株式会社ココナラ ~日本最大級のEC型サービスマッチングプラットフォームの先駆者となる急成長企業~
今回はスキルマーケットで有名な株式会社ココナラにインタビューをしました。事業内容はもちろん、ココナラで働く魅力や求める人物像についてお伺いしました。選考でのポイントも教えていただいたので、ココナラへの転職に興味がある方は是非ご覧ください!
目次
前職ではモバイルアプリ開発に携わり、その後、R&Dの部署にも所属されITコンサルタントもご経験されています。
ココナラには2017年9月に入社し、現在はアプリ開発グループのチームマネージャーを務めていらっしゃいます。
大学院修士課程卒業後、受託開発会社でネットワーク制御システムの開発に携わり、その後もエンジニアとして幅広く技術をご経験されました。
ココナラには2020年5月に入社し、現在はバックエンド開発グループのマネジャーを務められていらっしゃいます。
大学卒業後はサーバーサイドとクライアントサイドの開発、Webの技術を使ったスマートフォンのアプリの開発をされています。
ココナラには2018年9月に入社し、現在はフロントエンド開発グループのチームマネージャーを務めていらっしゃいます。
ココナラの事業とは
ココナラの事業内容
まず最初に御社の事業について教えてください。
“一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる” というビジョンのもと、知識・スキル・経験を売り買いできるスキルマーケットを提供しています。
プロダクトとしては大きく2つあります。
まず1つ目が主力事業である「ココナラ」。
知識・スキル・経験を売り買いできるスキルマーケットです。イラストやライティングなどの「制作系」、ビジネスなどの「サポート・代行」、美容やキャリアなどの「相談系」まで多彩なサービスを売り買いできるサービス版のECのようなプラットフォームです。
2つ目に「ココナラ法律相談」という広告メディアも展開しております。
「ココナラ」の相談系カテゴリから派生してできたサービスで、一人ひとりの悩み分野にあった、強みのある弁護士が見つかる検索メディアです。弊社のクライアントである弁護士の強みや個性を広告上に引き出す事で、ユーザーさんとのベストマッチングを図る法律相談のサービスです。
プロダクトとしてはこれら2つを運営している会社です。
成長過程のビジネス
御社は2021年3月にマザーズに上場されたと思います。何か変化などありましたか?
※市場再編後は東証グロースに上場
特に大きく変わったことはないですね。
事業の成長や組織の拡大が著しい会社ですが、上場はゴールでなく成長過程の通過点で、新しいフェーズを迎えるという表現で良いと思っています。
成長過程とのことですが今後はどのような展開をされていく予定ですか?
日本国内だとスキルマーケットはまだ前例が少なく、ココナラが先駆者的な存在だと思っております。
ココナラを知らない方々もたくさんいるとは思いますが、将来的には「全てが揃うサービスマーケットプレイス」「困ったらココナラに行けば何でも解決できる!」そんな存在になっていくことを目指してます。
元々C to Cのイメージをもたれている方も多いですが、2021年8月に“ココナラビジネス”を新たにリリースし、今後はよりビジネス利用においてもユーザービリティが高いサービスへ成長していきたいと考えております。
ありがとうございます。スキルシェアのプラットフォームになっていくということですね!
新しいフェーズになってみてエンジニア視点で意識されていることはありますか?
ココナラというプロダクトがどんどん大きくなりユーザー数も増えていく中で、今後更に安定したサービスを提供するための土台を構築していかないといけないと感じています。
サービスが成長していくにつれて、バグなどが出た時の影響が大きくなる状況です。サービスの安定性に対しての責任感や使命感というのはいっそう感じていますね。
他にはシステムのパフォーマンスといった観点、例えば表示が速くユーザーにストレスなく見てもらえるか等にも注力しており、多くの方に快適に利用していただけるサービスにしたいと思っています。
ココナラに入社する魅力
ココナラの魅力➀ 風通しのよい組織
今後、更に成長していく事業で非常に面白そうですね!
現在のフェーズで入社する面白さはどういった点でしょうか?
ユーザー数もどんどん増えていき、新しい領域のプロダクトを成長させていくフェーズに関われるのが面白みの1つですね。あとは組織も大きくなってきているので、様々なバックグラウンドを持ったエンジニアと一緒に仕事ができるのも魅力だと思います。
技術的な面でいうと、ココナラのシステムはレガシーな部分もありますが、ここを新しく作り変えていこうという動きはあります。
そういった新しい技術の導入は現場から上がってくるのですか?
そうですね。現場主導で調べ、使ってみて良さそうであれば社内の執行会議で承認をもらって進めていくことが多いです。
現場の意見が取り入れられやすい環境があるのですね。
そうだと思います。
ココナラではプロジェクトごとにチームを組むプロジェクト型を採用しています。
それぞれのメンバーが参画しているプロジェクトは別々なのですが、フロントエンドチームメンバーの結びつきが強く、毎週みんなで話し合う場を設けているので日々進めていきやすいです。
アプリチームでも情報交換をする場を設けていたり、グループ全体で隔週アプリの議題を持ち寄って勉強会を開催しています。気になっている技術だったりとか、こういうのをココナラのプロダクトに導入したらどうだとか、いろんな議論ができたりします。
ユーザから「どういうフィードバックがあったか」が共有されているので、プロジェクトのメンバー同士は課題に対して同じレベルの温度感を持ててると思います。その為、「こういうユーザの声あったからこうしよう!」となると、スピード感を持ち進めていくことができるのだと思います。
また、バックエンドチームでは技術紹介や課題共有、振り返りを共有するように毎週ミーティングを実施してるので色々な議論をする機会があります。
他チームとの勉強会も行っており、バックエンド以外の観点で議論できたりもします。
ありがとうございます。つまり役割に関係なく発信できる場が設けられているのですね。
エンジニアは自己研鑽をしたい方が多いので、そういった場があるのは魅力的です!
ココナラの魅力② ユーザーに近いプロダクト
他にはどのような魅力がありますか?
ユーザーさんのリアルな声を元に、サービスの改善を検討していけることも面白いと思います。
Slackにユーザーさんのご意見が流れてくる「ご意見ボックス」というチャンネルがあって、その貴重なご意見を見ながら日々議論しています。
ユーザーとの交流会も現在はオンラインで月2回ほど行ってます。
例えば、参加者同士で小さいグループをいくつか作ってお互いどういう風にやっているか等の話を共有しています。その中に社員が混ざって場を盛り上げつつ、直接ご意見等をお聞きすることができます。
サービスを作るうえで、ユーザーの声を直接聞けるのは非常に魅力的ですね!
ココナラの選考について
ココナラの求める人物像
御社で求める人物像はどんな方でしょうか?
「共感」という部分は大事にしています。
やっぱりココナラという事業が好きで、熱意を持って取り組むにはミッション・ビジョンへの共感が大事ですね。
ココナラで働く上でのスタンスみたいなものをバリューとしてまとめており、それを理解し体現することを推奨しています。
例えば「Beyond Borders」というバリューがあります。自分の担当領域じゃなくても意見を出したり、困っている人がいたら助ける等、ボーダーを引かずに動ける人がココナラには多いです。
ココナラの評価制度にバリューが組み込まれているのも特徴です。バリュー評価が半分を占めているので、バリューが体現できるというのはポイントではあるかと思います。
ありがとうございます。
エンジニア的な視点で求める人物像というのはありますか?
エンジニア的な視点でも同じで、自分の専門領域以外も見に行ける人ですね。
様々な人とコミュニケーションとる必要があるので、専門領域だけで線を引かずに、いろんな専門性を持った人とポジティブにコミュニケーションを取れる方を求めています。
エンジニアの中でも別のグループの人とコミュニケーションをとる事がたくさんあります。「しっかりとヒアリングする聞く力」と「わかりやすく伝える力」の2点でコミュニケーション力があると嬉しいです。
後は、バリューに共感という点。チームワークを大事にしながらお互いの領域も多少カバーし合えることで開発が進みやすくて、気持ちよく働けます。
ありがとうございます!
ココナラに合う人って端的にどんな人でしょうか?
サービス思考でポジティブな人が合いますね。後は、視座が高い人の方がココナラで活躍しやすいかと思います。
選考プロセスと重視しているポイント
選考プロセスについて教えてください。
基本的に、書類選考のあとに2~3回面接があります。
1~2回目は該当のポジションの者が面接をして、最終面接は開発全体を見ている役員が面接をします。
他社と悩まれていたり、こんな人に話を聞いてみたいなどの要望があれば臨機応変にカジュアルな場も設けます。
転職希望者が納得いった状態で選考に挑めるのですね!
選考で重視されているのはどのようなポイントでしょうか?
ココナラの事業に興味を持っていただける方が良いですね。サービスをちょっとでも触ってきていただけると嬉しいです。
初回の面接ではあまり分からなくでも、選考の過程で興味を育てていただきたいです。
例えばですけど、志望理由として「やっぱりココナラのビジネスってとても良いと思いました!」とか「今後伸ばしていくために自分も中でやってみたいです。」みたいな気持ちを持ってもらえると嬉しいです。
エンジニアとしての観点でいくといかがでしょうか?
エンジニアの職務経歴書では携わった案件を書いてもらうと思いますが「どう考えで、どういう取り組み方をしていたか」といったようなスタンスが見えるところを書いていただけると、バリューとも照らして評価できると思います。
面接ではどのような事を重視してみられるのでしょうか?
まずは、どういう基準で転職する会社を選ぶか、どういったキャリアプランを考えているかお伺いし、そもそもココナラで実現可能かどうかを擦り合わせています。
後は、過去のキャリアでどのような事に携わっていたかお伺いして、そこに関連した技術的な話をいろいろ聞かせていただいています。
その話の流れの中で、この方がジョインしたらチームがどういう変化するか、既存のメンバーにどういう影響を与えられるかといったところを見ています。
フロントエンドチームの一次面接では、今までのご経験はもちろん一番難しかったことやそれに対しての向き合い方を聞いています。またチーム開発における取り組み方等、チームワークの観点に関することも見ています。
あとはコーディングスキルを見るために、コーディングテストをする事もあります。
その場でいきなりコードを書くのは緊張もあり、もちろん1発でうまく行かない可能性もあるので、デバッグの仕方や必要な情報の調べ方、詰まってしまった場合のコミュニケーションの取り方等、問題への取り組み方を総合的にみて、働く姿をイメージしています。
問題があったときにどういうポジションでどう考えてどう対応したかというのは良く質問しています。
また、バリューについてどう感じているのかというのも見ています。バリュー浸透度が高い会社なので、その社風に合いそうかどうかの判断基準になっています。
最後に
最後の質問になりますが、エンジニアとしてココナラ様に入社する魅力について教えてください。
ココナラで働く魅力としては、多くの人に「新しい生き方の可能性」を提供できることです。
例えば、今だとコロナに感染して入院してしまい仕事ができなくなってしまう人もいらっしゃいます。しかし、ココナラを利用することで病室からでも収入を得ることができましたといったユーザーさんがいらっしゃいました。
そういうのを見るとその人の手助けができ、人生の可能性を広げられたと思いますね。
自分も含めて、新しい生き方の可能性を提供できるっていうのは、他社にはない魅力かと思います。
ユーザーさんの声を直接聞く機会があるため、ココナラが必要とされている実感を持ちながら働ける。単にお金のためだけに働くのではなく、社会のために働いている実感を持てるところが魅力です。
後は、世界にもまだ多くはないスキルシェアサービスのマーケットというのを手探りで試行錯誤しながら作り上げていくこと。急成長の中でサービスを作っていくのは結構難しいですが、難しいからこそできる経験というのは大きな魅力です。
一人一人が考えたものをぶつけ、組織の成長にも貢献していけます。こういった「変化していくプロセス」を楽しめると思います。
バリューの浸透を徹底してみんなが気持ち良く働ける環境作りをしてるのもココナラの魅力の一つです。
こういった努力を通して、プロデューサー、デザイナー、エンジニアと部署に関わらずみんなで作っている一体感を感じることができます。
これから更に伸びしろのあるスキルシェアサービスの先陣をきるビジネスに携わることができ、社会への貢献度も実感しやすい土台があるのは、他社にはない魅力だと感じました。
素敵なインタビューをありがとうございました!
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