Sansan株式会社 ~ビジネスにおける「出会いの証」、名刺からイノベーションを生み出す~

「名刺からイノベーションを生み出す?」と思われる方も多いと思います。Sansanが提供しているのは、「Sansan」と「Eight」という法人向け・個人向けの2つのプロダクト。これらのサービスは、「ビジネスの出会い」、つまり名刺を正確にデータ化し、そのデータを起点とした様々な機能を活用できるクラウドサービスです。そんなSansanで得られる経験や働く環境、採用事情まで、幅広くご紹介します!

 

成長著しいEight

 

 

本多

今までの話は、to B向けのプロダクトである「Sansan」の話が主でしたが、to C向けのプロダクトとしての「Eight」はどのような事業なのでしょうか?

 

金さん

Eightは個人向け名刺アプリです。個人の方が自身のビジネスやネットワークにおいて様々な方と交換した名刺をEightに登録することで、どの会社のどの部署の人なのかが、無料でデータ化され、管理することができます。

 Eightは2012年のローンチ後、単なる名刺管理にとどまらず、ビジネスの出会いが持つ無限の可能性を追求して、さまざまな機能を追加してきました。今後は、つながりの管理や活用の機能をさらに強化していくほか、ユーザーのキャリアや副業、スキルといった、強みをアピールできるような機能追加も構想しています。

個人向けの名刺アプリとして、ビジネスパーソンの武器となるような存在を目指していきたいと考えています。

 

本多

Eightを活用した新規事業がスタートしていると聞いたのですが、それについて教えてください。Sansanで取得した名刺データは、基本的に企業様保有の資産なので勝手に扱う事ができないと思いますが、Eightのユーザーデータは、匿名性をかなり高めるという前提の上で、活用できるイメージがあります。

 

金さん

そうですね。例えば、「Meets」というリアルなビジネスマッチングイベントを開催したりしています。HRテック領域のビジネスマッチングイベントだったら、人事の方や経営者の方を招待して、企業様による5分ほどのピッチを聞き、その場で商談に繋げて頂いたりします。

Eightは、230万人のユーザーを抱えるビジネスネットワークです。Eightには名刺交換やフィード発信など、日々のビジネス活動の情報が蓄積されています。独自のテクノロジーで解析し、興味関心によるユーザークラスタリングを行うことで、それぞれのユーザーに、最も適したイベントの集客を行います。

他にも、200万を超えるEightユーザーに対してダイレクトリクルーティングができる、企業向けの採用サービス(Eight Career Design)もリリースしています。ユーザーと企業、双方によってより効率的でマッチ度の高いリクルーティングを後押ししたいと考えています。

 

Sansanという組織

 

 

Sansanのミッションドリブンな環境

 

本多

続いて、御社の組織についてお伺いします。Sansanはどのような組織風土なのでしょうか?

 

金さん

先ほどもお伝えしたように、Sansanは本当にミッションドリブンな風土です。「出会いからイノベーションを生み出す」の「出会い」「イノベーション」も、個々人によってその人なりのイメージがあるものなので、実際面接にお越しになる候補者の方とお話していても、最初は「若干曖昧な感じだ」と言われることはあります。ですが、そこにどんな思いがあるのかを各面接の中でお話させていただく中で「とても理解が深まりました」と最後に言われることがほとんどです。

面接官それぞれで話す内容を特段決めているわけではないのですが、社員一人一人がミッションをどう捉えているかは、やはりしっかりと共通しているんだな、と私自身も改めてミッションの浸透を実感することが多くあります。

 

本多

ある意味、僕はそこがすごいと思っています。一見、抽象度が高い言葉ですが、なぜそんなに人が集まり、魅力を感じるのだろうかと。普通だと、もう少し分かりやすい「指標」があって、その船に乗っかるというケースが多い印象で、御社のようなタイプの会社は珍しいなと思います。

 

金さん

他社さんに比べて、外から見るとミッションの抽象度は高いかもしれません(笑)しかし、Sansanのミッション・バリューズは、トップダウンではなく社員全員で考えらえているものなんです。フェーズの移り変わりや組織の拡大など、きっかけは様々ですが、「今やっていることって本当に意義のあることなのかな?」という疑問が生まれれば、社員全員が参加して見直しを行います。全部で1年ほどかけて考えるということもあります。「出会いからイノベーションを生み出す」という言葉も昨年一年かけて決まった言葉なんですよ。このような議論を通して、全員が「あ、これやりたいな」とか、「だからそうやっているんだな」とか「今やっていることは意義ある仕事なんだな」など、会社のことを振り返る機会があることは、会社がまとまる上で大事だと思います。

 

本多

全員でやるとなると、例えば100人いれば100通りの価値観があります。なので、最終的な着地点を見つけることが難しそうですね(笑)

 

金さん

確かに、いろんな意見が出てくるので、最終的にまとめるのは大変です(笑)ですが、一から全部作り直すとは言っても、「自分たちが何をなすべき会社なのか」という軸は、すでに社員の中にあるんです。その軸の部分をブラさずに、ミッションを表現する言葉をより今のフェーズに合ったものに変えたり、大事な価値観を取捨選択したりする作業なので、大変ではありますが、最終的にはまとまっていきます。そして、議論に参加することで全員が会社のミッションとバリューズを“自分ごと”にしていくことができるのだと思っています。

 

Sansanはポジティブな組織

 

金さん

その観点で言うと、Sansanは「何をすべきなのか」「本当に解決すべきことは何なのか」「そこに辿り着くためにはどんなことをしたらいいのか」等、自分事として考えられる人が多い組織だと思います。言い方を変えると、結構ポジティブな組織だと思います。

「それって以前失敗したからうまくいかないよ」「そんなアイデアじゃダメだよ」ではなくて、極論「ダメ」とかはないんですね。「ダメだったら次どうしたらいい?」などの議論になっていくので、前向き・ポジティブな組織と言われることが多いのだと思います。

我々が提供している価値は、これまでになかったものなので、正解は誰にも分からないんです。分からないから(自分達が造ってきたのだから)、常に考えながら進めていかないといけないわけで、ポジティブな源泉はこういう所にあるのだと思います。

 

最後に

 

 

Sansanにおける採用

 

本多

最後になりますが、採用もそのような組織風土に沿っているはずですよね。

 

金さん

そうですね。「出会いからイノベーションを生み出したいです!」と言っている人しかいないかと言われれば、そうではないです。面接でもミッションへの共感性を最重視しているかと言われると、必ずしもそうではないです。

ありがちですけど、主体性・素直さ・周りを巻き込む力は重要です。あとは、自分の考えていることを自分の言葉で語り、相手が理解してくれるように伝える力も重要です。弊社では、バリューズの一つで、「意思と意図を持って判断する」というものがあります。「あなたはどう思いますか?」と聞かれてしっかりと応えられるというのは、ちゃんと自分で考えている、そして自分の言葉で答えているということだと思います。

応募時点でミッションに必ずしも共感していただいている必要があるわけではなくて、どんな意思と意図を持っているのか、どういうところにモチベーションを持っているのかが大事になります。ご自身でお考えをしっかりと持って、ご自身の判断基準でSansanを選んでくれたらいいなと思います。

 

本多

Sansanの事業、組織風土について、とてもよく分かるインタビュ-でした。本日は、誠にありがとうございました!

Geekly Media ライター

geekly

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