プログラミングと論理的思考の関係を紹介!IT転職の面接で論理的思考が試される場面は?面接対策に活用!
プログラミングと論理的思考はイコールといえるほど密接な関係にあります。論理的思考を鍛えることで転職の面接をうまく乗り越えることができます。この記事では論理的思考を鍛えるためのコツについて解説します。
目次
論理的思考とは
ロジカル、ロジカルシンキングなどと呼ばれることもある論理的思考ですが、具体的にどのような考え方を指すのでしょうか。
簡潔にいうと「筋道を立てて考える力」です。
ロジカル、論理的などというと何か特殊な考え方のようにも思われますが、実は普段から誰もが行なっている思考でもあります。
ゴールを設定してそこにたどり着くための筋道を立て、物事を考えたり実行することです。
たとえば、駅に10時にたどり着きたいというゴールがあったとします。
家から駅までの距離を考えて交通手段を選択します。
選んだ交通手段で駅までにかかる時間を計算します。
算出された時間から何時に家を出ればよいかを逆算します。
これが論理的思考のもっとも単純なケースです。
論理的思考では考えのなかにモレがなく、無駄がないことが大切です。
プログラミングに論理的思考が求められる理由
プログラミングを行うには論理的思考が必要とされています。
なぜプログラミングに論理的思考が必要なのでしょうか。
業務自体が論理的であるから
論理的思考はプログラミングの作業内容に関係があります。
プログラミングは何かの問題や課題があり、それを解決するために用いられる手段です。
たとえば、クラアントはプログラミングによるサービスを導入することで仕事の効率化、生産性のアップを希望しています。
ということは現状では効率性や生産性に課題を抱えているということになります。
クライアントが抱える問題や課題に対してどのような解決策を導くかを考えるのがブログラミングの仕事です。
ゴールが決まっていてそこから逆算して筋道を立てて仕事のプロセスを組み立てます。
そのためには論理的な思考が必要です。
モレがなく無駄のない考え方でプロセスを構築してから作業にとりかかる能力こそプログラミングに求められる能力です。
効率性が求められるから
プログラミング以外の職業でもいえることですが、論理的思考が養われていない人は仕事の効率が悪いともいわれています。
仕事はひとつのことをこなしておけばよいというものではありません。
いくつかのタスクを同時にこなす必要もあります。
そのタスクをどのような優先順位でどのように処理していくかを考えるには論理的思考が必要とされます。
タスクは関連性の強いものから片付けていく、というように自然に考えられる人は論理的思考能力に長けており効率的に仕事が進められます。
プログラミングで論理的思考が身につく工程
なぜプログラミングで論理的思考が身につくのかという点に疑問を感じる人もいるでしょう。
プログラミングと論理的思考がつながる工程について解説します。
プログラミングを行う
プログラミングと論理的思考はかなり密接な関係にあります。
プログラミング=論理的思考といっても過言ではないほどです。
プログラミングはパソコン上で特定の作業を行うための工程を指示する作業です。
つまりゴールに向かって逆算して指示を出すための文章を構築していくことがプログラミングとなります。
細かな指示系統を組み立てていく過程こそが論理的思考を使っていることになります。
効率的なプログラムを行う
プログラミングはひとつの結果を導き出すためにいくつもの方法が存在することもあります。
たとえば、10という数字を算出するための計算式が「5+5」だけではないことと同じです。
「どの方法を使えば効率的にゴールにだどりつくことができるのか」を考えることがプログラミングです。
つまり効率的かつ処理速度の早いプログラムを組むことで論理的思考を身につけることができるということです。
相手に仕様を伝える
プログラマーはプログラミングでシステムを構築することだけが仕事ではありません。
作成したプログラムをどのように動かすのかを誰かに説明するという業務も仕事のひとつです。
筋道を立てて考えるだけでなく、その考えを人に説明するだけのコミュニケーション能力も必要です。
自分が構築したロジックを順序立てて伝えるためにも論理的思考を使って順序よく説明することが論理的思考を鍛えることにつながります。
プログラミング自体が論理的思考である上に、それを伝える手段にも論理的思考が必要だというわけです。
論理的思考力があるとよいこと
論理的思考を鍛えておくことにはメリットが複数あります。
仕事だけでなく日常生活でも役立つのが論理的思考です。
具体的にどのような点でメリットを感じることができるのかについて解説します。
仕事での悩みが減る
仕事で悩みを抱えている人も多いでしょう。
仕事では作業が終わらない、どのように進めればよいかわからないなどといった業務の進め方に関する悩みもあるでしょう。
業務が終わらないという悩みは、業務を行う過程に無駄があったり順序が間違っていたりすることもあります。
どのように進めればよいかわからないという悩みについても優先順位がわからないという点が問題です。
ここで発揮されるのが論理的思考です。
業務が終わらないというのは効率的に作業を行うための順序がきちんと立てられていないことが問題点です。
つまり論理的思考を持っていれば、無駄のない順序だてを構築することができます。
最終的な納期などから逆算してまず何をはじめればよいのかを検討していくことで効率的かつスムーズな業務展開を実現できるでしょう。
優先順位がわからないという場合は、求められている結果に到達するまでの道筋を立てることが大切です。
道筋を立てる段階で先輩に相談するという工程を踏むことも論理的思考を働かせることになります。
このように論理的思考を発揮できれば仕事での悩みを減らすことができるでしょう。
コミュニケーション能力が高まる
誰かに何かを説明するのが苦手な人もいるでしょう。
これは自分の頭のなかで話の道筋を立てられていないからだといえます。
論理的思考が身につけば、自分が何を伝えたいのかという結論に至るまでの説明の道筋をわかりやすく組み立てることができます。
伝えたいことを整理して道筋を立てて説明することでコミュニケーション能力を高めることもできます。
問題解決能力が高まる
仕事上で起きた問題は早期解決を求められることも多くあります。
応急処置を行なった上で、恒久処置を考えて問題解決に導くためにも論理的思考が活躍します。
頭のなかでロジックを組み立てられる人はイレギュラーなことが起きたときでも素早く対応できる可能性が高くなります。
転職の面接で論理的思考をチェクされる
転職の面接でも論理的思考は重要視されています。
論理的思考を持っている人は、仕事に対しても効率的に進めることができるという印象が強くなります。
論理的思考を持っていないと思われてしまう人の特徴は次のとおりです。
・結論から話さずダラダラしゃべる
・質問と回答がズレる
・自我や個性が強過ぎる
・計画性のなさを感じる
・疑問を持つことができない
面接で聞かれた質問に対してダラダラと話をしてしまうことはNGです。
面接は時間が限られているなかでいかに自分の強みをアピールするかが勝負点です。
聞いているほうも結論のわからない話を延々と聞かされることは苦痛でしかありません。
そのため、面接では質問に対する答えや結論を先に述べるようにしましょう。
こうすることで質問と回答がズレてしまうことを避けることにもつながります。
また、自我が強過ぎると自分の意見を通そうとすることでトラブルが発生する可能性を感じる面接官もいるでしょう。
こうした点を改善するためにも論理的思考を鍛えることは必要です。
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論理的思考を鍛える方法
論理的思考を鍛えるためにはどのようなことを意識していけばよいのでしょうか。
実践する
論理的思考は鍛えることでいくらでも身につけることができます。
性格や頭のよさとは関係ない後天的に身につけるスキルであると考えてよいでしょう。
もっとも効率的な鍛え方は仕事での実践です。
少しでも多く論理的思考を実践することで自然と身につけることができます。
プログラマーであれば必然的に論理的思考が必要となる場面が出てくるため仕事のなかで実践することは可能です。
日常生活で自分の意見を論理的思考でまとめる
仕事以外で鍛える方法としては日常生活で意識的に論理的思考を使うことです。
相手がいなくても毎日のニュースなどを見て、もしもこれを誰かに伝えるとしたらどのように説明するかを考えてみましょう。
相手にとってわかりやすい道筋がどのようなものかを考える訓練を続けることで論理的思考を鍛えることができます。
主観や感情を取り除き、根拠に基づいた説明を展開することは思いの外難しいことに気がつくでしょう。
日常生活のなかでこうした訓練をしておくことで、転職面接を受けるという段階で慌てることが無くなります。
根拠やアプローチに使えそうな情報を整理する
理論的思考には専門知識が必要となります。
なぜなら根拠を示して道筋を立てて説明する必要があるからです。
プログラマーであればプログラミングの知識に乏しいのに論理的な説明をしようとしても難しいでしょう。
これはどのような分野においても同じです。
知識がない状態で論理的な説明をすることはできません。
何の根拠もなくダラダラ話をしても説得力を持たせることができないからです。
説得力を持たせるためにも根拠やアプローチに使えそうな情報について整理しておく癖をつけることも大切です。
質問への回答を用意しておく
転職の面接で聞かれる質問内容は企業によって異なります。
ただ、質問内容に対してのチェックポイントはほとんどの企業で同じです。
大切なのは簡潔かつ論理的に回答することです。
論理的思考は仕事を行う上で重要なスキルとなります。
論理的思考を鍛えている途中の人であれば、事前に質問される内容を想定して回答を準備しておくことをおすすめします。
文章に起こすことで論理的に回答できているかを客観的にチェックすることもできるでしょう。
論理的思考を活かして転職しよう
プログラミングと論理的思考の関係について解説してきました。
問題解決などのゴールに向かって効率的に作業を進めていくには論理的思考が求められます。
自分が論理的に物事を解釈できているか、解説できる能力を持っているのかわからないという人もいるでしょう。
そのような場合には転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントでは面接対策も行うため面接で聞かれそうな質問の回答を準備するための相談相手としてもよいでしょう。
論理的思考をしっかり鍛えて転職を成功させましょう。
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