【面接】転職キャッチコピーの作り方を解説!差がつくポイントは?IT転職で好印象を与える例文をご紹介!
「IT業界で転職を考えているけど転職者を募集している会社が沢山あって決め手がわからない」、「気になる会社を見つけても募集人数が少なくてなかなか採用が決まらない」等、転職に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。今回は各企業が活用している「転職キャッチコピー」を自身の面接に応用し、面接先の会社へ好印象を与える方法を紹介します。
目次
転職キャッチコピーとは
「転職キャッチコピー」とは会社の名前が就活生や転職活動者の目に止まりやすいように作られたキャッチコピーのことを指しています。
今日、私たちの周りにはネット化やロボット化されたもので溢れています。
IT業界は拡大する一方であり、拡大採用募集をしている企業がたくさんあるため売り手市場と言われている業界です。
そうした状況の中で企業側としてはより良い人材をより多く集めるために求人広告を打っています。
最近では広告の中に「キャッチコピー」を使用している企業を多く見かけるのではないでしょうか。
これは企業だけではなく転職者自身にも応用できるもので、転職者自身が自分を簡潔に表現するために作成している場合もあります。
目を引くキャッチコピーとは
転職活動者の目に止まりやすいキャッチコピーとは一体どんなものでしょうか。
キャッチコピーといえば簡潔でわかりやすく対象のものを表しており、さらにユニークな表現が使われています。
長い文章で表すことは簡単ですが、キャッチコピーとしては冗長に感じられるため流されてしまいがちです。
私たちが転職先を探すのに一番多く利用するのは転職サイトでしょう。
転職サイトには多くの企業情報が掲載されているため、長い文章が並べられているよりは端的でインパクトのある文章の方が目立ちます。
また、その中でもインパクトのあるキャッチーなフレーズが使われていると、広告を見た人に興味を持たれやすいのです。
「Make It Possible〜」と聞いたら「キヤノン」を思い出すような、CM的用法で印象付けを行います。
キャッチコピーの必要性
印象づける他にもキャッチコピーを使用するメリットがあります。
それは応募者数です。興味を持ってもらえる確率が上がるとその分企業への応募者数は上がります。
さらに興味を持った転職活動者はそこで初めてその会社を知ろうと会社について調べるはずです。
会社の理念や仕事内容などに共感した人がエントリーするので、より質の良い人材が集まる確率が上がります。
このようにキャッチコピーにはメリットがたくさんあります。
これを応用して自身の面接に活かしたら転職成功率も上がるのではないでしょうか。
続いて企業のキャッチコピーを例に上げながら面接で使用できるキャッチコピーの作り方を解説していきます。
企業のキャッチコピーの作り方
まずは各企業がどのようにキャッチコピーを作っているのかを考えていきましょう。
広告を作る上では「誰に」・「何を」伝えたいのかを考えることが大切です。
①ターゲットを絞る
まずターゲットを絞ります。
どんな社員が欲しいのか、ある程度ターゲットを絞らないと漠然とした広告になり、応募者の目に止まるようなキャッチコピーにはなりません。
ターゲットの印象に残ることを意識したキャッチコピーを作成します。
②簡潔かつインパクトのある言葉にする
次に「何を」伝えたいかを考えます。
転職活動をしている応募者が、企業に対して知りたいと思っている情報をキャッチコピーに含ませるとよりインパクトのある広告になるでしょう。
特に社内の人間関係・給与面・キャリアアップなどは多くの転職希望者が悩みやすい条件です。
転職活動者は実際に会社員の経験があるため、新卒の就活生に比べると自分の求めていることがより明確になっています。
その会社や企業が自信を持っていることや力を入れている事業内容を言葉にすると、より良い人材になり得る応募者が集まりやすくなります。
企業採用キャッチコピーの例
それでは実際に企業の採用ページで使われているキャッチコピーをご紹介します。
例1 楽天「Unlock Your Potential」
今まで生かしたかったスキルを生せず、新しい環境で自分のスキルアップをしたいという考えを持つ応募者が集まりそうです。
広告のデザインからも様々な人材が求められていることも一目でわかります。
実際楽天には様々な職種がありますし、社員一人一人がイキイキとした気持ちで働けるような制度をいくつか取り入れているようです。
例2 富士通「ジブンの色を、つらぬけ。」
「自分の夢や思いをテクノロジーを使って実現させ、世界を変えていこう」という想いが込められているようです。
カラフルな色彩のポスターを採用しているため第一に目立つのでどんな人の目も止まります。
さらにやりたいことを明確に持っている応募者にとっては、非常に興味深い会社になること間違いありません。
自身のキャッチコピーを考える
それでは企業のキャッチコピーの作り方を参考にしながら自身のキャッチコピーを考えていきましょう。
個人であっても意識するべきポイントは変わりません。
採用に関わる全ての人の印象に残ることを意識したキャッチコピーを作るポイントを解説します。
「誰に」伝えるか
まず面接にたどり着くまでにはエントリーシートを読む採用担当者の目に止まらなければなりません。
転職サイトから応募するのであれば、自身のプロフィールが整っていないと目に止めてもらえないでしょう。
面接に進んだら今度は面接官へと伝える相手が変わります。
転職の際には伝える相手が変わる可能性があることも意識し、誰の心にも印象に残ることを意識しましょう。
「何を」伝えるか
相手に合わせて「何を伝えるか」ですが、多くの方は前職まででの経歴を伝えることが多いことでしょう。
もちろんその情報も必要です。間違いというわけではありません。
しかしIT業界の中には職種によってはIT業界未経験の方を歓迎する企業も多数あります。
さらに転職者向けの採用であればエンジニアの知識やスキルよりも「人間性」を重視するところもがあるようです。
どんな職種に応募する方にも言えることは自分の強みをアピールすることが大切だという点です。
特にIT企業には最先端の技術や斬新なアイディアが求められる機会が多いと考えられます。
キャッチコピーを使って自分の個性をユニークに表現できる応募者の方がより採用担当者や面接官の印象に残りやすいでしょう。
他の応募者と差をつける
自分の強みは何かと考えたときおそらく沢山出てくるかと思います。
もしくは、自分の強みを見つけることが苦手な人は転職のアピールになるような強みが思い浮かばないかもしれません。
そんな時は就活の基本である「自己分析」をしてみましょう。特にIT業界ではITの知識を持っているに越したことはありません。
さらにIT企業はグローバルに活動している企業も多いので語学力に長けているとしたらそれはあなたの強みです。
ある程度理解できるレベルをお持ちであれば、そのレベルに至るまでの勉強をする努力ができることや集中力があなたの長所だと言えます。
言ってしまえばきちんと考えて探してみれば何でも長所になり得るのです。
先に、人間性を重視する企業もあるとお伝えしました。
自己分析をして自分自身と向き合い、あなた自身が一番自信を持って強みと言えることを見つけ出してみましょう。
しかし1人で考えるのは限界があり、一向に強みが分からないという方もいるかもしれません。
その場合は周りの方に相談してみると意外な強みが見つかり、キャッチコピーへのアイディアが新たに生まれるかもしれません。
周りの人にも協力してもらいながら強みを探し、何パターンかキャッチフレーズを作っておくことをおすすめします。
好印象を与える例文
転職サイトのプロフィールや、面接の場面で活用できるIT企業に好印象を与える例文をご紹介します。
例文の後には、面接官にその意味を質問をされた時に解答できるよう解説もしています。
例1「御社(貴社)に入社したら、世界をつなぐ光として貢献していきたいです。」
解説:私は日本語の他に英語と中国語が話せます。
この強みを生かし、グローバルIT企業である御社の営業マンとして、積極的に海外の取引先を増やしていきたいと考えています。
「光」という言葉の意味は、Wi-Fiのような電波を御社(貴社)から様々な取引先に発信する様子を表しました。
例2「私を動物に例えると、空腹なアリクイです」
解説:アリクイは自分の行動範囲内の複数のアリの巣から少しずつアリを捕食し、一箇所のアリの巣のアリを食べ尽くさないと言われています。
複数の巣から少しずつ捕食すれば常に食事がなくなることはないからです。
その点でアリクイは先を見据えて考える力があると言われている動物です。
私はプログラマーになるために休みの日にプログラミングスクールに通っていました。
プログラマーとしては未経験ですが、前職で培ったシステムエンジニアの経験を御社(貴社)で活かしたいと思っています。
アリクイは少食な動物なようですが、私は常に「挑戦」というハングリー精神を忘れずに経験を積んでいきたいと考えています。
いざ面接へ
面接では最初に自己PRの場が設けられます。そこで自己PRの中に自身のキャッチフレーズ取り入れましょう。
ここで重要なのはキャッチフレーズに関しては簡潔に話すことです。
自己PRが終わった後、面接官にキャッチフレーズについて解説して欲しいと思わせることが肝です。
足りない言葉に対して面接官は必ず質問をしてきます。質問をされたらあなたに興味を持った証拠です。
自信を持ってしっかりと質問に答えられるように準備をしておきましょう。
逆にキャッチフレーズに対して質問をされなかった場合は、面接官にキャッチフレーズの意味が伝わらなかったのかもしれません。
その場合は、次回の面接までによりわかりやすいキャッチフレーズを考え直すことがおすすめです。
まとめ
今回は、キャッチコピーを利用してIT企業への転職活動に好印象を与える方法を紹介しました。
キャッチコピーを使用する際は「誰に」・「何を」伝えたいのかを簡潔にまとめ、面接官の興味を引くことが成功の鍵です。
しかしこうしたキャッチコピーは簡潔な言葉で相手の印象に残る必要があり、考えるのが苦手という人もいるでしょう。
うまいキャッチコピーが思い浮かばないという場合は転職エージェントに相談してみるのはいかがでしょうか。
自身の強みを表現して相性の良い新しい職場と出会い、転職を成功させましょう!
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