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大手SIerから急成長ベンチャーでAndroidをキャッチアップ|開発を通して知的好奇心を満たせることが楽しい

ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第10回は誰もが知る大手SIerに新卒入社した後、開発の楽しさに気づき急成長中のベンチャー企業へと転職された松川知憲さんです。「開発は知的好奇心を満たせるので楽しい」と話す松川さんが、どんな企業へご入社されたのか。開発者としてのキャリアを高めていきたいという方はぜひご一読ください。

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松川 知憲さん

28歳 Androidエンジニア(2022年5月時点)

大学院時代にC++を用いた自動運転車への地図組み込み関連の研究や、PHPを用いたWebアプリ開発のインターン、競技プログラミング等をご経験。新卒で大手SIerにご入社された後は、Javaでの金融系アプリケーション開発に従事されました。現在は株式会社アンドパッドにてAndroidエンジニアとしての開発経験を積まれています。

 

SIerへの入社で改めて気づいた「開発の楽しさ」

 

―まずは松川さんの前職でのご経験について教えてください。

松川さん:前職は大手SIerに新卒で入社し、金融系の業務アプリケーションを担当する部署に3年半在籍していました。
そこではずっと1つのプロジェクトに関わって、要件定義の段階から製造・結合工程までを担当しました。元々テストや設計書の作成を学びたいと思って入社して、要件の部分から設計書を書いて実装して、結合のテストをするといった一連の流れは経験できました。

 

―IT業界にいる人なら必ず耳にするような大手SIerですよね。そのまま大企業でキャリアを積むことは考えなかったのですか。

前職は自分たちでテストや実装をするより、協力会社さんに作ってもらう工程を上手くマネジメントして納品することが会社としての役割でした。なので若手のうちは開発を経験できても、ずっと開発だけというわけにはいかなくて。
SIerの役割は認識したうえで入社していましたが、実際に自分が働くなかで改めて将来の方向性を考えた時に、開発をしていきたいという気持ちが強かったんです。なので今回転職を決意しました。

 

株式会社アンドパッド 松川様 インタビュー風景①

 

―開発の仕事に魅力を感じていたのですね。松川さんが考える開発の楽しさとは何でしょうか。

やっぱり知らないことを知れるのが面白いですね。
知識欲という意味では、大学院の頃から自分で調べて解釈をして発表をするというのは面白いなと思っていて。実際の生活でも、普段使う色々なアプリがどうやって動いているかなどの裏側を知れると「なるほど」と自分の知的好奇心が満たされるんです。
さらに自分がアプリを作れるようになってくると、手に職がついてきた実感もあって楽しいですよね。

 

キャリアアドバイザーと二人三脚で成長中ベンチャーを目指した

 

―開発に携われることの他に、大切にしていた方向性や軸はありましたか。

まず1番に技術的に成長したいという気持ちがあったので、技術力をしっかり伸ばしていける会社で働きたいと思っていました。企業が採用している技術で自分とのマッチング度合いを測っていましたね。
あとは大企業のように「この人はこれをやる」という細かい業務分担がない企業を見ていました。アンドパッドのような急成長中の会社だと、社内で色々なやりとりが多発して良い意味で騒々しそうで、その環境の方が刺激的で楽しそうだと思っていました。

 

―開発×ベンチャーだと企業数も多いですよね。松川さんは初転職でしたが、どんな企業を選べばよいか迷わなかったのですか。

その点では、ギークリーの担当の方が私の希望に合った求人を提案してくれました。無理に転職を勧めず、前職に残るキャリアも含めて一緒に考えてくれたので良かったです。
そもそも初めての転職で、自分が評価されるのかやっぱり不安もあったんです。でも、面接でも事前に「次の面接はこういう立場の方なので、こういうスタンスで面接に臨みましょう」といった情報をくれたので心強かったですね。

 

―初転職では特に、選考に思ったより通過せずに落ち込んでしまう方もいらっしゃいます。不合格の連絡がきたときは落ち込みませんでしたか。

転職はあくまでマッチングの要素があると思っていたので、自分のスキル不足だと落ち込むことはなかったです。企業が求める人材と自分自身が合うかどうかなので、落ちてもスキルセットが合わなかったということだなと考えていました。
逆に通過したときは、担当の方が「次に進めましたよ!」と盛り上がっていましたね。自分は「そうですか」くらいのテンションでいるのがちょっと申し訳ないくらい(笑)

 

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アンドパッドの「人」に惹かれ、直感的に入社

 

―今回ご入社されたアンドパッド社ですが、最初から志望度は高かったのですか。

最初は一次面接で社内の勉強会や定期的なモブプロがあるのを聞いたことで、成長できる環境が整っていて良さそうだなと思ったくらいでした。
でもそこから、最終的には総合的にアンドパッドがすごく魅力的で、直感的に入社を決めたんですよね。

 

―選考を進める中で徐々にアンドパッド社への志望度が高まったとのことですが、どんなところに惹かれたのですか。

面接を進めるなかで、アンドパッドの「人」に魅力を感じたんです。
二次面接をしてくださったエンジニアの方が、私と似た経歴の方だったんですけど、自分の考えに共感してもらえて。
さらにマネージャーの方にも技術的に成長していきたいと話した時に、「アンドパッドなら『年を重ねたらマネジメント』とかではなく、年齢関係なくみんな技術的に成長しながら仕事ができるよ」という話をしてくださったんです。すごく自分の方向性と合っているなと感じました。

 

株式会社アンドパッド 松川様 インタビュー風景②

 

―共感できるエンジニアの方がいらっしゃったんですね。他にも「こんな人と働きたい」と思う場面はありましたか?

最終面接までいくと、上の立場の方との面接が増えると思うんですけど。
アンドパッドはその立場の人が、物腰が柔らかくて優しい印象だったんです。経歴もすごい人ですし、エンジニアに対する深い理解があるうえでマネジメントや組織的なエンジニアリングをしていることにすごく魅力を感じました。
技術が分かる人が上にいてくれる安心感があったので、最終的にアンドパッドへの入社を決められました。

 

社員同士で知見を共有し合える環境で、一人前のAndroidエンジニアへ

 

―現在の業務内容を教えてください。

Androidエンジニアとして、アンドパッドの施工管理アプリの開発を行っています。アジャイル開発式に毎スプリントでどんどん新しい機能を作りこんでいて、実際使ってくれる方に満足してもらえるように皆で頑張って作っています。

 

―前職とは違った言語に取り組んでいると思うのですが、どのようにしてキャッチアップしていますか。

仕事を通して学んでいる部分が大きいです。基本的に、Android開発はGoogleの指針がきちんとあるので、Googleのデベロッパーサイトにあるサンプルコードを参考にしてキャッチアップしています。
社内でもAndroidエンジニアが集まってライトに意見交換する「Androidの会」があり、そこでも相談しながら学んでいます。
会社で書籍を購入してくれる制度もあって、みんな積極的に利用していますね。月に1,2冊くらいのペースで購入して勉強をしている人が多く、勉強熱心な人が多いと思います。

 

―カジュアルに知見を高め合える場があって楽しそうですね。一番の転職軸であった、開発ができる環境は整っていますか。

そうですね。役割分担がちゃんとしているので、エンジニアとしてすごく開発がしやすいです。工数管理などはマネジメントの方がやるなど、責務がしっかり分かれていて、エンジニアはものづくりに集中できます。
リモートワークでもコミュニケーションの取りづらさは全くないですし、開発に集中できる環境と、キャッチアップができる場があるので、仕事を通してすごく成長できていると実感できています。

 

株式会社アンドパッド 松川様 インタビュー風景③

 

―引き続きの成長に期待しています!最後に今後の意気込みと、転職を考えている方へのメッセージをお願いします。

実は私はAndroidエンジニアになってまだ4,5か月なんですよね。なので、一人前のAndroidエンジニアになるのが今の目標です。直近だと、6月や7月に他社様とAndroidの知見を共有する勉強会があって、そこで私のチームが発表する機会があるので、それに向けて知見を貯めつつ自分が成長できるように頑張っていきたいです。

メッセージとしては、転職を考えている方は、まずカジュアル面談とかからやってもいいのかなと思っていて。転職は思っているほどそんなにハードルが高くないので、とりあえず気軽に動いてみるのもいいと思います。

 

―インタビューは以上です。貴重なお時間をいただきありがとうございました!

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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