面接で健康状態を聞かれたら?適切な答え方や質問の意図を解説
「転職の面接で健康状態を聞かれたらなんて答えれば良い?」業務に支障をきたすという懸念から健康状態に関して質問する会社は珍しくありません。実際にこのような質問をされて、答え方に頭を悩ませた人も多いのではないでしょうか。この記事では面接や履歴書で健康状態に関して質問された際の答え方を解説します。
目次
アンケート調査概要
【アンケートの概要】
期間:2021年5月31日~2021年6月30日
調査対象:弊社にご来社いただいた20代~40代の方
調査方法:面談後にアンケート調査を実施
対象人数:460名(未回答を取り除いた有効回答のみカウント)
調査内容:下記3つについてアンケートを取りました。
1. ご自身のスキルや仕事量に見合った年収を貰えていると思いますか?
2 .質問1で「いいえ」と回答した方が考えている自身の年収が上がらない理由
3 .転職する上で希望年収より重視できる条件はありますか?※複数選択可
アンケート調査結果
見合った年収を貰えている人の割合
結果は「はい」と答えた方が49.8%、「いいえ」と答えた方が50.2%と約半数ずつという結果でした。
この結果は年代別で見た場合とほとんど変わりません。つまり、どの年代でも一定数が年収評価に対して不満をもっていると考えられます。
対照的に、年収別で見た際にそれぞれ有意差がありました。詳細に関しては後ほどご紹介いたします。
年収が上がらないと考える理由
「会社の給与レンジが低い」という回答が28%ともっとも多くなっています。
このことから、自身の年収が見合ったものでないと判断している方の多くは、自身の職種の年収レンジを参考にしていると考えられます。
職種別の年収に関しては転職サイトだけでなく、”職種 年収”で検索すると平均の年収や年収レンジについての記事がでてくるので容易に知ることができます。
そのため多くの人が一度は自身の職種の年収レンジを調べていて、どれくらいまで出るのかを知っていることが考えられます。
転職する上で希望年収より重視できる条件は?
「職務内容が魅力的」という回答が32%でもっとも多くなっています。また、次いで「事業内容が魅力的」という回答が23%で多くなっています。
年収よりも上記2つを優先する理由として考えられることとしては、
・自身の今後やりたいことや携わりたい事業を明確に定めている
・スキルアップを前提とした転職を考えている
といったことが考えられます。
自身のスキルや経験が足りていないことを自覚している場合は特に、年収が下がってでもスキルアップできる職務内容を優先するというケースが考えられます。
年代別では
【20代】年収より重視できる条件がないと答えた人が最も少ない
(20代:転職する上で希望年収より重視できる条件はありますか?※複数選択可)
20代では年収より重視できる条件が「ない」と回答した割合がもっとも低くなっています。
経験社数が少なく、キャリアも他の年代と比べると浅い20代は、スキルアップやキャリアチェンジを望む方が多いと考えられます。
実際に希望年収より重視できる条件として「職務内容が魅力的」と回答している方が35%と最も多くなっています。他の年代と比較しても同様です。
【40代】会社の業績が悪いという回答が他の年代の倍以上
(40代:質問1で「いいえ」と回答した方が考える年収が上がらない理由)
40代の「問1でいいえと回答した方が考える年収が上がらない理由」への回答は「会社の給与レンジが低い」、「会社の業績が悪い」、「会社の評価制度が悪い」の3つの会社側の要因が7割を占めています。
この結果は他の年代と比べて最も高くなっています。
評価制度に関しては個人と企業・上司の間で相違が生じやすいことが考えられます。
社会人として経験年数や勤続年数が増えるにつれて、自己評価と会社や上司からの評価との相違が大きくなり「会社の評価制度が悪い」と回答する人が増えることが考えられます。
その他にも
・マネジメントポストがない→これ以上キャリアアップとそれに伴う年収アップが見込めない
・業績が伸びていなければその分人件費に還元されることはない→給与アップがのぞめない
といったことが会社側の要因として考えられやすいと思われます。
年収別では
スキルや仕事量に見合った年収をもらえているかは年収別で有意差が
スキルや仕事量に見合った年収を貰えていないと感じている方は年収が上がるに連れて「はい」と回答している方の割合は少なくなっています。
年代別では変化が殆どなかったこの質問ですが、年収別では唯一有意差がはっきりと出ています。このことから、一定額の年収が“自身のスキルや仕事量に見合った年収を貰えている”と実感できる要因になると考えられます。
国税庁の調査で、日本の給与所得者の平均給与は467万円ということがわかっています。このことからも400万円から500万円台を境に割合が変わると考えられます。
20代は仕事量に対して年収評価がついてきていない?
~300万円台の層は、「ご自身のスキルや仕事量に見合った年収を貰えていると思いますか?」という質問に対し「いいえ」と回答している方が約6割と多くなっています。
さらにこの層の中から最も母数の多い20代で絞ると、回答は同様に6割が「いいえ」と回答しています。
20代は経験が浅いため、年収が上がりづらい傾向にあります。それに対して業務量が多いことからこのような結果になっているのではないかと考えられます。
年収以外を重視した転職の具体例
最も重要視するのは雇用形態(フリーランスから正社員へ)
フリーランスから安定した長期就業を考えて正社員雇用を希望する方は少なくありません。もしフリーランスから正社員として転職した場合、年収が7,8割になると言われています。
それでも結婚などのライフイベントや、コロナ禍などで経済が不安定になった際に安定した就業を重要視して転職するという方もいます。
担当業務外の仕事を任せられてしまう(職務内容重視)
年収ではなく職務内容を重要視する方の例では、やりたい業務に集中できる環境に転職したいというケースもあります。
会社の方針が変わってしまったり、規模の小さい会社であれば、本来担当しないような業務も担当する場合があります。それによって本来の業務があまりできず、そのことが大きなストレスとなってしまっているケースです。
社風マッチの実現
ライフスタイル含めて、自身のキャリアを形成していきたいと考える方の中には社風マッチを重要視するケースがあります。
その企業で勤めている方々はどのような生活を送っているのか、上司部下の関係性やコミュニケーションのとり方など含めて判断しようとしていると考えられます。
企業側に関しても社風マッチを意識するケースは増えているので、重要指標であることは間違いないと思われます。
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まとめ
今回は「自身のスキルや仕事量に見合った年収を貰えていると思うか」とその要因、さらに転職時に希望年収以外で重要視しているものは何かについて調査しました。
自身が適切な評価を得ているかは働く上で重要なことの一つです。
さらにその要因がわかっている、もしくは考えられているかも重要です。
この記事をきかっけに、自分の市場価値を図ることや、自身のキャリアを築いていく上で最も大切な指標は何なのかを改めて考えていただければと思います。
誰かに相談したいと考えた方はぜひ転職エージェントにご相談ください。弊社ではご相談ベースからも承っていますので、ご連絡お待ちしております。
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