WEBアプリケーションって何?その意味から具体的なサービスについてご紹介します
WEBアプリケーションという用語はよく聞くけれど、一体どういう意味?と思われている方も多いのではないでしょうか。特にIT業界への転職を考えている場合は、事前知識として知っておくことが必要です。この記事ではWEBアプリケーションの意味やサービスなどについてご説明します。ぜひ転職活動に役立ててください。
目次
WEBアプリケーションって何?
よく「アプリ」という言葉を耳にしますが、これはアプリケーション(Application)の略で、正式名称はアプリケーションソフトウェアと言います。英語でAppと略されることもあります。
このアプリケーションの意味ですが、WindowsやMacといったOS上にインストールして利用するソフトウェアのことで、「目的を実現するために使う道具」です。
パソコンにインストールしているExcelやWordが該当しますが、Excelは表計算をするための道具、Wordは文書を作成するための道具になります。
アプリケーションにも種類があります。主にWEBアプリケーションとネイティブアプリの2種類です。これらを組み合わせたハイブリッドアプリという種類もあります。
まずはWEBアプリケーションから説明しましょう。
WEBアプリケーションとは?
WEBアプリケーションとは、インターネットを通じて利用できるアプリケーションのことを指します。
インターネットを通じてWEBブラウザ上で利用するため、アプリケーションをインストールする必要がありません。
パソコンやスマホでインターネットに接続することができれば、どこからでも利用できます。
このWEBアプリケーションに対してよく比較されるのがネイティブアプリです。
ネイティブアプリとはインストールが必要なアプリケーションのことで、具体例としてApp StoreやGoogle Playなどのアプリケーションストアを利用してインストールするアプリを指します。
インストールをするため、インターネットに接続していなくても利用できるアプリです。
そしてWEBアプリケーションとネイティブアプリを組み合わせたアプリをハイブリットアプリと言います。WEB上でも、インストールしても利用できるアプリケーションになります。
WEBサイトとWEBアプリケーションの違い
そもそもWEBサイトとは、インターネットに存在するページが複数構成されたもののことを指します。
WEBサイトの一番の目的は情報提供であり、特に静的なWEBサイトの場合はこの意味合いが強いです。例えば静的なWEBサイトとして多くのブログが当てはまります。
WEBアプリケーションとの違いは、双方向のコミュニケーションの有無です。WEBサイト上でコメント機能や検索機能があったとしても、情報発信を主体としているものはWEBサイトになります。
一方、サイト利用者が利用者登録をする、より具体的な情報を検索して購入するといったように、WEBページとのコミュニケーションがある場合はWEBアプリケーションです。
例えばAmazonのように、現在の多くのサイトは、WEBサイトでもあり、WEBアプリケーションでもあると言えます。
WEBアプリケーションのサービス例
ここまで、WEBアプリケーションについて説明しましたが、実際のサービス例をピックアップしてご紹介します。
サービス例①:食べログ
食べログはほとんどの方が利用しているサービスではないしょうか。
食べログはグルメレビューサイトです。
食事をしたい場所やキーワード、日時などの条件でお店を検索することができ、そのお店のレビューを見ることができます。
サービス例②:Google
Googleも食べログと同じく、使ったことがないという方はいないのではないでしょうか。
「ググる」という言葉もあるくらい、有名な検索エンジンです。
ただのキーワードを検索できるだけでなく、お店を地図上に表示したり、翻訳機能があったりなどさまざまな機能を使うことができます。
サービス例③:乗換案内
目的地への行き方を検索するサービスが乗換案内です。
電車やバスといった乗り物の検索だけでなく、住所やスポットを指定して行き方を検索することができます。
ネイティブアプリとハイブリッドアプリのサービス例
WEBアプリケーション以外にも、ネイティブアプリとハイブリッドアプリがあると説明しました。
ネイティブアプリはインストールをしてオフラインでも使えるアプリケーションで、Illustratorなどが当てはまります。
インストールしていればネイティブアプリかというとそうではなく、インターネットの接続が必要なものはハイブリッドアプリになります。
例えばGmailはWEBブラウザで使用している時はWEBアプリケーションになりますが、スマホなどにインストールして使用することもできます。
インストールをしても、メールの送受信が必要となりますので、インターネットへの接続が必要です。
このように、インストールかつインターネットの接続が必要なアプリはハイブリッドアプリとなります。
WEBアプリケーションの仕組みとは?
WEBアプリケーションの概要を説明しましたが、どのような仕組みになっているのか疑問な方もいるでしょう。
ここでは簡単に、WEBアプリケーションの仕組みを説明します。
例として、食べログで「東京駅 すき焼き」と検索する場合を想定します。
- 利用者が食べログのページで「東京駅 すき焼き」と検索
- パソコン・スマホがWEBサーバーへ「東京駅 すき焼き」の情報提供を依頼
- WEBサーバーがデータベースより「東京駅 すき焼き」のデータを抽出
- WEBサーバーがパソコン・スマホへ「東京駅 すき焼き」情報を提供
- パソコン・スマホはブラウザを通じて食べログのサイトで「東京駅 すき焼き」情報の結果を表示
このように、利用者はパソコン・スマホにアプリをインストールすることなくWEB上で全て完結することができます。
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WEBアプリケーションのメリット・デメリット
アプリケーションには種類があると説明しましたが、WEBアプリケーションを使用する際のメリット・デメリットについて説明します。
メリット
WEBアプリケーションの最大のメリットはインストールしなくても使えるということです。
インストールしなくても良いので、パソコンやスマホのストレージを占有することがありません。
現在さまざまなアプリケーションがあるので、いろんなアプリケーションをインストールしている方は多いでしょう。
しかし色んなアプリケーションをインストールすると、ストレージを占有してしまい動作が遅くなったりしてしまいます。そのため、インストールしなくても使えるというのはメリットになります。
さらにインターネット環境さえあればどこでも使えます。その上、アカウントを作成するWEBアプリケーションの場合は、別の端末からもアクセスすることができるのもメリットの1つです。
デメリット
インターネット環境がなければ使えないというのはデメリットになります。
また、インターネットに接続する必要があることから、セキュリティの面でリスクが高まるとも言えます。
アカウントを作成するWEBアプリケーションが多いですが、そのアカウント情報には個人情報が含まれていることが多く、個人情報の流出の危険性は常にあります。
WEBアプリケーションエンジニアになるには
WEBアプリケーションの開発に携わる方をWEBアプリケーションエンジニアと言います。
WEBアプリケーションエンジニアの仕事内容は、開発するサイトの目的を理解した上で、利用者が使いやすいように設計・開発することです。
WEBアプリケーションの仕組みでも説明しましたが、WEBアプリケーションエンジニアは、WEBのみに精通していれば良いのではなく、ネットワーク、データベース、プログラミング言語など幅広い知識を必要とします。
IT未経験でWEBアプリケーションエンジニアに転職
WEBアプリケーションエンジニアへ転職したい場合、システムエンジニアの経験があれば採用されやすいですが、そのような経験がない方も多いでしょう。
WEBアプリケーションエンジニアは未経験でも採用されることもありますが、転職活動前に必要な知識を勉強しておく方がより採用されやすくなります。
可能であればシステムアーキテクト試験を受けると良いでしょう。
システムアーキテクト試験が難しければ、まずは基本情報技術者から取得してやる気だけでもアピールできると良いです。
また、プログラミング言語はHTML、CSS、JavaScript、Java、PHPあたりを勉強するのがおすすめです。
転職先によっては違う言語を使用していることもありますが、1つ言語を習得しておくと他の言語にも応用することができるので、まず1つはまずマスターするようにしましょう。
未経験からの転職はなかなかうまくいかないこともあります。そのようなときは、ぜひ人材紹介会社も使ってみましょう。うまくいくためのアドバイスをくれるでしょう。
まとめ
WEBアプリケーションについて、その意味や具体的なサービス、転職する場合についてなどを紹介しました。
IT用語は難しいことが多く、なかなか馴染めないかもしれませんが、たくさんの情報に触れていくうちに自然と分かるようになってきます。
ただ、最初は何から手を付けたらいいか分からないという方は、プログラミングスクールなどを利用しながらぜひ頑張って知識を蓄えていきましょう。
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