キャリアパスの意味は?ChatGPT診断を活用したキャリアの考え方も紹介
昨今、よく耳にするようになったキャリアパス。キャリアの目標や必要なスキル・経験を確認し、効率よくキャリアアップを行うために大切なプロセスを構築できることから、様々な企業で採用されています。しかし、いざキャリアパスを作成しようとすると、書き方や考え方がわからず迷ってしまいますよね。そこで今回は、キャリアパスの意味やキャリアプラン・キャリアデザインとの違い、メリットや考え方・書き方を紹介します。キャリアパスについて網羅的かつ具体的に学べるので、これからキャリアパスを作成しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
キャリアパスって何?
まずは、キャリアパスとは何か、なぜキャリアパスを設計する必要があるのかについて解説します。
キャリアパスの意味とは
キャリアパスとは、目標とするキャリアに到達するまでに必要な「ステップ」や「道筋」を示すことです。キャリアパスの「キャリア(Career)」は経歴や職歴、「パス(Path)」は道筋を意味します。
キャリアパスを明確にすれば、目標達成までの具体的なプロセスを知ることが可能です。
なぜキャリアパスを設計する必要があるの?
キャリアパスを設計する必要があるのは、全員に同じ道筋が設定されて全員が平等に昇進や昇給できる「終身雇用制度」が見直されているからです。
昨今は、個人の価値観や働き方が多様化し、キャリアの選択が無数に広がっています。
キャリアパスを設計すると、自身で決めた目標に向けてプロセスを決め、実行しやすくなります。自分自身で能動的にステップアップしていくためにも、キャリアパスの設計が必要なのです。
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キャリアプランとの違いは?
キャリアパスとよく似た言葉に、キャリアプランがあります。キャリアパスとキャリアプランの主な違いは、誰がどんな目的で設定するかということです。
「キャリアパス」は、企業が従業員に提示することもあります。企業が従業員一人ひとりにどのようにステップアップしていくか、どんな役職・地位に到達するかといった道筋を示したものです。
「キャリアプラン」は、一人ひとりが自分自身で考えるものであり、一つの企業だけに限定されません。
自分が将来どんなキャリアを歩み、 目標に向かってどんな仕事人生を歩んでいくのかについて計画を立てることを意味します。
キャリアデザインとの違いは?
キャリアパスとキャリアデザインは意味がよく似ており、混同されがちです。ただ、キャリアパスとキャリアデザインとでは意味する範囲が異なり、キャリアデザインの方がより広い範囲で使用されます。
具体的には、キャリアパスは雇用や職位に就くために必要なステップや道筋を示したものである一方で、 キャリアデザインは、 仕事だけでなく私生活も含め人生を計画することを表します。
結婚や出産、老後など、どんな人生を歩んでいくかを設計するのがキャリアデザインです。
キャリアパスを明確にするメリット3つ
ここからは、キャリアパスを明確にすることで得られる3つのメリットについて解説します。
自分の目標に合ったキャリアアップが実現できる
キャリアパスを設計することで、自分の目標にあったキャリアアップが実現できます。
キャリアパスの設計によって将来的に目指す職務や役割が明確化され、目標達成に必要なプロセスを組み立ててスキルや経験を蓄積できるからです。
キャリアアップが促進されれば、やりがいや報酬の向上、将来的な安定性やキャリアの可能性が広がることに繋がりますよ。
また、キャリアパスを設計することで、終身雇用制度が維持できなくなった現代社会に柔軟に対応できるようになります。
時代の流れに対応するためにも、働く人が自らキャリアについて長期的な目標を持つことが大切です。
ゴールが明確であるためモチベーションが高まる
キャリアパスを設計すると、自分自身のスキルや経験、興味・関心、長期的なキャリアビジョンを整理し 、明確な目標を設定することが可能です。
仕事にゴールを持つことができれば、それを実現するためにモチベーションが高まります。
またキャリアパスを設計することで、自分自身が進むべき方向に必要なスキルアップを計画的かつ効率的に進めることが可能です。
「目標はあるけど何から始めればいいのかわからない」といった悩みを解消し、スムーズに目標に向かってスキルアップできます。
年収を上げられる可能性が高くなる
キャリアパスを設計すると、最短距離でキャリアアップの実現につながるので、将来的に年収を上げられる可能性が高くなります。
目標が明確になれば自分が進むべき方向も明確になるので、スキルアップに向けた取り組みを計画的かつ効率的に進められるからです。
キャリアパスに沿って自分自身の成長を実証できれば、昇格や昇給、新しい職務や役割の提供などの機会が増える可能性があります。
物価が高騰し、年収がなかなか上がらない現代社会において、年収をあげられる可能性を秘めている点はキャリアパスの最大のメリットともいえるでしょう。
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キャリアパスの書き方を5ステップで解説!
ステップ1 キャリアのゴールを設定する
キャリアパスを設計するなら、まずは中長期的な将来、どんな働き方やライフスタイルを送っていたいかを明確にすることが大切です。
最初に明確にゴールを設定しなければ 、今後何をするべきかわからなくなるので、慎重に取り組みましょう。
ゴールには、「課長になる」「マネージャーになる」といった一般論的なゴールではなく「自分自身がなりたいと考えているもの」 を尊重して設定するようにしましょう。
自分が本当になりたいものをゴールに設定することで、途中で挫折することなくスキルアップに取り組めます。
ステップ2 自己分析をして現状を把握する
キャリアのゴールが設定できたら、次に自己分析をして現状を把握しましょう。
自分が現在、どれだけのスキル・経験を持っているのかを把握することで、ゴールにたどり着くまでに必要なスキル・経験をまとめることが可能になります。
またこの時、自分の業務適性も把握しておくことが大切です。給与の高さや待遇の良さだけでゴールやキャリアを設定すると、目標達成に向けて やりがいを感じられなくなってしまうので注意してください。
ステップ3 転職市場での評価を測定する
自己分析をして現状を把握できたら次に転職市場での評価を測定します。転職市場での評価を測定することで、キャリアやゴールに求められる経験やスキルを具体的に把握することが可能です。
ゴールやキャリアに設定した職種の実際の求人を確認すると、どんな経験やスキルが求められているのかを把握できます。
自分に足りていないスキルや経験がひと目でわかるので、効率よくゴールまでのプロセスを設定することが可能です。
ステップ4 ゴールにたどり着くまでに必要なスキル・経験をまとめる
転職市場を確認し、ゴールに必要なスキル経験がわかれば、実際に自分に足りていないスキル・経験を書き出します。
自分がゴールにたどり着くまでに必要なスキル・経験をまとめることで、具体的に何から始めればいいのかを理解することが可能です。
スキル・経験をまとめるなら、まずはゴールにたどり着くまでのキャリアを書き出し、次に各キャリアに必要なスキル・経験を書き出します。
そうすることで、各キャリアにどんなスキル・経験が必要なのかをひと目で確認することが可能です。
ステップ5 ゴールまでの年表をつくる
ゴールにたどり着くまでに必要なスキル経験をまとめることができたら、最後にゴールまでの年表を作りましょう。
ゴールまでの年表を作ることで、自分の目標や必要なスキル経験を可視化できるので、「何から始めればいいのか」「次に何をすればいいのか」を確認できます。
まずは、厚生労働省で定められている職業能力評価基準のレベルにあわせて、キャリアマップを作成してみましょう。
職業能力評価基準とは、会社において期待される責任・役割の範囲と難易度によって4つの能力段階に分類した指標のことです。
キャリアマップに職業能力評価基準のレベルを組み込むことで、キャリアの道筋と各レベルの習熟の目安をひと目で把握できるようになりますよ。
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ChatGPT キャリアパス診断って何?
ChatGPT キャリアパス診断とは、職種や年収・年齢を回答するだけで、あなたのキャリアパスを話題のAIチャットボットのChatGPTが診断してくれるコンテンツです。
キャリアを予測することで、将来のビジョンがイメージしやすくなり、キャリアアップのための具体的な行動を定めることができます。
ChatGPT キャリアパス診断で分かること
必要情報と職種や年収・年齢を入力するだけでChatGPTがあなたのキャリアパスを予測してくれます。
・あなたの年収はどのように変わっていくのか
・あなたは数年後にどのような職種・役職を目指せるのか
・それに伴いどのようなスキルが求められてくるのか
などを具体的に知ることができます。
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キャリアパス作成後の注意点
定期的に見直す
キャリアパスを一度作成したからといって安心してはいけません。
定期的な見直しが必ず必要です。
キャリアパスを見直す必要性が応じるのは、例えばライフステージの変化のような家庭の事情、考え方や気持ちの変化などです。
時間とともに自身の市場価値も変化しますので、転職市場の動向にも注意しましょう。
少なくとも1年に1度は見直すことをおすすめします。
こだわりすぎない
キャリアパスにも幅を設定しておくと、柔軟に対応できます。
「なりたい自分」の幅は現実的なものが良い一方で、今のスキルや業務にこだわりすぎると狭まってしまうリスクもあります。
環境の変化やさまざまな事情の変化も考慮して奥行をもたせた設計にすると良いでしょう。
キャリアパスの書き方に迷ったら「ギークリー」にご相談ください
キャリアパスを明確にすると、ゴールが明確になってモチベーションが高まるだけでなく、自分にあったキャリアを歩むことが可能になります。
今回紹介したキャリアパス診断や、1から5のステップを参考に、ご自身でキャリアパスを作成してみてください。
ただ、キャリアパスの具体的な書き方がわからない人も少なからずいるのではないでしょうか。 キャリアパスの書き方に迷った人は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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これからキャリアパスを作成したいと考えている人や、キャリアパスの作成がうまく出来ずに悩んでいる人は、ぜひご相談ください。
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