株式会社オークファン ~WEBサービスで「物の再生」を手掛けるRe-Infra Company(リンフラ カンパニー)
物の再生?Re-Infra Company(リンフラ カンパニー)?疑問に思われる方も多いと思いますが、株式会社オークファンは「年間22兆円の在庫廃棄ロス」に着目して、在庫を売り切るための仕組みを「価格相場の見える化」「品揃えの可視化」「EC店舗の管理機能一元化」などの形でWEBサービスとして提供されています。コロナ禍でも株価を3倍に伸ばすなど、成長性も高い企業様です。気になる採用フローや選考ポイントについても、詳細にお聞きしました!
目次
オークファングループの開発部門全体のマネジメントを実施されており、主に「既存プロダクト」の開発部長として従事されています。
オークファンとは
Re-Infra Company(リンフラ カンパニー) を目指したい
貴社は様々な事業展開を行っていますが、上垣さんは「オークファン」をどういった会社だとお考えですか?
2020年10月頃に『Re』という言葉の持つ概念に着目し、『Re-Infra Company(リンフラ カンパニー)』を目指したいと掲げました。
僕らはもともと「商品を届けたい」方々の価格情報をシェアすることで、「商品が欲しい」方々へ商品が届くプラットフォームを提供してきました。
これはつまり「企業在庫」として売れ残ったり廃棄されてしまったりする可能性のある商品を「市場に復活させる」ことだと考えています。
実は国内で年間22兆円近い商品在庫廃棄損があります。
ここをオークファンが活性化させたい。これが『Re-Infra』という概念の中心になります。
『Re-Infra』から派生するサービス
『Re-Infra』がどのようにサービスと結びつくのでしょうか?
大きく2つに分かれます。
1つは「在庫価値ソリューション事業」です。
先ほどもお伝えしたように、本事業の軸も「企業在庫を市場に復活させること」にあります。
複数のネットショップを展開される方々向けに管理機能を一元化させる『タテンポガイド』、そしてネットショッピングやオークションの相場(統計価格)比較サービスである『aucfan(オークファン)』等のサービスです。
「商品在庫」に関して困っているお客様に対して、僕らが持っているデータの力を使って解決に導くのが「在庫価値ソリューション事業」です。
もう1つは「商品流通プラットフォーム事業」です。
BtoBやBtoBtoCの商品プラットフォームを自社で展開しています。
例えば、4,500社以上のサプライヤー様と40万社以上のバイヤー様をつなぐ卸売・仕入れプラットフォーム『NETSEA (ネッシー)』や、売上の一部を寄付する寄付型ショッピングサイト『Otameshi(オタメシ)』等のサービスです。
サービス自体はややこしくて色々なものがあるのですが、すべては『Re-Infra』という概念。つまり『物をどうにか再利用させる』ということを起点に考えていただけると分かりやすいかと思います。
ありがとうございます。
上垣さんはそんな事業のやりがいや魅力をどのようにお考えですか?
『Re-Infra』という概念を取り入れて、社会の困りごとを作り直していく。ここが一番の魅力です。
「物の売買」は人間が塩で交換していた遥か昔から存在していて、今後も形は変われど「物の売買」は続いていくと思います。
そこでは必ず何かしら課題が付き纏うはずで、ここを解決して社会をより良くするソリューションを開発していく。
これが当社のやりがいや魅力なんじゃないかと考えています。
オークファンのエンジニア組織について
オークファンのエンジニア組織の特徴を教えてください。
事業のスピード感は早いと思います。
僕はもともとヤフージャパンや野村総研を経て、スタートアップの立ち上げを経験した後にオークファンに入社したのですが、どの企業と比較してもスピード感が全然違います。
特にトップの意思決定スピードが早いのが特徴的でしょう。
「こちらが良い」と思ったら突き進む、というスピード感は当社の強みですね。
組織体制はどのようになっていますか?
プロダクト開発エンジニアとデザイナーをいれて40人弱います。
そこにプラスして業務委託の方もいらっしゃるので、全員含めると50~60人前後です。
状況によって人数も変わるイメージですね。
どういった経緯でオークファンのエンジニアを選ばれる方が多いですか?
いろんな経緯を持った方がいますが、もともとSIでただ与えられたことをこなす仕事でなく、自らサービスを創り上げていきたい、という方が特に多いです。
そういった方々が、現場にフィットするまでのフローが知りたいです。
オークファンは色々なサービスがあるので、サービスによって使っている技術も言語も違います。
もともと、M&Aで一緒になったサービスも多いので、それだけレパートリーが多いとも言えます。
ですので、実際に入社される方がご経験されてきた技術を活かせるサービスに参画してもらって、OJTを通じてオークファンのサービス開発のやり方を学んでいただきます。
その上でさらに別のサービスでも活躍いただく、ということもあります。
選考について
求める人物像
御社の「求める人物像」について教えて下さい。
まずはエンジニアリングが好きな人ですね。
「好きこそものの上手なれ」ではないですが、これがないとエンジニアとして成長することも難しいですし、重要視するポイントの一つです。
もうひとつは、事業に貢献したい人ですね。
技術だけを見て仕事をしたい方というよりは、「サービスを一緒に創っていきたい」と思う人がオークファンでは活躍できます。
「言われたことをやればいいや」ではなくて、「お客さんにとって〇〇の方が重要だよね」という事を自ら提案して動いていける人が、オークファンには合っていると思います。
書類選考~面接について
書類選考では、意識して見られる点はございますか?
当社のどのサービスがマッチしているかを見ています。
例えばECサービスを経験されている方であれば『NETSEA(ネッシー)』等です。
そういう意味では、これまで基幹システム中心にご経験された方はどのサービスにもあまりマッチしないと思います。どちらかと言うと、ECやWEB系の方が多いです。
また、オークファンのエンジニアは「責任範囲の広さ」が特徴なので、上流部分(要件定義~基本設計)の経験がない方だとマッチしない可能性が高いです。
面接では、意識して見られる点はございますか?
基本的な選考プロセスは「書類選考→1次面接→2次面接→最終面接」という形になります。
1次面接は「現場の面接」になります。
書類選考段階でご経歴を見た上で、オークファンでマッチしそうなサービスのマネジャーが担当します。
ですので、そのサービスで使う技術や仕事に対する考え方を質問させていただきます。
2次面接「部長面接」です。
私ともう1人のインキュベーション事業部長との面接で、「会社の空気と合うかどうか」をすり合わせることが2次面接の大きな目的です。
選考通過しないケースについて知りたいです。
仕事のスピード感や考え方でのズレがあるケースです。
「責任範囲が広い」と申し上げましたが、やはりある程度自走する力がないとマッチしないかなと思います。
もちろん「責任範囲が広い」ので不安を感じられることもあると思いますが、そういった時には私やインキュベーション事業部長とコミュニケーションを取りながら進められると良いですね。
最後に
最後になりますが、オークファンに興味のある方に対して、オークファンの魅力やアピールポイントがあれば教えて下さい。
まずひとつは国内で22兆円の在庫廃棄ロスに対してソリューションを提供する会社である点です。
SDGsに関連する事業展開も行っているので、社会貢献性が高い会社だと思います。
そしてもうひとつですが、成長企業でもある点です。
コロナ禍での巣篭もり消費を追い風にして、株価も3倍くらいになりました。
このような状況下だからこそ、オークファンのサービスを使って、個人の方々や企業様に対してEC事業のバックアップをより強めていけたらいいなと思います。
まとめると、自分自身のやっていることがそのまま事業に繋がる。更にそれがそのまま社会貢献にもなる。
「社会貢献+事業成長」でいいバランスが取れた会社がオークファンだと思います。
「社会貢献性」と「成長」は相反する概念ですので、オークファンのような会社は世の中にも数少ないと思います。
そんなオークファンを存分に知ってもらえるインタビューになったかと思います。
素敵なインタビューをありがとうございました!
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