面接で空回りしない方法を解説!空回りする人の特徴は?面接官に熱意を伝える方法を転職エージェントが紹介
面接は転職を考える際の悩みの種であり「面接が苦手で心配…」という方は非常に多いです。苦手だからこそ事前の準備をしっかりと行っておきましょう。今回は絶対に失敗したくない面接での空回りしない方法と熱意を伝えるためのコツを紹介します。
面接官が感じる、最も多い失敗とは?
就活生に限らず、面接で非常によくある失敗として空回りが挙げられます。
空回りして本来の自分をアピールできず、面接官に熱意が伝わらないという状態になってしまう人が多いのです。
伝わらないどころかマイナスの印象さえ与えてしまうものです。
自分のどこをアピールするか考えるのはもちろん大切ですが、悪いパターンを知っておくのも必ず有利になります。
グループ面接をする時、この目線で他の就活生を観察してみると自分が落ち着いて上手くいくということもあるのです。
空回りといっても、実際に失敗したことがないとどんな失敗かイメージがつきにくいかもしれません。
そこで、続いては実際の空回り事例を紹介します。
話し方における空回り事例4パターン
面接官は、質問の返答だけを聞いて採用しているわけではありません。
話すしぐさや表情からも、どんな人間か観察しているのです。
話が長い
面接官に自分の魅力をアピールする気持ちが強すぎて、1つの質問で5分以上も話してしまうパターンです。
「会話はキャッチボール」とよく言われますが面接も同様です。
長々と自分のことを話すと自己中心的な印象を持たれてしまうため、過不足なく相手の質問に答えるようにしましょう。
そのうえで一言自己アピールすることを心がけてみてください。
受け答えが的を射ていない
質問の返答が回答になっていないパターンです。
緊張しすぎて何を話しているか分からなくなってしまうことは面接という場では起こりがちなものです。
事前に答えを用意していても緊張で頭が真っ白になってしまいちぐはぐな返答になる可能性が十分に考えられます。
話に具体性がない
話の内容が漠然としすぎていたり、話の中に具体的な数値や目標地点がないなどの失敗もあります。
このパターンは意見があるようで具体的な中身がない話になってしまっているのです。
厳しい面接官であれば首をかしげるでしょう。
何をしゃべっているか聞き取れない
これはそもそも声が小さすぎて聞き取れないパターンです。
場違いなほど大きな声で話すのも考えものですがあまりにも小さいのは論外です。
声が聞き取れなければどんなに良いことを話していても意味がありません。
面接官に声を届けることを意識する必要があります。
事例から見える人物像
前述したような失敗をした場合、面接官には以下のような人物に見えてしまう可能性があります。
・とにかく自分を理解してほしいという我が強すぎる。
・言われたことをやるだけの何も考えていない人物。
・仕事の全体像が見えておらず期待値だけが大きいタイプの人物。
就職後はどのような仕事であっても仲間との協力や連携は必要です。
面接の時点で我が強く思われた場合、協調性に欠けるのではないかと心配されます。
さらに言われたことだけをする人も成長していこうという向上心が見えず伸びしろを疑われるでしょう。
就職前の期待値だけ高い場合は実際に就職したあとに理想とのギャップを感じる可能性があります。
それによってすぐに退職されるリスクがあると判断する会社もあるでしょう。
面接官目線で、希望の会社が求める人材とあなたの振舞いがどのように見られるのかを意識しましょう。
どんな人が空回りしやすいのか
空回りしないためにはどのような対策をするべきなのでしょうか。
対策方法を考えるために、まずは空回りをしてしまう人はどんな人なのかの特徴を理解しましょう。
話の伝え方のコツを理解していない
面接という場だけでなく常日頃から話を分かりやすく伝えようと意識しているでしょうか。
相手に分かりやすく伝えるということは意外と難しいものです。
話す内容の順序を変えるだけで聞きへの伝わりやすさは大きく変わります。
「面接」という場に特別感がある
面接はもちろん非日常的な特別な場ですが、特別感ばかりを気にしていては緊張しすぎてしまいます。
過度な緊張は空回りの原因となってしまうでしょう。
面接官にとっても過度の緊張している人を相手にするのは気疲れしてしまいます。
そうなれば面接の空気も必要以上に張り詰め、それによってさらに緊張するという悪循環が生まれてしまうでしょう。
程よくリラックスして普段のあなたを見せることが、面接官にとってもあなたにとっても一番なのです。
完璧な人材でなければ採用されないという思いがある
面接官に対し自分は優秀な人材であるように見せようとして空回りしてしまう場合もあるでしょう。
採用されるのは完璧な人材だと思い込んでしまっているのです。
適性の判断というものはありますが、入社前から既に完璧でなければ採用されない会社はありません。
「素直で協調性がある」「話が分かりやすい」などの部分も大事なポイントになってきます。
自分を誇張することなく、あくまでも自然体で面接に臨んだ方が上手くいくでしょう。
緊張しすぎて頭が真っ白になってしまう
面接を特別な場だと強く思っている場合緊張で頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。
ある程度の緊張は必要ですが、あまりにも度を超えていると面接官としては厳しい評価をつけるしかありません。
職種にもよりますが、就職後は社内だけでなく社外の人とも仕事をしたり話をする機会はいくらでもあるはずです。
その時に初対面の人や役職が上の人と緊張で上手く話せないようでは社会人としての素質が問われてしまいます。
失敗したら終わり・人生が狂うと思っている
これは真面目な方ほど陥りやすいことです。
この面接に失敗したらもう後がないと思っていると本来はしなくても良い緊張を感じてしまうでしょう。
変に力んでしまうと自分のこの考えに精神的に追い詰められ空回りしてしまう可能性も高くなってしまいます。
過度に期待したり心配せずリラックスして臨みましょう。
話の伝え方のコツ
質問を想定して、答えを用意することも大事ですが、どのように伝えるかを重視してみてください。
伝え方次第で話の内容やその中に込められた熱意の伝わり方は異なります。
結論から話す
起承転結や話の構成を考える余裕が無くても、これさえ意識すればレベルアップできるコツがあります。
それはズバリ「結論から話す」ことです。
最終的に伝えたい結果は何なのか、最重要ポイントとなる部分をはじめに抑えておくのです。
まずは質問の結果をまずは一言で答えることを心がけてみてください。
そうすれば、相手は話の全体図が見えているので補足や伝えたいことがスムーズに理解できます。
具体的に伝える
返答内容は漠然としたものではなく可能な限り数値とセットで答えます。
具体的な数字を入れるだけで、うわべだけの返事とは違い話に重みが加わってきます。
どれだけの成果を上げるためにどのような計画で動くか。
どんな目標をもって行動し、どんな苦労や工夫をして実現したのか。
その結果どんな気付きを得たのか。
これらの中に具体的な数値があることで面接官も話のイメージがしやすくなります。
自分の強みと、企業のニーズを比較して考える
自分のアピールポイントを考える際、企業側のニーズを考えましょう。
入社した際には自身の強みがどのように活きて「会社側にはこんなメリットがある」ということを伝えるのです。
相手の立場になって話をすることができれば、分かりやすく的を射た話をすることができるでしょう。
心構えのコツ
正しい伝え方で魅力的な返答ができるはずなのに、緊張で力を発揮できないこともあるでしょう。
そんなことを防ぐためにはどのような考えで臨めばいいのでしょうか?
面接は特別なものではなく、苦手だと思わないためにはどのような考え方を持つべきか理解しておきましょう。
失敗を見越しておく
「面接に失敗すると終わり」「人生が台無し」と思うからこそ面接で過度な緊張や苦手意識が生まれるのです。
面接官も同じ人間です。あなたが緊張していることや良い所がすべて発揮できているわけではないことは分かっています。
失敗を見越してどのようにリカバリーするかを先に考えることが大切です。
上手くいけば最終的にはプラスになることもあるでしょう。
誤りを正直に訂正できる誠実さや素直さ、言葉遣いは拙くても熱意をこめて一生懸命話す姿は面接官にも伝わるものです。
もしも空回りしているなと気づけたなら挽回できます。
失敗したときのことを考えて準備しておくことは面接で使うにしろ使わないにしろ準備として非常に大切です。
その準備が心に余裕を生みます。
上手く話そうと思わない
面接官は敬語が完璧ではないからという理由で落としたりしません。
自分を大きく見せようとしないことです。
普段から面接の際に使うような言葉遣いで生活している人はほぼいないといっていいでしょう。
マニュアル通りに上手く話せなくてもしっかりとあなたの人柄・熱意・意欲が伝わればいいのです。
質問をすべて予測して返答することができない以上、上手くいかないこともあって当然です。
多少の緊張は味方になる
緊張はして当然ですし、むしろしていないと軽薄だと思われかねません。
緊張はしていいのです。ただし度を越えた緊張はいけません。
生理心理学では「適度な緊張状態のとき人は最適なパフォーマンスを発揮できる」という基本法則があります。
オリンピックでアスリートが記録を更新しやすいのと同じです。
緊張を悪いものとして完全に抑え込むのではなく気持ちを引き締めて味方にするのです。
「緊張はする、むしろした方がいい」ということを理解しておけばコントロールもしやすくなります。
面接官は特別な人ではないと理解する
面接において面接官は自分を評価する絶対的存在であり、それが全てのように思えます。
その思いが過度な緊張や固すぎる敬語を引き出してしまうのです。
面接官もごく普通の社会人です。街中で見かける普通の人がたまたまそこで面接官をしているに過ぎません。
あなたの敵ではありませんし、特別な人と思い込みすぎないようにしましょう。
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熱意は仕草や表情からも伝わる
面接で空回りせず熱意を伝えるには前述したような心構えで面接に臨むと良いでしょう。
しかし熱意は質問への返答内容だけでなく、仕草や表情からも伝えることができます。
過度に緊張していると表情が硬くなってしまったり声のトーンが低くなってしまうこともあるでしょう。
また面接官の目を見て返答ができなければネガティブな印象を持たれかねません。
面接官の質問に頷き、笑顔を見せるなどの反応をすることで話をきちんと聞いていることが面接官にも伝わります。
こうした話を聞く姿勢もチェックされているのです。
まとめ
面接官に熱意を伝える方法をご紹介しました。
ただただ熱意を持っているだけでは相手には響きません。相手の聞きやすい形で届けてこそ空回りせずに伝えることができます。
話を分かりやすく端的に伝えることは難しいです。しかし一生役に立つ能力でもあります。
話の伝え方については日々1つずつ意識してマスターしてください。
紹介したポイントが掴めればリラックスして面接に臨めるようになるでしょう。
面接を通じてキャリアアップを実現してゆきましょう。
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