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大規模レガシーシステムの開発から飲食店向けSaaSの開発へ|ユーザーへの貢献実感を得ながら「良いモノをつくる」ことに集中

ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第3回は大学ご卒業後からSES企業にてご経験を積まれた後、環境を変えようと転職をしたY.Uさんです。長い間仕事を楽しめなくなっていたものの、明確にやりたいことがなかったというY.Uさんが、どんな転職活動をしたのか、その後の現在どんな生活を送れているのか、お話を伺いました。

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Y.Uさん

30歳 ソフトウェアエンジニア(2022年3月時点)

大学をご卒業後、システムエンジニアとして5年間ご経験を積まれました。Javaで構築されたシステムの運用保守作業や、製造・テストなど幅広くご経験を積まれています。転職後の現在は、飲食店のDX化を進めるOkage株式会社にて、PHP Laravelを用いた新規機能の開発に携わっていらっしゃいます。

 

自分が興味を持てるサービスの開発を通じて、ユーザーの声を聴いてみたい

 

―まずは前職について教えてください。

Y.Uさん:前職では約5年間、SES として、金融、医療、アミューズメント業界などの複数プロジェクトに参画していました。システムの運用保守作業をはじめ、 設計から製造・テストなど幅広く経験を積んでいます。退職前の頃は JavaScript を使用したフロントエンドの開発をメインでおこなっていました。

 

―転職活動を始めた理由はなんだったのでしょうか。

将来のことを真剣に考えたときに、前職の仕事を続けていくビジョンが見えないと感じて転職活動を始めました。
実際には2年前からあまり仕事を楽しめなくなり、転職のこと自体は考えていたのですが、当時は忙しさを理由に実際に行動することからは目を背けていたんです。
しかし30歳という節目を目前にして改めて自分の将来を考え直した結果、転職を決意しました。

 

―なぜ仕事を楽しめなくなってしまったのでしょうか。

前職では現場を転々として職場が安定しないことが多かったんです。
都度人間関係を一から構築したり、複雑な業務システムの仕様を覚え直したり、希望とは異なる案件にも入ったりする必要がありました。幅広くスキルを身に着けることができたのは良かったですが、その分疲れてしまうことも多かったと思います。

 

プログラミングする手とコーヒーカップ

 

―参画されたプロジェクトはどんな現場が多かったのでしょう。

金融系や医療系など、大規模でお堅いシステム開発を行う現場が多かったです。
技術的にレガシーだったので、「市場価値が上がりにくい技術を深めても、周りに置いて行かれるのでは?」という焦りはありました。
またどうしてもユーザーのフィードバックが受けにくい環境でもあったので、「良いものを作る」ことよりも「作業を期限内に遂行する」ことが目的になっており、その危機感からも状況を変えたいと思っていましたね。

 

―それでは今回の転職活動は働き方や技術環境、事業内容など複数の条件を重視されていたのですね。

まずは時間や場所に囚われすぎない環境を望んでいたので、リモートワークやフレックスタイム制を導入していることを最低条件にしました。
あとはユーザーのフィードバックを受けやすいこと、自分が積極的に関心をもっていける自社サービスがあることを重視して、企業を探すことにしました。

 

2~3社と話すだけでは自分に合う企業は見つからない、時間はかかっても納得のいく転職を

 

―初めての転職活動だったと思いますが、何から始めましたか。

転職の軸も定まっていなかったので、まずは転職エージェントに登録して、コンサルタントの人と話してみることにしました。ただ初めに登録したエージェントでは紹介された求人が自分の希望と少しずれていたので、ITに特化した転職エージェントを探し、ギークリーを見つけました。

 

―ギークリーの求人のご提案は希望に沿えていましたか。

そうですね。希望にあった求人を紹介していただけましたし、加えて登録後は全保有求人が公開されて自分で選んで応募することもできたので、他のエージェントより選択肢はとても多かったです。
あとは、初めての転職で最初の一歩がなかなか踏み出せない状態だったなか、その場で応募できたことも大きかったです。それを皮切りに転職活動が進みだしました。

 

―転職活動はどのような方針で進めたのでしょうか。

担当の方からは、少しでも興味のある企業とは積極的に面接をして、面接時に良し悪しを判断する方法をすすめられました。明確なやりたいことがなかった私にはぴったりな方法だったので、とりあえずプロの意見を信じて活動してみることにしたんですよね。
複数の面接を受けた分時間はかかりましたが、最終的には納得のいく転職先を見つけることができたと思っています。

 

―その方針で転職活動をしてみたことで、得られた気づきはありましたか。

転職活動を始めたばかりの頃は2~3社面接を受けてその中から選べばいいと考えていましたが、企業も人と同じで、ピッタリ合うところを見つけるためには2~3社だけでは足りませんでした。
求人票で魅力を感じた企業でも面接官の態度一つで印象は大きく変わるので、実際に面接をしてみないとわからないことが多かったですね。
面接を多く受けると時間の面でも精神の面でも大変ですが、その分得られる結果も多いので十分に時間を使うことが必要だと感じました。

 

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生活になくてはならない「飲食」へ貢献できることにワクワクし、Okageへ入社

 

―複数の会社の選考を受けることで負担も大きくなると思います。担当からはどんなサポートがありましたか。

精神的な面でサポートしていただけたと思っています。
電話で連絡するたびに、不安になっている事やわからない事を何度も聞いて小さな不安でも聞き出そうとしていただき、とても相談しやすかったです。あとは、ポジティブな意見や背中を押すような一言をくれたので励みになりました。

 

―ポジティブな言葉とはどんな言葉があったのでしょうか。

書類選考の合否連絡が企業から来なくて気になっていたときに「選考に落ちる場合の連絡はすぐ来るので、遅いということは期待持てますよ」とか。他にもあったと思いますが、用事があって電話した時には毎回電話口で応援していただいていました。
初めての転職だったということもありますが、もともと不安に感じやすい性格なので、電話するたびに励まされていました。

 

 

―最終的にはOkageへの入社を決められました。

面接官の印象が良くて、面接が終わってからは一緒に働きたいと思うまでになっていましたね。
これから新機能、新サービスを積極的に開発していこうとする意欲も感じられて、技術者としてのスキルアップが望める環境だと感じました。

 

―面接官の方からはどんな話があったのでしょうか。

今後のサービス展開についての裏話や会社としての将来的なビジョンの話がありました。
Okageは人手不足や食品ロスといった飲食店が抱える課題を解決するためにモバイルオーダーやセルフレジなどのサービスを提供しています。
私は高校時代から色々な飲食店でアルバイトをしていたこともあって、自分たちが作ったサービスによって、飲食店の売り上げに貢献することができると考えたときに、社会に貢献していることをより実感できそうだなという期待感がありました。純粋に面白そうだとワクワクしたんですよね。

 

ユーザーに貢献できるプロダクトをみんなでつくる、今後は若手の育成にも意欲

 

―現在の業務内容を教えてください。

現在はLaravelで外部システムとの連携機能や新サービスの機能開発、社内の管理システムの構築などを行っています。
前職では機能の仕様を一つ変えるにしても、段階を踏んでユーザーとの調整を行う必要があり、エンジニアからシステムの仕様を提案することは難しかったんです。
ただ今はユーザーとの距離が近く、エンジニアの意見もバンバン取り入れられるので、ソースを書くだけでなく、みんなと一緒になってモノ作りをしている実感を持つことができています。

 

―ユーザーの声も聞くことができる環境なんですね。

そうですね。ユーザーからの連絡は問題が発生したときに来ることが多いので、良い反応ばかり得られるというわけではありません。
ただ、私たちが開発したシステムを使用したことでどれくらい店舗の売上に反映したかを数値で見たときには、頑張って良かったと思えますし、モチベーションもさらに高まりますね。

 

―働き方の面も気にされていたと思いますが、Okageではどんな働き方ができていますか。

現在はリモートワーク&フレックスで働いています。その日の体調に合わせて自由な時間に出勤できるので、「まだ起きたくない!」という朝のストレスから解放されましたよ(笑)
あと、面接ではチームメンバーの人柄や、飲み会の有無など必ず聞くようにして雰囲気を探っていたんです。現職は雰囲気が良さそうだと感じていたのですが、実際に社員の方も和気あいあいとしてますし、面接の時に感じた良いイメージのままでした。

 

―今後もご活躍いただければと思います!最後に今後の意気込みを教えてください。

Okageは私が入社してからもエンジニアの数がどんどん増えてきて、開発チームとしても会社としても大きな改変期に入ってきています。体制やマニュアル、ルールや育成方針などまだまだ定まっておらず、全員で模索中という状況です。
エンジニアとして若手のメンバーも多くいるので、前職での経験を活かしてマニュアルの作成や若手メンバーの育成などを行うことで貢献していきたいです。

 

―インタビューは以上です。本日はお時間をいただきありがとうございました!

 

担当コンサルタントより

初めてお会いした際はまだ転職軸が定まっておらず、ご相談ベースでお話をさせて頂きました。
そのため、まずは色々な企業を受けていく中で方向性を決めていこうという形で着地しました。
今回のご転職活動では多くの企業を受けて頂きましたが、面接は体力も精神力も使いますので心身共に最大限のサポートを心がけました。多くの会社を見比べたことで、最終的には納得のいく1社を見つけて頂き、迷いや後悔なく入社を決めて頂けたのではないでしょうか。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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