エンジニアの志望動機サンプル!未経験者向け例文を転職エージェントが解説
「未経験だけどエンジニアになりたい!」そう考えている人も多いかと思います。現在日本だけでなく世界規模でエンジニアは不足しています。つまりこれはエンジニアの需要が高まっているということでもあります。未経験だからとエンジニアへの転職を諦める前にまずこの記事を読んでみてください。本記事ではエンジニアへの転職情報やポイントといった必見の内容をまとめて紹介します!
目次
転職成功した未経験エンジニアの志望動機はどんなもの?例文を紹介!
24歳男性 自走して学習してきた経験を伝え、転職を成功させたAさん
ご年齢:24歳
ご経歴:建設の技術職→システムエンジニア
自己研鑽の内容:書籍やスクール等でプログラミング言語を学ぶ
<Aさんの志望動機例>
私は行動力があり、真面目です。前職では未経験の建設業に携わり、知識や技術もほとんどない中、プライベートの時間を割き、一年で資格を 2 つ取得しました。
分からないことがあれば、まずは自身で思考し、答えを出してから質問する癖をつけました。
そして、上司から命じられたことだけでなく、何が必要なのか、どうすれば円滑に仕事が進むのかを考えて働いていました。
また、たくさんの人と携わる仕事でしたのでコミュニケーション能力にも自信があります。
実務未経験ではありますが、御社でも先のことを考え行動する力を今後も発揮していき、戦力になることができると考えています。
27歳男性 自己研鑽をアピールし、転職を成功させたBさん
ご年齢:27歳
ご経歴:経理→システムエンジニア
自己研鑽の内容:職業訓練校にてWebアプリケーション開発を学習
<Bさんの志望動機例>
私は前職では、経理業務に携わっており、膨大な量の案件を少人数で扱っていたため、迅速かつ正確な作業を一番に意識して仕事に取り組みました。
そんな中、普段の事務業務で利用しているソフトウェアに関心を持つようになりました。私はソフトウェアの開発で多くの人々の仕事、生活に貢献したい考え、エンジニアを志望致しました。
職業訓練校にてJava、PHP、など多数の言語を短期間で習得し、柔軟なプログラミングスキルを身に着けました。実務は未経験ですが、御社でも即戦力として働くことができると考えております。
これで完璧!未経験エンジニアの志望動機作り方5ステップ
STEP1:エンジニアに必要なスキルや技術について知る
ITエンジニアは専門的なスキルや知識が必要とされます。そのため、志望動機作りにはITエンジニアに必要なスキルや技術について調べておく必要があります。
自分がどのようなスキルを身につけることができるか?そして、そのスキルを習得することで企業にどう貢献できるようになるかを考えます。
ITエンジニアに必要とされるスキルには以下のようなものがあります。
- ・IT基礎知識
- ・プログラミングスキル
- ・コミュニケーションスキル
- ・ドキュメント作成スキル
- ・論理的思考
- ・プレゼンテーション力
- ・問題発見・解決能力
STEP2:業界や企業を研究する
転職志望の業界や研究を深掘りし、理解を深めます。なぜなら曖昧なイメージや願望だけでは良い志望動機は作成できないからです。
Webサイトで調べたり、口コミ、企業説明会に参加するなど知識を深めてください。また、現場の生の声を知る知人、OBやOBがいたら積極的に訪問するべきです。
業界・企業研究の大きなポイントは、その業界・企業で実際に自分が働く姿をイメージしながら行うことであり、その結果「自分のどのような部分を活かせるのか?」といったことが理解できて内容の濃い志望動機が作成できるようになります。
STEP3:自己分析をする
「どうしてITエンジニアになりたいのか?」など自己分析を深めていき、将来のビジョンを明確にしていきます。
あまり難しく考えすぎず、まず自分がなぜITエンジニアになりたいと思ったのか?など、過去の経験から考えてみてください。
例えば「小さい頃にテレビゲームが好きだった」「趣味でホームページの作成をやったことがある」「Excelのマクロを扱った経験がある」などでも問題ありません。
本人にとって際立ったものでなくても、他人から見ると特別なことなのです。
STEP4:なぜその企業を選んだのかまとめる
志望動機作成において、なぜこの作業が必要なのかというと、これをしっかりまとめることによって、採用企業は「何を魅力に感じて入社を志望してくれているか?」を知ることができるからです。
これにより企業は応募者の想像する働き方と、企業の求める人物像の「求職の擦り合わせ」をすることができます。この企業理解がしっかりできていると、企業に対して好印象を与えやすくなります。
応募企業の具体的なサービスや製品を混じえ、また高いモチベーションなど気持ちの部分も含めた志望動機を練り上げていきます。
STEP5:企業への貢献度について書く
ITエンジニア未経験からの転職の方は、他業界・業種からの転職になる方が多いはずですが、実はITエンジニアでも他業種での経験が大いに役立つことが多いのです。
営業職、接客、事務職、公務員、教員など、職業職種は関係なく、他業種経験のある未経験者は「前職で培ったスキルをエンジニアとしてどう活用したいか」を記入します。
前職での業務経験や知識が、例えば企画考案やシステム設計・開発に貢献できたり、活用できる事例が多く存在するのです。こういった人材を求めて未経験者を募集している企業もあります。
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未経験エンジニアの志望動機書き方のコツ
オリジナルの具体的なエピソードを盛り込む
志望動機の根拠として、実体験をもとにした具体的なエピソードを軸にしましょう。
なぜそのような志望動機に至ったか、企業の魅力やそう感じた理由など、目指すようになったきっかけは明確に伝えます。
説得力をもたせるためにも、汎用的なエピソードではなくオリジナルな内容を心がけましょう。
実現したいキャリアプランが分かるように
実際に入社してから思い描いている将来や目標が、企業の方向性とマッチしているか否かは企業にとっても重要な判断基準です。
入社後のビジョンが明確であればその分熱意も伝わります。
転職軸などと一貫性がもてるように考えましょう。
企業にとってメリットになる強みを伝える
自分が入社したら企業にどのように貢献できるかというアピールも忘れないようにしましょう。
「このような能力があり、活かせる環境が御社だから志望する」という流れです。
あわせて中長期的なビジョンも添えることでより効果的なアピールになります。
未経験からエンジニアに転職できる?転職市場はどうなっている?
IT業界でエンジニアが不足している
IT需要は年々拡大していますが、一方で、深刻な少子化により国内人口は減少が加速しているため、今後のIT業界はますます人材不足と見られています。
経済産業省の調査では、2030年にはIT人材の不足規模が(※)約40~80万人にまで拡大すると推測していますし、IPA独立法人情報処理推進機構の(※2)「DX白書2021 第3部 デジタル時代の人材」では、IT人材の「質」と「量」に関して、約9割が不足していると回答しています。
未経験可でも最低限のITスキルを求められる場合がある
未経験可のエンジニア募集の求人で勘違いしてはいけない点が、「必ずしも未経験可求人はスキル不問というわけではない」という点です。
未経験からの転職であっても、ITエンジニアとしての最低限のスキルは求められるケースがあります。未経験でもITエンジニアにはなれますが、熱意だけで入社することは困難です。最低限の知識とスキルは必要です。
若い人のほうが転職成功しやすい
第二新卒や20代など若い世代の人材はその伸びしろ、ポテンシャルの高さを買われ、未経験であっても企業から採用されやすいといった側面があります。
企業側はすぐに業績を上げるといった結果を望むより、その先の伸びしろを求めているのです。
こういったポテンシャル採用を行っている企業は、例え十分なプログラミングスキル、ITの知見がなくとも、若いポテンシャルに溢れているITエンジニアなら、採用するといったケースがあります。
未経験からエンジニアになるための事前準備
自己研鑽をして知識をつける
未経験であっても、応募者がしっかりと自己研鑽しているか?といった所を企業側はしっかり見ているものです。それが未経験の人材を採用するということなら、もっとも企業が注目している点の一つになるはずです。
そのためには、志望動機を通じて「入社後真剣に仕事を学ぼうとしている」、「努力を継続し続ける考えがあること」等の熱意を、企業に伝える必要があります。
そのためには、事前準備として専門のプログラミングスクールに通って学習したり、Webサイトや書籍で独学するなど自己研鑽でスキルや知識を深めて志望動機に盛り込める要素を蓄えておくことです。
企業の求める人物像を知る
企業の公式サイトや口コミ等を事前に確認し、その企業が「どんなタイプの人物が求められているのか」を正しく理解し、転職活動の対策を立ててください。
例えば、「社内外問わずたくさんの人と関わるため、連携が大切な仕事」であれば、「コミュニケーション力」や「調整力」は大きなアピールポイントになります。
第三者からの評価を聞いてみる
志望動機を作るにあたって自己を客観視できる力が必要です。志望動機を作成する際に自己を俯瞰で見ることにより、「どのような仕事で自己のどのような知見やスキルが貢献できるか?」など正しく書き出せます。
しかし、なかなか一人ではこういった俯瞰で物事を捉えるのが難しいのが現実です。そこで有効なのが第三者の目です。
相手企業に自己の魅力を伝えるとき、第3者からの評価や評判を混じえることで説得力がとても増すからです。
例えば、「お客様と高い信頼感を築くことができました」よりも、「お客様からサービスをご利用いただく際に担当にご指名いただける機会が多く、90%を超えるリピート率がありました」といったように客観的な評価や評判を企業へ伝えたほうが、より自己の強みをアピールできます。
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未経験からのITエンジニアへの転職についてポイント別にまとめてまいりました。未経験からITエンジニアへの転職に必要なことは「己を知り、相手を知る」ということです。
自己研鑽し、自己分析を深めて応募したい業界や企業をウェブや口コミなどで十分にリサーチして志望動機を作成してください。
一人での未経験への転職は困難なハードルが多いのも事実です。そういったときは転職エージェントなど無料で使える転職サービスをおすすめします。
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