはCCNAレベルの資格試験を目指すとよいでしょう。
また、ネットワーク設計を行うにはCCNPレベルの資格試験をクリアすることで、知識として業務に役立ちます。
要件定義には幅広い知識と経験が必要になりますが、役に立つ知識としてはCCIEを目指しましょう。これは世界に通用する資格試験でもあります。
ネットワークに関する資格試験は、ネットワークエンジニアになるための知識をつける最初のステップです。
実戦で応用力をつける
ネットワークエンジニアとしての業務は、知識はもちろんですが、重視されるのは経験による応用力です。
応用力をつけるには、やはり実践で数々の経験を積む必要があります。
実践を行うには、実際に現場に入って様々なトラブルを解決するという経験こそが、最短の道だと言えるでしょう。
転職エージェントに相談する
ネットワークエンジニアを目指すには業界に特化した、IT特化の転職市場に詳しい転職エージェントのご利用をおすすめします。
ギークリーはIT業界に特化しており、今回紹介したネットワークエンジニアの転職についても得意としております。
必要な情報やアドバイス、公にされていない非公開求人なども豊富に保有しております。
現職で働きながらネットワークエンジニアに転職を目指すといった多忙な方は、転職活動における時間的負担も減り、効率的に転職が行えますのでおすすめです。
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転職を成功させるための準備をする
転職を成功させるためには、絶え間なくスキルアップを継続し、現職での実務経験を積んでいくことが一番の近道です。
ネットワークエンジニアであれば、予期せぬトラブルや失敗が許されない切り替え作業などを経験していることが多いので、これらのエピソードを面接で話すことで実務経験をしっかりとアピールできます。
現職で顧客との接点が多い人は顧客折衝の経験も話すとよいでしょう。
特にコンサルタントへの転身を志望する場合はコミュニケーション能力が重視されます。クライアントとの折衝経験などを積極的にアピールしていくと採用される確率が高まります。
また、ネットワークスペシャリストやシスコ技術者認定などの公に認められた資格を取得することで、専門知識をアピールすることも重要です。
履歴書に書ける資格を取得しておくことで、書類選考の通過率を上げることができます。
未経験でも挑戦しやすい?
ネットワークエンジニアは未経験でも比較的挑戦しやすい職種としても知られています。
理由としては、ネットワークは24時間365日稼働のため未経験者でも担当しやすい監視業務などの仕事があるからです。
また、業務で経験や知識、スキルを身に着ける事でスキルアップを目指す事もできます。
20代であれば未経験の求人も多く、30代ではパソコンスキルやエクセルの扱いが最低限求められ、40代になるとIT業界の経験が必須となる事が一般的です。
ただし未経験の場合は後述する資格なども参考にすると良いでしょう。
ネットワークエンジニアが年収を上げる方法
クラウドの知識をキャッチアップする
クラウドホスティングが主流になる事で、エンジニアは仕事が減少するのでは?と言われていた時期がありました。
ところが国内ナンバー1のクラウドホスティングサービスであるAWSでは、サービスの数とあわせて複雑さも増す一方です。
冒頭でも触れたように、クラウドの普及はネットワークエンジニアの将来性と重要度に直結するとも言えます。
クラウドホスティングサービスへの知見を広めるためにも、各種サービスの特徴を理解し、サービスを提案できるようにしましょう。
セキュリティの知識をキャッチアップする
ITシステムの利便性が向上するにつれ、個人情報取り扱いの重要度も増しています。
これは「情報資産」の価値が飛躍的に向上しているためです。
インターネットを利用した多くのサービスにおいてセキュリティは重要であり、高度で専門的な知識やスキルを持ったエンジニアは必要不可欠と言えます。
今後、セキュリティに関する知識や経験を持つエンジニアの需要はますます高まるでしょう。
最新の無線通信技術にも対応
先述の通り、ネットワーク機器への知見は深める必要があります。
IoTの需要拡大に伴い無線通信技術は進化を続けているからです。
BLE (Bluetooth Low Energy)、ZigBee、Wi-Fi HaLow、Wi-SUNはもちろん、新しい技術の情報にはアンテナを張り、対応できるようになりましょう。
マネジメント力をつける
上流工程とマネジメントはセットです。
チームメンバーだけでなくクライアントとの関わりも担当しますので、コミュニケーションスキルはもちろんマネジメントスキルも求められます。
年収アップを考えるのであれば身に着けておきたいスキルと言えるでしょう。
英語力を身に着ける
年収アップを目指す方法として転職を考える場合、英語力があれば海外の企業も候補となります。
アメリカや中国など、IT業界においてより先進国であれば日本より高年収が見込める場合があります。
資格取得を目指す
より高年収を目指す際には資格取得を視野に入れる方も多いでしょう。
知識やスキルを持っている事を証明できるだけでなく、企業によってはより高度な仕事に携わる事ができたり、資格手当が支給される企業もあります。
具体的にどのような資格が年収アップに役立つか解説しますので、参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアで役立つ資格・取得しておきたい資格
以下に紹介するのはネットワークエンジニアに必須という資格ではありませんが、取得しておくと役立つ資格です。
役立つ資格① 基本情報技術者試験
ネットワークエンジニアとしてだけではなく、IT系のどのエンジニアにとっても役立つ資格です。
この資格を取得すれば、情報系の基本的な知識やスキルが身についている証になります。
上位エンジニア指導者の元でシステムやソフトウェアの設計・開発、通信、情報分析といった業務にあたれる職能レベルを満たしているという証明にもなる資格です。
役立つ資格② ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は基本情報技術者の上位にあたる国家資格になります。
ネットワークの構築・管理・運用・保守といった全ての業務にあたることができます。
さらに指導者としてのスキルも備えている証明にもなります。
非常に取得することが困難な資格です。
実務経験だけではなく、記述試験の対応のために日々進歩している専門的な知識の見直しなども学習しなければいけません。
それだけに取得する価値のある資格といえます。
役立つ資格③ CCNA・CCNP
他の項目でも少し触れましたが、民間資格「シスコ技術者認定」であるCCNAとCCNPはネットワークエンジニアとして働くならぜひ取得を目指したい資格です。
CCNA
CCNAは世界最大手ネットワーク関連機器メーカーシスコシステムズ社が実施している資格です。
ネットワーク構築やトラブルに対応した知識・スキルを持つという証明になる資格です。
世界的大手メーカーの実施している資格だけに、例えばMicrosoft社が実施してMOSといった資格と同様世界中で広く認識されており、あらゆる企業に評価される資格です。
CCNP
CCNPはCCNAの上位資格です。より規模の大きいネットワークの構築や運用・保守・設計などを行うことができる証明となります。
CCNPを取得するためにはCCNAを取得しておく必要があります。
CCNA・CCNPはさらに上位に位置する資格であるCCIEも含め、転職する際におおいに役立ちます。
企業でキャリアアップや年収査定といった面で高評価を得るために強みとなる資格です。
これらの資格が応募条件として必要な企業もありますので、ネットワークエンジニアとしてよりよい待遇を狙っている方にはぜひとも取得をおすすめします。
役立つ資格④ ITパスポート試験
ITパスポートは情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格です。
ITに対して専門性というよりは総合的な意味合いが強い資格です。
基本的なIT知識は求められますが、マーケティングや財務・法務といった総合的なプロジェクトマネジメントにおけるIT知識がITパスポート試験には必要とされます。
基本情報技術者試験やCCNA・CCNPのようなスペシャリスト的資格ではありません。
しかし、幅広い業務に活かせる総合的IT知識の証明になるため、あらゆる業界の企業に歓迎される資格でしょう。
まとめ
ネットワークエンジニアの将来性を不安視する材料はありません。これからもネットワークエンジニアの需要は高まり続けます。
そして、これからネットワークエンジニアを目指す場合には、基本的な知識をつけて実践に入ると言った手順がおススメです。
TCP/IPの基本を学びながらITインフラ企業で業務を覚え、その中でも資格試験を上手く使って知識と経験を同時に習得していくことが大切です。
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