転職の面接で学生時代のエピソードをどう話すか解説!採用担当者の本音とは?転職エージェントが解説します
転職を考えた時に気になるのが転職先の見つけ方や面接で話す内容は何がいいのかだと思います。面接で話すことといえば学生時代のエピソードや社会人になってからの強みでしょう。実際に採用担当が聞きたいのはどういった話なのかをより深く解説していきます。
目次
転職をする上で最初に何をすればいい?
転職をするための準備
まずはなぜ転職をするのかを考えてみましょう。
仕事をしていて辛いと思うようなことは人それぞれあります。
ここで問題となってくるのは自身の仕事のどこに問題があるのかということです。
というのも、仕事のやり方に問題がある場合には転職は難しくなります。
転職先の会社が自分に合うかどうかの判断は自分だけではできないからです。
ここで大事なことは自身の強みを明らかにすることです。自己分析をすることで転職成功の可能性が上がります。
転職をするためにすべきことについて、現在と同じ仕事をしたい場合と、別の仕事をしたい場合の2つのケースがあります。
それぞれ1つずつ取り上げて説明していきますので参考にして下さい。
現在と同じ仕事をしたい
現在の仕事と同じ職種で転職をしたい場合は、まず現在のスキルや経歴の棚卸をしましょう。
自己分析を行うことで、自身の強みや次の仕事に活かせることなどのアピールができます。
また、どのような理由で転職をしたいのかもスキルアップができるという視点で一度考えることが大切です。
別の仕事をしたい
今の仕事と別の仕事をしたい場合はさらに条件が難しくなります。
仕事によって元の知識が生かせるものもあるかもしれませんが、業種が異なる場合が大変です。
例えば飲食業界で働いていた人がIT関係に転職するなど極端な場合には別の努力が必要となります。
その場合はまずなぜ自分がその業界を目指そうと思ったのかという根本を考えてみて下さい。
転職面接で伝えるべきことは?
実際に転職活動を始めると避けて通れないのが面接です。
スカウトでもない限り面接無しで入社させてくれる会社はほぼありません。
寧ろそんな会社だとしたら転職者もまた信頼ができないはずです。
転職における面接で伝えるべきこととは何があるでしょうか?
面接官が聞きたいことを伝えるべき
転職者は面接官に自身の強みをアピールすることを真っ先に考えるでしょう。
もちろんアピールすること自体が間違っているわけではありません。
とはいえ、仕事に関する細かなことに関しては実際に働いてみないとわかりません。
資格や経験はもちろん指針にはなりますが、それだけで全てがわかるわけではないのです。
勿論単純に面接に通りたいのであれば自身の強みや今までのキャリアを話せばいいでしょう。
しかし、転職後のことを考えれば耳障りの良いことだけ伝えても仕方がありません。
ここは1歩踏み入って面接官が聞きたいことを話すべきです。
面接官が聞きたいことは何か?
この点についてははっきりと申し上げますと正解はありません。
それではどうすれば良いのかといえば、聞かれたことにしっかりと答えることだけです。
そんなことは当然とお思いかもしれませんが、ここで注意していただきたいのが上記の話です。
面接の場となると自身をよく見せたいたが為に余計な私情や見栄が出てしまい、質問されたことに対してついつい言わなくてもいいことを伝えてしまいがちです。
例えば前職への不満がある場合「もっとキャリアアップしたかった」という伝え方が好ましいでしょう。
同じ内容を伝えるのでも話し方1つでプラスにもマイナスにも取れてしまうのです。
面接官も人間ですので、何よりも重視するのはこの人と働きたいと思えるかということになります。
聞きたくないこととは何か?
先ほどは面接官が聞きたいことについて説明致しました。
それでは逆に面接官に話すと良くないということはなんでしょうか。
その中で大きなことは前職の悪評であり、実態がどうあれ面接官にはマイナスに受け取られます。
これは人付き合いも同じであり、他人の悪口ばかりいう人と仲良くなりたいと思うでしょうか?
それと同じことで前職の悪口をいうことは面接においてNGだといわれています。
また、だからといって面接を受けている会社を褒めればいいわけでもありません。
なぜなら転職者はまだその会社で働いていないのですから余計なことはいわないのが吉です。
面接での話し方の注意点
次にご紹介するのは面接での話し方です。
上記の伝える内容と若干かぶるかもしれませんが、ここでは話し方のテクニックを紹介します。
できることだけ伝えられたくない
面接の場では自身のアピールのために今までの経験や強みを話すことが多いでしょう。
それが悪いことではありませんが、面接官が聞きたいのはそこだけではありません。
自身の弱点を理解し、その弱点に対してどのような対策をしているのかもまた重要です。
完璧な人間なんておらず、どんな人でも多かれ少なかれ欠点・弱点があります。
苦手なことに対してどのように向かっているかが重要なポイントとなるのです。
強みを伸ばしたい、弱みを克服したいと両面を伝えることが大事になるでしょう。
履歴書に書かれていることは説明しない
次に気を付けてほしいのが履歴書に書かれていることをそのまま口に出してしまうことです。
履歴書を見ればわかることは面接官から問われない限り口に出して説明する必要はありません。
面接では履歴書に書かれていないことや伝えきれていないことを話して下さい。
どのようなことで頑張ったかなどは面接で話せばいいので履歴書に書かなくても大丈夫です。
ここでタイトルにもなっている学生時代のエピソードの話になります。
学生時代のエピソードを聞かれた場合
面接官から学生時代のエピソードを聞かれた場合どのようなことを話せばいいのでしょうか?
大体話すのは高校や大学での学業や部活など真剣に打ち込んだことがメインとなります。
ここでしてはならないのはそのエピソードが単なる説明になってしまうことです。
高1の時にこんなことをして高2の時にこんなことをしたというような羅列では面接官は困ります。
日記じゃないのですから、きちんと連続性を持ったストーリーとして簡潔にまとめて下さい。
大事なのは仕事にどう活かせるのか?
上記した学生時代に打ち込んだことそのものを面接官に全て伝える必要はありません。
それらは履歴書でわかることであり、面接官が聞きたいことはそこにはないのです。
学生時代のエピソードを面接官が聞いた意図として面接官が知りたいことをピックアップします。
・入社後にどのようなことに力を入れてくれるのか?
・どういった姿勢で取り組んだか?
・その学生時代の経験が仕事にどう活かされるのか?
学生時代のエピソードを聞くことで、仕事をする前から自主的に学ぼうとしたことがわかります。
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学生時代のエピソードから見えてくる意図
学生時代のエピソードは強みにならないのでしょうか?
その意図についてここでは改めてしっかり解説していきます。
面接官が見たいのは人間性
ここで考えなければならないのは強みではありません。
上記した通り転職者が学生時代のエピソードを通して伝えるべきは人間性です。
そしてその人間性を理解してくれる会社かどうかで入社後のマッチングが決まります。
その点も踏まえて、更に奥深くにある面接官の本音を考えてみましょう。
面接官の本音とは
面接の30分から1時間で人間性を完璧に理解することなどできません。
だから杓子定規な質問をしてくるのですが、転職者がそこで定型的な回答をしてはいけないのです。
その時にどのような返答ができるのかで転職者の人間性は計られていると思って頂いて構いません。
そしてもう1点伝えるとすれば、転職者がどんなことをできるかについてはあまり重視されないでしょう。
専門的な技術職の場合であればそのような実績・スキルもまた大事になってきます。
しかし、そうでない場合仕事の内容は転職してから覚えていけば良いのです。
困難に対してどのように立ち向かえるかという点を熱くアピールしていきましょう。
転職面接でのアピールすべき点
ここまで話してきた内容のまとめになりますが、転職面接でアピールすべき点は何でしょうか?
面接対策はしてきたことを前提として、ここではそのポイントを解説していきます。
自己分析による強みと弱み
上記した通り、まずは自己分析を踏まえた上での強み・弱みは明確に伝えるべきです。
その上で強みに関しては転職先でどのように生かせるのかを前面に押し出して下さい。
また弱みに関しては転職後にどう向き合うのかを具体的な方法と共に伝えることが大事です。
転職者自身が客観的に自分のことを見ることが出来ているかどうかをここでは見られています。
そのような冷静沈着さや頭の良さがいい仕事ができるかどうかにも繋がるのです。
そこを面接官はしっかり見ていることを肝に命じておいて下さい。
一緒に働きたいと思わせる
会社によって多少なり違いはありますが、共通していえるのは一緒に働きたいと思えるかどうかです。
仕事ができてもコミュニケーション能力やビジネスマナーが出来ていなければ一緒に働きたくないでしょう。
それは採用担当者も同じで極端な話になりますが第一印象をしっかり整えて下さい。
上記したように面接の場で転職者の魅力の全てを伝えることはできません。
だからこそ一緒に働きたいと思ってもらえる人間性を第一印象で見せることが大切なのです。
質問時間が設けられた場合にするべき質問とは
転職面接では最後に質問はありますか?と多くの場合において聞かれます。
その時にどういったことを聞けば良いのかを解説していきましょう。
当たり前のことは聞かない
当然のことですが、企業のホームページを見ればわかることは質問しないようにしましょう。
どんなものを作っているかを聞いても逆に勉強不足だという印象を持たれてしまいます。
そのホームページを調べた上でそこから更に想像し得ることについて質問して下さい。
この「質問力」は面接は勿論のこと仕事においても大事な力です。
常にその会社に対して興味・関心を抱いているかどうかを試されています。
業界や会社のタブーに触れる質問はNG
業界や会社のタブーに踏み込んだような質問は地雷を踏むことになるのでNGです。
例えば給与や残業・福利厚生は勿論のこと副業などのデリケートな質問をしてはいけません。
それは面接官から聞かれた時だけ答えればいいことであり、余計なことはしないのが無難です。
その代わり会社としての今後のビジョンやどういった方針で会社は進んでいるのかを質問しましょう。
転職後に働く姿をイメージすれば自ずと聞きたいことも出てくるはずです。
応募企業を聞かれた場合は?
最後になりますが、面接官によっては現状の転職活動の状況を聞いてくることがあります。
その場合どのように答えればいいのかを解説していきましょう。
正直な本音を伝える
ここで嘘をついても仕方がありませんので、他にある場合は正直に答えて下さい。
転職活動に関してはあなたがどのように行っているかを面接官が調べる方法はありません。
辻褄が合わないことが出てくることもありますので、真実を伝えましょう。
既に内定を頂いている場合も包み隠さず素直に伝えることが大切です。
誠実な人かどうか
はっきりと申し上げますが、面接官はこの質問をした時に確認したいのはずばり誠実さです。
応募企業のことに関して正直にいえるか、隠しごとややましいことがないかを面接官は見ています。
ここで嘘偽りなく自信を持って話すことができるかどうかが試されているのです。
もし内定を頂いていると話した場合、更に良い待遇を提案される可能性もあります。
ここでもやはり見られているのは転職者の人間性なのですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は転職活動における学生時代のエピソードをどう話すかと採用担当者の本音を説明しました。
面接官といってもあくまで人間ですから、その質問には何かしらの意図や本音が隠されています。
その意図に少しでも気づくことが出来ればきっと素敵な転職活動が可能ではないでしょうか。
よりよい転職をするため、記載した内容から少しでも学んで頂ければ幸いです。
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