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【IT業界調査①】コロナ禍を経てリモートワークを経験した方はどれくらいいる?

コロナ禍により緊急事態宣言が出されリモートワークに切り替えた企業は非常に多いかと思います。IT業界はリモートワークとの親和性が高く特に多いのではないでしょうか。そこで今回、IT業界に従事する求職者を対象に「リモートワークの経験の有無」「今後も継続していきたいか」について調査しました。是非ご覧ください!

新型コロナによる働き方の変化

 

 

外出自粛による大きな変化

 

今年、新型コロナウイルスが流行したことにより、国より外出自粛が促されました。仕事においても大きく影響があり、可能な企業は在宅での勤務を推進されました。

これにより今までリモートワークという働き方を検討していなかった企業も、リモートワークを導入したのではないでしょうか。

 

そこで、

 

・実際にリモートワークを経験した方はどれくらいいるのか。

・リモートワーク働き方にどのように感じたか。

 

について、弊社をご利用頂いたIT業界に従事する求職者に対してアンケート調査を実施しました。

 

調査の実施

 

調査の概要は以下の通りです。

期間:2020年6月~7月

調査対象:弊社コンサルタントとご面談されたIT業界に従事する20代~40代の方

調査方法:面談するうえで記載していただくアンケートより集計

対象人数:908名 (未回答などの無効回答を除く回答を集計)

調査内容:

  1. リモートワーク(在宅勤務含む)の経験の有無に関して
  2. リモートワークを継続したいかどうか
  3. 転職先にリモートワークの導入を求めるか

 

本記事では

・リモートワークの経験の有無

・リモートワークを継続したいと思う方の割合

について言及いたします。

 

リモートワークを経験した求職者の割合

 

まずはアンケート結果です。リモートワークの経験有無の割合は以下の通りでした。

 

 

新型コロナでリモートワーク経験者が激増

 

リモートワークを経験したことがある方は84.3%もいることが分かりました。その中の78.6%が新型コロナの影響でリモートワークを経験したそうです。

IT業界はリモートワークとの親和性が高い業界です。『平成 30 年通信利用動向調査の結果(概要)』(総務省ホームページ)を見ても、IT業界(情報通信業をIT業界としています。)は他業界と比較して導入社数が20%近く多いそうです。

実態を調査するため、新型コロナが流行する前の2019年11月にもリモートワークの経験について調査しました。しかし、その際のリモートワーク経験者は33%程度でした。それが今では84.3%であり、50%以上増えているのです。

※過去調査記事はこちら『リモートワークってどんな働き方?IT業界での実態調査も用いて徹底解説します!』

外出の自粛や企業からの要請で、余儀なくリモートをワークに移行した企業は非常に多いことが分かます。新型コロナは、IT業界の働き方にも多きな爪痕を残したことが伺えます。

 

ほどんどの人がリモートワークに興味がある

 

リモートワーク未経験の方に対して、「リモートワークに興味はありますか?」と質問しました。

なんと95%の方がリモートワークに興味を示していることが分かりました。やはり「通勤の時間を削減出来る「自分の好きな場所で働ける」という事を魅力に感じるは多いのでしょう。

 

リモートワークが難しい職種

 

 

IT業界では80%以上の方がリモートワークを経験しており、リモートワークとの親和性が高い業界といえますが、やはり導入が難しいケースもあります。今回の調査で、リモートワークの導入が割合が比較的低かった職種についてその考察と共にご紹介いたします。

 

インフラ系エンジニア

 

インフラ系エンジニアとはネットワークやサーバーなどシステムの根本部分を扱う職種です。リモートワークの経験者数は67.1%とIT業界の平均と比較して15%近く低いことが分かります。

インフラ系はシステムの根本部分であり、この部分でなにか障害が起こった場合致命傷を与えます。特にネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの場合、物理機器の管理や機器を扱う作業もあります。その為、機器の近くにある必要がありリモートワークが難しいと考えられます。

インフラ系エンジニアでリモートワークが可能なケースとして、物理機器の運用を外部に委託しているケースです。何か障害が発生した場合でも委託先で対応が可能などで、リモートワークが実現可能です。

 

汎用系エンジニア

 

汎用系エンジニアのリモートワーク経験割合は66.7%でした。

汎用系エンジニアもインフラエンジニアと同様にが必要な職種です。汎用機というホストコンピュータを用いて開発を行います。そのためリモートでの作業が難しいのです。

 

オープン系エンジニア

 

リモートワークの経験割合は77.9%と、平均と比較して若干低い結果でした。

エンジニアというとリモートワークが手軽にできるイメージがあるかもしれません。しかし、オープン系エンジニアの扱うシステムには、業務系システムなど社内の重要なデータを扱うケースがあります。

そのため、セキュリティ上の問題で社内のネットワークでしかアクセスできないようになってたり対策がされているのです。そのため自宅に持ち帰りで作業ができないといったように、セキュリティ面が課題でリモートワークが叶わないケースもあります。

 

リモートワークを続けたい?メリットとデメリット

 

メリットとデメリット

 

リモートワークと聞くと良いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?

リモートワークのメリットとデメリットは以下の通りです。

 

【メリット】

・通勤に費やす時間やストレスを削減できる

・自分の好きな場所で働ける

・比較的、時間を自由に使える

 

【デメリット】

・コミュニケーションが難しい

・何か困っても相談がしづらい

・仕事の環境に依存する

・自己管理能力が必須

・出費が増える

 

このように見ると、デメリットも多くあることが良くわかります

 

リモートワークを続けたい人はどれくらいいる?

 

では実際にリモートワークを経験してみて、続けたいと思う方はどれくらいい

リモートワーク経験者に対して「リモートワークの働き方を続けたいか」についてアンケートを実施したところ以下の通りとなりました。

※有効回答727人に対する割合です。

 

 

結果は65.1%が「リモートワークを続けたい」と回答しました。

やはり多くの方をメリットに感じる方は多いようです。2020年8月現在、いまだに新型コロナが収束していないことも要因にあるのかもしれません。

次に多いのは「どちらとも言えない」という回答で15.7%でした。上にも記載したようにリモートワークにはメリットとデメリットもデメリットもあります。実際にリモートワークを通して実感された方も多いのかもしれません。

※この質問で上がってきた詳しい回答に関してはこちらの記事をご覧ください。

 

とはいえ、リモートワークを取り入れた働き方をしたいという方は80%以上を占めていることが分かりました。リモートワークを経験して尚、この新しい働き方に注目が集まっていることが伺えます。

 

まとめ

 

 

アンケートの結果より、IT業界ではコロナ禍を機にリモートワークという働き方を経験された方は非常に多いようです。また、リモートワークという働き方を継続したいという方がほとんどのようです。

 

緊急事態宣言が解除された後もリモートワーク制度を継続している企業は多くあるようです。この新しい働き方の導入はは人材の獲得にもつながってくるのかもしれません。

弊社ギークリーでもIT業界に属する企業様の求人を多く保有しております。コロナ禍でリモートワークに切り替えた企業様の情報もおおくありますのでお気軽にお尋ねください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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