【年収が上がらないエンジニア必見!】IT業界の年収事情を調べたら、年収が上がりやすい職種が明らかに…
弊社ギークリーでは、11月から12月にかけてサービスをご利用いただいたエンジニア、クリエイター、ゲーム人材の方を対象に「IT人材の年収事情」についてアンケート調査を実施しました。
2022年1月、政府は昨今の物価上昇に伴い、業績がコロナ禍より回復している企業に対し「3%を超える賃上げを期待する」と攻めの姿勢の要請を出しています。
この要請が出て1年弱、IT人材は自身の年収に対してどう感じているのか、また、年収はどのくらい増減しているのか実態に迫ります。
目次
アンケート概要
「IT人材の年収事情」についてアンケート調査を実施。
【調査対象】弊社を利用されたエンジニア・クリエイター・ゲーム人材
【対象人数】486名(有効回答のみ)
【調査期間】2022年11月18日~2022年12月16日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力もしくは、アンケート用紙への記入
【質問項目】
1 .現在の年収の満足度について教えてください
2 .直近1年間の年収の変化について教えてください
3 .上記の理由としてあてはまるものをお選びください(※複数回答可)
アンケート集計結果
エンジニアなどIT人材の約70%が、今の年収に納得していなかった
IT人材の現職での年収事情について調査したところ、アンケートに回答した486人の約45%が現在の年収に対して不満を抱えていることが分かりました。
次いで、やや不満と感じている方が27%と、全体の72%の方が現在の年収に納得感がないことがわかります。
物価上昇に伴う賃上げ要請が出ていることから、IT人材の年収も上がるにつれ、満足度も高くなると考えられましたが、実際は不満を払拭できていないことが明らかになりました。
では、この1年で年収はどのくらい変化しているのか具体的に見ていきましょう。
満足度の半面、半数以上の方が1年間で年収が増額していた
一方で、IT人材の直近1年間の年収の変化を調べて見たところ、昨年の年収から増額している方は全体の52%と、変わらないもしくは減額している方の割合よりも僅かに多いことが明らかになりました。
昨年よりも年収が上がっている方が多くいるにも関わらず、現在の年収に満足していない理由はなぜでしょうか。
具体的な理由を見ていきましょう。
自社開発のエンジニアほど仕事の評価が報酬として反映されている
アンケートで年収が上がった方の理由として、「仕事で成果を出した」に次いで「昇格・昇進をした」という回答が多くなりました。
また、「現職の業績が良くなった」「転職をした」という回答もあることから、環境・状況の変化で年収を上げられた方もいると考えられます。
年収が上がった方の職種を見てみると、事業会社の社内エンジニア(開発)が年収が上がっている傾向にありました。
実際に、2022年6月1日から12月1日の期間中にギークリー経由で事業会社の社内エンジニア(開発)に転職した方は、前職の年収から平均60万円前後年収を上げることに成功し、一番年収を上げた方だと、200万円程度の年収アップに成功しています。
この背景として、コロナ禍で各企業のDX化が加速していて、同時にエンジニアなどのIT人材の市場価値も上がっていることから、年収が上がりやすくなっていると推測できます。
自社サービスの開発をしていきたいというエンジニア職の方は、求人情報から情報収集してみると良いでしょう。
受託エンジニア・プログラマーは企業の業績悪化の影響を受けやすい
アンケートでは年収が下がった方の理由として「現職の業績が悪くなった」という回答が多く、職種としては、受託のWeb系やオープン系のエンジニア・プログラマーが多い傾向にありました。
この背景として、受託のWeb系やオープン系のエンジニア・プログラマーは、SES企業に在席していることが多く、クライアントやSES企業の業績悪化の影響を受けやすくなっているためだと考えられます。
さらに、SES企業から転職を検討する理由でも、クライアント企業から案件が決まらず数ヶ月待機になり、やることがなくなってしまったので転職するというケースもあります。
現在、SES企業でエンジニア・プログラマーとしてキャリアを積んでいて、会社の業績悪化悪化で年収が変わらない、むしろ下がってしまったという方は、一度ご自身の適性年収を調べてみるとよいでしょう。
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職種別結果
Webデザイナーは年収に対してどの職種よりも納得していなかった
職種別で、年収別の満足度について調査したところ、「不満」「やや不満」と感じている中で、クリエイティブ職が最も多く、約80%の方が年収に対して納得感がないことが判明しました。
クリエイティブ職種の具体的な職種は以下の通りです。
Webデザイナー
Webプロデューサー
コーダー
マークアップエンジニア
Web編集・コンテンツ企画
特に、Webデザイナーの職種の方が年収に不満を抱えていることが分かりました。
2022年10月20日~2022年11月18日の期間中にIT人材の人事評価の希望について調査したところ、Webデザイナー職の方は、「評価基準を明確にしてほしい」「評価者によって差が出ないような評価制度にしてほしい」「評価結果についてフィードバックしてほしい」という希望を抱いていることが判明しています。
Webデザイナー職に対する企業の「あいまいな評価基準」により、評価が年収に反映されにくい状態になり、年収の満足度が低い結果になったと推測できます。
それでは、それぞれの職種がこの1年間でどのくらい年収を上げられているのか見ていきましょう。
エンジニア職種は年収を上げやすい傾向に!
職種別で、直近1年間の年収の変化を見ていたところ、エンジニア職種で50万円から100万円未満程度、年収アップに成功している傾向にありました。
エンジニア職種が年収を上げられた理由として、クリエイティブ職種、ゲーム職種、営業・マーケティング職よりも、ダントツで現職の業績が良くなったという回答が多いことも分かりました。
また上述の通り、エンジニア職の中でも、事業会社の社内エンジニア(開発)として転職をすると、平均60万円前後年収を上げられるため、現在の年収をさらに上げていきたいというエンジニア職の方は、事業会社の開発職にチャレンジしてみると良いでしょう。
年代別結果
現年収に満足している若手IT人材は、わずか7~8%
年代別で年収の満足度について調査したところ、現年収に納得してる若手(20代~30代)のIT人材は、わずか7〜8%と低い結果になりました。
40代、50代も「満足している」と回答したかたは、10%程度で、全体的にどの年代も現年収に対して満足していないことが分かりました。
では、具体的にどのくらい年収に変化があったのか見ていきましょう。
20代の若手エンジニアが最も年収が上がりやすい
年代別で、直近1年間の年収の変化について調査したところ、20代の全体の約60%の方は年収を上げられていて、どの年代よりも年収があがっていて、職種を調べてみると、Web系システムエンジニア・プログラマー、オープン系のシステムエンジニア・プログラマーの割合が多くなっています。
上記結果から、20代のWeb系システムエンジニア・プログラマー、オープン系のシステムエンジニア・プログラマーは、年収が上がりやすいと推測できます。
年収が上がらないと悩んでいる20代のエンジニアの方、プログラマーの方は、一度ご自身の適正年収を調べてみるとよいでしょう。
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年収を上げるには、事業会社の開発職に就くことがおすすめ
今回のアンケート調査では、IT・Web・ゲーム業界で働く方々の「年収事情」について調査しました。
アンケート結果からは、IT人材の約70%の方が現在の年収に納得感がないことが分かりました。
さらに直近1年間の年収が上がったと回答した職種は、事業会社のエンジニア職が最も多いことが判明しています。
今回のアンケート調査から、IT人材、特にエンジニア職の方は、事業会社での自社サービスの開発に携わることで年収が上げやすくなると推測できるでしょう。
自身の年収に対して、なかなか上がらないと感じていたり、自身のスキルに対して年収が合わないと感じている方は、一度IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント「ギークリー」にご相談ください。
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