フィールドエンジニアの志望動機の書き方を解説!上手く伝えるコツは?例文を転職エージェントが紹介します
フィールドエンジニアはエンジニアとしての技術と接客スキルがどちらも求められる仕事です。志望動機に書く内容もコミュニケーション力やテクニカルなスキルなど、多岐に渡ります。自己分析と企業・業界分析をしっかり行い自分を採用するメリットや将来性をアピールできれば、未経験者でも比較的転職しやすい仕事です。
目次
フィールドエンジニアが注目されている理由
フィールドエンジニアは自社製品を導入している顧客がハードウェアを安定して使用するためにサポートを行う仕事です。
主にシステムの設定・機器の設置・修理・メンテナンスを担当します。
活躍の場もIT機器や制御装置、工場向け産業用機械など幅広く、エンジニア職の中でもアグレッシブな働き方ができる仕事です。
特に最近は、機器の機能の高度化やシステムの複雑化などから専門職でないと対応できないことがほとんどとなっています。
現場で臨機応変に対応できる課題解決力を持ったフィールドエンジニアは、エンジニアのキャリアアップ先として転職市場でも再注目されています。
前職でもフィールドエンジニアだった人が志望動機に書くこと
フィールドエンジニアに転職する際の志望動機欄は、基本的に他の職種の志望動機欄と変わりません。
基本的な項目としては以下の通りです。
・前職の事業内容
・自分がいた部署の事業内容
・何年勤めているか
・所属している企業でどのような業務を何年程度勤めているか
・どのようなスキルを持っているか、どのようなスキルを習得したか
・そもそもなぜフィールドエンジニアを志望したのか
・フィールドエンジニアの仕事のどこにやりがいや魅力を感じているか
・なぜこの企業を志望したか
・業務で気をつけていること、意識していること、大事にしていること
・入社後の成長ヴィジョン、どのようなスキルを習得したいか、どのように仕事をしたいか、どのように変わりたいか など
ただし、あまり長すぎても読みづらくなってしまうため、350~450文字程度でまとめられる内容に絞り込みましょう。
志望動機に盛り込みたいスキル
志望動機には自分の持っているスキルを盛り込むことも重要です。
実際の業務に活かせるスキルや資格はフィールドエンジニアとしての活躍を期待させる要素の1つとなります。
フィールドエンジニアに求められるスキル
フィールドエンジニアが志望動機欄に書く内容として自身の持っているスキルは特に重要なものです。
フィールドエンジニアのスキルとしてアピールできるものには下記があります。
・コミュニケーション力
・論理的思考力、推理力、課題解決力
・ハードウェアが好き、機械いじりが好き
・最新情報を意識して入手している、知識を備えている など
フィールドエンジニアに必要なスキルはサービスエンジニアと重なるものがほとんどです。
そのため、サービスエンジニアからフィールドエンジニアへ転職するケースは定番のルートとなっています。
フィールドエンジニアに向いている人の特徴
フィールドエンジニアの主な仕事は顧客の悩みを解決する事です。
人の役に立ちたい、社会貢献がしたいというタイプの人は適性があります。
他のエンジニアと異なり、フィールドエンジニアは顧客と直接やり取りが発生する仕事です。
人と接する事でやりがいを感じられる場面も多くあるため、エンジニアの中でも人とのつながりからモチベーションにつなげる事ができる人は向いています。
フィールドエンジニアに必要な資格
フィールドエンジニアになるために必須の資格はありません。ただし、持っていると業務がスムーズになる資格はいくつかあります。
例えば、普通自動車運転免許です。
フィールドエンジニアは1日で担当している複数の顧客先を訪問します。もちろんチームやコンビで回ることもありますが、自動車の運転免許があると経験を積んで1人で回ることになっても安心です。
また、フィールドエンジニアは販売・接客を伴う仕事です。コミュニケーション検定やビジネスマナー検定を持っているとエンジニアとしてのスキル以上にステップアップができます。
フィールドエンジニアの志望動機に書きたい仕事のやりがい
フィールドエンジニアは仕事で貢献できている満足感もメリットです。
志望動機や面接でやりがいとして盛り込むと「この人となら楽しく働けそう」という印象を持たせることができます。
感謝を示される機会が多数
フィールドエンジニアのやりがいとして顧客から直接「ありがとう」を言われる機会の多さが挙げられます。
フィールドエンジニアは顧客と直接顔を合わせる接客も必要な仕事です。
エンジニアとしてのテクニカルなスキルはもちろん高いものを求められ、会社の顔としての役割を持ちます。
その分、直接感謝の言葉をかけられたり「あなたが来てくれてよかった」といったやりがいを感じられる言葉をかけられることもあります。
貢献度が目に見える仕事
フィールドエンジニアは基本的に顧客が「困った…」と感じている時に登場する仕事でもあります。
困っている時に丁寧に対応してくれたり親切にしてくれたりするパートナー企業に対しては当然信頼感が高まるものです。
信頼関係を日々蓄積していく中で、システムのバージョンアップ時にクロスセリング・アップセリングを提案することもあります。
自分がおすすめした機器が顧客の役に立っているのを現場で目の当たりにできるのもやりがいとして感じられるところです。
フィールドエンジニアに未経験から挑戦
フィールドエンジニアは未経験からでも挑戦しやすい仕事の1つです。
前職の職業経験や応募先企業の探し方次第で活躍できるチャンスが十分あります。
未経験からでもフィールドエンジニアになれる理由
結論、フィールドエンジニアは未経験からでも挑戦できる仕事です。実はプログラミングをやったことがない、もしくは少し触ったことがある程度、という人の挑戦も少なくありません。
なぜ未経験からでも挑戦しやすいかというと経験者と未経験者のスタート地点が同じだからです。
フィールドエンジニアは顧客が求めるソリューションを自社製品で解決する必要があります。当然、自社製品のラインナップやそれぞれのスペックを詳細にチェックしておく必要があります。
もし、フィールドエンジニア経験者であったとしても他社製品をすぐに活用できるほどチェックしている人は多くありません。
自社製品のスペックや使用方法については入社後OJTで十分身につけられるため経験者も未経験者もスタート地点が比較的近い仕事なのです。
未経験者だからこそのアドバンテージ
前職がフィールドエンジニアでないからこそのアドバンテージもあります。
例えば、顧客に前職と同じ業界の企業がある場合です。
前職の業界知識から顧客の潜在ニーズが何なのかを想像しやすい・つかみやすいため、顧客満足度の高いサービス提供ができる可能性があります。
また、コミュニケーション力が必要になるため、接客・営業職経験があるとフィールドエンジニアとして活躍できる素養があります。
未経験からフィールドエンジニアを目指す人の志望動機
未経験からの転職の場合でも志望動機欄に書く内容は基本的に変わりません。
ただし、その中でも特に現職で得たスキルをフィールドエンジニアの業務にどのように活かせるかはしっかり書く必要があります。
キャリアプランとしてはより深い業界知識を得るための資格取得や将来どのような仕事や貢献をしたいかを書くと良いでしょう。
志望動機を上手く伝えるコツ 自己分析編
志望動機を上手く伝えるためにまずは、自分のスキルや経験を棚卸しして自分の言葉で表現してみましょう。
言葉づかい
志望動機を書く時にまず意識したいのが、自分が普段から話す時に使っている言葉で書く、ということです。
文章や話している時の仕草には意識せずともその人の人柄が出ます。
普段からあまり使わない言葉を文章の中に入れたり説明に加えたりしても、言い慣れているか・書き慣れているかは伝わるものです。
採用担当者も多くの人の履歴書や職務経歴書を見ているので、自分らしさが伝わる言葉選びを意識してみてください。
入社後に役立てられるスキルを揃える
説得力を持った志望動機を書くためにまずは、自分ができること・スキル・資格・経験を徹底的に棚卸ししてみましょう。
例えば、コミュニケーション力・論理的思考力・課題解決力・テクニカルなスキルなどが該当します。
経験者の転職であれば現職で得たスキルを示す具体的なエピソードを記載することで説得力を持った志望動機になります。
志望動機を上手く伝えるコツ 企業分析編
志望動機を上手く伝えるもう1つのコツはその企業の特色と自分の成長をマッチさせることです。
その企業でなければならない理由を伝える
志望動機には、納得できる転職理由とその企業を選んだ理由が必要です。
まずは、企業研究・業界研究を徹底し応募先企業の魅力を見つけるところから始めてみましょう。
社風・雰囲気・事業内容・ターゲット層などと自分のスキル・価値観・キャリアアップの方向性などが注目したいポイントです。
また、最低限の約束ごととして嘘をつかない・話を盛らない・ネガティブな理由は書かないのが鉄則です。
将来に期待が持てることを書く
将来に期待が持てることとは自分を採用することで企業にどのようなメリットがあるか、ということです。
つまり、自分の成長と企業の成長が直結する理由を語る部分になります。
特に、未経験から挑戦する人やキャリアアップのファーストステップを狙っている人は力を込めて練り上げましょう。
自分のキャリアパスをしっかり組み立てることとやる気をアピールするのがポイントです。
志望動機を上手く伝えるコツ 面接編
ここまで解説して来た志望動機の内容について、実際に面接で話す際におさえておきたいポイントがあります。
まずは志望動機となったエピソードを詳しく説明できるようにまとめておきましょう。
具体的に掘り下げておきたい点としては、どう感じ、どう考えたかというところです。
実際に体験したエピソードを事実として話すだけでなく、何を感じたかを志望動機につなげると伝わりやすくなります。
また、採用担当者は自社の利益となる人材を求めています。
面接で志望動機を話す際には、入社後に活躍するイメージができている事も伝わるように企業理解や仕事内容について具体的に触れると良いでしょう。
フィールドエンジニアの志望動機例文
下記は、フィールドエンジニア経験者の志望動機例文です。未経験者も基本的には同じ構成です。
「私は不動産業界向けICT機器メーカーでサービスエンジニアを2年、フィールドエンジニアを3年勤めています。
直近2年はセキュリティ関連機器の導入・保守を担当し、顧客が安心して業務遂行できるようサポートしてまいりました。
特にJavaについては入社当初から携わってきた言語でJavaプログラミング能力認定試験1級も取得しています。
この度貴社を志望する理由はセキュリティ機器専門部署の新規立ち上げに伴う募集だったことです。
これまで培ってきたセキュリティアーキテクチャの技術がどこまで通用するのか。
ゼロから挑戦できる環境で更なるステップアップの機会に期待し、応募いたしました。
現職でも複数顧客をチームで担当していることから、チーム内の情報の風通しや報告・連絡・相談を重視しています。
特に、近年はSMB領域の企業をターゲットにしたサイバー攻撃が問題になっています。
入社後は自身の成長と新しい部署の成長がリンクしている環境で、より多くのクライアントと関わりながら即戦力として活躍してまいります。」
まとめ
理想的な転職を実現するベストな会社選びは自分の仕事のやりがいとその会社の企業理念がマッチしていることです。
特にフィールドエンジニアは未経験からでも挑戦でき、スキルを深く追求できる仕事です。
理想の会社との出会いとフィールドエンジニアそのものの面白さの虜になって抜け出せなくなる人も少なくありません。
もし、フィールドエンジニアとして理想の転職をするなら転職エージェントも活用してみてください。
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