転職で同期がいないメリットを解説!同期不在だからこそ得られるものとは?逆境をチャンスに変えて活躍!
転職に成功したけれど同期がいない。心細い思いをするかもしれません。しかし自分の成長やキャリアアップを考えた場合に、実は大チャンスなのです。この記事を読めば、同期がいないことが寂しいなどとは思わなくなるでしょう。同期不在の逆境をチャンスに変え、転職先できっと活躍することができるはずです。
目次
同期の存在はありがたいもの
キャリアアップのために転職した時、同期がいないということはよくあります。
同期がいないと、確かに寂しい思いをすることもあるでしょう。いつでも気軽に相談できたり、切磋琢磨しながら仕事ができるのも、同期の存在のありがたみです。
同期とは、ロールプレイングゲームでいう初期メンバーみたいなものです。これから苦楽を共にして力を合わせて戦う大切な仲間なのです。
同期がいないということは、冒険開始からいきなり一人で旅立つような心細さがあるかもしれません。
でも、転職すれば同期がいない場合も当然あります。ここでは、逆境をチャンスに変える思考が必要です。
同期がいないメリット(仕事編)
同期がいないことは、一見デメリットのように思うかもしれませんが、実はメリットがたくさんあります。
比較されない
入社してしばらくすると、必ず能力の差が出てきます。能力の差が出てくると、どうしても先輩や上司から比較されてしまいます。
同期たちの方が優秀で、自分より先に大きな仕事を任されたり出世したりすれば、劣等感を抱くこともあるでしょう。
反対に、自分の方が優秀で同期たちより先に出世してしまうと嫉妬されかねません。
比較されたことで、今まで仲の良かった同期たちとの関係がギクシャクしてしまったという話は、よく聞きます。
同期がいなければ、誰かと比べられることもなく、のびのびと仕事ができます。特に「比較されてプレッシャーを感じるのが嫌だ」という人にとっては、同期がいないことは大きなメリットでしょう。
大事にしてもらえる
同期がいなければ、上司も先輩も優しく接してくれます。気軽に話しかけてくれたり、頻繁に気にかけてくれるでしょう。質問した時もイヤな顔ひとつせず、ちゃんと分かるまで教えてくれます。
反対に、同期がたくさんいれば上司も先輩も一人ひとりに構っていられません。指導が雑になったり、場合によっては「それはもう◯◯に教えたから、◯◯に聞いておいてね」なんて言われてしまいます。
同期がいないことで、上司・先輩の接し方や指導が丁寧になることもメリットでしょう。
仕事のチャンスが回ってきやすい
例えば、自分の職場で重要なプロジェクトが立ち上がったとしましょう。
「新人もプロジェクトに参加させよう」となったとき、同期が多ければ全員を参加させるわけにはいきません。
当然、優秀な人材から優先的に選ばれるでしょう。そうなれば、自分が重要なプロジェクトを経験できない可能性もあります。
また、全員が順番に機会を与えられる職場であれば、自分が任される仕事の数も質も低くなってしまいがちです。
その点、同期がいなければ自分が任される仕事は増え、大きなプロジェクトを経験させてもらえる機会も増えることでしょう。
仕事だけに集中できる
悩みを打ち明けたり支え合えたり、同期は貴重な存在でもありますが逆の場合もあります。
誰と誰が仲が悪くなった、誰と誰が恋愛関係にある、誰々が裏で悪口を言っている…など。人間関係のトラブルの種にもなり得るのが同期というものです。
トラブルに巻き込まれて仕事に集中できなくなることもあるでしょう。
その点、同期がいなければ、そんなつまらないトラブルに頭を悩まされることもありません。自分の仕事だけに集中できるのです。
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同期がいないメリット(メンタル編)
同期がいないことは、メンタルの面でも大きなメリットがあります。
ストレスがない
同期と気が合わない、話が合わなくて一緒にいても楽しくないなどはよくあることです。
同期と距離をおきたいけれど「付き合いも大事だから…」など、気を遣ってイヤイヤ関係を続けないといけないこともあります。中には、仲間外れにされるかもしれないから無理をしてでも仲良くしてしまう、そんな人もいるでしょう。
同期がいなければ、こういったストレスは一切ありません。
同期に遠慮しなくていい
人はそれぞれ性格が違います。自分を上手にアピールできる人もいれば、本当は仕事ができるのに自分をうまく売り込めない人もいます。
こういった人は、ついついアピール上手な同期の影に隠れてしまいがちで、上司からも正当な評価をしてもらえません。遠慮して身を引いて、重要な仕事のポジションを同期に譲ってしまうこともあるでしょう。
でも同期がいなければ、遠慮する必要はありません。誰に気を遣うこともなく自分をアピールして、仕事を任せてもらえば良いのです。
同期がいないメリット(その他)
同期がいれば、どうしても職場外での付き合いが発生します。
休憩中のランチや仕事終わりの飲み会。休日はレジャーに出かけたり、共に過ごすこともあるでしょう。
「自分の予定を優先するから」とハッキリ断れる人であれば良いですが、断るのが苦手で相手に合わせてしまう人もいます。そうなれば、無駄なお金を使うことにもなります。
それに、本来であれば自分の成長のために使える貴重な時間も、付き合いのために割かなければなりません。
同期がいないことで、貴重なお金や時間を自分のためだけに使うことができるでしょう。
同期がいないことのデメリット
一方で、やはり同期がいないデメリットもあります。
転職後に同期がいないと分かってガッカリしないように、同期がいないことのデメリットも知っておきましょう。
知っておけば、あらかじめ対策できます。
モチベーションの維持
同期の存在が、時として自分のモチベーションを高めてくれます。
逆境に負けず頑張っている同期を見て勇気をもらえたり、苦しいときに励ましてもらって「また頑張ろう!」と思えたりします。
自分より仕事ができる同期を見てライバル心を燃やすこともあるでしょう。
同期不在では、自分一人でモチベーションを保つことがなかなか難しいものです。どうやって自分のモチベーションを高いところで維持するかが、大きな課題になります。
社内の横のつながりが薄くなる
他部署に同期がいれば、他部署の情報や、自分が知らない社内情報も共有してもらえます。頼み事をしやすかったり、共にプロジェクトを進める場合でも話が早くなります。
その部署の責任者の性格も同期が把握しているでしょうから、仕事がスムーズに進むようにアドバイスをくれることもあるでしょう。
でも同期がいなければ、社内での横のつながりが薄くなります。他部署との連携をとるのに最初のうちは少し苦労するかもしれません。
愚痴や不満を言えない
仕事していれば、もちろん愚痴・不満は出てきます。そんな時に、同期がいなくて誰にも相談できないことはデメリットでしょう。
上司や先輩に言えない不満も、同期になら言いやすいものです。同じ経験をしている同期なら、きっと気持ちも分かってくれます。
「家族や恋人・友人に言えるじゃないか」と思うかもしれません。でも同じ職場でない人に仕事の相談をしても、うまく伝わらなかったり気持ちを理解してもらえないことが多いです。
的外れなアドバイスをされたりすることもあるでしょう。
職場の悩みは、同じ職場の人間しか分かってくれないものです。愚痴や不満を聞いてくれる同期がいなくて、ストレスを溜め込んでしまう恐れがあります。
雑用が自分一人に回ってくる
会社内の雑用は新人に回ってきがちです。
同期がたくさんいれば平等に割り振られますが、一人しかいなければ雑用を一手に引き受けることになりかねません。
その覚悟はしておいた方が良いでしょう。
同期がいない職場でうまく人間関係を作る方法
職場の人間関係とは、同期との間だけで築くものではありません。
上司や先輩と良い人気関係を築いていけば、やがて同期がいないことも気にならなくなります。
では、上司や先輩と良い人間関係を築くためには、どうすれば良いのでしょうか?
先輩・上司と積極的にコニュニケーションをとる
上司や先輩と良い人間関係を築くためには、自分から積極的に話しかけることが大事です。
その時のコツとしては、上司や先輩の仕事やキャリアに興味を持つことです。
雑談の時間にでも、上司や先輩が今までどんな仕事をしてきたのか、なぜ今の地位まで昇進できたのか。仕事で苦しいときにどうやって乗り越えてきたのかなどを、インタビューするのです。
仕事にプライドを持ってやってきた上司・先輩であれば、自分の歴史を聞かれてイヤな思いをする人はいません。
また、人間は「自分の過去を知ってくれている相手」には、心を開くものです。自分から積極的に上司や先輩の過去を知るようにしましょう。ただし、プライベートな質問は厳禁です。
新人としてやるべきことを率先してやる
転職すれば、職場の先輩よりも自分の方がキャリアがあったり、自分の方が年上の場合もあるでしょう。
しかし、自分の方が後に入社したのなら自分が新人です。その職場で新人がするべきことを率先して引き受けたり、新人として当たり前の振る舞いは徹底しましょう。
そうすることで謙虚な人だと思われ、人間関係もうまく作っていくことができます。
新人であるにもかかわらず、自分が年上で仕事もできるからとふんぞり返っていては、誰からも良い印象を持ってもらえません。
環境に甘えない
同期がいなければ、職場の人に大事にしてもらえると解説しました。
確かにそれは間違いないのですが、それをいいことに甘えてしまってはいけません。優しくしてくれるからといって、仕事をサボったり手を抜いていると、上司や先輩からいつかは見切りを付けられます。
それに、甘えていたら成長も遅いでしょう。後輩ができたときに手痛いしっぺ返しを食らうことになりかねません。
同期がいないことで手に入るもの
同期がいない職場では、同期がいる職場よりもたくさんのものが得られます。
強靭なメンタル
苦しいことがあったときに、すぐに同期に泣きついたり、「お酒を飲んで忘れよう」と同期と飲み会ばかりしている人がいたとします。
一方で、どんなに苦しくてもグッと一人で堪えて、自分と向き合って乗り越えてきた人がいます。
メンタルが強いのはどちらの人でしょうか?
同期不在のなか一人で努力してきた人は、いざという時の底力が違います。逆境に負けない強いマインドを手にしているのです。
また、同期がいない辛さを経験したことで、同じ境遇の後輩ができたときに気持ちを分かってあげられる優しい先輩になれるでしょう。
強い責任感
同期たちと一緒に仕事を任せられた場合、「責任の所在」が分散してしまいます。
「まぁ、少しくらい自分が手を抜いても大丈夫かな…」と思ってしまうこともあるでしょう。
一方、常に自分一人が仕事を任されてきた場合、「自分がやらなければ!」という強い責任感が育っていきます。
成長スピード
同期たちで平等に仕事を割り振られた場合と、同期がいなくてたくさんの仕事を任されてきた場合では、経験値が違います。
また、同期がいない人は丁寧に指導してもらって分からないことも気軽に質問して解決してきたので、大きく成長しています。
同じ期間の下積みでも、同期がいる場合といない場合では成長スピードが全く違うのです。
同期不在をチャンスと捉えるかは、あなた次第
同期がいないことはデメリットもありますが、それ以上に大きなメリットもあるとお分かりいただけたのではないでしょうか。
「事実はひとつ、解釈は無限」という言葉を覚えておいてください。これは、どんな時でも役に立つ考え方になります。
「事実そのものに良いも悪いもない。事実に良い・悪いの意味を持たせるのは自分次第だ」という考え方です。
同期がいないということは、単なる事実に過ぎないのです。
同期不在を、逆境こそチャンスと捉えて転職先で活躍するか、孤独はイヤだと悲観して転職に二の足を踏むか。
あなたはどちらですか?
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