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【後編】ランサーズ株式会社 ~『採用やめよう』に込めた想い~

ランサーズ株式会社による『採用やめよう』という大胆なプロジェクトは、世間を賑わせ、注目を浴びていました。【前編】ではランサーズ株式会社の歴史から目指す未来までを取り上げましたが、『採用やめよう』プロジェクトもそんな歴史や目指す未来と関連しています。それに加えて【後編】では、ランサーズ株式会社で働く社員のみなさんの想いや働き方のスタイルにもフォーカスを当てています。ぜひご覧ください!

【前編】はコチラから⇓

【前編】ランサーズ株式会社 ~僕らはオープン ・タレント・プラットフォームを創る~

 

 

秋好さん

ランサーズ株式会社の創業時メンバー。1983年生まれ。大阪府出身。2008年4月に株式会社リート(現・ランサーズ株式会社)を兄陽介とともに創業し、システム開発からデザインまで独学で幅広く活躍。現在はプロジェクトマネージャーとしてプロダクト開発や組織作りを担当しています。

 

『採用やめよう』プロジェクト

 

 

キャンペーンに込めた想い

 

本多

ところで、ランサーズ様のプロジェクトで『採用をやめよう』というものがあったと思います。世間でもかなりバズっていましたね(笑)このプロジェクトについて、会社を大きくしていく今のフェーズで、ランサーズ様は社会に対してどんなメッセージを発信したかったのでしょうか?

 

秋好さん

「#採用やめよう」というメッセージは、「企業の人材不足を解消する方法は、採用だけではない」という想いを込めました。新聞広告やTVCM、SNSを連動させて発信を行いました。たくさんの方にランサーズのメッセージを届け、企業やそこで働く方々に対して、新しい人材確保の手段として外部人材を活用することを考えるきっかけにしたいと思っていました。

たくさんの議論が生まれるメッセージだという認識はありましたが、「採用=正社員のみ」と考えるのは辞めようということを発信したかったのです。正社員だけを考えて働くことだけを考えていると会社に依存しちゃうので、視野を広げて選択肢を広げて、その中で選んでほしいなと思っています。

 

本多

新聞広告やSNSという手段を活用して、ランサーズ様が大切にされている価値観を知って頂くことが目的だったのですね。

 

秋好さん

そうですね。フリーランスで働くという選択肢もあるし、副業するっていう選択肢もあるし、複数の企業に所属しながら働くという選択肢もある。そういった様々な手段があるよねということを言いたかったんです。

 

本多

普段私はマーケティングを担当しているのですが、転職する方の希望条件を見るときに「副業OKな企業を探しています」や「フリーランスも選択肢に入っています」という方がとても多いです。そういった意味では、どんどんスタンダードが変わってきているなという印象を受けます。

 

秋好さん

フリーランスであるからといって、一生フリーランスであるわけではないと思います。正社員やフリーランス、個人事業主など、雇用形態も自分のライフスタイルに応じて行き来できることが理想になると思います。社員で働いたキャリアもそうですし、フリーランスで働いたキャリアも同じように評価されるようになってくれればいいなと思います。

 

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ランサーズ社員の「働く」への想い

 

 

ランサーズの社内でも多様な働き方を

 

本多

それでは最後の質問に移らせていただきます。最後は会社内での働き方や取り組みに関する質問です。御社は、自由な働き方や垣根を超えてフリーランスの方も働けるような環境を作る、といったことを社会に向けて強く発信されている会社だと思うのですが、社内ではそういった取り組みをなされているのでしょうか?

 

秋好さん

ランサーズの人事制度では、副業、フレックスタイム制、リモートワークなどがあります。ただ、具体的な制度を整えるというよりも、メンバーには「やりたいことがあればアイデア言ってね。それがいいものだったら支援するよ」というスタンスで話しています。なので、仕組みというよりもカルチャーで多様な働き方を支援しています。

一つ事例をあげると、地方創生チームというものがあって、人口減少に苦しむ地方自治体と連携して、フリーランスとして働く機会をつくるプログラムを実施しています。そのプログラムの運営者として社員が参加できるようにする「社員さすらいワーク制度」を作り、社員にリモートワーク体験ができる機会を提供しています。そこで社員は、実際にユーザーとお会いできたり、フリーランスの働き方や地方の実情も知ることができます。

 

働くメンバーに共通する「想い」

 

本多

ちなみに、社内で働いている方は、どういった想いで働かれている方が多いのでしょうか?

 

秋好さん

やっぱり、全員共通して課題認識がありますよね。その対象は友達や地元の家族、海外の子供たち等様々ですが、そういった社会的な課題を感じて、ランサーズだったら何か出来るんじゃないか、と思っている人がほとんどですね。逆に、「この技術ができるから!」という人はいない気がします。それと少し関連するかもしれませんが、「人が良い」人が多いですね。困っている人をつい助けちゃうようなタイプの人が多いです(笑)

 

本多

ランサーズ様の事業にコミットすることで、自分が認識している社会的な課題を少しでも解決できるのではないか、と思って働いている方が多いのですね!

 

秋好さん

「ランサーズのサービスを利用して1年間ハワイで生活しました」とか、「仕事辞めて家族みんなで沖縄で楽しみながら過ごせています!」とか。ランサーの皆様からのそういったお言葉は、めちゃめちゃ嬉しいですね。

 

ランサーズの「働き方スタイル」~行動指針~

 

本多

様々な原体験を持つ方々が働かれていると思うのですが、会社として求めている「働き方」や「スタイル」などを記した行動指針等はあったりするのでしょうか?

 

秋好さん

3つあるので、1つ1つ説明していきたいと思います。

 

➀ 最高か最速

インターネットビジネスにおいては大切な所ですよね。インターネットの世界だと最速でないと生き残れない。最速が難しい場合は、最高を目指せということですね。

 

➁ プロであれ

「個」として立つという所を考えると、やっぱりプロフェッショナルでないと立てないんですね。なので、1人1人がプロフェッショナルとして100求められたら101やろうよという所を目指しています。

 

➂ チーム・ランサーズ

チームで成果を最大化させようということです。要は、1+1を2以上にしようぜっていう事ですね。

あと、「FFS」というものがあって、これは個人の個性というものを見える化するツールなんです。このツールは「個性の組み合わせで、チームの生産性が変わる」という理論に基づいていて、例えば、同じ個性の人が集まったらすぐ合意してドンドン進めると思うんですが、バラバラの個性の人だと生産性は下がりますよね。このツールを利用して、そんな皆の個性をオープンにして、チームの成果を最大化させるんですね。

 

最後に一言

 

 

本多

最後になりますが、ランサーズ様に少しでも興味を持たれた方に一言頂ければと思います。

 

秋好さん

先程もお伝えしたように、ランサーズは「やりたいと言ったら支援するよ」というスタンスの会社なんです。なので、決められた仕組みに基づいてやるという人はあまり向いていないかもしれません。自分でやりたいのであれば自分で作る、というスタンスの方のほうがいいと思います。自分で模索して、周りを巻き込んで、チームを作っていくという所に面白味を感じる人にとっては、働きやすいでしょうし楽しいはずです。

もちろん一定のプロフェッショナルという方も必要です。そこに関しては、先ほどお伝えしたランサーズが目指したい世界観に対して「いいね!」と思ってもらえる人であれば、ウェルカムですね!

 

本多

ランサーズ様は、フリーランスの方の働き方に対して強い「想い」を持った会社であることがよくわかるインタビューでした!ご協力、誠にありがとうございました。

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

アイキャッチ画像-秋好 聡さん

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