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アイキャッチ画像-石垣雅人さんと大嶋悠也さん

【後編】合同会社DMM.com ~IT企業だけど製造業もやっちゃう「なんでもありな会社」~

前回はDMMの歴史とテックカンパニー化にフォーカスを当てて取り上げましたが、今回はDMMに対するイメージとして多くの人が思い浮かべそうな「なんでもありな会社」というイメージに切り込みました。「なんでもありな会社」のイメージはどのように作り上げられたのでしょうか?その答えを知るためのキーワードは「主体性」です。

【前編】はコチラから⇓

【前編】合同会社DMM.com ~レンタルビデオ店からテックカンパニーへ~

 

 

大嶋悠也さん

2018年6月、合同会社化を迎える直前の変革期・過渡期のタイミングで、社長室所属で入社されております。その後「テックカンパニー化」していくフェーズで、2018年8月からエンジニア採用に携わり始めました。DMM全体の採用の管理をやりながら、各本部にHRBPという形で事業に寄り添って、組織設計や採用戦略に携わっていらっしゃいます。

 

石垣雅人さん

2015年に新卒のエンジニアとしてご入社されております。1年目はエンジニアリングを、2年目からはプロダクトオーナー、プロジェクトマネージャーとしてご活躍されております。また、チームのエンジニアリングマネージャー的な立場もしており、プロダクトだけでなくエンジニアの価値も最大化するところに注力されております。

 

なんでもやる会社

 

「ビジョン」は定めない

 

本多

「新規事業の多さ」「色んなことをしている」というのが、弊社にお越しいただく求職者様のDMMに対する印象だと思っています。(Webに限らず)40以上の事業が存在し、その勢いをより一層押し広げていこうというフェーズだと思います。そこで質問なのですが、DMMは、この先の最終ゴールとしてどこを目指されているのでしょうか?

 

大嶋さん

ゴールという所で言うと、特に定めていないのだと思います。

新規事業の起き上がり方で言うと、中から派生してきたり、外から買ってきたりするものなど様々あります。ただ、基本的には各々の社長の中に様々な想いがあって、挑戦して失敗して、それでまた多くの事業を創る、という流れになっております。その過程で各々の社長が各事業部のルールを作って、事業を伸ばしていっております。

「大きいゴール」みたいなところは特になくて、各事業部の社長がそれぞれ掲げているゴールに向かって「頑張ろうぜ」みたいな感じになっている印象です。

最近では、DMMを「器のような会社」と表現していて、「ビジョンはないけど、プリンシプルはある」みたいな『コーポレートメッセージと5エッセンス』を発表しているので、良かったら見てみてください!「誰もが見たくなる未来」をつくっていくぞ!というDMMの想いが伝わるいい文章だと思っています!

 

本多

そうなんですね!そうなると、それぞれの事業の社長の方の「やりたい」という想いをもとにどんどん事業を派生させていく。そんなイメージでしょうか?

 

大嶋さん

そんなイメージです(笑)

 

石垣さん

ビジネス価値があるところにはとりあえず手を出してみる。それが海外だったら海外に手を出す。去年もアフリカに事業を拡げましたが、あれもビジネス価値があるからそこに行ったのであって、それだけなんです。

 

なぜこんなに多様な事業が起きるのか?

 

 

本多

色々な事業が生まれるのは、元々採用段階で「こういうことをしたいんだ!」という人を採用している所に紐づいているのでしょうか?

 

大嶋さん

採用しているときの印象としては、ゼロイチで何かを作りたいという人は多くないです。通常のエンジニア採用では「新規事業をやりたいです!」という人たちではなく、変化や進化を続けているDMMで「技術を磨きたい」「良い開発をしたい」「一緒に成長したい」という人の方が多い印象です。

 

本多

亀山会長に直接提案できるような人が、どんどん社長になっていって、事業を生み出していく。そしてその下に、「技術を磨きたい」と思ったり、「色々な技術を使ってみたい」と思うエンジニアの方たちが集まってくるイメージでしょうか?

 

大嶋さん

そうですね。

 

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主体性のあるエンジニアにとっては最高の環境

 

基本的にやりたいことは全部やれる環境

 

本多

今までのお話を聞いて、DMMは、エンジニアの方にとっては魅力的な環境なんだと思います。色々な想いをもって事業を立ち上げる方々がいて、水族館やFinTech、物流など、多様な事業が生まれています。そういった「事業視点」で興味を持つことができますし、一方で「テックカンパニー化」というキーワードが表しているように、「技術視点」でも興味を持つことができます。

そんなDMMですが、「こういう人を採用したい!」というお考えはあるのでしょうか?

 

大嶋さん

基本的には、「変化と進化。成長と拡張」を続けていくDMMで、一緒にチャレンジしながら「変化と進化。成長と拡張」をし続けてくれる人と働きたいと思っております。

例えば、DMMには「DMM テックエンパワーメント制度」というものがあって、AWSやGCPなどを月1万円会社で負担をしたり、必要になった技術書の金額を負担する制度もあります。

人事としては、社員の方が「能力とモチベーションの最大化」ができるような支援体制を整えていきたいと考えているので、 それらの制度を自律的に取りにいける、意欲のある人が来てほしいなと思います。

 

石垣さん

その通りですね。基本的にやりたいことは全部やれる環境は整っています。例えば、弊社には、先ほどの例に出たAWSやGCPの「実弾演習場」みたいなものがあって、普通は個人でやるとなると費用を個人で負担しなければいけませんが、DMMだと会社が負担してくれます。

なので、主体性のあるエンジニアにとっては最高の環境だなと思いますね。逆に強制力がないものなので、主体性がないとあまり活用しきれない環境だと思います。

 

社内勉強会もとても活発

 

 

本多

DMMには社内勉強会、そして技術知識を交換し合うアバッシュがあると思うのですが、このような制度はどういった背景で生まれたのでしょうか?また、社内では具体的にどういった勉強会が開催されているのでしょうか?

 

大嶋さん

背景の部分でいくと、現場のエンジニアが主体的になってビアバッシュやAndroidの勉強会を開催してくれています。人事目線で言うと、そういった学ぶ意欲のある人が積極的に勉強会をやって、その勉強会をみんなが聞きに来るみたいな、そんな環境が素敵だなと思います。

 

本多

そうなんですね。石垣さんは勉強会を開催されたりしましたか?

 

石垣さん

僕だと、ZOZOテクノロジーズさんと200人~300人規模の合同勉強会を実施しました。通常であれば、個人で勉強会をやるとなると、飲食代とか場所代も、場合によっては個人で負担しなくてはいけないと思うのですが、そういった費用も会社が負担してくれます。なので、繰り返しになりますが、主体性のある人にはうってつけの環境なのではないかと思います。

 

最後に一言

 

本多

最後になるのですが、DMMにご転職を考えている方に一言頂けますでしょうか?

 

 

大嶋さん

今後DMMは、より「なんでもありな会社」を目指していく方向性にあります。そんな中で、もちろん事業に好奇心を持てるということも大切なのですが、それ以上にその人にとって本当に良いキャリアになるのか、お互いに取ってWIN-WINであるのか、というところをしっかり話し合った上で一緒に会社を作っていけたらな、と思っています。

 

本多

ありがとうございます。石垣さんからもお願い致します。

 

 

石垣さん

端的にエンジニアリングを強めるというよりは、プロダクトをグロースさせるために何が必要か、そもそも何を作るべきか、を考えられること。その手段として、エンジニアリングがある。そんな考え方をもった方に来て頂ければなと思います。

ですので、「この技術をやりたい」でも良いのですが、事業ベースで「どうプロダクトを成長させるか」っていう所を、主体性をもって考えられる人が良いかな、と思います。

 

本多

全体を通して、とても簡潔かつ分かりやすい説明を頂けました!ご協力頂き誠にありがとうございました!

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

アイキャッチ画像-石垣雅人さんと大嶋悠也さん

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