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株式会社じげんのビジネスモデル分析!最新技術による旅行情報の最適化に迫る【トラベルテック企業に転職】

「株式会社じげん」はトラベルテック企業の中でも特に知名度が高いベンチャー企業です。今回は、着実に成長し続けてきたじげんが手がけるビジネスモデルを分析し、今後の成長性を考えていきます。トラベルテック企業への転職において、自分の可能性やキャリアアップを模索している人は必見です。

会社の概要

 

2006年の設立から急速なスピードで成長を続ける株式会社じげんは2013年に東証マザーズに上場。

さらに設立から12期連続で増収増益という実績を出し、2018年には東証一部へ市場変更を果たしました。

急成長を遂げたじげんの会社概要について詳しく紹介します。

※2022年4月時点では東証プライム上場

 

ライフメディアプラットフォーム事業とは

 

ノートPCとカメラ

 

私たちの人生には数多くの選択があり今の自分はその選択してきた結果であるといっても過言ではありません。

よりよい人生を多くのユーザーが選択できるようじげんが提案している事業があります。

それが生活機会の最大化を目指す「ライフメディアプラットフォーム事業」です。

具体的なサービス内容は「旅行」「転職」「住まい」「自動車」「恋愛」と5つの事業を軸に運営しています。

 

じげんのトラベルテック

 

スマホで写真を撮る人

 

じげんは2018年に旅行業「アップルワールド・ホールディングス」の子会社化をきっかけ本格的に旅行事業に参入しました。

じげんの強みであるマッチングテクノロジーを活かしワンストップで料金の比較や空室検索ができるサイトを運営しています。

じげんが展開する4つのサービスはこちらです。

1. アップルワールド
2. Hotelista (ホテリスタ)
3. Travery(トラベリー)
4. TRAVELIST(トラベリスト)

例えば世界中のホテルや旅行プランを比較できる「トラベリー」というサービスをみてみましょう。

こちらは世界150カ国11万軒のホテルが一括検索できるメタサーチサービスです。

ユーザーは簡単で快適に探していた旅行情報にたどり着けるだけでなく、お得でオリジナルな宿泊プランを発見できます。

 

じげんの歴史

 

じげんは東京都港区虎ノ門に本社を置き名古屋・大阪・福岡・沖縄の5つの拠点で活動しています。

ライフメディアプラットフォーム事業を開始したのは2008年です。

転職情報検索サイトの運営からスタートし自動車・婚活とサービスの幅を広げ、2013年に旅行情報検索サイトのサービスを開始しました。

GoogleやFacebookなどのビッグベンチャーを輩出してきた「Red Herring Asia TOP100」を受賞しました。

またGreat Place to Workが発表した「働きがいのある会社」ランキングでも2012年から8年連続で受賞しています。

これは世界のおよそ60カ国で「働きがい」について調査・分析を行なっているものです。

この結果から、世界的にも高い評価を得ていることが分かります。

 

平尾丈氏とは

 

飛ぶ鳥を落とす勢いで成長するじげんを率いているのが平尾丈氏です。

2005年にリクルートへ新卒入社し、2008年にCEOに就任するという異例の経歴を持っています。

学生起業家に憧れ大学時代に2社のITベンチャーを起業し、上場企業の経営者となった今でも自らを「起業家」と名乗っています。

「本気で世界トップを取りにいく」と語る彼の言動をリスペクトし、同じ空間で働いてみたいという若者はあとを絶ちません。

 

ビジネスモデル

 

じげんは設立からわずか13年余りの2019年には40億円を上回る営業利益を生み出しました。

数多くのベンチャー企業がしのぎを削る中で成長を続ける「じげんの核」というべきビジネスモデルについて解説します。

 

アグリゲーションメディア

 

デスクトップPC

 

じげんはインターネットメディア事業を中心に旅行をはじめ求人や住まいなどの情報を提供するサービスを展開しています。

インターネット上に散らばっている複数のサービスをひとつに集約しています。

それによりユーザーが最短でスムーズに欲しい情報を手に入れることを実現しているのです。

さらに情報元の企業は集客を取りこぼさないという「Win-Win」のビジネスモデルを生み出しています。

2019年からは「特化型メディア」にも力を入れており、特定のクライアントにのみ送客できるシステムを強化しました。

独自のビジネスモデルで不動の地位を確立させています。

 

M&Aを活用した企業と社員の成長

 

じげんはM&Aに積極的に取り組んでいます。

じげんはM&Aを行う前のデューデリジェンスの段階から対象となる企業の社長や責任者に抜擢する社員を選抜します。

社員1人1人に当事者意識を高く持ってもらうため選抜された社員が対象会社を見極め買収の判断を下すスキームを作っているのです。

これによりM&Aを成功させる確率を上げるのと同時に経営人材の育成までもを実現できます。

そうして成長した社員は外部から「経営者として迎えたい」というオファーがかかることも多いそうです。

企業の歯車ではなく自らが当事者意識を持ち活躍できることがじげんで働く醍醐味ではないでしょうか。

 

「タビマエ」の課題をITで有効活用

 

旅行のプロセスを「タビマエ」「タビナカ」「タビアト」で表すと、じげんが解決するのは「タビマエ」の課題です。

観光地や宿泊施設が抱える地域の認知度という問題をじげんの旅行情報サイトや検索機能がカバーしました。

また世界中の旅行会社とシステム統合し各旅行会社が抱える空室を共有して効率的に運用させています。

旅行業界もオンライン予約が浸透してきていますが、世界に比べると日本はまだ道半ばです。

じげんの最新技術により旅行がもっと身近で面倒なプロセスがないサービスに発展していくことが期待できます。

 

会社が解決する社会課題

 

「事業で社会の問題を解決する」というポリシーを掲げるじげん。

このポリシーのもと世の中をよくするために多くの課題に取り組みながら活動展開しています。

 

低迷する旅行業界にテクノロジーで変革を

 

タブレットを操作する人

 

コロナ禍により多くの企業や商店がダメージを受けその波は今も世界中を漂っています。

その中でも観光・旅行業界の危機的状況です。

2020年に開催予定だったオリンピックが延期になり海外旅行者数は前年より80%近く減少しています。

一方でJTBとJTB総合研究所が共同調査した結果によると、旅行客の旅行に対する意欲は高いというものでした。

「外出自粛や渡航制限が解除になったらやりたいこと」という質問では「国内旅行に行く」と回答した人が約4割とトップが占めます。

前例のない状況に一石を投じるのがじげんを代表とするようなトラベルテック企業です。

最新のIT技術を活用することで旅行者は外部との接触を最小限にでき、感染リスクを抑えた状態で旅行を楽しめます。

コロナによって沈んでしまった私たちの生活を旅行先で出会う新しい景色や文化が癒してくれるはずです。

 

国内外での社会貢献

 

じげんは多くの社会問題に貢献しており、美容をテーマにした「咲くらプロジェクト」もその1つです。

フィリピンで貧困に苦しみ勉強する機会がなかった人たちに日本の美容技術やサービス精神を学ぶ機会を提供しています。

講座は無料で受講できセラピストやネイリスト・美容師など手に職をつけることができます。

受講したフィリピンの女性たちは起業や就職によって新しい人生を切り開いているそうです。

 

今後の事業展開

 

ノートPCとヘッドフォン

 

今後のじげんについて平尾氏は「今よりも領域を広げたい」とあるインタビューで公言しています。

また事業展開におけるリスクについては領域を絞った方がいいという意見もある中、その逆説を持っているようです。

事業幅を広げ続けると個々の事業競争力が低下する「コングロマリット・ディスカウント」の状態に陥る可能性があります。

しかしそれとは反対に事業展開をすることでより早い事業成長を可能にする。

そういい切れる根拠はじげんがそれを実現しているからにほかなりません。

1つの事業で成功した施策を他の事業へ横展開するスピードの速さ。

先人の意見に耳を傾けながらも独自のビジネスモデルを築いていくじげんに今後も目が離せません。

 

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転職採用例

 

じげんは30以上のサービスを手掛けており、さまざまなポジションで新卒・中途採用を実施しています。

ここでは一部の転職採用例を紹介します。

 

ライターからデータ分析のプロへ転身

 

開いたノートとコーヒー

 

2017年にじげんに中途入社した方の中にはもともと広告会社で制作に携わっていた方がいます。

デザインが好きで大学ではプロダクトデザインを専攻していました。

卒業してからは求人広告の代理店に入社し紙やwebを問わずライティングやデザインを手掛けていたようです。

じげんに入社した当時は求人を担当していました。

しかし、持ち前の学習意欲と仕事に対する強いこだわりから独学でマーケティングスキルを習得したそうです。

マーケター転身後は2020年10月に立ち上がった「データ分析基盤構築チーム」のリーダーとなりチームを牽引しています。

職種の枠にはまらず新しい分野へ挑戦できるのは社員の可能性を最大限に生かそうとするじげんが与えた成長機会です。

 

経理畑からバックオフィス責任者へ転身

 

2006年に公認会計士試験をパスし監査法人・保険会社を経て2018年にじげんに入社した方もいます。

キャリアアップを望む女性が抱えがちな子育てと仕事の両立を実現させた女性のひとりです。

じげんに入社する際の責任者候補の面接ではスキルや経験が不十分なことを説明したそうです。

その上で明確な目標を持っていることを正直に伝え採用に至りました。

現在は執行役員に就任し「チームのパフォーマンスを上げたい」「会社に恩返しがしたい」という想いを胸にチャレンジを続けています。

 

転職ポイント

 

話し合うビジネスマン

 

じげんで働くことで得られる最大のメリットはあなたが当事者となって企業に貢献し、世の中を豊かにできることです。

あなたが持っているスキルや経験を活かしつつ「事業家集団」の1人として活躍することができるでしょう。

・起業家としてスキルやノウハウを習得したい
・領域(部門や職種)の垣根を越えて仕事がしたい
・経営陣と近い距離でビジネススキルを磨きたい

そんな目標や意欲を掲げ、ビジネス能力を鍛えたいという人にピッタリの企業です。

じげんはインターネットに固執することなく常に新しい商材を模索しています。

また既存のプラットフォームの横展開も期待できあなたが活躍できるフィールドは無限です。

入社してからのジョブチェンジも可能なところがじげんの柔軟な採用方針のひとつとなっています。

 

会社情報

株式会社じげん

じげんで働いた場合のイメージを膨らませるため、じげんが取り入れている制度や福利厚生について解説していきます。

 

じげんのユニークな人事制度

 

話し合う人々

 

毎月お世話になった人へ感謝の気持ちを込めて贈るのが社内通貨「GAT」です。

支援してくれた同僚や業務の垣根を越えて支えてくれたメンバーに「ありがとう」を伝えられる機会となっています。

この通貨は豪華景品と交換することができます。人のために行ったことが自分に返ってくる、両者が笑顔になれる画期的な制度です。

 

クラブ活動を通して築かれるメンバーの絆

 

拳をあわせるビジネスマン

 

じげんは社内のクラブ活動に補助金を出す「わくらぶ」という制度を導入しています。

資金提供の条件もじげんらしく、異なる職種や共通の仕事をしないメンバーで構成されています。

さらにユニークなネーミングであることが提示されています。

例を挙げると「たまごクラブ」という名のフットサル部や「ビストロじげん部」という料理部などです。

これは社内のコミュニケーションを活性化するために行っている制度です。

お互いの考えを理解したり、社員の定着率を向上させたりという目的が込められています。

 

オリジナルな福利厚生一覧

 

以下のような一風変わった福利厚生が用意されているのもじげんの特徴です。

 

・1日20分間昼寝ができるN-minutes制度
・ランチを1h延長して運動時間にあてられるFitness Hour制度(月2回まで)
・社内コミュニケーション支援(全社飲み会や部署キックオフの費用負担)
・誕生日祝いに1万円分のアマゾンギフトカード支給
・書籍購入補助
・勉強会出席支援

この他にも一般的な資格補助制度や慶弔金なども用意されています。

また社員の意見や社内公募を通じて新しい制度の構築にも積極的です。

※各制度は2020年11月現在の情報です。

【GeeklyReview】じげんの口コミを見る

 

まとめ

 

並んだ手帳とペンとノートPC

 

「旅行業界に対して新しいアクションを起こしたい」

「将来は起業家になり自分の手でビジネスを作り上げたい」

そんな野心を持った人にじげんは最適な環境を提供してくれます。

事業と真摯に向き合いひたすら結果を出し続けるやりがいのある仕事に携われたら最高です。

じげんのようなサービスがより多くの人々に届くようトラベルテック企業を転職先候補の一つとしてチャレンジしてみてください。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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