株式会社アイスタイル ~「Beauty×IT」で世界No.1を目指す~
美容業界はあまり興味がない…。そう思われる方も多いと思いますが、「Beauty」という概念は世界共通のものであり、大きな成長が見込める領域でもあります。そんなアイスタイルの魅力を、今回はシステムアーキテクチャ部の部長である白石さんにお聞きしました。面接対策や入社後サポートの話も含めて、幅広くご紹介します!
目次
白石 将さん
海上自衛隊からエンジニアへとキャリアチェンジを果たした異色の経歴をお持ちです。受託系のエンジニアからキャリアをスタートし、その後EC周りを携わり、3年半前にアイスタイルにご入社されております。現在は、システムアーキテクチャ部部長を務めていらっしゃいます。
アイスタイルの魅力的な事業内容
美容に興味がなくてもいいのか?
本多
エンジニアの方のうち、美容に興味を持つ方はあまり多くないのではないかと思います。アイスタイルにご入社された方は、もともと美容に興味を持っていらっしゃる方なのでしょうか?
白石さん
一般的な企業よりも女性比率が高いにしても、エンジニアのみだと男性7割・女性3割、デザイナーを含めると男性6割・女性4割です(2019年10月18日時点)。こう見ると男性の方が多いので、美容に興味があるかというと、実はそこまでではなかったりします。もっと言うと、弊社を受けに来るまで『@cosme(アットコスメ)』を知らなかった方もいるので、必ずしもサービスを知らないと採用しないとかはないです。
代表取締役社長である吉松が、1Q毎に全社員に向けて現場の状況や業界の状況、今後の会社の方針を説明する場があるのですが、そこで会社の事業内容やビジョンを聞くと面白く、こういった所に共感できたからこそ、今も楽しく働けているのかなと思います。
化粧品業界にイノベーションを
本多
「魅力的」とお話頂いた、御社の事業についてお教えください。
白石さん
化粧品業界はブランドイメージを重視するため、売上に対して投入する広告費やマーケティング費が他業界よりも高いです。そのため、「消費者が実際に良いと思った商品よりも、ブランドが投じた広告費によって売れる商品が決まってしまう」という構造を生み出していました。TVCM等をたくさんやれば、消費者がそれを求めると小売側は考え、仕入れる商品を決めることもあるからです。
そこで、消費者の率直な声(口コミ)を蓄積・データベース化し、それらのデータをもとに市場を最適化させることを目的に『@cosme』というサービスを立ち上げました。公正なユーザーのニーズを知ることで、化粧品市場の最適化に繋げ、最終的には消費者自身がその恩恵を受けるような「生活者中心の市場創造」をビジョンとしております。
本多
『@cosme』を中心に、今では多くのファンを作っていますね。
白石さん
20代から30代の女性の3人に2人が毎月利用するまでのサイトに成長し、ユーザー数は500万人を超えて、口コミ数は1500万件を突破するようになりました。PVは月間3億以上で、サービスの基軸となっている化粧品データは30万件以上となっており、デパートやドラッグストア、100均、通販などで目にする化粧品はだいたい網羅しているのではないかと思います。
最近は、サービス利用者の口コミやブランドから提供されたデータを蓄積して、更に活動領域を広げています。弊社が独自に開発したプライベートブランドの展開や、リアルの店舗展開、ECの展開、海外進出など、その領域は多岐にわたっています。
『クチコミサイト』から『美容に関する全てが集まるプラットフォーム』へ
本多
中長期事業計画『Road to 2020』も出されておりますが、御社の今後のビジョンは何でしょうか?
白石さん
『Road to 2020』自体は2016年に発表されたものになります。収益の拡大を目的とした既存プラットフォーム事業の拡大、実店舗などの新規事業の展開、海外への本格進出が中心となっていますが、それが実現することでユーザー目線でなにが変わるかというと、「ビューティープラットフォームの実現」だと思っています。
これまでの『@cosme』というのは、ユーザーさんと化粧品との接点を持つ場としての役割が大きかったですが、今後は「美容に関する全ての情報に出会える場」と再定義をし、全てのモノ、コト、ヒト、そして場所が繋がっていく場にしようとしてます。
詳しくはコンセプトムービーをご覧いただきたいです。この構想が実現することで、ブランドや小売店、サロンがユーザーのより深いニーズを知り、ユーザーに対してより深いコミュニケーションを取ることができるようになります。最終的に、美容に興味・関心のある生活者の方が、普段の生活の中で当たり前のように利用する場を提供できればと思っています。
アイスタイルの選考ポイント
求める人物像
本多
採用に関しまして、御社はどういった方にご入社頂きたいと考えていますか?
白石さん
弊社は、広く採用枠を設けている会社だと思っています。特に技術的な分野では、何か新しいサービスを開発するときにも、「これとこれを使いなさい」といったルールを会社の中で決めておらず、チームやサービスに合った理由が説明できれば何を選定してもいい、という風土(ベース)です。
ただ、主体的に取り組む姿勢や、自分からやりたいことを見つけられるような目標・目的意識を持っている方でないと、いい結果を生み出せないのではないかと考えています。
逆に、そういう目標・目的意識をしっかり持っていて、良い意味でこだわりや強い成長意識、改善意識がある方には、ポジションに関係なくどんどん任せるスタイルを取っているので、自分の裁量でいくらでも組織やチーム、サービスを変えていけると思います。
面接で重視していること
本多
面接選考で、白石さんが特に重視されている点はありますか?
白石さん
上記の主体性や目標・目的意識を持っていることは勿論ですが、他には変化に適応しながら自分から楽しんで場を見つけられる人かどうかは重視しています。
弊社は1999年にサービスを立ち上げております。20年経っているサービスは、古くなっていてメンテナンスがしづらいとか、エンジニアとしてはモチベーションが上がりにくい部分も多かったりすると思うのですが、そういう所を自分から変えていける姿勢が大事だということですね。
あとは、事前のイメージと入社後のギャップで早期退職に繋がらないよう、そこのギャップを埋めるような話し方を意識しています。
本多
面接の時は、1対1でお話されるのですか?
白石さん
ケースバイケースですけど、基本的に2対1でお会いさせて頂きますね。
私のチームで、「この人が欲しいな」と書類選考の時点で思ったとしても、やはり会社のカルチャーにマッチしているかも重視しているので、他のチームから見ても一緒にやって行けそうか、というところを見させて頂いています。例えば、僕とたまたま微妙にかみ合わないとしても、他の面接官とはすごく波長があうという場合もあるので、なるべく二人以上で見るようにしています。
また、弊社はあらゆるサービスとポジションがあるため、候補者の方にとっても機会損失にならないよう、その方に合ったサービスとポジションのご説明をするには、複数でお会いすることが望ましいと考えています。
アイスタイルの入社後サポート
オンボーディングの仕組み
本多
御社では、オンボーディングの仕組みは整っていますでしょうか?
白石さん
はい、ございます。まずはランチトークチケット制度です。入社して間もない社員に関しては、仕事で関係がある人、今後関係を持ちそうな人とランチに行った場合、そのランチ代を会社が負担するという制度です。また、バディ制度は、メンターには直接相談できない日ごろの悩みなどを相談できるようになっていたり、会社のビジョンや戦略を伝える社長研修もあります。
他には、新入社員研修の一環で、自分の価値観と会社の価値観(Values/Spirit)について考えるワークショップを行っています。Values/Spiritについて深く理解しそれらの体現を自分事化させる、同期入社メンバーとのつながりをつくる、既存社員との共通体験を持つ事を目的としています。
エンジニアとしてのキャリアについて
本多
ご入社された方のキャリアをサポートする仕組みはございますか?
白石さん
社内ではエンジニアで採ったからエンジニアリングしかしてはいけないということはなく、ハンズアップで他のポジションに行きたければ行くという制度もあります。キャリア開発上、与えられるのを待つのでなく、自発的にチャレンジできる機会を増やすことと、社員同士のリレーションシップの構築を目的としています。
例えば、元々デザイナーでやっていた方がエンジニアに転身して、エンジニア歴ゼロからスタートする方がいたり、一般的なWebのエンジニアから機械学習のエンジニアに転向しているメンバーもいたりします。
本多
新しい技術や言語にも、寛容な環境が整っていそうですね。
白石さん
元々『@cosme』は、初期のころPHPとSQL Serverという技術で立ち上がったのですが、最近は『@cosme』と一括りに言っても、中には色々な機能があり、マイクロサービス化してきています。分離しているところはPHPにこだわる必要はなくて、機能の特色に合わせた言語設定をしています。
最近のデータによれば、弊社で利用されている言語のうち46.4%がPHP、17.9%がJava、15.5%がGo、9.5%がRubyとなっております。
サービスの推しポイント
本多
白石さんは色々な企業様でキャリアを積んでいますが、アイスタイルの「推しポイント」はありますか?
白石さん
「ユーザーと向き合う姿勢」ですね。具体的には、口コミの公正さをとても重視していると思います。
口コミは24時間体制で人の目で全部チェックしていて、口コミと一緒の画像も全てチェックしております。弊社には口コミガイドラインというものがありますが、例えばサクラであるとか、ブランドや他のユーザーを攻撃する口コミを検閲の対象にしています。
関係者は機密を扱うために一筆を書くぐらい徹底していて、ランキングやベストコスメ選定基準などは、社長も知らないんです(笑)これが入社して他の会社と違う「ユーザーに対する公正さ」「まじめさ」を象徴していると思います。
最後に
本多
最後の質問になりますが、今のフェーズで御社に入社するメリットをお教えください。
白石さん
「Beauty×ITで世界No.1を目指す」というところは弊社の吉松も本気で狙っているところでして、なかなか世界No.1を取る企業は無いのではないかと思っています。そういう意味では、まだまだやることは目一杯あるのですが、そこに一緒にチャレンジしていけるのは、ひとつ面白いところかなと思っています。
その中で、自分で何か変えていくマインドがあったり、変化を楽しめる方だったら合っていると思います。少しでも興味持っていただけたら、カジュアル面談からでも大丈夫なので、是非ご連絡いただければと思います。
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