
エンジニアの技術面接とは?よく聞かれる15の質問と回答例を解説
技術面接で見られるのは正解の有無ではなく、課題解決への思考プロセスと技術への探究心です。この記事では、エンジニア転職で頻出の質問15選と回答例、通過率を上げる逆質問のコツを解説します。事前準備を万全にして、年収アップ・キャリアアップを実現させましょう。
目次
エンジニア技術面接の目的はスキルレベルと課題解決力の確認
ITエンジニアの選考における技術面接とは、企業が応募者の技術レベルを確認するために行われる面接を指します。技術面接の内容として、通常の採用面接ではあまり深掘りされない技術的な質問や、プログラミング課題などがある場合があります。
企業によって所要時間や面接の形態は異なるため、事前に選考情報を確認しておくとよいでしょう。
また、技術面接は一般的な面接とは異なり面接官が現場担当のエンジニアであることが多く、これまでのエンジニアとしての経験やスキル、業務に対してどのように思考して取り組んできたかなどを中心に質問されます。
- ①即戦力として活躍できる技術力があるか
- ②「なぜその技術を選んだか」という思考プロセス
- ③チーム開発におけるコミュニケーションコストやカルチャーマッチ
まずは、エンジニアに医術面接を行う企業側の意図を解説します。
①即戦力として活躍できる技術力があるか
技術面接では、単に知識の有無を確認しているわけではありません。企業が見ているのは「入社後すぐに現場で価値を発揮できるか」という観点です。
たとえば、特定のプログラミング言語やフレームワークについて質問される場合も、「文法を知っているか」より「実務でどう使ってきたか」「どのような課題を解決したか」といった 実践的な経験が重視されます。
また、エンジニアの技術力は職種や開発フェーズによって求められるレベルが異なります。
バックエンド・フロントエンド・インフラなど、自身の専門領域において「どこまで一人で任せられるか」を判断するために、技術面接は重要な役割を果たしています。
②「なぜその技術を選んだか」という思考プロセス
技術面接では、正解・不正解よりも思考のプロセスが重視されるケースが多くあります。
「なぜその設計にしたのか」「他の選択肢と比較して何を優先したのか」といった背景を説明できるかどうかが、エンジニアとしての課題解決力を測るポイントです。
実務では、常に最適解が明確な課題ばかりとは限りません。そのため企業は、未知の問題に直面した際に「どう考え、どう判断するか」を技術面接を通じて確認しています。
自分なりの根拠を言語化できるエンジニアは、成長性が高いと評価されやすい傾向があります。
③チーム開発におけるコミュニケーションコストやカルチャーマッチ
エンジニアの仕事は、個人で完結するものではありません。技術面接では、チーム開発を前提としたコミュニケーション力 も重要な評価対象になります。
たとえば、設計意図を他のメンバーに説明できるか、レビューを受けた際に建設的に対応できるかなど、技術を共有する力が見られています。
また、企業ごとに開発スタイルやカルチャーは異なります。スピード重視なのか、品質重視なのか、ドキュメント文化があるのかといった点に対して、候補者がフィットするかどうかも技術面接で判断されます。
これはスキルの優劣ではなく、「その環境で長く成果を出せるか」という観点でのマッチングであり、双方にとって重要なポイントです。
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エンジニア技術面接の質問は大きく4つのカテゴリーに分類できる
エンジニアの技術面接での質問は、次の4つのカテゴリーに分類できます。
- 【経歴・実績】過去のプロジェクトでの具体的な役割と成果
- 【技術知識】言語・フレームワークの理解度と選定理由
- 【行動特性】トラブルや技術的課題に直面した際の対処法
- 【状況設定】架空の課題に対するシステム設計や解決アプローチ
企業の理念や文化、方向性などと合いそうなカテゴリーを中心的に対策しておきましょう。
【経歴・実績】過去のプロジェクトでの具体的な役割と成果
このカテゴリーの質問では、これまでの経験が「どのレベルで再現可能か」を確認しています。
単なる参加経験ではなく、プロジェクト内で担った役割や責任範囲、どのような成果に貢献したかが重要視されます。
特に、事業会社や自社開発企業など、長期的にプロダクトを成長させる文化の企業では、主体性やオーナーシップを持って動けるかが評価ポイントになりやすい傾向です。
即戦力性が求められる中途採用では、職種を問わず比較的頻出する質問でしょう。
理想のキャリアプランの立て方が分からない方には、以下のシートがおすすめです。
【技術知識】言語・フレームワークの理解度と選定理由
この質問では、特定技術への理解度だけでなく「なぜその技術を選んだのか」という判断軸が見られています。
流行や慣習ではなく、要件や制約を踏まえて技術選定ができているかがポイントです。
技術的な意思決定を現場に任せる文化の企業や、裁量の大きいスタートアップで聞かれやすい傾向があります。
特にバックエンドエンジニアやテックリード候補など、設計に関わる職種では重視されやすいカテゴリーです。
【行動特性】トラブルや技術的課題に直面した際の対処法
このカテゴリーでは、技術力そのものよりも、問題発生時の行動パターンやスタンスが評価されます。
エラーや障害にどう向き合い、誰とどのように連携して解決したのかといった点から、再現性のある対応力があるかを見たいというのが企業の意図です。
チームワークや心理的安全性を重視する企業文化では特に質問されやすく、SREやインフラエンジニアなど、障害対応が多い職種では頻出傾向です。
【状況設定】架空の課題に対するシステム設計や解決アプローチ
この質問は、実務経験の深さよりも、思考力や設計の引き出しを確認する目的で行われます。
要件整理の進め方、前提条件の置き方、拡張性や保守性への配慮など、エンジニアとしての基礎体力が問われます。
技術レベルの高いエンジニア組織や、設計レビュー文化が根付いている企業で出されやすい傾向があります。
フルスタック志向のエンジニアや、上流工程に関わるポジションで特に重視されます。
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エンジニア技術面接でよくある質問と回答例一覧
経歴に関する質問
以下は、経歴に関する質問例と回答例です。
前職を退職された理由を教えてください。
面接官は応募者の退職理由から組織への適応力や理想のキャリアなどを判断することもあります。回答する際は、「残業が大変だった」「上司と合わなかった」といったネガティブな理由は避け、未来へつながる内容にすることをおすすめします。
【回答例】
私はエンジニアとして上流工程に携わりたいと考え退職を決意いたしました。
前職では開発フェーズの案件に関わることが多く、8年ほど下流工程に従事しスキルを磨いてまいりました。プロジェクトリーダーを任された経験やクライアント折衝の経験もあるため、前職で身に付けたスキルを活かして上流で主体的に開発に携わりたいと考えております。
技術的な知識や資格を常に最新の状態にするために必要なことは何だと思いますか?
この質問は、情報を自分からキャッチアップすることができるかということや、自己研鑽をすることに抵抗が無いかといったことを確認する意図があります。普段行っている情報収集について、エンジニアとして参加しているコミュニティ、今行っている自己研鑽などがある方はその内容を話すと良いでしょう。
【回答例】
技術的な知識や資格を常に最新の状態にするためには、情報収集を怠らないことが必要不可欠であると考えています。
私は普段○○というエンジニア専門のコミュニティサイトで情報収集を行っており、時には得た情報をアウトプットするため自ら投稿することもあります。何千人ものエンジニアが集まるサイトであるため、常にトレンドや最新情報が投稿されており、他人の投稿を見るだけでもかなり勉強になります。
また、○○資格取得に向けて自己研鑽を行っております。自分の理想のキャリアパスを見据えて、希望の職種に就いて活躍するためにもスキルアップできる資格を常に探すようにしています。
行動に関する質問
以下は、行動に関する質問例と回答例です。
あなたが携わったプロジェクトでの役割と業務について教えてください。
面接官は応募者が関わったことがあるプロジェクトや役割から、自社にとって必要な人材かどうかを判断します。回答する際は、複数のプロジェクト経験がある場合はその旨を伝えつつ、一番アピールしたいプロジェクトについて深く話せるようにしましょう。
【回答例】
私はこれまで20プロジェクトに参画した中で、要件定義フェーズの技術を磨いてまいりました。
システムエンジニアとしてクライアントが持つ課題や要望をヒアリングし、システムにどう落とし込んでいくかといった判断を確実にしていくことを心掛けて取り組んでいます。前職ではクライアントと密接にかかわる機会が多かった影響もあり、タスクの追加や急なスケジュール変更も頻繁に起きていました。この事態を乗り越えることで、効率と精度を落とさずに軌道修正する方法や、チーム一丸となって動くノウハウを身に付けることができました。
もし対立や衝突が起こった場合はどのように解決しますか?
この質問は、チームで動く際に必要となる協調性や社会性を確認する狙いがあります。回答する際は、傾聴力や相手の意見を否定しない柔軟性があることをアピールしましょう。今までの業務の中で対立を解決した経験があれば例としてつけ足しても良いです。
【回答例】
対立や衝突が起こった場合は、相手の意見を否定するのではなくまずは傾聴することを意識しております。
前職では10人ほどが参加しているプロジェクトのリーダーをしていましたが、意見が対立して結論が出ないことも多々ありました。そこで私は、納期を考慮しつつ意見のすり合わせの場を設け、お互いの意見を俯瞰的に見合う機会を作りました。
結果的に、プロジェクトを良くするための結論をチームメンバー全員で統一させることができました。
この経験から、対立が起きたとしてもそれをバネにしてより良いものを作り上げるという姿勢を身に付けることができました。
あなたは他者からどのような人物だと言われますか?他者から見た自分像を教えてください。
この質問では、自分自身を客観的に見れているかどうかを確認する意図があります。自己分析が重要で、自分の性格や得意不得意をあらかじめ認識しておくことで回答しやすくなるでしょう。また、自分像についてはポジティブな内容にすると企業から良い印象を持たれやすくなります。
【回答例】
他者からは「石橋を何度も叩くタイプ」だと言われます。
物事を進める際に慎重になってしまうことは自覚しており、時には決断までが遅くなってしまう可能性もありますが、エンジニアとして働くうえではこの性格が役立っていると感じております。
システム運用・保守を行う上で、絶対にミスをしないためにダブルチェックはもちろん、管理シートの活用や定期ミーティングでの意見のすり合わせなどを行い、最後まで石橋を叩きながら業務を完遂しています。
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設定された状況に関する質問
以下は、状況に関する質問例と回答例です。
これまで携わった経験のない仕事を頼まれた場合、どうしますか?
転職先で、今まで経験したことのない業務を任される可能性は十分にあります。この質問は応募者に能動的に業務に取り組む姿勢があるのかどうかを確認するための質問です。回答する際は、新しいスキルを習得するための手法を説明しましょう。
【回答例】
経験のない仕事でも、意欲をもって取り組みたいと考えております。
私は現職に入社してすぐに、開発にそこまで詳しくないクライアントへの提案をする業務に携わりました。これまでエンジニア同士でしかコミュニケーションを取ってこなかったため、専門用語や提案内容、提案のメリットを分かりやすくクライアントに伝えることが初めてだったので、最初は苦戦しました。しかし、苦戦しながらも試行錯誤を繰り返し、クライアントとの関係性を構築していき、提案がすぐ通ったり、クライアントから指名でプロジェクトを任せていただけるようになりました。
私はこの経験を通して、エンジニアに対してだけではなく非エンジニアの方に対しても提案ができるスキルを身につけ、同時に提案時のプレゼン力も評価される結果となりました。
ミスをしてしまった時、自分のミスに誰も気づいていない場合はどうしますか?
面接官はこの質問を通して応募者の人柄や誠実さを判断し、自社にマッチした人材か否かを評価します。回答する際は、誠実さに加えて課題解決能力もアピールできるように具体的なエピソードもあるとなお良いでしょう。
これまでの業務を振り返りながら深掘りしていくとあなただけのエピソードになるため、他の応募者と差別化もできます。
【回答例】
もし業務でミスをしてしまった際は、すぐに状況を整理して原因と解決策を考え上長に報告します。
私は自分だけで仕事が完結するという思い込みにより、他部署との連携がおろそかになり、案件が中断しそうになった経験があります。現職ではWebアプリケーション会社に勤めておりますが、入社4年目で社内の他部署と連携した新規プロジェクトのリーダーを任せていただきました。
責任をもってプロジェクトを完遂させようとするあまり、他部署への確認や共有を怠り自分本位で業務を進めてしまっておりました。プロジェクトを進めていく中で、内容が当初の目的とズレてしまっていることに気が付きました。
スケジュールにも余裕がなく、このまま押し切ってしまうことも考えましたが、それではお客様の為にならないと感じ、解決策を立ててすぐに上長へ相談しました。
上長のアドバイスもあり結果的にプロジェクトは成功しましたが、私はこの経験から、自分しかミスに気づいていなくてもすぐに相談することと、自分本位で業務を勧めないことの重要性を改めて学びました。この学びは私の今後の人生において非常に大切だと思っています。
不満があるお客様に対応する場合、どうしますか?お客様の不満をどのように解決しますか?
面接官は、応募者にコミュニケーション能力や対立解消スキルがあるかどうかも気にしています。この質問に答える際は、傾聴力やクレームへの対応力、予想外の事態に対応する力があることを伝えましょう。
独自エピソードがあると他の応募者と差別化できるためなお良いでしょう。
【回答例】
不満があるお客様に対応する場合は、お客様の声をしっかりと聞き、お客様に寄り添った対応で問題を解決します。
前職はIT管理者に従事していましたが、自社サイトに加えて複数のお客様のサイトのメンテナンスも行っていました。定期メンテナンスは毎回管理シートを用いてチェックしていましたが、ちょうど新しい試みを行った際、追加した新項目を管理シートに加えることを失念してしまい、サイトについての不備をお客様から指摘いただく事態となりました。
私はお客様からのご指摘の電話を受け、すぐに状況を整理して問題解決に尽力しました。その際、言い訳や否定ではなくお客様の指摘をしっかりと受け止め、私が起こしてしまった不備の具体的な内容とそれに対する対応策をお客様に伝えました。
事態が収束に向かう頃、私はお客様のもとに足を運び改めて謝罪と今後の対策について説明しました。お客様からは「誠意が伝わりました。今後も御社にお任せしたい」と言っていただき、お客様に寄り添った対応をすることで、信頼を取り戻す一歩に繋がると強く感じました。
仕事上の業績で最も誇りに思っていることは何ですか?また、どのように達成しましたか?
この質問は、応募者がどのような仕事内容にやりがいを感じるか、目標達成までどう仕事を進めていくかを確認する狙いがあります。回答の際は、志望企業に関連している業務での業績を伝えることをおすすめします。
【回答例】
私がこれまでで一番誇りに思っているのは、製品開発プロジェクトにて年間○○億円を売り上げるヒット商品を作り、3年連続で売上を伸ばしたことです。
前職では、アナログ回路設計エンジニアとしてCAD、CAE、CAMを用いて自社のIoT製品の設計・開発に携わっておりました。そこで製品開発プロジェクトのメンバーに抜擢され、生産管理責任者と連携しながらプロジェクトを進行し、●●や▲▲の製品化に成功しました。販売から3年連続で売上に大きく貢献する結果となりました。
これまでの失敗経験を教えてください。その時、どのように対処しましたか?
この質問では、失敗の内容よりも応募者がどのようにして失敗を乗り越えたのかを見る狙いがあります。回答する際は、失敗してしまった時に何を考えて実行し、どう解決したのか、失敗から何を学んだのかを具体的に説明しましょう。
【回答例】
以前、クライアントの企業サイトの運用を担当していた際にデザイナーとの連携ができておらず、誤った改修を行ってしまった経験があります。修正後のデザインデータに気が付かず、古いデータのままコーディングし、公開していました。
ミスの原因は私の確認不足であり、今後はミスを防ぐためにチェックシートを作成し、エンジニアとデザイナー間で認識の齟齬が生まれないように徹底しました。
この失敗から、早期に原因を特定し改善策を立てる重要性を学びました。以降、業務へ取り組む際は今まで以上に確認する習慣が付き、確実に仕事をこなせるようになりました。
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技術的な知識や経験に関する質問
以下は、技術的な知識や経験に関する質問例と回答例です。
あなたが一番慣れているコーディング言語を教えてください。
この質問は、業務に必要な言語について問題なく理解できているか、複数の言語を使用することが可能かを確認する狙いがあります。回答の際は、一番慣れている言語のみを答えるのではなく、使用経験があり実務レベルで扱える言語について複数回答しましょう。
複数の言語を挙げ、その中で一番使い慣れている言語とその理由を簡潔に説明します。
【回答例】
使い慣れた言語として、JavaScriptやC++、Visual Basic、SQLなど複数ありますが、使用歴が最も長いのはPythonです。5年間を通して多くの案件でPythonを使用した業務に携わってきたため、一番使い慣れています。
データベースのデザインをデノーマライズすべきな場合はどのような時ですか?
この質問は、データベースを最適化する際にデノーマライズすることに関して、メリットとデメリットを理解できているかについて確認する意図があります。デノーマライズをすることでデータベースの能力に影響があることを踏まえて、デノーマライズすべき場面を適切に回答しましょう。
【回答例】
デノーマライズすることで特定のクエリのパフォーマンスが向上し、データベースが最適化されます。アプリケーションの要件に合致するようにデータベースを改良する必要があるときに採用します。
しかしデータ整合性が失われたり、冗長性の増加により更新や削除が困難になることがあるため、パフォーマンスやスケーラビリティの面から必要かどうかを判断することが大切です。
SANとは何なのかについて説明し、使い方も教えてください。
これは特定のネットワークに関する技術的な知識を確認する質問で、SANの正しい理解と適切な使用方法が答えられるかを確認する狙いがあります。SANについての知識に加え、志望企業の業務でどのように活用するかも考えておきましょう。
【回答例】
SANとはストレージエリアネットワークの略称で、ストレージとサーバ間を接続する高速ネットワークのことを指します。
SANの利用で、より大容量のストレージ領域を利用することが可能になり、アプリケーションの可用性・パフォーマンス向上と、データの安全性・保護の強化につながります。
自動ビルドプロセスにおける、継続的インテグレーションシステムの役割を教えてください。
この質問は、継続的インテグレーションシステムの概要や、自動ビルドプロセスにおいてどのように使用されているかということの理解度を見るためのものです。回答の際は、まず継続的インテグレーションシステムの定義を明らかにし、次に自動ビルドプロセスにおいての使用方法を説明しましょう。
【回答例】
継続的インテグレーションシステムとは、システム開発者が開発の過程で、自分のコード変更を定期的にセントラルリポジトリにコミットするよう求めるものです。
コミットされることで自動ビルドが検証するため、コードベース内の問題を早い段階で発見することができます。
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技術面接で失敗しないための「伝え方」のポイント
技術面接での伝え方のポイントは、主に次の3つです。
- ①正解が1つではない質問は前提条件を定義してから回答する
- ②分からない質問には推測の根拠や解決策を伝える
- ③GitHubやポートフォリオでコードスキルを証明する
以下、それぞれ解説します。
①正解が1つではない質問は前提条件を定義してから回答する
技術面接でよくある設計や改善系の質問は、そもそも正解が1つに定まらないケースがほとんどです。そのため、いきなり結論を述べるよりも「どのような前提条件で考えるか」を最初に示すことが重要になります。
利用ユーザー数やトラフィック規模、開発体制などを仮定したうえで回答すると、思考の整理力や実務視点が伝わりやすくなります。
前提を言語化できるエンジニアは、設計議論がしやすい人材として評価されやすい傾向があります。
②分からない質問には推測の根拠や解決策を伝える
技術面接では、すべての質問に即答できることは求められていません。
重要なのは、分からない状況にどう向き合うかです。知識が不足している場合でも、その理由を整理し、どの情報を調べてどう解決するかを説明できれば、課題解決力や成長意欲は十分に評価されます。
特に、自走力を重視する企業や少人数チームの現場では、「分からないことを放置しない姿勢」が高く評価されるポイントになります。
③GitHubやポートフォリオでコードスキルを証明する
口頭説明だけでは伝わりにくい技術力は、GitHubやポートフォリオを活用することで客観的に補強できます。
コードの構成やコメント、コミット履歴からは、設計力や保守性への意識、開発スタイルまで読み取られます。
特に自社開発企業やエンジニア主導の採用を行う企業では、実際のアウトプットを重視する傾向があります。
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ここでは、おさえておきたいポイントを解説します。
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今回は、技術面接の質問・回答例や失敗しないためのポイント、逆質問対策について解説しました。
事前に対策することで質問に対して正確に自分の言葉で回答することができるため、妥協せずにしっかり対策することをおすすめします。今回記載した質問以外にも想定される質問はあるため、情報収集は常に行うと安心です。
しかし、技術面接の経験がない方や面接自体が苦手な方の中には、「自分だけでは面接対策が難しい」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
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